16 / 102
第二章 学園生活
16、王太子と二回目 ※
しおりを挟む
「申し訳ございません!」
「何の謝罪?」
「殿下をご不快にしたことをお詫びいたします」
俺は頭を下げたけど、怖い殿下の足先しか見えない。俺はこのままこの足でけられるのだろうか。覚悟して目をつむった。するといきなり横抱きにされた。
「うわっ! えっ!?」
「ちょっと黙って」
殿下は俺を抱き上げて、奥にあるベッドに下ろした。まさか、ここでお役目を?
「シン……」
「あい!」
あっ、噛んだ。俺はベッドに仰向けに寝かされた上に、殿下が覆いかぶさって俺を見る。そして殿下は楽しそうに笑った。
「あい……って、ははっ、シンは面白い」
「も、もうしわけ、んん」
謝ろうと口を開いたと同時に、殿下の唇で俺の唇はふさがれた。
「もう謝らないで、何がいけないかも分かってないんだろう?」
「んん、は、んん」
話しながらも俺の唇を蹂躙する。気持ちいい。先ほどまでの恐怖がどこかへ行ってしまった。
「シンはすぐに快楽に身を任すから心配なんだよ。この前、他の男との距離に気を付けろと言ったばかりだろう」
「ふっ、はいっ、ふはっ」
注意されながらもキスは続く。
「もう友人とあんな恋人みたいな真似はしないで」
自分だって、さっきまであんなに可愛い婚約者と仲睦まじくしていたのに。そう思っていたら、殿下がもう一度俺に言った。
「私以外と、仲良くしないで」
「あ、はい」
理不尽だったけれど、キスは続いた。キスは終わらないどころかどんどん先へ進む。俺の服はいつの間にか胸の部分がはだけていて、殿下が俺の小さな突起を握った。
「あ、痛っ」
「シン。ここはまだ未開発だね? というか体は誰も開いていないはず。で、間違いないね?」
強めに乳首を握ることで、未開発などと分かるのかは疑問だが素直に答えた。
「は、はい」
「舐めていい?」
「ふへっ?」
「シンの可愛い胸の頂を、舐めていい? 舌で転がして、吸って、キスがしたい」
「え、あ、あの」
「するよ」
俺が答えられずにいると、殿下は先へ進めた。
殿下が俺の胸を触って、舐めている。えっ、なにこれ。この人、俺を女だと、思ってはいないと思う。だって、さっきから胸を執拗にいじりながらも片手は俺の息子をさわさわと服の上からさすって、形を楽しんでいる。
ど、ど、どういうこと!?
「はっ、あ、ん!」
「可愛い声だ」
摘ままれた時はいたかったけれど、舐められている内に快楽が引き起こされた。出すつもりもない高い声が出てしまった。胸を吸われると、変な気持ちになって、というか気持ちが良くて、俺の息子さんも起きてしまった。殿下がさすっているからというのもあるのだろうけど。
「シンの上も下も勃ってきたね」
「あっ、だって、殿下が触るから……です」
「キスもしているよ」
「ああ!?」
胸の突起にチュっと音がするキスをしたら、また体が震えた。そして、俺は胸がはだけた服と、ズボンはまだ着用しているけれど、勃起したあそこは濡れて服にシミを作ってしまった。
「シン、服が汚れてしまったね。これは王家が綺麗にしてあの男に返すから。シンはこの後、私が用意した服を着て帰ろうね。宿舎まで送って行くから安心して」
「ふへっ、え」
服が全部はぎとられて、俺の股間が空気に触れた。恥ずかしい、殿下は服をフル装備で着用したままで、俺だけ裸。俺の股間を見て、殿下はそう言った。思わず俺は手で大事な部分を隠した。
「今日は少し、進もうか」
「え?」
「美しいシンの体を見たら、このまま帰せないの、分かるよね?」
「……」
俺はこの後、ついに処女を……。
「何の謝罪?」
「殿下をご不快にしたことをお詫びいたします」
俺は頭を下げたけど、怖い殿下の足先しか見えない。俺はこのままこの足でけられるのだろうか。覚悟して目をつむった。するといきなり横抱きにされた。
「うわっ! えっ!?」
「ちょっと黙って」
殿下は俺を抱き上げて、奥にあるベッドに下ろした。まさか、ここでお役目を?
「シン……」
「あい!」
あっ、噛んだ。俺はベッドに仰向けに寝かされた上に、殿下が覆いかぶさって俺を見る。そして殿下は楽しそうに笑った。
「あい……って、ははっ、シンは面白い」
「も、もうしわけ、んん」
謝ろうと口を開いたと同時に、殿下の唇で俺の唇はふさがれた。
「もう謝らないで、何がいけないかも分かってないんだろう?」
「んん、は、んん」
話しながらも俺の唇を蹂躙する。気持ちいい。先ほどまでの恐怖がどこかへ行ってしまった。
「シンはすぐに快楽に身を任すから心配なんだよ。この前、他の男との距離に気を付けろと言ったばかりだろう」
「ふっ、はいっ、ふはっ」
注意されながらもキスは続く。
「もう友人とあんな恋人みたいな真似はしないで」
自分だって、さっきまであんなに可愛い婚約者と仲睦まじくしていたのに。そう思っていたら、殿下がもう一度俺に言った。
「私以外と、仲良くしないで」
「あ、はい」
理不尽だったけれど、キスは続いた。キスは終わらないどころかどんどん先へ進む。俺の服はいつの間にか胸の部分がはだけていて、殿下が俺の小さな突起を握った。
「あ、痛っ」
「シン。ここはまだ未開発だね? というか体は誰も開いていないはず。で、間違いないね?」
強めに乳首を握ることで、未開発などと分かるのかは疑問だが素直に答えた。
「は、はい」
「舐めていい?」
「ふへっ?」
「シンの可愛い胸の頂を、舐めていい? 舌で転がして、吸って、キスがしたい」
「え、あ、あの」
「するよ」
俺が答えられずにいると、殿下は先へ進めた。
殿下が俺の胸を触って、舐めている。えっ、なにこれ。この人、俺を女だと、思ってはいないと思う。だって、さっきから胸を執拗にいじりながらも片手は俺の息子をさわさわと服の上からさすって、形を楽しんでいる。
ど、ど、どういうこと!?
「はっ、あ、ん!」
「可愛い声だ」
摘ままれた時はいたかったけれど、舐められている内に快楽が引き起こされた。出すつもりもない高い声が出てしまった。胸を吸われると、変な気持ちになって、というか気持ちが良くて、俺の息子さんも起きてしまった。殿下がさすっているからというのもあるのだろうけど。
「シンの上も下も勃ってきたね」
「あっ、だって、殿下が触るから……です」
「キスもしているよ」
「ああ!?」
胸の突起にチュっと音がするキスをしたら、また体が震えた。そして、俺は胸がはだけた服と、ズボンはまだ着用しているけれど、勃起したあそこは濡れて服にシミを作ってしまった。
「シン、服が汚れてしまったね。これは王家が綺麗にしてあの男に返すから。シンはこの後、私が用意した服を着て帰ろうね。宿舎まで送って行くから安心して」
「ふへっ、え」
服が全部はぎとられて、俺の股間が空気に触れた。恥ずかしい、殿下は服をフル装備で着用したままで、俺だけ裸。俺の股間を見て、殿下はそう言った。思わず俺は手で大事な部分を隠した。
「今日は少し、進もうか」
「え?」
「美しいシンの体を見たら、このまま帰せないの、分かるよね?」
「……」
俺はこの後、ついに処女を……。
126
お気に入りに追加
2,472
あなたにおすすめの小説
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。


【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

花婿候補は冴えないαでした
いち
BL
バース性がわからないまま育った凪咲は、20歳の年に待ちに待った判定を受けた。会社を経営する父の一人息子として育てられるなか結果はΩ。 父親を困らせることになってしまう。このまま親に従って、政略結婚を進めて行こうとするが、それでいいのかと自分の今後を考え始める。そして、偶然同じ部署にいた25歳の秘書の孝景と出会った。
本番なしなのもたまにはと思って書いてみました!
※pixivに同様の作品を掲載しています

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる