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4部ジルベール10歳 時が動き出す
4.21 ルカ・ラルクバッハ1
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(王家の人は、苗字はありません。対外的に国名を苗字として使います)
ルカ・ラルクバッハは、ラルクバッハ国の第1王子。
現王に、兄弟がなく、現在、王位継承権1位になっている。
ラルクバッハ国の王は、厳密には、王位継承権は王家だけではなく、
金眼持ちの中から、実力主義で選ばれる事になっている。
5代前の王は、公爵家から移動してきた。
王の子よりも、王家から降嫁した公爵家の子の方が全ての能力が高く、人望もあった。
結局、貴族院の投票にて、王に選ばれたのは公爵家の子。
ただし、その王の子は、王弟と言う役職につき、王を裏から支えた。
今期も、確実に自分が王に選ばれるわけではない。
それは子供の時から教えられ、自分でも理解していた。
回りからの期待もあり、日々王に向けて様々な勉強にいそしみ、剣も学んでいた。
ただ、周りと付き合うと明らかに自分よりも劣るものばかりだったのも事実だ。
同じ年の公爵家にも金眼の持ち主がいるが、自分の方が優れていると思えた。
ただ、ルカ王子がそれを表に出したことは無い。
相手も、自分をサポートする立場として教育されており、それを当たり前と思っている。
そんな日々をすごし、14歳まで成長した。
そして、隣国のシドニアの最後の王子が昨年なくなり、ルカ王子の母親が、シドニアの王女であったことから、
自分に王位継承権が来てしまった。
それについては、王から、現状の継承権から、断りの連絡を入れてあるので、
今年度中に、正式に断りに行く必要がある。
その後、シドニアは、母の妹が嫁いだ公爵家、またはフィリップに継承権があることになる。
そんな中で、第2王女の7歳の誕生日を気に、少し情勢が変化してきた。
母の違う、長女スザンヌは少しきつめの性格に見える。
だが、見た目だけだ。実際は温和だ。
対して、第3王女は、見た目もとても愛らしく、やさしさあふれる笑顔がとてもかわいい。
お兄様と慕ってくる良い妹だ。
今代では珍しく、兄弟の中で唯一金眼を持たずに生まれた。
周りからは何か言う声もあったが、父や母は特にマリアをかわいがっていた。
本人も気にする事なく、すくすくと育ってきた。
現在、7歳の誕生日の少し前に、欲しがっていた猫を飼ってもらい、育てている。
誕生日の朝、7歳の祝いとして教会への祈りが始るので、
そろそろ移動しようとしていたら、妹の侍女が1人でうろうろとしていた。
気になり声をかけると、猫が木に登って降りれなくなり、手伝ってくれる騎士を探していたが、
皆教会に手伝いに行ったのか、誰もいなくて困っていると。
私は、侍女とそちらに行くことにした。
ついてみると、すでに、猫を抱いた妹がいた。
おそらく猫が自分で降りたか、落ちたかなのだろう。
それよりも祈りの時間が近い、急いで支度をさせるべきなので、
侍女と部屋に戻らせ、自分も教会に移動した。
教会に着くと、大司教様が少し遅れるとの事でちょうど良かった。
暫くすると、妹が教会に到着、大司教様も到着された。
祈りが始ると、妹の前に神々しい何者かが現れた。
正確な姿は認識できないが、メリーナ様の像に似ている美女。
恐らくは女神メリーナ様本人。
皆が驚くが、祈りの最中に声は出せない。
僅か10秒ほどのことだったが、メリーナ様が現れ、そして消えた。
妹が立ちあがりこちらを振り向いた。
なんと、両目が紫に変わっていた。
聖女の証だ。
紫の目は、回復魔法などの聖魔法の上位の使い手の証だ。
この国には、回復魔法が使える人は数名だけ。
両目が紫は、聖女と呼ばれ、総魔法力の高く、高度な回復魔法が使用できる。
おそらくこの近隣国では、唯一だ。
まわりがどよめく。
その場は、王からの命令で起きた事を漏らすことないよう注意が下り、すぐに解散となった。
今日、教会にいた人は、神官と王の一族、一部の高官のみ。
とりあえず公表するまでは秘密にすると伝令がでた。
そして、その日の夜に、3公爵、3王妃に私も呼ばれ、話し合いが行われた。
