7 / 102
第一章 閨係のはじまり
7、香りの確認
しおりを挟む
「殿下!」
「はぁ、まだ取り込み中だ。時間がかかると言っただろう」
「ですが部屋の外まで殿下のフェロモンが香ってきたので、シン殿の貞操の危機を回避のため……って、なにやってやがる!」
「……」
先ほどの騎士が、俺たちの体勢を見たからか? 急に言葉使いが変わり、殿下は騎士から俺の上にいたところを引き離された。
「見て分かる通り、興奮した。だがキスしかしてない。ああ、胸も味わった……」
「何やってんだ! 今日は香りの確認だけで触れ合いは許されていない」
「すまない」
「ったく! シン殿、大丈夫か?」
なんだろう。先ほどとは変わって、この騎士は殿下に対してくだけた態度になった。俺はソファに仰向けで倒されたまま、ほぼ裸状態で殿下の上着が申し訳なさ程度に上にかかっていて、さらには涙の跡もある。第三者が見たら不本意に襲われたように見えるかもしれない。
「あの、すいません。僕が、悪いです。泣くつもりは無かったのですが……」
「いえ。まさか殿下がここまでするとは思ってなくて……二人きりにした私の落ち度です。申し訳ありませんでした」
「……いえ」
「さぁ、手をどうぞ」
騎士が寝転がっている俺の手を引こうと差し伸べてきてので、ありがたいと思って手を取ろうとすると、殿下が騎士の手を払った。
「だめだ!」
殿下は俺を抱き寄せた。なぜ?
「これは、私のだ。他のアルファが触れることは許さない」
「じゃあ早くシン殿の身なりを整えてやれよ。時間かかりすぎで周りがヒヤヒヤしている」
「ああ、シン。怖がらせて悪かった。服を整えるよ」
俺の服を手早く直している殿下の身のこなしの速さ。二人に意見などできない俺はされるままになった。服が整うと先ほどの騎士が話しかけてきた。
「では、シン殿。殿下との相性は問題なさそうなので、この後は後宮から説明があります。それが終われば本日はラードヒル男爵とお帰りいただきます」
「えっ! あっ、はい」
疑問しかなかった。あれで相性が問題ないと言えるのか? しかもそれを試してもいない騎士から言われるとは。殿下の意思を聞かなくてもいいのだろうか。それに家に帰れる? 俺はてっきり後宮で飼われて一年ベッドから出られないのを想像していたのだが、普通に人間としての尊厳は保たれると考えていいのだろうか。
脳内に不思議がたくさんすぎる中、騎士に促され退出しようとしたら殿下に止められた。
「シン、そんな不思議な顔をしてどうした?」
「いえ、なんでもございません」
腑に落ちない顔をしてしまったらしい。
「なんでもないって、顔ではないな。何か不都合があるなら言って欲しい。何を言っても手放さないけど、極力シンの希望は聞くようにする」
殿下に物を申すなどできるはずないし、一言でも変なことを喋ってしまったら不敬罪になりかねない。
「不敬にならないよ」
「へ?」
「シンは言葉が少ないけど、顔で分かる」
殿下は笑いながら言った。
「王宮にいる相手なんて、シンからしたら全く想像もつかない人種だろうね。でも、ここは公式ではない。いわば私のプライベートであり、憩いの場だ。だから身分などという堅苦しさは考えず、気軽に話して欲しい。忖度ない場では、策略など考えずに過ごしたいだけだ」
「……」
「ね? シン、言って。これからの私は、シンの前では裸になるような間柄だ。変な考えを持ったまま閨を共にするのは、私にとってリスクが高い。だからシンの憂いは関係を持つ前に絶っておきたい」
「あっ、申し訳ございません。殿下に気遣わせてしまって」
王族も大変だなと思ったけど、急に忖度なしになんて無理な話だ。
「殿下、シン殿は初めて殿下にお会いしたのです。いきなりそのようなことを言われても困らせているだけですよ」
騎士がすかさずフォローに入った。
「ダイス、手放さないと決めた。だったら早めに関係は築いた方がいいと思わないか?」
「マジかよ……」
騎士は驚いた顔と、驚いたような言葉を発した。というか、言葉遣いに統一感が無い。丁寧なのかやんちゃなのか分からん。そして殿下は俺に向き合った。
「シン。ダイスは護衛兼お目付け役だが、プライベートではこの通り親友だよ。私は公式以外の場ではこのように部下相手でも関係は自由にしているし、相手にもそれを求める。シンは私と深い関係になるのだから、なおさら今から慣れてもらわなければいけない」
深い関係……ただの閨相手が? 体を深く繋げるって意味で、そう言っているのか?
「……シン殿。この通り殿下は自分がいいと言った相手には、それを求めます。逆にいいと言わない相手には何も許さない。あなたはそれが許された。親友である私もそれを認めます」
「あ……の。お二人の関係は分かりました。僕みたいなものにそこまで言っていただけて恐縮です。その、騎士様は先ほど僕と殿下の相性は問題ないと言われましたが」
「ええ、言いました」
「それは殿下のご意見ではありませんよね。僕はオメガとしては欠陥品で、それなのにここまで来てしまって申し訳ないと思いますが、殿下がお嫌なら僕の相手なんて可哀想だと……」
「どうしてそうなる!」
殿下が騎士との会話に割り込んできて、俺はびくっとした。ほらっ、怒ったじゃねぇか。不敬罪決定……。
「ディー、とりあえず黙れ。なんというか、その、シン殿はあんな殿下を見て、それを言うってことは、まあ仕方ないか。経験が無いのでしたね。今までアルファと関わったことはございますか?」
ディー? ディートリッヒ殿下だから、ディー? めちゃ仲良しだなと思い、騎士の問いかけに答えた。
「父と弟だけです」
「なるほど、身内では分からないか」
ん? 何が分からないのだろう。すると殿下が騎士にそれ以上は言うなと言って俺に向き合った。
「シン、言葉が少なくて悪かった。私は君を所望している」
「え」
「私が言うのだから疑いようがない。これでこの話は終わり。シンの憂いはそれで片付いた?」
「は……い。殿下がそれでいいというなら問題ございません」
「よし! じゃあこれからを楽しみにしているよ」
そこで時間切れとなり、殿下はこの場を去っていった。
「はぁ、まだ取り込み中だ。時間がかかると言っただろう」
「ですが部屋の外まで殿下のフェロモンが香ってきたので、シン殿の貞操の危機を回避のため……って、なにやってやがる!」
「……」
先ほどの騎士が、俺たちの体勢を見たからか? 急に言葉使いが変わり、殿下は騎士から俺の上にいたところを引き離された。
「見て分かる通り、興奮した。だがキスしかしてない。ああ、胸も味わった……」
「何やってんだ! 今日は香りの確認だけで触れ合いは許されていない」
「すまない」
「ったく! シン殿、大丈夫か?」
なんだろう。先ほどとは変わって、この騎士は殿下に対してくだけた態度になった。俺はソファに仰向けで倒されたまま、ほぼ裸状態で殿下の上着が申し訳なさ程度に上にかかっていて、さらには涙の跡もある。第三者が見たら不本意に襲われたように見えるかもしれない。
「あの、すいません。僕が、悪いです。泣くつもりは無かったのですが……」
「いえ。まさか殿下がここまでするとは思ってなくて……二人きりにした私の落ち度です。申し訳ありませんでした」
「……いえ」
「さぁ、手をどうぞ」
騎士が寝転がっている俺の手を引こうと差し伸べてきてので、ありがたいと思って手を取ろうとすると、殿下が騎士の手を払った。
「だめだ!」
殿下は俺を抱き寄せた。なぜ?
「これは、私のだ。他のアルファが触れることは許さない」
「じゃあ早くシン殿の身なりを整えてやれよ。時間かかりすぎで周りがヒヤヒヤしている」
「ああ、シン。怖がらせて悪かった。服を整えるよ」
俺の服を手早く直している殿下の身のこなしの速さ。二人に意見などできない俺はされるままになった。服が整うと先ほどの騎士が話しかけてきた。
「では、シン殿。殿下との相性は問題なさそうなので、この後は後宮から説明があります。それが終われば本日はラードヒル男爵とお帰りいただきます」
「えっ! あっ、はい」
疑問しかなかった。あれで相性が問題ないと言えるのか? しかもそれを試してもいない騎士から言われるとは。殿下の意思を聞かなくてもいいのだろうか。それに家に帰れる? 俺はてっきり後宮で飼われて一年ベッドから出られないのを想像していたのだが、普通に人間としての尊厳は保たれると考えていいのだろうか。
脳内に不思議がたくさんすぎる中、騎士に促され退出しようとしたら殿下に止められた。
「シン、そんな不思議な顔をしてどうした?」
「いえ、なんでもございません」
腑に落ちない顔をしてしまったらしい。
「なんでもないって、顔ではないな。何か不都合があるなら言って欲しい。何を言っても手放さないけど、極力シンの希望は聞くようにする」
殿下に物を申すなどできるはずないし、一言でも変なことを喋ってしまったら不敬罪になりかねない。
「不敬にならないよ」
「へ?」
「シンは言葉が少ないけど、顔で分かる」
殿下は笑いながら言った。
「王宮にいる相手なんて、シンからしたら全く想像もつかない人種だろうね。でも、ここは公式ではない。いわば私のプライベートであり、憩いの場だ。だから身分などという堅苦しさは考えず、気軽に話して欲しい。忖度ない場では、策略など考えずに過ごしたいだけだ」
「……」
「ね? シン、言って。これからの私は、シンの前では裸になるような間柄だ。変な考えを持ったまま閨を共にするのは、私にとってリスクが高い。だからシンの憂いは関係を持つ前に絶っておきたい」
「あっ、申し訳ございません。殿下に気遣わせてしまって」
王族も大変だなと思ったけど、急に忖度なしになんて無理な話だ。
「殿下、シン殿は初めて殿下にお会いしたのです。いきなりそのようなことを言われても困らせているだけですよ」
騎士がすかさずフォローに入った。
「ダイス、手放さないと決めた。だったら早めに関係は築いた方がいいと思わないか?」
「マジかよ……」
騎士は驚いた顔と、驚いたような言葉を発した。というか、言葉遣いに統一感が無い。丁寧なのかやんちゃなのか分からん。そして殿下は俺に向き合った。
「シン。ダイスは護衛兼お目付け役だが、プライベートではこの通り親友だよ。私は公式以外の場ではこのように部下相手でも関係は自由にしているし、相手にもそれを求める。シンは私と深い関係になるのだから、なおさら今から慣れてもらわなければいけない」
深い関係……ただの閨相手が? 体を深く繋げるって意味で、そう言っているのか?
