2 / 14
情夫
しおりを挟む
「……あら? 可愛い。先走りしてる」
「奥様は若く、お美しいですからね。オーガも興奮しているのでしょう」
「お世辞を言っても、貴方には抱かせてあげないわよ、アドルフ」
「ふふ、そう言って、昨夜も抱かせてくれたじゃないですか」
「それはゴブリンだったからよ。何度中出しされても、物足りなかったから呼んだの。貴方のペニスも、人間にしては悪くないものね。でも今日は、このオーガだけで、きっと満足するわ♡」
エカテリーナは、数年前に奴隷市場で見た、オーガに陵辱される亡国の姫君との激しいセックスが忘れられず、ずっと気になっていた。夜な夜な、ゴブリンに抱かれながら、オーガに抱かれてみたいと夢想するほどだった。オーガが売られているという情報を知る度に、懇意にしている情夫の奴隷商、アドルフに相談してみたけど「私の妻になるならいいですよ」と無理難題を吹っかけられた。
アドルフは、ずぶずぶと腰をエカテリーナに打ち付けながら、愛を囁いた。
「んっ……んぅ……っ♡ 貴方、結婚したばかりでしょう? ……あっ、ぁあっ♡」
「私も、もう若くはないということです。この年になっても結婚していないのは外聞が悪いので結婚しました。妻は愛していません。エカテリーナと結婚出来るなら、すぐにでも離婚しますよ。ゴブリンばかり愛していないで、私も見て下さい。この商売を始めてから、商売道具であるゴブリンに嫉妬するとは思いもしませんでしたよ。……ゴブリンより私のほうが良いでしょう?」
「床上手でお金持ちとはいえ、貴方は商人。……あっ、あ……♡ 私は貴族で伯爵夫人よ? 貴方なんて私の気分次第でどうとでもなるわ。身の程を弁えなさい……!」
エカテリーナの冷淡な言葉の数々に、アドルフは表情を暗くした。
「……残念です。金で買えないものはないと思って、この商売を始めたのに、私がいちばん欲しいものが手に入らないとは……貴方を私だけのものに出来るなら、いくらお金を積んでも惜しくはないですよ」
「強欲な商人が考えそうなことね」
「……中に出します。エカテリーナ、はやく私の子を孕んで下さいね。貴方のご主人様も、それを望んでいる」
「ふぁッ!? ぁ、激し、♡ 」
「エカテリーナ……っ、愛しています……!!」
アドルフは腰の動きを速めていった。エカテリーナはたまらず、甘やかな喘ぎ声を出した。
「あッ、あ、あんッ……あぁあ!♡ アドルフぅ……!」
その日は、朝までアドルフはエカテリーナを抱いたが、最後までアドルフの求める言葉をエカテリーナが発することはなかった。
「奥様は若く、お美しいですからね。オーガも興奮しているのでしょう」
「お世辞を言っても、貴方には抱かせてあげないわよ、アドルフ」
「ふふ、そう言って、昨夜も抱かせてくれたじゃないですか」
「それはゴブリンだったからよ。何度中出しされても、物足りなかったから呼んだの。貴方のペニスも、人間にしては悪くないものね。でも今日は、このオーガだけで、きっと満足するわ♡」
エカテリーナは、数年前に奴隷市場で見た、オーガに陵辱される亡国の姫君との激しいセックスが忘れられず、ずっと気になっていた。夜な夜な、ゴブリンに抱かれながら、オーガに抱かれてみたいと夢想するほどだった。オーガが売られているという情報を知る度に、懇意にしている情夫の奴隷商、アドルフに相談してみたけど「私の妻になるならいいですよ」と無理難題を吹っかけられた。
アドルフは、ずぶずぶと腰をエカテリーナに打ち付けながら、愛を囁いた。
「んっ……んぅ……っ♡ 貴方、結婚したばかりでしょう? ……あっ、ぁあっ♡」
「私も、もう若くはないということです。この年になっても結婚していないのは外聞が悪いので結婚しました。妻は愛していません。エカテリーナと結婚出来るなら、すぐにでも離婚しますよ。ゴブリンばかり愛していないで、私も見て下さい。この商売を始めてから、商売道具であるゴブリンに嫉妬するとは思いもしませんでしたよ。……ゴブリンより私のほうが良いでしょう?」
「床上手でお金持ちとはいえ、貴方は商人。……あっ、あ……♡ 私は貴族で伯爵夫人よ? 貴方なんて私の気分次第でどうとでもなるわ。身の程を弁えなさい……!」
エカテリーナの冷淡な言葉の数々に、アドルフは表情を暗くした。
「……残念です。金で買えないものはないと思って、この商売を始めたのに、私がいちばん欲しいものが手に入らないとは……貴方を私だけのものに出来るなら、いくらお金を積んでも惜しくはないですよ」
「強欲な商人が考えそうなことね」
「……中に出します。エカテリーナ、はやく私の子を孕んで下さいね。貴方のご主人様も、それを望んでいる」
「ふぁッ!? ぁ、激し、♡ 」
「エカテリーナ……っ、愛しています……!!」
アドルフは腰の動きを速めていった。エカテリーナはたまらず、甘やかな喘ぎ声を出した。
「あッ、あ、あんッ……あぁあ!♡ アドルフぅ……!」
その日は、朝までアドルフはエカテリーナを抱いたが、最後までアドルフの求める言葉をエカテリーナが発することはなかった。
11
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。



今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる