裏口の鍵は開いている

 「持ち主は必ず不幸になる」
 曰く付きの品を扱う古物商『さやま』に持ち込まれた黒い仏像にはそんな謂れがあった。
 店主の佐山義時と助手の山野廻は、仏像の謎を追って安曇野を訪れる。
 そして二人は仏像の謎を追う内に、不可解な現象に巻き込まれていく。
 黒い仏像、それに隠れた凄惨な過去とは。
 
 
 
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