凌辱夫を溺愛ルートに導く方法

riiko

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8 例のブツ ※

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 部屋でガリアードとくつろいでいると、執事がノックして入許可を願う。ガリアードが許可をしたので、入ってきた。ガリアードは、あのまま部屋に居座って出ていかないので、実は困っていた。アニメだと翌日の結婚式まで会うことはなかったけれど、もうすでに始まり方がまったく違う物語になりつつある。

 ガリアードがリリアンに付けると言っていた侍従が、執事に連れられて旦那と共に挨拶にきた。

 精力的な男前な騎士と、ちょっとやんちゃそうな男の子のカップルだった。先月結婚したばかりの新婚ホヤホヤとのこと。

 ガリアードがニコニコと、二人に話す。その手には卑猥な瓶がある。

「ヤン、これをお前にやる。王室御用達の潤滑剤だ。リリアンは繊細なので、使ったことのないものは使用できないからな、良かったらリックと使ってくれ。気に入ったなら取り寄せてやる。それからリック、これからはお前がリリアン付きになる。リリアンの連れてきた侍女と一緒に世話を頼むな」
「リリアンです。よろしくお願いいたします」

 丁寧に感じよく挨拶した。これも原作では無かったシーン、リリアンとして大事にされ始めた証拠だった。

「妻共々よろしくお願いいたします」
「奥様にお仕えできること、光栄です! 俺、頑張ります」

 うん、感じがいい二人だ! 俺は微笑んだ。その例のブツを、使ってくれるのならそんなにありがたいことはない。

 騎士のヤンは喜んでいる。王室御用達ブランドなんて、この辺境にはなかなか届かないし、貴族でもない限り使えない品物だ。二人ともそれ試して、善がって報告してくださいね! それであの医者を断罪してやるんだから。

 初夜が済んだ確認作業が、まだ医者には残されているから滞在している。待ってろよ、必ずお前から断罪してやるんだからな! リリアンにやった行為は……じゃなかった、やろうとした行為は俺がカタキを取ってやる。初めの凌辱は、俺という元社畜の努力で免れたが、努力を怠った瞬間、堕とされるのはこの俺になっていたんだ。今後はオイタができないように躾けてやる。

 社畜の名にかけて! ふっ、決まったぜ。

 この世界は、きちんと夫の精液が尻に入っているのを確認して、婚姻が見届けられるのが常識。どんなカップルでも貴族なら、初夜は必ず同じベッドで体を交えなければいけない。

 そこはどうしたって避けられないのだから、楽しむしかないぜ!
  
 むしろ今のガリアードなら、優しくしてくれそうだし、実際リリアンの処女を散らすのが俺の楽しみになっている。

「じゃあ、お前たちはもう戻りなさい。せっかくだから二人はこのまま休むといい。明日の婚礼にはリックもリリアンの世話で忙しくなるからな、ほどほどにしとけ」
「はは、旦那様。俺たち新婚ですよ? 上司自らこれを使って休めというなら、それはもうありがたく! では奥様、明日の婚礼準備にまた!」
「お前たちは……。まぁ早くからリリアンに本性を見せておくのもいいな。こんなお調子者だが、この子は良く働く。リリアンの一つ上の十九歳だ、年も近いし仲良くしてやってくれ」

 ガリアードは俺にそう言った。俺はほほ笑む、そして二人はイチャイチャと部屋を出ていった。なるほど、ガリアードとリリアンのカプの他にも、この館にはBLがあったのだな。それはそれは楽しみだ、リックと仲良くしてリアルBL話を聞くとしよう、そしてジェルの効果もね!

 とりあえず不要なブツが廃棄できて良かった。近くに置いて間違いで使われても困るから、あんなのは部屋にない方がいいに越したことない。

 そして二人きりになると、またキスが始まる。ガリアードは逞しい自分の太ももに俺をのせて、抱き合う形になった。リリアンらしく恥じらいながらも、ガリアードの首に手を這わせて抱きつき密着する。

「ん、ちゅぅ、んふっ、ん」
「リリアン、短時間でとてもキスが上手になったね」
「ふっ、良かったです、んちゅっ、ガリアード様、好きですっ」
「拷問だな、明日まで抱けないなんて」

 といいつつも、リリアンの服の中にガリアードさんは手を入れて、きちんと可愛らしい二つの粒を揉み揉みしていますよ?

「あっ、あん、だめっ」
「ここ気持ちいいか?」
「はいっ、ガリアード様の大きな手が、気持ちいいですっ」
「可愛い、リリアン、可愛すぎるっ」

 とても喜んでいるご様子。俺の社畜対応、今のところずっとパーフェクトを出している。明日の結婚式もこれですんなりと行い、初夜も優しく抱いてくれること間違いない。

「リリアン、少しだけ下も触っていいか?」
「下? 僕の処女守れますか?」
「ああ、後ろは触らないよ。前で気持ちよくなって、少しスッキリしよう」

 リリアンはコクリと頷いた。この大きな手で触ってくれるならきっと気持ちがいいに決まっている。

 ガリアードは了承を得たとばかりに、リリアンの服を下げて、自分も前をくつろいだ。

「あっ、大きいっ!」
「これを一緒に擦って、気持ちよくなろう。触ってくれるか?」
「あっ、はい、失礼します」

 手で握るとビクってした。ちょっと可愛い。これが明日俺のケツに入るのか。前世の極太ディルドより美味しそうに見えた、ぜったい気持ちよさそうだ。

「リリアンの柔らかい手は気持ちいな」
「良かったです、でもガリアード様の大きな手の方が素敵です。あっ」
「うまいぞ、こうやって二つ合わせると……なんだかヤバイ絵図だな」
「ああ! ガリアード様ぁ、うっ」
「リリアン、もうイッたのか? もう少し付き合ってくれ」

 ガリアードが先ほどよりも力強く、俺の手を握って自分のモノをしごいた。凄いな、これはもうリリアンの手を使っただけの自慰だ!

「あっ!? だめ、僕、もうっイッた、あああ」

 性を覚えたてのリリアン、小さいながらも興奮しております。まだ若いからか、誘導されてまた昇りつめた。ガリアードの逞しいモノと合わさると、たまらなく気持ちがいい。ガリアードも大量の白濁をリリアンのお腹に擦り付けた。

「はぁ、はっ、あっ、ガリアード様の、す、凄い」
「すまなかった。興奮しすぎた、明日は丁寧に抱くからそんなに怖がらなくてもいい」
「はい。ガリアード様なら怖くありません、早く明日が来るといいな」

 ガリアードに婚前サービスだ! コテっとたくましい胸に可愛いおでこをぶつけた。かなり甘えたなリリアンを見せてあげるのだ。というか、息が切れて寄りかかっただけ。

「くっ、可愛いっ」
「んん」

 また濃厚なキスをされた。このくだりはいつ終わるのだろう、明日が来るのだろうか、イチャイチャが止まることはなく、リリアンの体力が先に脱落して、ガリアードの膝の上ですやすやと寝てしまった。

「来たばかりで、いろいろして疲れてしまったか? もう休むといい。リリアン、これからのあなたを放さない。愛している」

 ん、何か聞こえるぞ。 あれれ、もしや取引先が何か言っていらっしゃる!? それはいけない。即対応、即返答、これ社畜の嗜み。今は接待中だったか? 俺は社畜だぁ、ゴマすり、過剰な誉め言葉は当たり前! 運動後のような疲れがあるから、そうだ接待ゴルフ中だったかもしれない、それならお得意のセリフだ!

「んっ……シャッチョーナイスショーット、すやすや」

 よし、言ってやったぞ。むにゃむにゃ……。

「ん、寝言か? シャッチョーナイスショーとはいったい何の呪文だ? 君の可愛い頭の中を覗いてみたいな、きっと可愛い夢を見ているんだろう、私の嫁は寝ていても愛おしい。私のことをこれからも好いてくれるか?」
「んん、しゅきぃ!」
「くそっ、早く初夜がきてくれっ!」

 眠りながら、ガリアードのセリフが頭には響いていたような? 俺はその時、社畜の基本、ゴルフの接待で成功した夢を見ていた。


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