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6 初夜はまだです ※
しおりを挟むガリアードは俺のバスローブを脱がした。尻を調べるだけなのに、全裸になる必要ありますか!?
リリアンらしく、おどおどとした態度を取りつつも、若干リアルBLに期待した。
前世では、女の子の細い指と自分の指しか経験ない。ゲイではなかったので、あの頃は男に触られるのも、掘られるのもゴメンだった。最終的には極太ディルドまで挿入できるようになったけど、やはり生身の体を味わいたい。
アニメで見た屈強な男の極太指が、ついに俺の中に! いやリリアンの中に入るんだ。
一視聴者としては、見慣れている相手だったのと、自分がリリアンという可愛い感じの男の子になったからか、前世ほど男に嫌悪感はなく、せっかくならリアルで体験してみたいとまで思ってしまった。
でもガリアード君、大丈夫?
リリアンの全裸を見て興奮している。イキナリ興奮できる男を初めて見た。アニメを見る限りだと、怒りだけがガリアードを勃起させる、ただの凌辱変態男かと思っていた。しかし今、リリアンの可愛さだけで男が起きた。
それにしても目が怖い、股間もすでに膨らんでいる。
「あ、」
「リリアン」
オイルを目の前で指に垂らし、リリアンの足を開く。そんなガバッと!? 俺っち、さすがに恥ずかしいっ。
「リリアン、ゆっくり進むな」
「は、はい、んん、冷たいっ」
ぴちゃっと、リリアンのお尻にもオイルを垂らす。侍女のジュリは温めてからお肌に塗ってくれるのに、さすがガリアード、野生だ。
「うっ、なんて可愛い声だ。大丈夫、すぐ熱くなる」
「はい。あ、あ、いっ、痛いっ!」
「ッ! さすがにキツイな」
クイって指が入ったけど、でかい指に思わず引き攣る痛みがあった。ガリアードはその声に驚いたのか、指を抜こうとしたようだが、焦ったのか逆にぐいっと中に入り込んだ。
「ひゃっ、嫌ぁ! いたっ、痛いです。苦しいっ、ガ、ガリアードさまぁ」
「リリアン、すごい締め付けだ。私の指が初めてだね」
「グスッ、うっ、は、はい。リリアンのお尻に入ったのは、ガリアード様だけですっ」
マジで痛い。こんな極太指からじゃ馴染まない。
「よし、確認終わりだ。あともう少し頑張ろうか?」
「えっ、え! ええっ、ああ!」
確認して終わりじゃないんかーい!?
「せっかく入ったから。このまま少しだけならそう。明日の初夜に、ちゃんと私のモノまで入るくらいに今から拡張しよう」
「へっ、あ、あぅ、」
拡張工事は、医者からガリアードに変わっただけで、予定通り行われるらしい。おそるべし、物語の強制力ぅ!?
グチュグチュとオイルを足しながら、ガリアードの指が入っていく。
「リリアン、息を吐いて」
「ふぅ、ふっ、ふぅ、んんん、いっ、痛っ、グスッ」
「この痛みは私を受け入れる試練だよ」
「ふぁ、はぁ、はい」
何が試練だ、下手くそっ。
元カノの方がよっぽど上手い。リリアンの目から涙が止まらない。その時、唇に柔らかい感触、目を開いたらガリアードにキスをされていた。
「ふぁ、は、ガリア、ドさまぁ?」
「リリアン、可愛い」
「ふぁあ、あん、んんん」
「口開けて、キスは初めて?」
涙を流しながら頷いた。ぷはって呼吸をしたら、すぐにガリアードが食べるようにリリアンの口に貪りついてきた。ガリアードは、リリアンのすべての不慣れな行動に興奮していた。
「はっ、はぁ、んん、グチュ」
「リリアン、んん、唾液が垂れて、可愛いな。ほら、私のもきちんと飲んで」
「の、飲む?」
「じゅるっ、こうやって吸い付いて、そう、そうだよ」
「ふ、ふ、こくんっ」
またしてもガリアード喜ぶ。そして、手はひっきりなしに動いていて、指が前立腺と呼ばれるところを掠った。
「ひぁ、あああ、ガリアードさまぁ!」
「ああ、ここがリリアンのいいところか」
「あ、そこ、こわいっ」
前立腺……前世で彼女がそこをやたらと責めてきたところだ。そこ触られると電流走ったみたいにびくってするんだよな。リリアンのウブな体は思った以上に反応して、小さな男根も勃ち上がった。
「怖くないよ、ここを刺激すると気持ちいいんだ。ほらリリアンのここも大きくなった」
「ひやぁ、あっ、そこ、」
「ここが何?」
「ガリアードさまぁ、僕、変ですぅ、お尻痛かったのに、今は……」
「今は?」
「あぅ、はっ、はぁ」
前も後ろも手を止めない。そんなことされたら無垢なリリアンの体は、反応するしかないだろォォォ!
「言って、今はなに? リリアンの可愛いお尻はどう感じてるか言って、きゅうっと私の手を離さないココ、どうしたい?」
言葉責めきましたぁっ。リリアンに言わせたがりなガリアードさん、アニメと本質変わっておりませんでしたぁっ! だがしかし! アニメとは違い、怒りに任せた責めではなく、優しい誘導責めに変わったのは朗報であろう。
俺、頑張った。
「リリアン、んん、のココは、はぁっん、ガリアード様の指が痛かったの、に。き、気持ちいいに変わりましたぁ、はんっ!」
「くっ、かわいいっ!」
二重確認、大事です。これ、会社員の常識、取引先もご満足のご様子。ガリアードはお尻を攻めながらも、前も握ってしごいている。リリアンの体清いんですよ、もう無理っ!
「あっ!」
「リリアン、気持ち良かったか?」
ガリアードの大きな手に、白濁をまき散らした。ガリアードはそれを見て笑った。 堪え性ないのは仕方ない、無垢な体がいきなりこんな刺激を受けたら、こうなる。真っ赤な顔をしたかは分からないが、俯いてこくりと頷くと、ガリアードは満足そうにキスをしてきた。
「んん、んちゅっ、ん。が、りあーどさまぁ、も、もうリリアンの純潔は確認、できましたか?」
「ああ、お前は綺麗だ。私が最初の男で、もちろん最後の男だ」
はい! 処女認定いただきましたぁ! そして間違いねぇ。最初はこいつ、そしてリリアンは物語通りなら数ヶ月で死ぬから、最後もこいつだわ。
でもさ、このままいけば凌辱コースは無くなって、普通の夫夫生活目指せるんじゃないか? 俺の社畜人生舐めんな! 結末を知っているストーリーなんてどうにでもなる。目の前のコイツを攻略してやるぜ。そして俺は溺愛ルートに入って、贅沢ライフを送るんだぃ!
「ひぁっ、あ」
「リリアン、夫の前で何を考えているの? こっちに集中しようか?」
「ああ、あ、あ」
待てーい! まだ指が挿入っていたんかーい! 確認済んだのなら、俺の可愛い尻から手をどけろぃ。グチュグチュと卑猥な音を鳴らして、ガリアードはご満悦らしい。
「あっ、だめ。このままじゃ僕、お嫁に行けない体になっぢゃいますぅ、明日まで、まっ、待ってくだひゃいっ」
噛んだ。
「お嫁には私のところにくるんだから、問題ないだろう。可愛いな」
「でも、これ以上したら、明日の結婚前に処女じゃなくなっちゃうぅ」
「うっ、リリアン指だけじゃ、処女は失わないぞ」
「あ、でも」
「ウブで可愛い幼妻、それもいいな。リリアン、私のこの 昂りを、リリアンのこの慎ましい可愛い後ろのお口に入らないと交わりをしたとは言えない」
なんだよ、その知識。キスして後ろでアンアンさせているんだ、これはブツを挿入していないだけでセックスだろうが!
「でも、怖いです、これ以上は結婚前に変なところ見られてガリアード様に嫌われたくありません。明日頑張るので、今日はもうこの辺で……」
これなら拒絶ではないよな?
「私に嫌われたくない? こんな姿見て嫌う男がいるなら見てみたい。いや、それはダメだな、誰にも見せられない。だがそうだな。明日の初夜を楽しむためにも、今日はこの辺で終わりにしようか」
俺はホッとした。
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