異世界スロースターター

宇野 肇

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四章 清算

馬車に乗って

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 集合場所で全員が集まる頃にはどうにか浮かれた気持ちから落ち着きを取り戻した。
 王都への乗合馬車に次々と人が乗り込み出て行くのを見送ること数度。御者として現れたのは無精髭を生やした面長の男だった。痩身で、身長が高いのもあってひょろりとした印象を受ける。面立ちも眠そうな垂れ目にどこか緩んだ感じで、しかし眼光は鋭さを帯びてどうにも……胡散臭い。
「見た目はこんなだが腕は確かだ。こいつが引くのは普通の馬じゃないからな。街道を行くにしても速度の割には快適だ」
「どーも、モンスター専門の御者でリーオットて言います。料金は割高でいただきますけど、その分他よりずっと良い運転しますからどうぞご贔屓に」
 訛りを感じるが、聞き取りやすい。笑うと少し胡散臭さの薄れた彼から会釈を受け、こちらからも頭を下げる。
「よろしくお願いします。馬車に乗るのは初めてなので」
「へえ。他の御者に浮気されてもスグ戻って来てもらえるように精一杯尽くしますんで。どうぞよろしゅうに」
 戯けた言い方にくすりと笑い、大型四輪のコーチと呼ばれるタイプの馬車に乗り込んだ。乗合馬車のような規模でも10人以上が乗り込め、積荷用としても広く利用されている幌馬車もあるが、俺たちの乗るコーチタイプは小部屋のような作りをしていて、その上の二階にあたる場所にも座席がある。外側に取り付けられた階段がなんとも言えないアスレチック感を醸し出していた。
 コーチには低レベルモンスターを寄せ付けない魔除けの紋が施されているとのことだが、盗賊はその範疇には含まれないので座席は非戦闘員・準戦闘員が小部屋優先だ。よってシズ、ロゼオ、ブルーノは小部屋で固定。対人戦に慣れているというジンとギル、そしてもっとも素早く動けるアドルフが二階。お互いの声はパイプを通して聞こえるようにしてあるから、遠距離攻撃やアドルフの大きさのコントロールができる俺は一階という構成になった。魔法は物理的に隔てられていても目視できる状態であれば発動できるし、投げナイフなどの飛び道具とは異なり回収する手間もない。基本的には二階の二人と一匹が探知役、実際に威嚇攻撃を行うのは俺、ということになった。敵の接近があった場合には二階の面々が出る。
「リーオットさん、狙われませんか?」
「はは、こう見えても自衛くらいは出来ますんで。大丈夫ですよ」
 部屋の中から御者側へ通じる窓を開けてそんな会話をする。リーオットさんは気楽そうだ。
「それに、ジンの旦那の強さはよーく知っておりますからねえ。この辺に根を張ってた盗賊も一時のことを思えば随分綺麗になりましたから。今出てくるのは大して連携もできない寄せ集めでしょう」
「はあ……盗賊の相手をされたことがあるんですか?」
「まあ、職業柄遭遇することはそこそこありますわな。ワタシはそれなりに払って貰わないと仕事は受けませんから、大抵のお客さんは金払いの良い方でして。そういう方は良い護衛の方も雇われますし、そもそもが旦那のようなお強い依頼主が片付けてしまうんですわ」
 のんびりと、のほほんとした口調だが、モンスターはともかく盗賊との遭遇率が結構あって、その上で今まで生き延びているのならリーオットさんは生き延びるための手段や人を見る目があるということなのだろう。ジンとは面識があるようだし、彼の強さに関しては全く疑った様子もない。
「ほな、参ります。初めてなんでしたら一旦きちんと着席なさって下さいね」
「あ、はい」
 馬車は広い。電車の座席のように向かい合わせに作られた椅子に腰を落とす。シズの隣に腰掛けると、リーオットさんの号令のような声で、静かに馬車は動き始めた。

 リーオットさんが扱うモンスターは数種類いるが、今回車を引かせているのは鶏と竜を足して割ったようなものだった。全体的なシルエットは竜なのだが、美しい赤のふかふかしたトサカは長く、風に靡いている。他の場所は象牙色で、人1人くらいなら余裕で乗れそうな大きさだ。時折コッコッと鳴く。それが二体。俺の記憶が正しければコカトリスだった気がするが……どこか長閑な姿に思えるのはテイムされた状態だからだろうか。
 リーオットさんは上手く二体を従えていて、一定の速度で石畳をゆく。宣言通り揺れも少なく、気分が悪くなることもない。
「凄いですね。今まで僕が乗った馬車でも飛び抜けて静かで快適です」
「そうなんだ」
「道が綺麗なこともあると思いますけど、それでも凄く乗り心地がいいですよ」
 経験者が言うのだからそうなのだろう。
 戦闘もよほどのことがなければ命が危ぶまれることはないようだし、確かに眠っても問題はなさそうだ。こういう揺れって凄く眠り易いらしいし。
 暫く天気のことや王都の祭のことなどぽつりぽつりと話していたが、他にすることもなくて暇なせいか誰ともなしに瞼を閉じ始め、馬車の中は心地の良い静寂に満たされた。





 馬車の発する音の他に乱れた呼吸を聞き取った。たまたま意識が浮上したからか、その乱れを感じ取ったから目が覚めたのかはわからない。
「……ロゼオ?」
 瞼を押し上げると、目を閉じながらも眉を顰め、ブルーノに凭れかかったロゼオが目に入った。一気に覚醒し、様子をうかがう。口でそっと押し殺した様に呼吸をしているが、俺の方はちらりと瞳が動いたのが見えただけで、物を言う余裕はなさそうだった。胸を押さえていて苦しそうだ。
「乗り物酔い?」
「いや……」
 ブルーノに尋ねると、何とも歯切れの悪い声が返ってくる。いや、そもそも二人に馬車に乗った経験がどれほどあるのか、俺は知らなかった。ないのかもしれない。
 俺が身を起こしたことでシズも目を開ける。取り敢えずシズについていて貰おう。
「シズ、背中に手を」
「かしこまりました」
 席を移動し、リーオットさんに一旦止まって貰おうと窓へ向かおうとした矢先、ブルーノに引き留められた。
「待ってくれ。ロゼオが嫌がってる」
「揺れがきついんじゃないの?」
 だったら、何があったんだろう。窓は最低限開けられていて、空気が籠っているということもない。
 俺の疑問はブルーノにも伝わったんだろう。ブルーノはロゼオをシズに預け、俺の隣にやってきた。掌をそっと口元へかざし俺へ耳打ちする。
「あいつ、元々ヤバイ奴に浚われて奴隷にさせられそうだったところを盗賊に襲撃されてんだ。その後……女の代わりになってたことがあったらしい。多分、その辺が身体に染みついちまってんだと思う」
「え……」
 ブルーノは、「俺は見てくれも大した事ねえから雑用ばっかだったけど」と口籠るのを見ながら、俺はもう一度ロゼオを見た。何かを耐えるように身体を丸めようとしているようにも思える。在りし日の辛い体験が蘇っているのかと思うと、一気に胸が苦しくなった。
「どうすればいい? 何かロゼオの気が安らげるようなものに心当たりは?」
「そんなもん急に言われてもよ……」
 まったく同じ体験とは言わない。それどころか初めて身体を開かされた時に痛みのなかった俺とは比べ物にならないほどの恐怖があったはずだ。でも、俺にとっても他人事とは思えなくて、どうにかして安心させてやりたかった。
 せめて少しでも落ち着かせることが出来たらとインベントリの中を確認してみたが、薬の類くらいしか手持ちがない。リラックス効果のあるお香でもあれがよかったのだろうが、そんなものは持ち歩いていなかった。
 なにか。なにかないか。
 ぐるぐると忙しなく思考が回っているのを感じる。
 ロゼオが落ち着けるものとはなんだ。俺はどうしたら落ち着けた?
「……あ、」
 必死に、先の見えない糸をがむしゃらに手繰り寄せるように連想し、行き着いたのは一つだった。
「ギル」
 俺の知る限りでロゼオと意見が一致するのは結局のところ共通点であるギル以外にない。
 後方部のドアを開け、直ぐに二階への階段を、梯子を上るようにしがみつきながら登りきる。真っ先に俺に気づいたのはアドルフだ。外見は黒山狼のままだが、犬ほどの大きさのアドルフは尻尾を揺らして迎えてくれたが、俺は少し頭をなでてやると直ぐに用件を切り出した。
「ギル、ごめん。外套を貸してほしい。代わりに俺の使ってて」
「ん」
 俺の声色を察してか、何も聞かずに外套を渡してくれたギルに礼を言う。代わりに俺の外套を手渡すと、ジンが小さく口笛を鳴らした。
「熟年の夫婦って感じだな」
「言ってろ……中は大丈夫なのか?」
「ん。これから大丈夫になるはずだから大丈夫」
 答えると、ギルは小さく頷いて分かった、と言ってくれた。受け取った外套を落とさないようにしながら、階段を降りる。ジンが拗ねたように俺にも説明しろと言ったのが聞こえたが、今俺が相手にするわけにもいかず、ギルに全部投げてしまうことにした。きっとギルならうまくあしらえるだろうし。
 一階に戻り、きちんとドアを閉めてからギルの外套をロゼオを包むようにして被せる。
「それは?」
「ギルのだよ。ギルの匂いがするから……少しでも気分が楽になるかと思って。ギルが助けたようなものだったって聞いたし」
 本当はギルをここへ呼んだ方がいいのだろうが、大事にしたくないらしいロゼオの意志を酌むことにした。もしこれでよくならないんだったらその時こそ一旦馬車を止めてもらえばいい。俺には判断がつかないが、もし一過性の症状だったらロゼオも気まずく思うかもしれないし。
「なるほど……」
 ブルーノは納得し、シズは外套の上からそっとロゼオの背に手を当て続けた。俺ができることはもう……否、そういやインベントリにスライムベッドがあったか。
 ためらうことなく取り出し、ブルーノとシズにも協力してもらって、どうにかロゼオの下に敷いた。それが終わると、ロゼオの正面に座って様子を観察する。
「……わるい……ありがと」
 静かな車内だから、そんな微かな声も拾うことができた。
「いいよ。無理に喋らなくていいから、眠れそうなら眠った方がいい。大丈夫、そのまま楽なようにしてて」
 少なくとも声が出せるまでは安定したと思っていいのだろうか。そのままロゼオは一言も発さなくなってしまい、その分彼の表情を注視する。少しすると、押し殺したような呼吸は徐々に自然なものに変わった。どこか強張っていた顔も緊張が解けたように柔らかさを取り戻している。
 俺はもしもの時の攻撃要員だから膝も貸せない。ブルーノに目配せをすると心得たとばかりに頷いてくれて、ロゼオを自身に寄りかからせた。シズもそれに合わせて身体をずらし、優しく肩を撫でる。ロゼオはされるがままだったが、直ぐに身体から緊張が取れて弛緩する様子が分かると同時に、静かに寝息を立て始めた。ゆっくりとした、深く、穏やかな呼吸音だ。
「……大丈夫そう、かな」
「そのようですね。僕の手より、外套がよかったみたいです」
 ほっとしたシズの声はロゼオに配慮したためか小さいが、柔らかい。相手の具合が悪いということもあるだろうが、シズの態度が軟化していて良かった。初対面の頃のままだったらもっと空気が悪かっただろうし。
「恩に着る」
 ブルーノが頭を下げたが、俺はそれよりもロゼオが床に落ちないように支えてやって欲しいと告げる。ロゼオの眉間には皺もなく、夢を見ていたとしてもそう悪いものではなさそうだ。このまま、安らかに到着まで眠ってほしい。
「大丈夫そうですかねえ」
 進行方向から、リーオットさんの間延びした声が聞こえた。気を使ってくれているのか、声は小さい。俺もできるだけ窓に顔を近づけて答えた。
「はい。ご心配ありがとうございます。ちょっと嫌なことを思い出してしまったようで……リーオットさんの運転には問題ありませんから、到着まで引き続きお願いします」
「了解。街まで何もないとは言っても時間には余裕がありますから、トイレ休憩位できますんでね。あまり我慢せずにスグ言ってくださいねえ」
 流石にトイレまで併設されてないし、走る馬車から垂れ流しと言うわけにも行かない。まあかと言ってトイレが作られているはずもなく、道から逸れて用を足すことになるのだろう。街中のトイレも敷居が無かったり、普通に二人並んで座ったりする様式のため慣れる気がしないが、かと言って誰も見ていないとはいえ開放感どころの騒ぎじゃないようなシチュエーションならいいというわけでもない。
「分かりました。出来るだけ早めにお伝えするようにします」
 やはりトイレは広すぎない独立した個室に限る。俺は苦笑を返した。もし次にロゼオが目を覚まして気分が悪いままだったら、トイレ休憩と言うことにして暫く休ませようと思いつつ。


******


 宿泊予定の宿のある街は子爵領で、モルゲンシュテルン侯とも繋がりがあるようだ。ジンの説明は丁寧だったが、流石に人間関係まで把握する気もおこらず適当に頷いておいた。簡単に言えば味方陣営であるから安心しろと言うことだ。
 幸いにもロゼオの体調があれ以上悪化することは無く、到着するとあっさりと起きた。どうやら深く眠れたようで、夢も見なかったらしい。目が覚めるとギルの外套に包まったままはきはきと受け答えをしていたが、大事を取って街へ繰り出すのは止めて宿で入浴を済ませた。食事も予め用意されたものを部屋で摂る。部屋は大部屋で、八人まで寝泊まりできるようになっていた。アドルフは馬小屋の方へ預けているから広く感じる。
「この部屋高かったんじゃないですか?」
「いや、まあ高くないわけじゃなかったんだけどさ、この時期に同性パーティで複数部屋を取るのは流石に良い顔はされないから」
「ああ……」
 そりゃ、他の人の都合だってあるよな。宿側だって掻き入れ時なんだから効率よく客を入れたいだろう。大部屋は冒険者たちが割り勘で相部屋として使われることもあるようだが、トラブルになることもままあると聞く。同じパーティで半分以上埋められるなら纏めたいのが心情だ。納得せざるを得ない。

 大部屋はU字型の部屋の曲線に沿ってほぼ等間隔でシングルベッドが並んでおり、それぞれの間に衝立が置いてあった。申し訳程度の仕切り方だが、ないよりはいい。頭は全員壁側だし、ベッドの距離はそう近くないから気にせずに眠れるだろう。それに、ロゼオが急に具合を悪くしてもすぐに気付くことができる。
 さて、日暮れまではまだ時間があるが、誰がどのベッドで眠るかを決めなければならない。俺たちは六人。ベッドは八つだ。
 馬車の中でのこともあるから、ロゼオはギルとブルーノに挟まれていた方が安心するのではと言うと、別にくっついて寝るわけでなし、と意外にもロゼオから顔を顰められた。どうやら子ども扱いされたと感じたらしい。
「それより、どのベッドを空けるかにした方がいいんじゃねえの?」
「それは一理ある」
 ロゼオの提案に頷くのはジンだ。二人ともじっと俺を見てそう言うが、それ以上の言葉はない。それに内心で首を傾げるのと殆ど同時に、ギルがにやりと笑った。
「なら、俺たちは二人で区切らせてもらおうか。……今日は話したいこともあるし、な」
 肩を組まれ、そっと囁かれる。一瞬外套の件かと思ったが、それよりも先に不穏な発言があったことを思い出す。
「あ、」
 言葉が続かず、ただただ身体が先走って熱くなる。

 まさか、この大部屋で?

 そう言いたいのが顔に出ていたのかもしれない。ギルは俺の狼狽ぶりに満足そうに目を細め、話を打ち切った。
「そういうわけだからこいつと二人分端を貰う。……まあ、俺はどこでもいいんだがな」
「端! 俺一番端っこがいいなあ!」
 いくら衝立があると言ったって、遮音の魔術を覚えたからって、ギルとのセックスが嫌じゃないからって、だからって開けた場所で淫蕩に耽りたいと思えるほど変態じゃないつもりだ。
 慌てて声を張り上げるが場の空気を払拭するほどの力はなく、俺とギルの意見はそのまま何とも言えない空気で受け入れられ端に寝ることになったのだが……希望が通ったのにもかかわらずちっとも嬉しくないどころか、今晩俺たち致しますよと宣言したにも等しい事態に泣きたくなった。やっとシズに対して平静をでいられるようになったと思ったのに、また振り出しに戻ったような気分だ。
 一向に引く気配のない顔の熱に途方に暮れる。ギルが笑みを濃くしたのが見えたが、余計に熱が冷めない気がして、俺はぎこちなく視線を逸らすことでしか逃げることができなかった。
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