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5部 10歳後半
5.18 ルカ王子反省
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ルカ王子は、私の話の後に、自分の思いを語ってくれました。
「もちろん、サフィーナが無事だったのは信じている」
そこは問題ない。
しかし、ルカ王子の思いは、そこでは無いと。
「自分が何もできずに誘拐され、ジルベールに助けられ、さらにあっさりとグランスラム国の攻撃まで退けている。
もう、自分が王太子として立つ自信など無い。
王太子は、ジルベールがなってくれ。
王太子で無くなったなら、サフィーナとの婚約も一度無効にしてサフィーナの好きなようにさせようと思う」
なんだ、何と言うふがいないことを口にする。
突然、なにを言い出すのだこの王子は。
めったに怒らない、私はカチンと来ました。
「ルカ王子、貴方を守るために20名近くの騎士が死にました。
そして生き残っている2名も、貴方を守るために怪我をしました。
彼らはあなたを守れなかったこと、そして仲間を失った事を悔いています。
あなたがここで王太子を辞めると言うことは彼らの死を無駄にする事です。
なぜならあなたが王にならないのならあの時の彼らは、貴方を置き去りにして逃げれば良かった。
そうすればあの兵士達は死ななかったのですよ。
あなたは少なくとも死んだ彼らの為に、王を目指して努力しなければならない。
それが王家に生まれた者の責務だ。
それを自分から放棄するなどなんということを。
それに、貴方は私が強いから王になれと言ってますが、それならばレイブリングは貴方よりも今の王よりもはるかに強い。
しかし、今まで彼を王にするとは誰も言わなかった。
かつて公爵位の子が王になっている。
では、彼はなぜ王の候補として一度も議論されないのか?
レイブリングが金眼ではないからですか?
違うでしょ。
それだけが理由ではない事はわかっているでしょう。
王になるには、王の資質が必要だ。
私は、ただの貴族として生まれ、幼少の頃からメルミーナ様に公爵として国を支えろと教わっている。
今も、せいぜい自分の領地の民のために頑張る程度しか考えてはいない。
シドニアを助けたのも、一緒にいた隊長が助けてと言うから手を貸しただけ。
私が自ら好んでやったのではない。
王城に降りたとき、彼が英雄と呼ばれたのを見て、私は間違っているなど一言も言っていない。
勘違いをラッキーだぐらいに思ってました。
手柄が欲しくてやったわけでも無い。
責任を取るつもりで行動したわけでも無い。ただの成り行きだ。
だいたい私は、あなたにとって当たり前の、"国ために生きる"などという考え方など一度も意識して行動した事などない。
そんな私が王になどなれるわけが無い。
それをあなたは王になれと。ばかげている。
まず王がこんな私に王位を引継ぐわけが無い。
王は王たる教育を受け、資質があるから王をやり、国を発展させ国を守る。
それがこの国の王でしょ。そんなことぐらい解っているでしょ。
先ほど私が言ったとおり、私は忘却の魔法を持っている。
貴方が選ぶ道は二つ。
一つは、死んだ彼らの事を記憶に留め、王を目指す道を歩む。
もう一つは、今回の事件、死んだ彼らの事、これを全て忘れ旅に出る前の状態に戻し王を目指す。
そのどちらかだ。
私は、あくまでも国をサポートするための最善策を実行する程度のことしかしない」
黙り込む王子。
王様が、
「そうだな、ルカよ、ジルベールが言ったことが全て正しいとは言わんが、そなたを助ける為に死んだ彼らを忘れて良いはずが無い。
そしてそれを無駄にする事も。
今の話を聞いて確信しただろう。
ジルベールは確かに力はある。
だが、王たる資質を持つような教育もしていないし、その気もない。
王家に生まれたわけでも無い者にそれを無理強いする事もできん。
こやつは、自由に動き、自由に生きる気質が強い。
自分で責任を持つ地を認識するならば話は変わるかもしれぬが、今のところそういう思いはまだなさそうだ。
少なくとも、このラルクバッハの国民全てを大切にとは思っておらん。
ルカ、この国はお主が導くしかないのだ」
「それでも、本当に私で良いのですか。
私は、自信が無いのです。
サフィーナに迷惑をかけた自分が情けない」
「ルカ王子、自信が無いならもっと強くなれば良い。
それにサフィーナ様は先ほど言った様に一番つらい部分は覚えていません。
見て解るでしょ。
そして、彼女にはコハクを付けました。6本の尾がある銀狐、幻獣ですよ。
よほどの事が無い限り、もうこのような事はおきません。
そして、死んだ人間は生き返りません。
時間を元に戻す魔法など、どの魔法書にも書かれていません。
もちろん、私も使えませんよ。
だから、終わったことや、できないことを嘆いてもしょうがない。
出来ることを探し、二度とおきないように手を講じ、生きている者の勤めを果たしましょう」
私も一緒です。
私も今回沢山の人を殺してしまったのだから。
生きているものの勤めを果たさなければならない。
何をすべきかは全く解らないけど。
ルカ王子がこの部屋に来てから始めて顔あげて、私の顔を見る。
「ジルベール、お前ほんとに10歳なのか?
10歳の子に、ここまで言われるとは。ほんとに私は情けないな。
しかし、そう言って逃げてもしょうがないのだな」
「見た目で解るでしょ。ちょっと口が達者ですが、10歳ですよ私は。
ルカ王子。
とりあえず、私が連れてきてくれた2名の兵士に会い礼を言い、話を聞いてあげてください。
彼らも、仲間を死なせたことを後悔し悩んでいます。
私は、彼らの体は直せますが、心はどうしようもありません。
きっと彼らも貴方と同じように、騎士を辞めると言うかも知れない。
貴方が、それを癒してあげるしかないのですよ。
まず出来ることをやりましょう。
そして、やらなければならないことをきちんとやりましょう。
これからの先の事は、王や王妃、サフィーナ様とも話し合ってください」
「そうだな。ジルベールありがとう」
「サフィーナ様に、何を言ったか知りませんが、この後自分の思いを伝えてください。
そして、記憶を消されていることは絶対にしゃべってはいけません。
魔法で消した記憶は絶対では無いのです。
突然、何かをきっかけに思い出すかも知れません。
思い出さなくても、暫くは大人の男性から触れられるのが嫌かも知れません。
良く症状を見て、ゆっくりと、触れ合ってください。良いですね」
そして、ようやく落ち着いたルカ王子を見て、王様が不意に私に話しかけてきた。
「ところでジルベール、忘却の魔法とはなんだ?
聞いておらんが。
精神系の魔法が使えるものは届出が必要だ。
もちろんおぬしはまだ10歳ゆえに、届けは必要ないが、初めて聞いたぞ」
「う、ええっと、その魔法が使えることを忘れてました」
「なに?使えるのに忘れると。普通はありえんぞ」
「マリアが7歳の時に、メリーナ様が出ましたよね。その時にメリーナ様から忘却の魔法を頂いたのですが、
一度も使ったことが無かったので、すっかり忘れてました」
「おぬしは?!
そういう事があるのか。ほんとに常識が通用せんな」
「すいません。このあと届け出ておきます」
「いかん、アレクサンドロ公爵家が魔法の管理をやっておる。
通常経由で登録すると、サフィーナに知られる可能性がある。
お主から直接聞いたからもう良い。こちらでばれぬように処理する」
「よろしくお願いします」
と言って、私は、帰宅した。
そして、ルカ王子と私は部屋を出る。
扉から出た王子は、入る前と違ってきちんと正面を向いて歩いてた。
よかった。なんとかなったかな。
「もちろん、サフィーナが無事だったのは信じている」
そこは問題ない。
しかし、ルカ王子の思いは、そこでは無いと。
「自分が何もできずに誘拐され、ジルベールに助けられ、さらにあっさりとグランスラム国の攻撃まで退けている。
もう、自分が王太子として立つ自信など無い。
王太子は、ジルベールがなってくれ。
王太子で無くなったなら、サフィーナとの婚約も一度無効にしてサフィーナの好きなようにさせようと思う」
なんだ、何と言うふがいないことを口にする。
突然、なにを言い出すのだこの王子は。
めったに怒らない、私はカチンと来ました。
「ルカ王子、貴方を守るために20名近くの騎士が死にました。
そして生き残っている2名も、貴方を守るために怪我をしました。
彼らはあなたを守れなかったこと、そして仲間を失った事を悔いています。
あなたがここで王太子を辞めると言うことは彼らの死を無駄にする事です。
なぜならあなたが王にならないのならあの時の彼らは、貴方を置き去りにして逃げれば良かった。
そうすればあの兵士達は死ななかったのですよ。
あなたは少なくとも死んだ彼らの為に、王を目指して努力しなければならない。
それが王家に生まれた者の責務だ。
それを自分から放棄するなどなんということを。
それに、貴方は私が強いから王になれと言ってますが、それならばレイブリングは貴方よりも今の王よりもはるかに強い。
しかし、今まで彼を王にするとは誰も言わなかった。
かつて公爵位の子が王になっている。
では、彼はなぜ王の候補として一度も議論されないのか?
レイブリングが金眼ではないからですか?
違うでしょ。
それだけが理由ではない事はわかっているでしょう。
王になるには、王の資質が必要だ。
私は、ただの貴族として生まれ、幼少の頃からメルミーナ様に公爵として国を支えろと教わっている。
今も、せいぜい自分の領地の民のために頑張る程度しか考えてはいない。
シドニアを助けたのも、一緒にいた隊長が助けてと言うから手を貸しただけ。
私が自ら好んでやったのではない。
王城に降りたとき、彼が英雄と呼ばれたのを見て、私は間違っているなど一言も言っていない。
勘違いをラッキーだぐらいに思ってました。
手柄が欲しくてやったわけでも無い。
責任を取るつもりで行動したわけでも無い。ただの成り行きだ。
だいたい私は、あなたにとって当たり前の、"国ために生きる"などという考え方など一度も意識して行動した事などない。
そんな私が王になどなれるわけが無い。
それをあなたは王になれと。ばかげている。
まず王がこんな私に王位を引継ぐわけが無い。
王は王たる教育を受け、資質があるから王をやり、国を発展させ国を守る。
それがこの国の王でしょ。そんなことぐらい解っているでしょ。
先ほど私が言ったとおり、私は忘却の魔法を持っている。
貴方が選ぶ道は二つ。
一つは、死んだ彼らの事を記憶に留め、王を目指す道を歩む。
もう一つは、今回の事件、死んだ彼らの事、これを全て忘れ旅に出る前の状態に戻し王を目指す。
そのどちらかだ。
私は、あくまでも国をサポートするための最善策を実行する程度のことしかしない」
黙り込む王子。
王様が、
「そうだな、ルカよ、ジルベールが言ったことが全て正しいとは言わんが、そなたを助ける為に死んだ彼らを忘れて良いはずが無い。
そしてそれを無駄にする事も。
今の話を聞いて確信しただろう。
ジルベールは確かに力はある。
だが、王たる資質を持つような教育もしていないし、その気もない。
王家に生まれたわけでも無い者にそれを無理強いする事もできん。
こやつは、自由に動き、自由に生きる気質が強い。
自分で責任を持つ地を認識するならば話は変わるかもしれぬが、今のところそういう思いはまだなさそうだ。
少なくとも、このラルクバッハの国民全てを大切にとは思っておらん。
ルカ、この国はお主が導くしかないのだ」
「それでも、本当に私で良いのですか。
私は、自信が無いのです。
サフィーナに迷惑をかけた自分が情けない」
「ルカ王子、自信が無いならもっと強くなれば良い。
それにサフィーナ様は先ほど言った様に一番つらい部分は覚えていません。
見て解るでしょ。
そして、彼女にはコハクを付けました。6本の尾がある銀狐、幻獣ですよ。
よほどの事が無い限り、もうこのような事はおきません。
そして、死んだ人間は生き返りません。
時間を元に戻す魔法など、どの魔法書にも書かれていません。
もちろん、私も使えませんよ。
だから、終わったことや、できないことを嘆いてもしょうがない。
出来ることを探し、二度とおきないように手を講じ、生きている者の勤めを果たしましょう」
私も一緒です。
私も今回沢山の人を殺してしまったのだから。
生きているものの勤めを果たさなければならない。
何をすべきかは全く解らないけど。
ルカ王子がこの部屋に来てから始めて顔あげて、私の顔を見る。
「ジルベール、お前ほんとに10歳なのか?
10歳の子に、ここまで言われるとは。ほんとに私は情けないな。
しかし、そう言って逃げてもしょうがないのだな」
「見た目で解るでしょ。ちょっと口が達者ですが、10歳ですよ私は。
ルカ王子。
とりあえず、私が連れてきてくれた2名の兵士に会い礼を言い、話を聞いてあげてください。
彼らも、仲間を死なせたことを後悔し悩んでいます。
私は、彼らの体は直せますが、心はどうしようもありません。
きっと彼らも貴方と同じように、騎士を辞めると言うかも知れない。
貴方が、それを癒してあげるしかないのですよ。
まず出来ることをやりましょう。
そして、やらなければならないことをきちんとやりましょう。
これからの先の事は、王や王妃、サフィーナ様とも話し合ってください」
「そうだな。ジルベールありがとう」
「サフィーナ様に、何を言ったか知りませんが、この後自分の思いを伝えてください。
そして、記憶を消されていることは絶対にしゃべってはいけません。
魔法で消した記憶は絶対では無いのです。
突然、何かをきっかけに思い出すかも知れません。
思い出さなくても、暫くは大人の男性から触れられるのが嫌かも知れません。
良く症状を見て、ゆっくりと、触れ合ってください。良いですね」
そして、ようやく落ち着いたルカ王子を見て、王様が不意に私に話しかけてきた。
「ところでジルベール、忘却の魔法とはなんだ?
聞いておらんが。
精神系の魔法が使えるものは届出が必要だ。
もちろんおぬしはまだ10歳ゆえに、届けは必要ないが、初めて聞いたぞ」
「う、ええっと、その魔法が使えることを忘れてました」
「なに?使えるのに忘れると。普通はありえんぞ」
「マリアが7歳の時に、メリーナ様が出ましたよね。その時にメリーナ様から忘却の魔法を頂いたのですが、
一度も使ったことが無かったので、すっかり忘れてました」
「おぬしは?!
そういう事があるのか。ほんとに常識が通用せんな」
「すいません。このあと届け出ておきます」
「いかん、アレクサンドロ公爵家が魔法の管理をやっておる。
通常経由で登録すると、サフィーナに知られる可能性がある。
お主から直接聞いたからもう良い。こちらでばれぬように処理する」
「よろしくお願いします」
と言って、私は、帰宅した。
そして、ルカ王子と私は部屋を出る。
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