「……シン殿。この通り殿下は自分がいいと言った相手には、それを求めます。逆にいいと言わない相手には何も許さない。あなたはそれが許された。親友である私もそれを認めます」
「あ……の。お二人の関係は分かりました。僕みたいなものにそこまで言っていただけて恐縮です。その、騎士様は先ほど僕と殿下の相性は問題ないと言われましたが」
「ええ、言いました」
「それは殿下のご意見ではありませんよね。僕はオメガとしては欠陥品で、それなのにここまで来てしまって申し訳ないと思いますが、殿下がお嫌なら僕の相手なんて可哀想だと……」
「どうしてそうなる!」
殿下が騎士との会話に割り込んできて、俺はびくっとした。ほらっ、怒ったじゃねぇか。不敬罪決定……。
「ディー、とりあえず黙れ。なんというか、その、シン殿はあんな殿下を見て、それを言うってことは、まあ仕方ないか。経験が無いのでしたね。今までアルファと関わったことはございますか?」
ディー? ディートリッヒ殿下だから、ディー? めちゃ仲良しだなと思い、騎士の問いかけに答えた。
「父と弟だけです」
「なるほど、身内では分からないか」
ん? 何が分からないのだろう。すると殿下が騎士にそれ以上は言うなと言って俺に向き合った。
「シン、言葉が少なくて悪かった。私は君を所望している」
「え」
「私が言うのだから疑いようがない。これでこの話は終わり。シンの憂いはそれで片付いた?」
「は……い。殿下がそれでいいというなら問題ございません」
「よし! じゃあこれからを楽しみにしているよ」
そこで時間切れとなり、殿下はこの場を去っていった。
126
お気に入りに追加
2,473
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
事故つがいの夫は僕を愛さない ~15歳で番になった、オメガとアルファのすれちがい婚~【本編完結】
カミヤルイ
BL
2023.9.19~完結一日目までBL1位、全ジャンル内でも20位以内継続、ありがとうございました!
美形アルファと平凡オメガのすれ違い結婚生活
(登場人物)
高梨天音:オメガ性の20歳。15歳の時、電車内で初めてのヒートを起こした。
高梨理人:アルファ性の20歳。天音の憧れの同級生だったが、天音のヒートに抗えずに番となってしまい、罪悪感と責任感から結婚を申し出た。
(あらすじ)*自己設定ありオメガバース
「事故番を対象とした番解消の投与薬がいよいよ完成しました」
ある朝流れたニュースに、オメガの天音の番で、夫でもあるアルファの理人は釘付けになった。
天音は理人が薬を欲しいのではと不安になる。二人は五年前、天音の突発的なヒートにより番となった事故番だからだ。
理人は夫として誠実で優しいが、番になってからの五年間、一度も愛を囁いてくれたこともなければ、発情期以外の性交は無く寝室も別。さらにはキスも、顔を見ながらの性交もしてくれたことがない。
天音は理人が罪悪感だけで結婚してくれたと思っており、嫌われたくないと苦手な家事も頑張ってきた。どうか理人が薬のことを考えないでいてくれるようにと願う。最近は理人の帰りが遅く、ますます距離ができているからなおさらだった。
しかしその夜、別のオメガの匂いを纏わりつけて帰宅した理人に乱暴に抱かれ、翌日には理人が他のオメガと抱き合ってキスする場面を見てしまう。天音ははっきりと感じた、彼は理人の「運命の番」だと。
ショックを受けた天音だが、理人の為には別れるしかないと考え、番解消薬について調べることにするが……。
表紙は天宮叶さん@amamiyakyo0217

新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

当たり前の幸せ
ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。
初投稿なので色々矛盾などご容赦を。
ゆっくり更新します。
すみません名前変えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる