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第四章 番
82、夏休み 5 ※
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これから始まる行為など簡単に想像がつく、先輩は怒るとすぐにそっちに持っていくから。でも、なんでこんな言い合っている状況でやりたいって思えるのかも意味不明だ。どこにそんな要素があるのか全く理解できない。俺だってさすがにそんな気になれない。
「ねぇ? 岩峰とはこんなこと、した?」
「どうして、勇吾さんを持ち出すんですか? 先輩とは違うと言ったじゃないですか……」
「否定しないんだ……」
頭にきた。
「僕は勇吾さんが好きで、本当は彼と一緒になりたかった。でも先輩と番になってしまったから諦めたんです……これで満足ですか?」
どうしてそう言ってしまったんだろう。でもそう言ったらどうするんだろうと思ってしまった。だって、勇吾さんが好きで一緒になりたい、ということだけは本当のことになる日が必ず来るから。それに仮に否定したとしても、この人はいつだって俺の言葉は聞かない。
「……本当に、岩峰と?」
先輩の目の色が変わった気がした。その目を見た瞬間、今言ったことを一瞬で後悔した。先輩は、ますます狂気を帯びてひたすら怖くなった。そしたら、あの凶悪なフェロモンを浴びせてきて、そこから俺の発情が始まった。
「あっ、これ、やだ」
「お前はもう俺にしか体を許せないんだ」
押し倒されて唇を強引に奪われた。嫌なのに、強制的に先輩のフェロモンが鼻孔をくすぐる。そして俺の頭は、体は、目の前の番しか求められない。キスをされると、自分から淫らに口を開ける。入ってくる先輩の舌の心地よさに狂う。
「あっ、あっんん」
「良太、わかるだろう?」
わからない、わからない。ただ今は番が欲しくてたまらない。俺は恐怖を忘れて、ひたすら自分から先輩を求めてキスに答えた。
「ふはっ、んんっ、匂いが……強いっ」
「ほら、良太はいつだって俺の匂いに発情する。いつもこんなに素直だといいのにね」
勢いよく水着を剥がされ、身に着けるものもない状態にさらされた。水着がポロっと脱げると同時に、抑えられていたモノが勢いよく立ち上がって淫らに雫を垂らしていた。先輩は俺を上から見ている。
「もうびしょびしょだ」
「あっ、見ないで……」
「うしろまで凄いよ」
発情に近い状態でも、本当のヒートでもないので思考はまだ動く。卑猥ともとれる先輩の発言に羞恥にまみれた。俺の昂りを、そっと触りながら先輩は言う。
「これ、どうして欲しい?」
「はっ、あっ」
じれったくただ触るだけ。前と後ろをさわさわと手で行き来するだけで、肝心の刺激を一つもくれない。自分で発情させたくせに何もしてくれないなど暴力以外の何物でもない。こんな状態になったら最後、番が欲しくてたまらない。
先ほどのキスも、最後には自分から縋りついたくらいだ。ここまできたら体を無理やりにでも貫けばいいものを、ここで俺に聞くなんてひどすぎる。正直すぐにでも抱いてほしいくらい体は熱い。だけど心は先ほど拒絶した手前、欲しいと言えない自分がいる。
「良太、きちんとして欲しいことは言ってくれないと。また俺たちすれ違うよ?」
「んんっ、やだ、やだ」
酷い言いようだと思った。すれ違うというのはこんな行為のことではなかったはず。
価値観、考え方、そういった見えないものが違い過ぎるのが、そもそも先輩と言い合いになる原因だ。行為の内容ではなくて、それ以前の話。それをじらすだけじらして俺を責め立てるなんて。
「このままでいいわけないよね? 良太は俺を拒絶するくせに体は俺を誘うのって、どうなの? こんな体で俺と離れられると思っているの?」
「もうやだ……。は、やく……挿れて」
「ははっ、すぐ良太の好きなコレ挿れてあげる」
「あっ、あっっっ」
先ほどまで繋がっていた場所は、先輩の剛直を素直に受け入れた。俺は入ってきた刺激に存分に腰を振った。そして散々抱かれた。
もう二度としないと誓ったはずの、フェロモンで支配する行為を先輩は簡単にやってのけた。俺はあの時のような狂った感覚に陥って、オメガという性を受け入れてしまった。もう抱かれることしか考えられないし、番に愛される喜びをかみしめた。
これが愛されるということなのかは謎だったが、その時、体を求められるのは愛されている証だと、オメガの脳ではそう思うのが精一杯であった。何度目かの交わりの時に少し頭がクリアになってきた。
「あっ、んんん、はっ、あぁぁぁぁっっ」
俺の頭が少しずつ覚醒していく。
先輩が珍しく息を切らしている。下で上下に揺すられながら、俺と先輩の肌のぶつかりあう、ぱんぱんって音と吐息、出入りする先輩のモノと俺の尻から出る愛液の混じり合うぐちゅぐちゅという卑猥な音。それを聴きながら、俺の声も一定のリズムで訳のわからない言葉を発していると思う。
抽挿が早まると先輩が俺をきつく抱きしめて、中に精液を吐き出していく。俺は目を瞑りながら体がビクビクってしながらも懸命にそれを受け止めていた。
先輩が俺の中から出ていくと同時に、尻から大量の精液が流れ落ちてきてゾクってした。先輩は隣にドサって横になって、はあって息を整えていた。
アルファも出しすぎると疲れるのかな……。そんな考えの中、俺は天を仰いだ。自然に涙も出てきていた。それを止められず、疲れている体を動かして、先輩とは反対の方向を向いて横になった。
「良太」
後ろから抱きしめてきて俺の腹に腕を回し、ガッツリとホールドをして俺の名前を呼ぶ。本当に何がしたいんだよ。
「良太、愛してる」
そんな言葉聞きたくない。愛しているなら、なんで俺をこんなに悲しませるんだろう、どうして嫌だというのに何度も抱くんだろう。なんで、どうして、そんな言葉しか脳裏には浮かばない。
俺は丸くなって、でも先輩の腕からは逃れられないからそのまま自分の腕を抱えてうずくまった。
「良太、お願い、こっち向いて」
俺は頭を横に振って、態度で嫌だと示した。言葉も出ない、だって涙をこらえるのに嗚咽が漏れそうだから。
先輩は後ろから俺の腹をさすりながら、俺のクビに顔を埋めて首元に何度も音をたてて、チュってキスを繰り返す。そして俺の萎びたモノを握り先端をグリグリと指で刺激をする。感じてしまうような刺激だった。
「い、やだ。もう、やめて……」
「岩峰はどんな触り方するの? もうセックスはした?」
「……する訳ない、あんっ、や、や」
「そう、じゃあ、二人は体の関係はないけど心で繋がっているの」
「あっ! 痛ぃ」
先輩が俺のモノを握り、力を込めた。さすがにその刺激が痛くて先輩の手を掴んだ。
「ねぇ、答えて」
「ちがっ、さっきは先輩があまりに僕と勇吾さんの仲を疑うから、嘘を言っただけ 。勇吾さんは大事な家族でそういう関係はない。あんっ、やめ…」
「本当? じゃ岩峰と結ばれたいとは思ってないってこと?」
俺は後ろから抱きしめるその手をとって、精一杯に頷いた。そうしたら、やっと握っていたその手の力を緩めてくれた。
「良太、もうそんな嘘はつかないで。俺を妬かせたいのなら大成功だよ」
「ごめんなさい、だから、もう離して。もう本当に嫌だ。帰りたい、うっうっ……」
俺はもう堪えることなく涙を流して訴えた。そしたら無理やり先輩の方に向かされて、キスをされた。優しくてゆっくりしたキス。だけどとっても長くて甘く痺れる。俺は抵抗も忘れて必死に息継ぎをして受け入れていた。
「はっ、はっ、んんっ」
「良太、ごめん、俺はまだまだ未熟で、どうしたって良太の全てが欲しくなって、どんどん欲が出てくる」
「えっ ぐっ、うっ、お願い、帰して…」
俺は涙が止まらない。キスは受け入れていたけど、できればこの場から離れたい。先輩と離れたい、俺を大事にしてくれる優しい存在と一緒に過ごしていたい。
「お願いだ、俺と過ごして。無理やり抱いて悪かったと思うけど、お前を愛しているからだ」
