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姦淫
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(これって、本当に親としての気持ちなのかな……。いやいや、何を馬鹿なことを考えているんだ、僕は……!?)
ニーナの乳首に吸い付きながら、そんな疑惑が脳裏を掠めた。考えないようにしていたことがまるで、溢れ出すように、次から次へと心の奥底へと流れていった。
(こんなに、ニーナに欲情してしまっているのに、ただの親と子の関係なの……? 親だから、侍従にニーナが犯された時に腹が立ったの??)
ニーナがマリオンの子を孕んでも、人間ではなく、蝶人間が産まれるだけだ。セリーヌに、その関係が露見することはない。最終的に、そんなことを思いついてしまった自分自身を、マリオンは許せなくなってしまった。
(だめだ……。これじゃ、僕はあいつと同じだ……。ただの卑劣な雄じゃないか……! 僕は、ニーナを……)
分泌液を飲んでもなお、理性と欲望の狭間で苦悩するマリオンに、ニーナの心配そうな視線が向けられた。
ニーナは乳首をマリオンの口から外すと、マリオンのズボンとパンツを脱がせて、既に達しそうなほど反り返った肉棒を掴み、自らの中に挿れようとした。
マリオンはニーナのその姿を見て、奴隷の女を思い出した。頭がおかしいと思った、あの女と同じことを、ニーナがしようとしている。ニーナにそんなことをさせてしまっていることに、マリオンは動揺した。
「ニーナ、待って……! そんなこと、君がしなくてもいい……! 僕が……。僕が、挿れるよ……!」
マリオンはニーナを抱く覚悟を決めて、抱き締めた。そして、その肩に顔を埋め、その匂いを存分に嗅いだ。
(なんていい匂いだ……。これがニーナの匂いなんだ。それに思っていた以上に軽い……! だから飛べるのかあ)
マリオンは新たに得られた知識に感動をしながら、ちらりと自分の股にあるものを見た。
(僕の陰茎、兄様におっきいって言われたことあるんだけど、大丈夫かなあ……)
ニーナのあそこは、とても狭く見えた。侍従のあれは入ったかもしれないけど、マリオンのものは入るだろうか。とても全部入るような気がしなかった。
けれども、濡れそぼっているニーナの秘所を見て、マリオンは心が熱くなった。
(ニーナには僕が必要なんだ。そしてニーナは僕を求めている)
指を入れてみたけれど、ニーナのそこは何処もかしこも柔らかくマリオンを受け入れてくれた。指を増やして愛撫をしてみても、ニーナが痛がる様子はない。それどころか、ニーナの秘所はひくひくと震え、マリオンの雄を待ち侘びていた。
(……ああ、もうだめだ……。ニーナを抱きたい……。中に出して、孕ませて、自分のものにしたい……。だって、こんなに可愛いんだもん)
薄れゆく理性を前に、言い訳をするように心の中で呟いた。
「ごめん、ニーナ……。生涯、君を守ると誓うから……!」
マリオンはニーナを、その巨根でずん。と貫いた。そして、快楽を追いかけるように、ぬちゃぬちゃと抜き差しをした。
「な、何これ、凄い……!」
無我夢中でマリオンは腰を振った。それは、今までマリオンが感じたことがないほどの快楽だった。
ニーナの乳首に吸い付きながら、そんな疑惑が脳裏を掠めた。考えないようにしていたことがまるで、溢れ出すように、次から次へと心の奥底へと流れていった。
(こんなに、ニーナに欲情してしまっているのに、ただの親と子の関係なの……? 親だから、侍従にニーナが犯された時に腹が立ったの??)
ニーナがマリオンの子を孕んでも、人間ではなく、蝶人間が産まれるだけだ。セリーヌに、その関係が露見することはない。最終的に、そんなことを思いついてしまった自分自身を、マリオンは許せなくなってしまった。
(だめだ……。これじゃ、僕はあいつと同じだ……。ただの卑劣な雄じゃないか……! 僕は、ニーナを……)
分泌液を飲んでもなお、理性と欲望の狭間で苦悩するマリオンに、ニーナの心配そうな視線が向けられた。
ニーナは乳首をマリオンの口から外すと、マリオンのズボンとパンツを脱がせて、既に達しそうなほど反り返った肉棒を掴み、自らの中に挿れようとした。
マリオンはニーナのその姿を見て、奴隷の女を思い出した。頭がおかしいと思った、あの女と同じことを、ニーナがしようとしている。ニーナにそんなことをさせてしまっていることに、マリオンは動揺した。
「ニーナ、待って……! そんなこと、君がしなくてもいい……! 僕が……。僕が、挿れるよ……!」
マリオンはニーナを抱く覚悟を決めて、抱き締めた。そして、その肩に顔を埋め、その匂いを存分に嗅いだ。
(なんていい匂いだ……。これがニーナの匂いなんだ。それに思っていた以上に軽い……! だから飛べるのかあ)
マリオンは新たに得られた知識に感動をしながら、ちらりと自分の股にあるものを見た。
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ニーナのあそこは、とても狭く見えた。侍従のあれは入ったかもしれないけど、マリオンのものは入るだろうか。とても全部入るような気がしなかった。
けれども、濡れそぼっているニーナの秘所を見て、マリオンは心が熱くなった。
(ニーナには僕が必要なんだ。そしてニーナは僕を求めている)
指を入れてみたけれど、ニーナのそこは何処もかしこも柔らかくマリオンを受け入れてくれた。指を増やして愛撫をしてみても、ニーナが痛がる様子はない。それどころか、ニーナの秘所はひくひくと震え、マリオンの雄を待ち侘びていた。
(……ああ、もうだめだ……。ニーナを抱きたい……。中に出して、孕ませて、自分のものにしたい……。だって、こんなに可愛いんだもん)
薄れゆく理性を前に、言い訳をするように心の中で呟いた。
「ごめん、ニーナ……。生涯、君を守ると誓うから……!」
マリオンはニーナを、その巨根でずん。と貫いた。そして、快楽を追いかけるように、ぬちゃぬちゃと抜き差しをした。
「な、何これ、凄い……!」
無我夢中でマリオンは腰を振った。それは、今までマリオンが感じたことがないほどの快楽だった。
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