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信仰

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ジゼルと共に旅をする神官は、ジゼルが稼いだ寄付金を神殿に上納する役目があるが、寄付金が少ない時は借金してでも集めるしかない。寄付金の少ない月は、ジゼル付きの神官も苛々して「聖女様の信仰が足りないせいです」と言ってジゼルを折檻した。

「おらっ、物乞いのチンポで孕めっ!!」物乞いは、激しく腰を揺らすと、ジゼルの中に射精した。

寄付金さえ払えば、どんな男でも聖女に宛がうことが出来る。そのため、物乞いであっても、水浴びさえすれば聖女を抱けた。思わぬ幸運でジゼルを抱けることになった物乞いは、目をギラギラさせて、なるべく射精しないように、長い間聖女の体を堪能した。

ジゼルが性行為をするのは、人間だけではない。貴族が飼育している馬や猟犬、ドラゴンとも交わらないといけなかった。神官は怯えるジゼルに言った「聖女様は人ならざるものでも、平等に救済しなければならない」

犬が、赤黒い肉棒でジゼルの中を抉り、カクカクと腰を振った。貴族は、ジゼルが獣と交わるのを喜んで見ていた。また、ドラゴンに射精されて、ボコリとジゼルのお腹が膨らむと、歓声を浴びた。

聖女は貴族にとって、格好の見世物だった。刺激に飢えている貴族たちは、こぞって異形の物たちに聖女を凌辱させた。

趣味で魔物を買い集めて飼育している放蕩貴族は、魔物をペットだと主張して、「これは少ないですが、心付けで御座います」と神官に多額の賄賂を渡し、ゴブリンや一つ目の魔物などと性行為をさせた。

その結果、ジゼルは魔物の子を産んだが、聖女の産んだ魔物は気性が大人しく、ペットに適するらしい。人間の子は2か月で産まれるが、魔物の子は2週間で産まれる。魔物の子が産まれた場合、それは神官によって秘密裡に売買された。

そのため、男は神官に頼み込み、さらに多くの賄賂を支払ってジゼルが産んだ魔物を引き取った。

「これで私のコレクションが、また増えました。またお願いしますね、聖女様」と言って、ジゼルが産んだ魔物達は、産まれてすぐに首輪を嵌められ、どこかに連れて行かれた。

噂では、田舎から出てきたばかりのメイドを魔物で凌辱しては、愉しんでいるらしい。

神官にとって、寄付金や賄賂はとても重要だった。それが神官の評価に繋がり、出世に響くからだ。多少、旅の日程がずれても、聖女に性交させる男に問題があろうとも、なるべく多くのお金を稼ごうとした。

「これが噂の聖女様か」

とある貴族の男は「これでどのくらい出来る?」と神官に金貨が入った袋を握らせた。それは寄付金ではなく、賄賂だった。神官は、男の悪評を知りつつも、その重みに目が眩んだ。それは半年分ぐらいの聖女の稼ぎになるからだ。

「これも神の思し召しでしょう。……旅程は、何とでもなります」

それだけの長い間を、1人の男のために使うことは規則違反であり、旅程の捏造が必要だったが、幸いなことに旅程は順調に進んでおり、むしろ早いぐらいだった。これなら旅程の捏造もしやすい、と神官は瞬間的に判断した。旅程の捏造――それこそ神官である男の腕の見せ所だった。

「これだけ美しい聖女様は久しぶりだな。聖女様は今、妊娠しているのか?」

男は神官を質問攻めにした。特に、ジゼルが妊娠しているのかどうかに興味を示した。聖女ジゼルを自らの子種で孕ませたいと望む男は多く、それは神官にとって、ありふれた質問だった。

男はジゼルを屋敷に連れて帰ると、地下室に案内した。いくつもの人骨に魔法陣、おどろおどろしい物が所狭しに並んでおり、視覚的恐怖を誘った。それを見て、ジゼルは男の正体を知った。男は、敬虔な信徒を装っていたが、悪魔崇拝者だったのだ。

男はジゼルを魔法陣の中央に跪かせて、蝋燭の溶けた蝋をジゼルの体に垂らして悪魔を召喚した。男は悪魔の足を舐め、興奮の余り失禁して床を濡らした。 

ジゼルは知らぬ間に悪魔と契約させられていた。ジゼルは悪魔と性交して孕んだ。そしてサキュバスが誕生した。男はそのサキュバスの虜となった。

寝ている間に精を吸い尽くされ、骨と皮ばかりの病人となり、ベットから起き上がることが出来なくなってしまった。

召喚された悪魔とサキュバスは下級の悪魔だったため、ジゼルと連絡が取れず不信が募り、様子を見に来た神官に祓われ、ジゼルは救出されたが、男はサキュバスに魂の大半を喰われていたので、手遅れだった。

夜な夜な女を求めて彷徨う狂人になったため、監獄に収容されたとジゼルは神官に聞いた。

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