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信用
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「本当に分かったのかしら……!? いきなり、こんな……っ、キス以上はダメと言ったでしょう?」
口を離した途端に、セリーヌは涙目でマリオンに抗議した。マリオンは涙目のセリーヌも可愛いなぁと思いながらも、黙考した。
(よくよく考えれば、このまま結婚したところで、セリーヌを抱けるのか、分からないんだよなあ……)
今までも良くあったことだ。気分が変わった、と言って約束を反故にされるかもしれない。まだ学校を卒業するまで2年近くもある。
(今まで散々我慢してきたんだ……。もう我慢するなんて、うんざりだ……!)
セリーヌは結婚式を挙げるまで、妊娠するような行為は控えて欲しいと言ってきた。それはセリーヌの立場を考えれば、当然だと思う。
いくら気持ちが良くとも、性行為は子を産むための生殖行為だ。
だが、マリオンはセリーヌに手を出さないという選択肢はなかった。2年もの間、何もしないなんて、我慢が出来るとは思えなかったし、したいとも思わなかった。
「……キスならいいんでしょう? というかセリーヌが妊娠しなければ、いいんだよね? なら、もっと色々なことが出来るのでは?」
「そ、そうだけど……。ちょっと待って、マリオン……! どこに行くの!?」
「セリーヌと2人っきりになれる場所」
マリオンは絶句するセリーヌの手を引いて、空いている教室を探した。運良く空いている教室が見つかり、マリオンは鍵を閉めた。
そして鬼気迫った表情で、セリーヌを見詰めた。
「セリーヌ。僕のことを愛しているなら、下着を全部脱いで」
「マ、マリオン……!?」
「結婚してから、やっぱり僕とは出来ないって言われたら、嫌なんだよ」
「それだけ、私が信用できないってこと?」
「そうだよ。だってそれだけのことを、君は僕にしているんだ。ねぇセリーヌ。僕はどっちでもいいんだよ。するの? しないの?」
「……するわ」
セリーヌは恥じらいながら、マリオンの目の前で脱ぎ始めた。その結果、豊かな乳房が勢いよく零れ落ちてきて、マリオンは目を輝かせた。
「あぁ……! セリーヌ……!」
マリオンは、感極まった声を上げ、胸部を露にしたセリーヌを抱き締め、その豊満な乳房に埋もれた。そして、震える手で、その乳房を揉みはじめた。セリーヌは教室の廊下を行き交う生徒や先生に気が付かれないように、声を上げないように、必死で溢れ出そうな声を堪えているようだった。
(……どれだけ、他の女に触られてきたんだろう……。セリーヌに触っていいのは、婚約者である僕だけなのに……!)
これだけ敏感な体だ。きっと、どこかの女がセリーヌを感じやすい体にしてしまったのだろう。マリオンが触れられなかったセリーヌの肌に触れた、名も知らない女が憎かった。
「……もう満足した? マリオン。誰か来るかもしれないし、はやく着直したいんだけど……」
しばらくすると、セリーヌは頬を赤らめてマリオンの頭を撫でた。
「……するわけないでしょう? この程度で僕が満足するとでも?」
マリオンは不機嫌そうに、セリーヌの乳首を舌で舐め、吸い付いた。セリーヌの乳首は色も綺麗で、マリオンの愛撫に感じているのか、ピンと勃っていた。
口を離した途端に、セリーヌは涙目でマリオンに抗議した。マリオンは涙目のセリーヌも可愛いなぁと思いながらも、黙考した。
(よくよく考えれば、このまま結婚したところで、セリーヌを抱けるのか、分からないんだよなあ……)
今までも良くあったことだ。気分が変わった、と言って約束を反故にされるかもしれない。まだ学校を卒業するまで2年近くもある。
(今まで散々我慢してきたんだ……。もう我慢するなんて、うんざりだ……!)
セリーヌは結婚式を挙げるまで、妊娠するような行為は控えて欲しいと言ってきた。それはセリーヌの立場を考えれば、当然だと思う。
いくら気持ちが良くとも、性行為は子を産むための生殖行為だ。
だが、マリオンはセリーヌに手を出さないという選択肢はなかった。2年もの間、何もしないなんて、我慢が出来るとは思えなかったし、したいとも思わなかった。
「……キスならいいんでしょう? というかセリーヌが妊娠しなければ、いいんだよね? なら、もっと色々なことが出来るのでは?」
「そ、そうだけど……。ちょっと待って、マリオン……! どこに行くの!?」
「セリーヌと2人っきりになれる場所」
マリオンは絶句するセリーヌの手を引いて、空いている教室を探した。運良く空いている教室が見つかり、マリオンは鍵を閉めた。
そして鬼気迫った表情で、セリーヌを見詰めた。
「セリーヌ。僕のことを愛しているなら、下着を全部脱いで」
「マ、マリオン……!?」
「結婚してから、やっぱり僕とは出来ないって言われたら、嫌なんだよ」
「それだけ、私が信用できないってこと?」
「そうだよ。だってそれだけのことを、君は僕にしているんだ。ねぇセリーヌ。僕はどっちでもいいんだよ。するの? しないの?」
「……するわ」
セリーヌは恥じらいながら、マリオンの目の前で脱ぎ始めた。その結果、豊かな乳房が勢いよく零れ落ちてきて、マリオンは目を輝かせた。
「あぁ……! セリーヌ……!」
マリオンは、感極まった声を上げ、胸部を露にしたセリーヌを抱き締め、その豊満な乳房に埋もれた。そして、震える手で、その乳房を揉みはじめた。セリーヌは教室の廊下を行き交う生徒や先生に気が付かれないように、声を上げないように、必死で溢れ出そうな声を堪えているようだった。
(……どれだけ、他の女に触られてきたんだろう……。セリーヌに触っていいのは、婚約者である僕だけなのに……!)
これだけ敏感な体だ。きっと、どこかの女がセリーヌを感じやすい体にしてしまったのだろう。マリオンが触れられなかったセリーヌの肌に触れた、名も知らない女が憎かった。
「……もう満足した? マリオン。誰か来るかもしれないし、はやく着直したいんだけど……」
しばらくすると、セリーヌは頬を赤らめてマリオンの頭を撫でた。
「……するわけないでしょう? この程度で僕が満足するとでも?」
マリオンは不機嫌そうに、セリーヌの乳首を舌で舐め、吸い付いた。セリーヌの乳首は色も綺麗で、マリオンの愛撫に感じているのか、ピンと勃っていた。
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