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血筋
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「マリオン……! そんな、大きな音をたてて吸わないで……! まだ、みんないるのよ……!」
「そうだね、君を探している侍女の声が、遠くでするね」
「それなら、もうやめましょう……! きっと、私のことを心配しているわ」
「でも、それは僕には関係のないことだよ」
セリーヌの侍女は美しい少女だ。どうせセリーヌのお手付きなんだろうな、と思うと、腹が立った。
マリオンは、スカートを捲って、セリーヌの秘所をじっくりと見た。
「……ッ、マリ、オン……!」
金色の陰毛に彩られた、愛液が溢れるセリーヌの秘所に、マリオンはゴクリと唾を飲んだ。毎日のようにニーナと交尾をしているから、そこに挿れることで得られる快楽は知っていた。
マリオンは、体の奥底から突き上げてくるかのように、下腹部の熱が高まるのを感じた。
(今すぐここに挿れたいけど……初夜まで我慢しないと)
セリーナに言われなくとも、婚前交渉が、タブー視されているのは知っていた。
(婚外交渉は問題にならないのに、おかしな話だよなあ……)
セリーヌは今回、マリオンに対して、かなり譲歩をしている。それは婚約破棄されたくない一心からなのかもしれない。
だからこそ、無茶な要求が通っているのだと、マリオンは理解していた。
(セリーヌ可愛い……。もっと気持ち良くさせてあげたい)
長年片思いを続けた婚約者としての欲目かもしれないけれど、セリーヌの美貌は類を見ないものだと思っていた。
さらさらの金髪に大きな青い瞳は、姫と呼ばれるに相応しいものだ。幼いマリオンが一目見て心を奪われるほど、容姿は貴族の令嬢として最上のもので、その大きな胸は男の目をくぎ付けにした。
そして、ただ美しいだけでなく、セリーヌは思慮深く聡明で、学校での成績も常に上位だった。学校でも、セリーヌは、群を抜いて目立つ存在だった。
しかもセリーヌは王家の血を引く高貴な血筋で、莫大な資産を持つ由緒正しい名家で育った三人姉妹の次女だ。セリーヌの家柄、容姿、性格と、どれも貴族の結婚相手として、尊ばれるものだ。
マリオンが婚約破棄したら、これ幸いと申し込む男は後を絶たないだろう。女遊びの悪評はあっても、常軌を逸しているわけではなく、貴族としての嗜みを超えるものではない。
(……中に出さなければ、挿入しても問題ないと思うけど……。セリーヌの中に挿入したら、ニーナのように中で射精したくなるに決まっているし……)
家族に溺愛されて育ち、幼い頃から婚約者が居て、蝶人間であるニーナ以外抱いたことのなかったマリオンは、性の知識に偏りがあり、乏しかった。特に妊娠に関する知識は、殆どが蝶人間のものであり、正しい知識を持ち合わせていなかった。
(でも、こっちは大丈夫だよね……?)
とにかくマリオンはセリーヌと一体になる感覚を味わいたかった。
セリーヌの秘所は舌をねじ込み、舐め回すだけで我慢して、お尻の穴に、ずぶりと深く埋め込んだ。セリーヌのお尻の穴は、マリオンのものを柔らかく受け入れてくれた。セリーヌの中の感触を味わうように、緩慢に抜き差しをしたが、突き入れる度にセリーヌの大きなお尻に当たって、その感触がたまらなかった。
「――はっ、あ、あ、あぁん!」
セリーヌも最初は「そんなところに挿れるの……!?」と戸惑っていたけれど、マリオンが快楽を求めて激しく抽送するようになってから、次第に艶のある声を出すようになっていった。
(僕が、あのセリーヌを気持ち良くさせている……!)
セリーヌは夢で見た以上に淫らだった。胸は波打つように揺れ、愛撫すると敏感に反応し、マリオンが与える快楽に溺れた。
「セリーヌ。そんな可愛い声で鳴いたら、聞こえちゃうよ? それとも見られたいのかな?」
「だって、マリオンが……っ、んっ……! あぁっ……!」
セリーヌの唇から零れ落ちる、押し殺した嬌声に、マリオンの興奮は否応なしに高まった。
「そうだね、君を探している侍女の声が、遠くでするね」
「それなら、もうやめましょう……! きっと、私のことを心配しているわ」
「でも、それは僕には関係のないことだよ」
セリーヌの侍女は美しい少女だ。どうせセリーヌのお手付きなんだろうな、と思うと、腹が立った。
マリオンは、スカートを捲って、セリーヌの秘所をじっくりと見た。
「……ッ、マリ、オン……!」
金色の陰毛に彩られた、愛液が溢れるセリーヌの秘所に、マリオンはゴクリと唾を飲んだ。毎日のようにニーナと交尾をしているから、そこに挿れることで得られる快楽は知っていた。
マリオンは、体の奥底から突き上げてくるかのように、下腹部の熱が高まるのを感じた。
(今すぐここに挿れたいけど……初夜まで我慢しないと)
セリーナに言われなくとも、婚前交渉が、タブー視されているのは知っていた。
(婚外交渉は問題にならないのに、おかしな話だよなあ……)
セリーヌは今回、マリオンに対して、かなり譲歩をしている。それは婚約破棄されたくない一心からなのかもしれない。
だからこそ、無茶な要求が通っているのだと、マリオンは理解していた。
(セリーヌ可愛い……。もっと気持ち良くさせてあげたい)
長年片思いを続けた婚約者としての欲目かもしれないけれど、セリーヌの美貌は類を見ないものだと思っていた。
さらさらの金髪に大きな青い瞳は、姫と呼ばれるに相応しいものだ。幼いマリオンが一目見て心を奪われるほど、容姿は貴族の令嬢として最上のもので、その大きな胸は男の目をくぎ付けにした。
そして、ただ美しいだけでなく、セリーヌは思慮深く聡明で、学校での成績も常に上位だった。学校でも、セリーヌは、群を抜いて目立つ存在だった。
しかもセリーヌは王家の血を引く高貴な血筋で、莫大な資産を持つ由緒正しい名家で育った三人姉妹の次女だ。セリーヌの家柄、容姿、性格と、どれも貴族の結婚相手として、尊ばれるものだ。
マリオンが婚約破棄したら、これ幸いと申し込む男は後を絶たないだろう。女遊びの悪評はあっても、常軌を逸しているわけではなく、貴族としての嗜みを超えるものではない。
(……中に出さなければ、挿入しても問題ないと思うけど……。セリーヌの中に挿入したら、ニーナのように中で射精したくなるに決まっているし……)
家族に溺愛されて育ち、幼い頃から婚約者が居て、蝶人間であるニーナ以外抱いたことのなかったマリオンは、性の知識に偏りがあり、乏しかった。特に妊娠に関する知識は、殆どが蝶人間のものであり、正しい知識を持ち合わせていなかった。
(でも、こっちは大丈夫だよね……?)
とにかくマリオンはセリーヌと一体になる感覚を味わいたかった。
セリーヌの秘所は舌をねじ込み、舐め回すだけで我慢して、お尻の穴に、ずぶりと深く埋め込んだ。セリーヌのお尻の穴は、マリオンのものを柔らかく受け入れてくれた。セリーヌの中の感触を味わうように、緩慢に抜き差しをしたが、突き入れる度にセリーヌの大きなお尻に当たって、その感触がたまらなかった。
「――はっ、あ、あ、あぁん!」
セリーヌも最初は「そんなところに挿れるの……!?」と戸惑っていたけれど、マリオンが快楽を求めて激しく抽送するようになってから、次第に艶のある声を出すようになっていった。
(僕が、あのセリーヌを気持ち良くさせている……!)
セリーヌは夢で見た以上に淫らだった。胸は波打つように揺れ、愛撫すると敏感に反応し、マリオンが与える快楽に溺れた。
「セリーヌ。そんな可愛い声で鳴いたら、聞こえちゃうよ? それとも見られたいのかな?」
「だって、マリオンが……っ、んっ……! あぁっ……!」
セリーヌの唇から零れ落ちる、押し殺した嬌声に、マリオンの興奮は否応なしに高まった。
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