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本編
46、想いあった後は ※
しおりを挟む俺たちは、本当の意味で相思相愛になった。
正樹は俺に微笑む、そして俺も笑う。幸せな時を見つめあったまま、抱き合ったまま過ごした。少し、キスをして、手を絡めて、二人とも心が落ち着いたのかいつもみたいに衝動的に繋がろうとせずに、正樹の作った巣を壊さないように、ただひたすら抱き合って、キスをして、見つめ合う。
「正樹、愛している」
「うん、俺も」
そんな穏やかな時間、少しずつ正樹の身体を触っていく。
「あっ」
「ここ、気持ちいい?」
「うん。そこ好き」
正樹の好きな場所の一つ。胸の頂を舌でツンと刺すよう触れる、それから舐めて、吸う。もう片方は指で摘む。
「ひやっ、あっ、いい!」
「良かった、可愛い声もっと聞かせて」
発情期中だからかな? それとも本当の意味での両思いになったからかな? 正樹が素直すぎる。いつもなら声が出るのが恥ずかしいって言って、手で口を抑えるけど、その手は今、俺の頭を撫でている。髪の中に手を入れてさわさわと動かす動作がたまらなくいやらしい。
俺も気持ちがいい。
「正樹の手、好き」
「ん? この手が? あっ、ああ」
俺の口元に正樹の指を持っていって咥えた。それだけでも今の正樹は感じてしまうらしい。
可愛い!!
そのまま俺の顔は正樹のお腹の上にいき、へそを舐めた。
「はっ、はぁ」
「気持ちいい?」
「う、ん」
そして、正樹の鼠蹊部に舌を這わした。あえて勃ち上がるそこではなく、膝をかかえて片足をあげて。足の付け根を毛ごと舐めた。
「ひんっ、あああ」
足をあげた時、正樹の綺麗な後ろの孔が見えた。ピンクのソコはひくひくとしていた。
よく見ると既に蜜が溢れてきた。ソコからブワッといい香りがする。急に俺の鼻腔にその香りが入り込み、俺はまたあの感覚が蘇った。俺からもフェロモンが出たのがわかった。
「あっ、なに、この香りっ!! やっ、やばいって、司、きちゃうよぉ」
「ごめん、正樹の香り嗅いだら、なんか俺、俺こそやばくなる!! ごめん、正樹っ!!」
穏やかな時間は終わり、俺の舌を正樹の後孔にねじ込んだ。そして舌で届くところだけを突く。
「えっ、そんなとこぉ!? なにそれ、気持ち良すぎちゃう、あっ、いやぁ!! あっ、きちゃう、きちゃうっ、司ぁ、だめぇぇぇ!!」
「嘘だろ、どんどん出てくる、だめじゃないよね?」
そしてねじ込んだ舌を出して、今度は後孔の周りを舐めて吸った。たまらない、なんだよ、これは。
「正樹、嫌じゃないよね? お願い、嫌なことはさせたくない。答えて」
「嫌、じゃない。ダメじゃない! 凄くきもちいいっ、司の全てが気持ちいいしかない!! ああああっっっ!!!!」
よし。以前ここを舐めようとしたら泣かれたけど、これは正樹実は好きなんだってことがわかったぞ。ヒートすげぇ! 今は素直な正樹しかいない。普段のツンツンする態度も可愛いけど、素直なだけの正樹もたまらない。
ソコで正樹の勃ち上がったモノをやっと触った。
「ああっ! 同時は、だめっ、イッちゃうからぁ」
「イッていいよ」
「ああああっっっっ!!」
正樹のソコは少し上下に擦っただけで、すぐに欲望を吐き出した。それが俺の顔にかかったので舌を後の孔から抜いて、顔にかかった正樹のミルクを手に取り、舐めた。正樹ははぁはぁと息を吐きながら、俺の行動を見て微笑んだ。
「バカ」
「うん」
俺は正樹にバカって言われるたびに、嬉しくなる。
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