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第4章 10歳王都編
4.9.3 子供達の夜
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新作始めました。
「神様なかなか転生が成功しないのですが大丈夫ですか」
----------------------------------------------------------------------------------
「パーティに行く前に、ダリウス様とブルータス様だけ少しこちらに。
昨日の夜他の金眼の方は開眼させましたが、お二人はご一緒できなかったのでまだでしょう。僕が魔力を流して開眼させます。まずはブルータス様から、身体強化を使うつもりで魔力を体に広げてください」
「開眼、何のことだ。まあ良い、これで良いか」
「やっぱり、身体強化の為に広げた魔力が腕と足に集中している。
身体強化のやり方はそうではないのです。もっと薄く体全体に広げ、その上で強化すべきところの魔力を増やすのです。そうしないと強化していないところへの反動があるでしょう。基礎ではそう教えているはずなのに、皆が目先の効果にとらわれる。その方法だと身体強化の倍率も上がらないのですよ。では、僕が外から強制的に魔力を操作しますが、抵抗しないで受け入れてください」
魔力を外からいじり、全体に薄く広げる。
「これが全体に魔力が広がった感覚です。わかりますか」
「ああ、解る。確かに全身に薄く回っている。この状態で身体強化か。
確かにこちらの方が良い結果が出そうな気はするが、動くとはがれそうだ」
「このように広める訓練と、魔力の使い切りが総魔力量を増やすのです。
そして、次の段階です。全体に薄く魔力を広げた状態で両目の魔力を増やします。
どうですか、何か見えませんか」
「ジルベール君や僕の周りに靄のような物が見える。なんだこれは」
「ブルータス様は左目が金眼なので、魔力の可視化です。
左眼の金眼は魔力の流れを直接目を使って視る事が出来るのです。一度僕の外部操作を切ります。ご自分を継続してみてください」
「ああ、全体に魔力がある。確かに。そうか」
「この感覚を覚えてください。そして魔力操作でこの状態を常に維持できるようにするのです。エレノアとニナシスティを見てください。できているでしょう。マリアテレーズ様はもう少し」
「ああ、解った」
「では次にダリウス様」
…
「マルクス様も、魔力を広げる訓練だけはしましょう。これができるようになってから、魔法を使い、魔力を一気に放出することで総魔力量が増えます。
バーニィの無詠唱魔法を習得する班を選んだのですよね。これができなければ先に進みません。それとブルータス様のように魔力の可視化ができない場合魔力検知のレベルを上げれば同じように魔力の流れを知る事ができます。
現にバーニィも似たような事ができます。正しく努力すれば、結果は付いてきます。必ず」
「そうか、ありがとう。バーニィ副隊長が君の師だと聞いていたが、もしかしたら逆かもしれないな」
「いえ、師は師ですよ。間違いなく。ただ、僕の師が一人だけではないだけです」
「というと?」
「エレノア、ニナシスティの母であるクイン。
そして僕、この3人で僕が幼いころから無詠唱魔法の研究をしてきました。3人がそろってこそだったのです。
それに魔道具を作る事についてはオメガさんも、そして最後に竜王バハムート様、白竜のティアマト様も協力してくれました」
「ふむ、そうか」
「念のために言っておくと、リリアーナ母様の予言によると、バーニィはチームを作るが、王都では上手くいかずにチームごとクロスロードに戻ってくる。そのように予言していました。リリアーナ母様はこの春から宿舎を立て、王都からの移動者を受け入れる事が出来るようにするのだと言ってました」
「そんな計画は無いぞ」
「でも、リリアーナ母様の予言は外れたことはありません。なんでも占いではなく、ち密に計算した結果を元にした予言だそうです。ファール様もリリアーナ母様がそういったのなら、そうなるだろうと言ってました。僕もバーニィの指導を受けたので何となく意図するところは解ります。彼は感覚派の天才。彼の言い方で理解できるのは同じような天才だけです。エイミーも似たような感じだし」
「そうか、父にも言っておくよ」
「ええ、そうしてください。クロスロードは無詠唱魔法を習いたい人を歓迎しますと」
「解った」
それからすぐにパーティ参加組が移動して行った。
「神様なかなか転生が成功しないのですが大丈夫ですか」
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「パーティに行く前に、ダリウス様とブルータス様だけ少しこちらに。
昨日の夜他の金眼の方は開眼させましたが、お二人はご一緒できなかったのでまだでしょう。僕が魔力を流して開眼させます。まずはブルータス様から、身体強化を使うつもりで魔力を体に広げてください」
「開眼、何のことだ。まあ良い、これで良いか」
「やっぱり、身体強化の為に広げた魔力が腕と足に集中している。
身体強化のやり方はそうではないのです。もっと薄く体全体に広げ、その上で強化すべきところの魔力を増やすのです。そうしないと強化していないところへの反動があるでしょう。基礎ではそう教えているはずなのに、皆が目先の効果にとらわれる。その方法だと身体強化の倍率も上がらないのですよ。では、僕が外から強制的に魔力を操作しますが、抵抗しないで受け入れてください」
魔力を外からいじり、全体に薄く広げる。
「これが全体に魔力が広がった感覚です。わかりますか」
「ああ、解る。確かに全身に薄く回っている。この状態で身体強化か。
確かにこちらの方が良い結果が出そうな気はするが、動くとはがれそうだ」
「このように広める訓練と、魔力の使い切りが総魔力量を増やすのです。
そして、次の段階です。全体に薄く魔力を広げた状態で両目の魔力を増やします。
どうですか、何か見えませんか」
「ジルベール君や僕の周りに靄のような物が見える。なんだこれは」
「ブルータス様は左目が金眼なので、魔力の可視化です。
左眼の金眼は魔力の流れを直接目を使って視る事が出来るのです。一度僕の外部操作を切ります。ご自分を継続してみてください」
「ああ、全体に魔力がある。確かに。そうか」
「この感覚を覚えてください。そして魔力操作でこの状態を常に維持できるようにするのです。エレノアとニナシスティを見てください。できているでしょう。マリアテレーズ様はもう少し」
「ああ、解った」
「では次にダリウス様」
…
「マルクス様も、魔力を広げる訓練だけはしましょう。これができるようになってから、魔法を使い、魔力を一気に放出することで総魔力量が増えます。
バーニィの無詠唱魔法を習得する班を選んだのですよね。これができなければ先に進みません。それとブルータス様のように魔力の可視化ができない場合魔力検知のレベルを上げれば同じように魔力の流れを知る事ができます。
現にバーニィも似たような事ができます。正しく努力すれば、結果は付いてきます。必ず」
「そうか、ありがとう。バーニィ副隊長が君の師だと聞いていたが、もしかしたら逆かもしれないな」
「いえ、師は師ですよ。間違いなく。ただ、僕の師が一人だけではないだけです」
「というと?」
「エレノア、ニナシスティの母であるクイン。
そして僕、この3人で僕が幼いころから無詠唱魔法の研究をしてきました。3人がそろってこそだったのです。
それに魔道具を作る事についてはオメガさんも、そして最後に竜王バハムート様、白竜のティアマト様も協力してくれました」
「ふむ、そうか」
「念のために言っておくと、リリアーナ母様の予言によると、バーニィはチームを作るが、王都では上手くいかずにチームごとクロスロードに戻ってくる。そのように予言していました。リリアーナ母様はこの春から宿舎を立て、王都からの移動者を受け入れる事が出来るようにするのだと言ってました」
「そんな計画は無いぞ」
「でも、リリアーナ母様の予言は外れたことはありません。なんでも占いではなく、ち密に計算した結果を元にした予言だそうです。ファール様もリリアーナ母様がそういったのなら、そうなるだろうと言ってました。僕もバーニィの指導を受けたので何となく意図するところは解ります。彼は感覚派の天才。彼の言い方で理解できるのは同じような天才だけです。エイミーも似たような感じだし」
「そうか、父にも言っておくよ」
「ええ、そうしてください。クロスロードは無詠唱魔法を習いたい人を歓迎しますと」
「解った」
それからすぐにパーティ参加組が移動して行った。
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