「先輩は、本当に僕のこと好きなんですか? ただの番への独占欲で征服したいだけじゃないですか? もうなんでもいいから、ここから帰してください」
「だめだよ、良太、泣いても帰さない。俺がお前と過ごす時間を、手放さない」
「ねぇ? 岩峰とはこんなこと、した?」
「どうして、勇吾さんを持ち出すんですか? 先輩とは違うと言ったじゃないですか……」
「否定しないんだ……」
頭にきた。
「僕は勇吾さんが好きで、本当は彼と一緒になりたかった。でも先輩と番になってしまったから諦めたんです……これで満足ですか?」
どうしてそう言ってしまったんだろう。でもそう言ったらどうするんだろうと思ってしまった。だって、勇吾さんが好きで一緒になりたい、ということだけは本当のことになる日が必ず来るから。それに仮に否定したとしても、この人はいつだって俺の言葉は聞かない。
「……本当に、岩峰と?」
先輩の目の色が変わった気がした。その目を見た瞬間、今言ったことを一瞬で後悔した。先輩は、ますます狂気を帯びてひたすら怖くなった。そしたら、あの凶悪なフェロモンを浴びせてきて、そこから俺の発情が始まった。
「あっ、これ、やだ」
「お前はもう俺にしか体を許せないんだ」
押し倒されて唇を強引に奪われた。嫌なのに、強制的に先輩のフェロモンが鼻孔をくすぐる。そして俺の頭は、体は、目の前の番しか求められない。キスをされると、自分から淫らに口を開ける。入ってくる先輩の舌の心地よさに狂う。
「あっ、あっんん」
「良太、わかるだろう?」
わからない、わからない。ただ今は番が欲しくてたまらない。俺は恐怖を忘れて、ひたすら自分から先輩を求めてキスに答えた。
「ふはっ、んんっ、匂いが……強いっ」
「ほら、良太はいつだって俺の匂いに発情する。いつもこんなに素直だといいのにね」
勢いよく水着を剥がされ、身に着けるものもない状態にさらされた。水着がポロっと脱げると同時に、抑えられていたモノが勢いよく立ち上がって淫らに雫を垂らしていた。先輩は俺を上から見ている。
「もうびしょびしょだ」
「あっ、見ないで……」
「うしろまで凄いよ」
発情に近い状態でも、本当のヒートでもないので思考はまだ動く。卑猥ともとれる先輩の発言に羞恥にまみれた。俺の昂りを、そっと触りながら先輩は言う。
「これ、どうして欲しい?」
「はっ、あっ」
じれったくただ触るだけ。前と後ろをさわさわと手で行き来するだけで、肝心の刺激を一つもくれない。自分で発情させたくせに何もしてくれないなど暴力以外の何物でもない。こんな状態になったら最後、番が欲しくてたまらない。
先ほどのキスも、最後には自分から縋りついたくらいだ。ここまできたら体を無理やりにでも貫けばいいものを、ここで俺に聞くなんてひどすぎる。正直すぐにでも抱いてほしいくらい体は熱い。だけど心は先ほど拒絶した手前、欲しいと言えない自分がいる。
「良太、きちんとして欲しいことは言ってくれないと。また俺たちすれ違うよ?」
「んんっ、やだ、やだ」
酷い言いようだと思った。すれ違うというのはこんな行為のことではなかったはず。
価値観、考え方、そういった見えないものが違い過ぎるのが、そもそも先輩と言い合いになる原因だ。行為の内容ではなくて、それ以前の話。それをじらすだけじらして俺を責め立てるなんて。
「このままでいいわけないよね? 良太は俺を拒絶するくせに体は俺を誘うのって、どうなの? こんな体で俺と離れられると思っているの?」
「もうやだ……。は、やく……挿れて」
「ははっ、すぐ良太の好きなコレ挿れてあげる」
「あっ、あっっっ」
先ほどまで繋がっていた場所は、先輩の剛直を素直に受け入れた。俺は入ってきた刺激に存分に腰を振った。そして散々抱かれた。
もう二度としないと誓ったはずの、フェロモンで支配する行為を先輩は簡単にやってのけた。俺はあの時のような狂った感覚に陥って、オメガという性を受け入れてしまった。もう抱かれることしか考えられないし、番に愛される喜びをかみしめた。
これが愛されるということなのかは謎だったが、その時、体を求められるのは愛されている証だと、オメガの脳ではそう思うのが精一杯であった。何度目かの交わりの時に少し頭がクリアになってきた。
「あっ、んんん、はっ、あぁぁぁぁっっ」
俺の頭が少しずつ覚醒していく。
先輩が珍しく息を切らしている。下で上下に揺すられながら、俺と先輩の肌のぶつかりあう、ぱんぱんって音と吐息、出入りする先輩のモノと俺の尻から出る愛液の混じり合うぐちゅぐちゅという卑猥な音。それを聴きながら、俺の声も一定のリズムで訳のわからない言葉を発していると思う。
抽挿が早まると先輩が俺をきつく抱きしめて、中に精液を吐き出していく。俺は目を瞑りながら体がビクビクってしながらも懸命にそれを受け止めていた。
先輩が俺の中から出ていくと同時に、尻から大量の精液が流れ落ちてきてゾクってした。先輩は隣にドサって横になって、はあって息を整えていた。
アルファも出しすぎると疲れるのかな……。そんな考えの中、俺は天を仰いだ。自然に涙も出てきていた。それを止められず、疲れている体を動かして、先輩とは反対の方向を向いて横になった。
「良太」
後ろから抱きしめてきて俺の腹に腕を回し、ガッツリとホールドをして俺の名前を呼ぶ。本当に何がしたいんだよ。
「良太、愛してる」
そんな言葉聞きたくない。愛しているなら、なんで俺をこんなに悲しませるんだろう、どうして嫌だというのに何度も抱くんだろう。なんで、どうして、そんな言葉しか脳裏には浮かばない。
俺は丸くなって、でも先輩の腕からは逃れられないからそのまま自分の腕を抱えてうずくまった。
「良太、お願い、こっち向いて」
俺は頭を横に振って、態度で嫌だと示した。言葉も出ない、だって涙をこらえるのに嗚咽が漏れそうだから。
先輩は後ろから俺の腹をさすりながら、俺のクビに顔を埋めて首元に何度も音をたてて、チュってキスを繰り返す。そして俺の萎びたモノを握り先端をグリグリと指で刺激をする。感じてしまうような刺激だった。
「い、やだ。もう、やめて……」
「岩峰はどんな触り方するの? もうセックスはした?」
「……する訳ない、あんっ、や、や」
「そう、じゃあ、二人は体の関係はないけど心で繋がっているの」
「あっ! 痛ぃ」
先輩が俺のモノを握り、力を込めた。さすがにその刺激が痛くて先輩の手を掴んだ。
「ねぇ、答えて」
「ちがっ、さっきは先輩があまりに僕と勇吾さんの仲を疑うから、嘘を言っただけ 。勇吾さんは大事な家族でそういう関係はない。あんっ、やめ…」
「本当? じゃ岩峰と結ばれたいとは思ってないってこと?」
俺は後ろから抱きしめるその手をとって、精一杯に頷いた。そうしたら、やっと握っていたその手の力を緩めてくれた。
「良太、もうそんな嘘はつかないで。俺を妬かせたいのなら大成功だよ」
「ごめんなさい、だから、もう離して。もう本当に嫌だ。帰りたい、うっうっ……」
俺はもう堪えることなく涙を流して訴えた。そしたら無理やり先輩の方に向かされて、キスをされた。優しくてゆっくりしたキス。だけどとっても長くて甘く痺れる。俺は抵抗も忘れて必死に息継ぎをして受け入れていた。
「はっ、はっ、んんっ」
「良太、ごめん、俺はまだまだ未熟で、どうしたって良太の全てが欲しくなって、どんどん欲が出てくる」
「えっ ぐっ、うっ、お願い、帰して…」
俺は涙が止まらない。キスは受け入れていたけど、できればこの場から離れたい。先輩と離れたい、俺を大事にしてくれる優しい存在と一緒に過ごしていたい。
「お願いだ、俺と過ごして。無理やり抱いて悪かったと思うけど、お前を愛しているからだ」
「先輩は、本当に僕のこと好きなんですか? ただの番への独占欲で征服したいだけじゃないですか? もうなんでもいいから、ここから帰してください」
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