彼のいない世界が輝きはじめるとき

オメガの蓮は、大好きな夫で番がいた。
彼は3年前、蓮を残してこの世を去る。3年間夫を忘れることなく、ずっと恋をしたまま生きてきた蓮。本来なら死別した番との縁は切れて、オメガとして他のアルファを誘うフェロモンが出て発情期もあるはずだが、それを失った。

夢の中でしか会えない夫に現在進行形で恋をし続ける。

ある日、今年は3年ぶりにホワイトクリスマスになると知った。

もしも今年のクリスマスに雪が降ったら、もしも雪なら……願掛けをする蓮。

しかし決意をした翌日、過去に振った運命の番だった人と再会した。

彼が言う。

クリスマスまで、自分の体を自由に使っていい。それが終わる時、これからのあなたの未来を決めて欲しい。「彼の願いをどうか叶えてあげて」と。

蓮は不思議に思うも、翌日尋ねてきた運命の男は、中身がまるで変わっていて……

クリスマスが見せる奇跡の3日間の物語。よくある題材ですが、riikoなりに作り出した世界観をお楽しみいただけたら幸いです。

性描写が入るシーンは
※マークをタイトルにつけますのでご注意くださいませ。
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