私も、もうすぐ成人する。
今回の話し合いは、意見を言うことはできないが、参加だけは認められた。
元々、第1王女か、第2王女のどちらかが、他国の王妃候補と言われていた。
王は、長女の第1王女スザンヌの事を眼に入れても痛くないほど愛しており、
絶対に国外に出したくないと我がままを言っていた。
第1王女は金眼持ちでもあったので、その我侭は聞き入れられていた。
そこで、第2王女は金眼持ちではなかったので、他国の王妃の可能性が高かった。
予定では、来年の外遊に連れて行き王子たちとの顔合わせをするはずであった。
王は、しぶしぶ顔合わせについては了承していたが、
メルミーナ様からマリアを自分の後継者と結婚させたいと言う話を聞いていたので、その提案にのりのりだった。
ここで、マリアが聖女となったので、国の重鎮達も予定を変えなければならないことを認識した。
なぜなら、国唯一である、聖女を外に出すわけには行かない。
そこで、聖女になったことが外に漏れる前に国内で婚約者をつのり、
婚約とともに聖女になった事を公表する事となった。
マリアの婚約者は、もちろん、メルミーナ様の後継者が筆頭ではある。
王家でも普段は、12歳以降になってからしか婚約を決めない。
現在、私と第2王子の婚約は決まっているが第2王子の双子の片割れ第1王女スザンヌはまだ婚約者がいなかった。
それは、王が、他国に出すのをぎりぎりまで決めたくないと、他国の王子の婚約の申し込みを断っていたからだ。
しかし、その王の思いを知ってか知らぬか解らないが、第1王女スザンヌが気に入る男子は今まで皆無だった。
結局、第1王女と第2王女いっぺんに婚約者を決めるためのお見合いをする事になった。
第1王女は現実的にはラストチャンスだ。
1週間後の開催にむけ、急遽候補者のリストアップされた。
第1王女の相手となりそうな男子で、金眼もちは、もともと良い年齢の金眼持ちが
アレクサンドロ公爵家14歳オレリアンとオズワルト侯爵家グレイ10歳しかいない。
オレリアンの父と、第1王女のスザンヌの母レオニー様は、兄妹。
血が近すぎる。
そうなると自然とグレイになるが、いままでもグレイとスザンヌは良く会っていたが、
グレイは、同年代の金眼として、よく遊んでいた仲ではあるが、
婚約を結ぶような仲にはなっていなかった。
そこで、今回の第1王女のためのメンバーは、金眼に限らず、いままで会ったことの無く、
学校でも会っていない男子をなるべく選び出し、リストにした。
そして、見合いの日。
私は、学校があるため、妹2人に、良い人が見つかると良いねと、声をかけてから、学校へ向かった。
しかし、その日、学校にいる時に王城から急な呼び出しがあった。
お見合いの日に呼び出しなど、何がおきたのか、非常にあせった。
王城に着くと、理由がはっきりした、2妃のレオニー様の体調が悪かった理由が呪であり、それが解呪されたこと。
全員に今から呪があるかどうか神官が調べると言われた。
実際、2妃のレオニー様に会うと、最近の顔色の悪さは全く無く、昔の綺麗なお顔に。
久しぶりに見るそれは、とてもすばらしい笑顔に見えた。
そして、言っていることの正しさが解った。
その後の調査で、家族全員、他に呪われている人がいなかった事が解った。
しかし、2妃様の呪いを解いたのが、見合いに来ていた10歳の少年だったと聞き、その事実に驚愕した。
その10歳の少年こそが、メルミーナ様が後継にと押していた人物だった。
呪いの解除は神官でもかなりレベルが高くなければできない。
現在は、国内では大神官様ぐらいだ。
ただ、呪いを解除したのち、倒れてしまい今は王城の部屋で寝ているらしい。
まあ、2妃が元気になったそうで、良かったが、
本日の見合いは途中で終了したようだ、スザンヌの経過が気になった。
夕食は、久しぶりに家族全員が揃った。
第1王女のスザンヌは、自分の母親の命を救ったこの少年について、出会いの様子から事細かに語っていた。
1妃様が、その少年が、メルミーナ公爵が言っていた、マリアの婚約者に押している少年だと説明し、
スザンヌが驚いて、その後静かになってしまった。
どうやらマリアもこの少年が気に入っているらしい。
こうなると、メルミーナ公爵の描いたとおりに進むのではないかと危惧。
スザンヌが折角、気にいったこの少年とは結ばれないのかと、残念に思った。
私は、他の人も全員良く見て決めるようにとしか言えなかった。
ルカ・ラルクバッハは、ラルクバッハ国の第1王子。
現王に、兄弟がなく、現在、王位継承権1位になっている。
ラルクバッハ国の王は、厳密には、王位継承権は王家だけではなく、
金眼持ちの中から、実力主義で選ばれる事になっている。
5代前の王は、公爵家から移動してきた。
王の子よりも、王家から降嫁した公爵家の子の方が全ての能力が高く、人望もあった。
結局、貴族院の投票にて、王に選ばれたのは公爵家の子。
ただし、その王の子は、王弟と言う役職につき、王を裏から支えた。
今期も、確実に自分が王に選ばれるわけではない。
それは子供の時から教えられ、自分でも理解していた。
回りからの期待もあり、日々王に向けて様々な勉強にいそしみ、剣も学んでいた。
ただ、周りと付き合うと明らかに自分よりも劣るものばかりだったのも事実だ。
同じ年の公爵家にも金眼の持ち主がいるが、自分の方が優れていると思えた。
ただ、ルカ王子がそれを表に出したことは無い。
相手も、自分をサポートする立場として教育されており、それを当たり前と思っている。
そんな日々をすごし、14歳まで成長した。
そして、隣国のシドニアの最後の王子が昨年なくなり、ルカ王子の母親が、シドニアの王女であったことから、
自分に王位継承権が来てしまった。
それについては、王から、現状の継承権から、断りの連絡を入れてあるので、
今年度中に、正式に断りに行く必要がある。
その後、シドニアは、母の妹が嫁いだ公爵家、またはフィリップに継承権があることになる。
そんな中で、第2王女の7歳の誕生日を気に、少し情勢が変化してきた。
母の違う、長女スザンヌは少しきつめの性格に見える。
だが、見た目だけだ。実際は温和だ。
対して、第3王女は、見た目もとても愛らしく、やさしさあふれる笑顔がとてもかわいい。
お兄様と慕ってくる良い妹だ。
今代では珍しく、兄弟の中で唯一金眼を持たずに生まれた。
周りからは何か言う声もあったが、父や母は特にマリアをかわいがっていた。
本人も気にする事なく、すくすくと育ってきた。
現在、7歳の誕生日の少し前に、欲しがっていた猫を飼ってもらい、育てている。
誕生日の朝、7歳の祝いとして教会への祈りが始るので、
そろそろ移動しようとしていたら、妹の侍女が1人でうろうろとしていた。
気になり声をかけると、猫が木に登って降りれなくなり、手伝ってくれる騎士を探していたが、
皆教会に手伝いに行ったのか、誰もいなくて困っていると。
私は、侍女とそちらに行くことにした。
ついてみると、すでに、猫を抱いた妹がいた。
おそらく猫が自分で降りたか、落ちたかなのだろう。
それよりも祈りの時間が近い、急いで支度をさせるべきなので、
侍女と部屋に戻らせ、自分も教会に移動した。
教会に着くと、大司教様が少し遅れるとの事でちょうど良かった。
暫くすると、妹が教会に到着、大司教様も到着された。
祈りが始ると、妹の前に神々しい何者かが現れた。
正確な姿は認識できないが、メリーナ様の像に似ている美女。
恐らくは女神メリーナ様本人。
皆が驚くが、祈りの最中に声は出せない。
僅か10秒ほどのことだったが、メリーナ様が現れ、そして消えた。
妹が立ちあがりこちらを振り向いた。
なんと、両目が紫に変わっていた。
聖女の証だ。
紫の目は、回復魔法などの聖魔法の上位の使い手の証だ。
この国には、回復魔法が使える人は数名だけ。
両目が紫は、聖女と呼ばれ、総魔法力の高く、高度な回復魔法が使用できる。
おそらくこの近隣国では、唯一だ。
まわりがどよめく。
その場は、王からの命令で起きた事を漏らすことないよう注意が下り、すぐに解散となった。
今日、教会にいた人は、神官と王の一族、一部の高官のみ。
とりあえず公表するまでは秘密にすると伝令がでた。
そして、その日の夜に、3公爵、3王妃に私も呼ばれ、話し合いが行われた。
私も、もうすぐ成人する。
今回の話し合いは、意見を言うことはできないが、参加だけは認められた。
元々、第1王女か、第2王女のどちらかが、他国の王妃候補と言われていた。
王は、長女の第1王女スザンヌの事を眼に入れても痛くないほど愛しており、
絶対に国外に出したくないと我がままを言っていた。
第1王女は金眼持ちでもあったので、その我侭は聞き入れられていた。
そこで、第2王女は金眼持ちではなかったので、他国の王妃の可能性が高かった。
予定では、来年の外遊に連れて行き王子たちとの顔合わせをするはずであった。
王は、しぶしぶ顔合わせについては了承していたが、
メルミーナ様からマリアを自分の後継者と結婚させたいと言う話を聞いていたので、その提案にのりのりだった。
ここで、マリアが聖女となったので、国の重鎮達も予定を変えなければならないことを認識した。
なぜなら、国唯一である、聖女を外に出すわけには行かない。
そこで、聖女になったことが外に漏れる前に国内で婚約者をつのり、
婚約とともに聖女になった事を公表する事となった。
マリアの婚約者は、もちろん、メルミーナ様の後継者が筆頭ではある。
王家でも普段は、12歳以降になってからしか婚約を決めない。
現在、私と第2王子の婚約は決まっているが第2王子の双子の片割れ第1王女スザンヌはまだ婚約者がいなかった。
それは、王が、他国に出すのをぎりぎりまで決めたくないと、他国の王子の婚約の申し込みを断っていたからだ。
しかし、その王の思いを知ってか知らぬか解らないが、第1王女スザンヌが気に入る男子は今まで皆無だった。
結局、第1王女と第2王女いっぺんに婚約者を決めるためのお見合いをする事になった。
第1王女は現実的にはラストチャンスだ。
1週間後の開催にむけ、急遽候補者のリストアップされた。
第1王女の相手となりそうな男子で、金眼もちは、もともと良い年齢の金眼持ちが
アレクサンドロ公爵家14歳オレリアンとオズワルト侯爵家グレイ10歳しかいない。
オレリアンの父と、第1王女のスザンヌの母レオニー様は、兄妹。
血が近すぎる。
そうなると自然とグレイになるが、いままでもグレイとスザンヌは良く会っていたが、
グレイは、同年代の金眼として、よく遊んでいた仲ではあるが、
婚約を結ぶような仲にはなっていなかった。
そこで、今回の第1王女のためのメンバーは、金眼に限らず、いままで会ったことの無く、
学校でも会っていない男子をなるべく選び出し、リストにした。
そして、見合いの日。
私は、学校があるため、妹2人に、良い人が見つかると良いねと、声をかけてから、学校へ向かった。
しかし、その日、学校にいる時に王城から急な呼び出しがあった。
お見合いの日に呼び出しなど、何がおきたのか、非常にあせった。
王城に着くと、理由がはっきりした、2妃のレオニー様の体調が悪かった理由が呪であり、それが解呪されたこと。
全員に今から呪があるかどうか神官が調べると言われた。
実際、2妃のレオニー様に会うと、最近の顔色の悪さは全く無く、昔の綺麗なお顔に。
久しぶりに見るそれは、とてもすばらしい笑顔に見えた。
そして、言っていることの正しさが解った。
その後の調査で、家族全員、他に呪われている人がいなかった事が解った。
しかし、2妃様の呪いを解いたのが、見合いに来ていた10歳の少年だったと聞き、その事実に驚愕した。
その10歳の少年こそが、メルミーナ様が後継にと押していた人物だった。
呪いの解除は神官でもかなりレベルが高くなければできない。
現在は、国内では大神官様ぐらいだ。
ただ、呪いを解除したのち、倒れてしまい今は王城の部屋で寝ているらしい。
まあ、2妃が元気になったそうで、良かったが、
本日の見合いは途中で終了したようだ、スザンヌの経過が気になった。
夕食は、久しぶりに家族全員が揃った。
第1王女のスザンヌは、自分の母親の命を救ったこの少年について、出会いの様子から事細かに語っていた。
1妃様が、その少年が、メルミーナ公爵が言っていた、マリアの婚約者に押している少年だと説明し、
スザンヌが驚いて、その後静かになってしまった。
どうやらマリアもこの少年が気に入っているらしい。
こうなると、メルミーナ公爵の描いたとおりに進むのではないかと危惧。
スザンヌが折角、気にいったこの少年とは結ばれないのかと、残念に思った。
私は、他の人も全員良く見て決めるようにとしか言えなかった。
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