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親父殿に相談したら、頭を抱えた。
「正気か!?」
だよなー。
まさか俺だって、Cに本気になるだなんて思わなかったし。でも体は正直で、Cを欲している。
「俺、子供まだだろ? Cに産んでもらおうかと思って。Cを俺の伴侶にしたい。俺とCの子供なら、ぜったい強いの産まれるだろ? Cを俺にくれよ。べつにCがいないと困るものはない、というか居なくても良いようにしてるだろ?」
「……Dもいるし、他のアルファベットも人間の言葉を喋れるものは増えてきてるからな。だが、Cがいるといないでは雲泥の差になる」
親父殿が唸ったまま動かなくなった。
あーあ、元々ダメもとだったけど、やっぱりだめかなあと不安になり始めた頃、親父殿が呟いた。
「……A。なんか、愛娘を嫁にやる父親な気分なんだけど……」
「Cは俺が守ってやるから、心配すんなって」
「守るのは当然だ。いや、そうじゃなくてな……とりあえず、殴っていいか? わりと、本気で」
「親父殿の本気って、アイリーンの魔剣を粉砕するやつだろ!?」
どうやら、否定はしないけど肯定もしない。当人であるCに判断は委ねるとのことだった。
んで、すんごい恥ずかしかったけど、城下町で花をいっぱい買い占めて、Cにプロポーズした。
「……A、これは何ですか?」
「花。お前が好きだっていうやつ、いっぱい買ってきた。C、俺の伴侶になって、俺の子供を産んで欲しい」
「冗談ですよね?」
「冗談じゃないんだなあ、これが……」
そわそわする。ルシーがCは花が好きだって言ってたから、いっぱい買ってきたけど、失敗だったろうか? これが人間にとって定番だってルシーに聞いたけど、定番よりもうちょっと特別な何かを渡すべきだったか? ゴブリン風に、めちゃうまい霜降りの人間の肉とか? でもCってあんまり人間の肉好きじゃないしなー、とぐるぐる思考が巡る。
「渡す相手を間違えてませんか? 私を誰だと思っているんです?」
「間違えてねーよ。C以外に誰が居るって言うんだ」
「……」
Cが訝し気に俺を見た。
「貴方が本気なのは理解しましたが……、私が産むってなったら別問題ですね」
「まあそうだろうなあ…… でも俺はCに産んで欲しい……」
固唾を飲んでCの返答を待っていたが、なんか断られそうな雰囲気だ。
「だ、だから、なんでそう落ち込むんです!? Aは表情に出すぎなんですよ!! その申し出を拒んだところで、貴方はあきらめる男じゃないでしょう!?」
「まーな……」
Cを抱くこと以外で、この気持ちを鎮めることが出来るのか、甚だ疑問だ。
「私を伴侶にしたいという気持ちが永続するとは到底思えないんですよね。貴方が飽きるまで、もしくは他に伴侶候補が出来るまでという条件で、伴侶になってもいいですよ」
「マジで!? ありがとう、C。でも飽きないと思うなあ」
「……貴方が他の女で処理できないというのなら、こうするしかないでしょう? 貴方にまた暴走でもされたら、私が困ります」
「消去法ってことか。それで良いよ、今はな……。先に惚れたほうが負けって言うもんな」
頬にキスをして抱きしめたけど、それほどCの抵抗はなかった。
「……どうせ抱かれるなら、まだ貴方の意識があるほうが良いです」
か細く言って顔を背けるCが愛しすぎて、俺の胸がはち切れそうになる。いや、これ据え膳すぎるだろ。
「なぁ、今抱いていい?」
「それって私に拒否権ありますかね……?」
「あんまねーかもなあ」
俺は、変化スキルを使って、Cを女にした。
「――え!?」
戸惑うCから、エナジードレインで魔力を吸収する。
「ごちそうさん。やっぱCの魔力は美味ぇなあ」
「この、スキル……」
「けっこう便利そうだったから覚えた。俺が覚えれば、好きな時に変化出来るし、Cの魔力が底を付くこともないだろ?」
「ええ、そうですが……A。貴方、あの人間の魂を食べたんですか?」
「覚えたのは偶然だから、ラッキーだったな。さ、C、ベットに行こう」
俺はCを抱き上げて、ベットまで運んだ。
「……ま、待ってください。貴方の伴侶になる以上、閨の務めは果たしますけど、中に出されると1日変化解けなくなりますし、妊娠したら」
慌てふためるCに、俺は笑いかけた。
「親父殿に1か月休み貰ったぞ? 結婚祝いだってさ。だから、安心して俺の子を孕め」
「ど、どうゆうことですか……!?」
「Cが欲しかったから、交渉した。まぁ俺も大分やらなといけない仕事増えたけど」
繰り返し唇を重ねて舌を入れると、応じるようにCの舌が絡んできた。嬉しすぎて、俺は頬が緩むのだった。
「正気か!?」
だよなー。
まさか俺だって、Cに本気になるだなんて思わなかったし。でも体は正直で、Cを欲している。
「俺、子供まだだろ? Cに産んでもらおうかと思って。Cを俺の伴侶にしたい。俺とCの子供なら、ぜったい強いの産まれるだろ? Cを俺にくれよ。べつにCがいないと困るものはない、というか居なくても良いようにしてるだろ?」
「……Dもいるし、他のアルファベットも人間の言葉を喋れるものは増えてきてるからな。だが、Cがいるといないでは雲泥の差になる」
親父殿が唸ったまま動かなくなった。
あーあ、元々ダメもとだったけど、やっぱりだめかなあと不安になり始めた頃、親父殿が呟いた。
「……A。なんか、愛娘を嫁にやる父親な気分なんだけど……」
「Cは俺が守ってやるから、心配すんなって」
「守るのは当然だ。いや、そうじゃなくてな……とりあえず、殴っていいか? わりと、本気で」
「親父殿の本気って、アイリーンの魔剣を粉砕するやつだろ!?」
どうやら、否定はしないけど肯定もしない。当人であるCに判断は委ねるとのことだった。
んで、すんごい恥ずかしかったけど、城下町で花をいっぱい買い占めて、Cにプロポーズした。
「……A、これは何ですか?」
「花。お前が好きだっていうやつ、いっぱい買ってきた。C、俺の伴侶になって、俺の子供を産んで欲しい」
「冗談ですよね?」
「冗談じゃないんだなあ、これが……」
そわそわする。ルシーがCは花が好きだって言ってたから、いっぱい買ってきたけど、失敗だったろうか? これが人間にとって定番だってルシーに聞いたけど、定番よりもうちょっと特別な何かを渡すべきだったか? ゴブリン風に、めちゃうまい霜降りの人間の肉とか? でもCってあんまり人間の肉好きじゃないしなー、とぐるぐる思考が巡る。
「渡す相手を間違えてませんか? 私を誰だと思っているんです?」
「間違えてねーよ。C以外に誰が居るって言うんだ」
「……」
Cが訝し気に俺を見た。
「貴方が本気なのは理解しましたが……、私が産むってなったら別問題ですね」
「まあそうだろうなあ…… でも俺はCに産んで欲しい……」
固唾を飲んでCの返答を待っていたが、なんか断られそうな雰囲気だ。
「だ、だから、なんでそう落ち込むんです!? Aは表情に出すぎなんですよ!! その申し出を拒んだところで、貴方はあきらめる男じゃないでしょう!?」
「まーな……」
Cを抱くこと以外で、この気持ちを鎮めることが出来るのか、甚だ疑問だ。
「私を伴侶にしたいという気持ちが永続するとは到底思えないんですよね。貴方が飽きるまで、もしくは他に伴侶候補が出来るまでという条件で、伴侶になってもいいですよ」
「マジで!? ありがとう、C。でも飽きないと思うなあ」
「……貴方が他の女で処理できないというのなら、こうするしかないでしょう? 貴方にまた暴走でもされたら、私が困ります」
「消去法ってことか。それで良いよ、今はな……。先に惚れたほうが負けって言うもんな」
頬にキスをして抱きしめたけど、それほどCの抵抗はなかった。
「……どうせ抱かれるなら、まだ貴方の意識があるほうが良いです」
か細く言って顔を背けるCが愛しすぎて、俺の胸がはち切れそうになる。いや、これ据え膳すぎるだろ。
「なぁ、今抱いていい?」
「それって私に拒否権ありますかね……?」
「あんまねーかもなあ」
俺は、変化スキルを使って、Cを女にした。
「――え!?」
戸惑うCから、エナジードレインで魔力を吸収する。
「ごちそうさん。やっぱCの魔力は美味ぇなあ」
「この、スキル……」
「けっこう便利そうだったから覚えた。俺が覚えれば、好きな時に変化出来るし、Cの魔力が底を付くこともないだろ?」
「ええ、そうですが……A。貴方、あの人間の魂を食べたんですか?」
「覚えたのは偶然だから、ラッキーだったな。さ、C、ベットに行こう」
俺はCを抱き上げて、ベットまで運んだ。
「……ま、待ってください。貴方の伴侶になる以上、閨の務めは果たしますけど、中に出されると1日変化解けなくなりますし、妊娠したら」
慌てふためるCに、俺は笑いかけた。
「親父殿に1か月休み貰ったぞ? 結婚祝いだってさ。だから、安心して俺の子を孕め」
「ど、どうゆうことですか……!?」
「Cが欲しかったから、交渉した。まぁ俺も大分やらなといけない仕事増えたけど」
繰り返し唇を重ねて舌を入れると、応じるようにCの舌が絡んできた。嬉しすぎて、俺は頬が緩むのだった。
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