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運命の赤い糸【カレン視点】
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それが見えたのは16歳の時だった
その日――カレンは大嫌いな幼馴染の男に「彼氏居ないなら、俺と付き合ってよ」と付き纏われ、うんざりしていた。
カレンが、その男に告白されたのは3か月も前になる。
断っても断っても「きっと俺たちは運命の双子だ」と、男は諦めてくれなくて、身に危険を感じるようになった。
(あんなやつ、学校に居なければ良かったのに……!)
カレンは男が現れないかどうかビクビクと怯えて、大好きだった勉強にも集中出来ず、支障が出始めていた。転校することが出来たら良かったけど、カレンの家は父親が若くして亡くなったため貧しく、働きに出ている母親に心配をかけるわけにもいかなかった。
そのため、それがきらきらとカレンの目の前に現れた時、それが何かを知っていたカレンは狂喜した。
(本当に運命の双子だったとは思いもしなかったけど、これで、あの男に復讐が出来る……!)
この世界では、運命の双子――魂に根差した絆があると言われている。それは、結婚相手となる相手と繋がっており、両者は無意識に惹かれ合うのだと言う。確かに男の顔はカレン好みではあったが、自己中心的な性格が嫌だった。
結婚を申し込まれてもお断りするだろう。それほどカレンは男を嫌っていた。
(あんな男、大っ嫌いよ!)
赤い糸は成人した女のみが見ることが出来る上、会話が出来るほど至近距離でないと見ることが出来ない。カレンが実際に見たのは初めてだったが、確かにカレンと男は赤い糸で結ばれていた。
その赤い糸を、この広大な世界で見つける事が出来るのは、ほんの僅かな幸運な者たちだけであり、亡くなった父親は「神様の贈り物」だと教えてくれた。
カレンは、赤い糸が見えた瞬間、たしかに神様の贈り物だと感じた。殺したくて殺したくて、たまらない男に罰を与える事の出来るのだ。
男が幼い頃から、運命の双子を探しているのは知っていた。ずっと本人に、そう言われていたからだ。どうやら、運命の双子に触れていないと、頻繁に頭痛がするらしい。
「君に触るとね、頭痛いのが治るんだ!」
稀に、そのような病を発症する人間がいるらしいが、その男がそうで、運命の双子であるカレンだけが癒す事が出来るらしい。
カレンが5歳の時に、親との繋がりで、初めてその男と逢ったのだが、きっと頭痛が癒えたことで魂の双子であることを確信したのだろう。
「カレンと結婚する!」と宣言して、周囲の大人を驚かせたらしい。
幸いにも男には赤い糸が見えていない。
カレンだけに見える赤い糸。頭痛が癒えることで本人は運命の双子だと信じているけど、その相手とは結婚できないのだ、一生。
カレンは、知っていた。赤い糸は切ることが出来るということを。切ることさえ出来れば、カレンは男の頭痛を癒せなくなるだろう。
そうすれば、男はカレンに付き纏うこともなくなるはずだ。
カレンは男に復讐をするために、準備を始めた。
その間も、男は「なんで俺を避けるの? 俺以上に君を愛している男なんて居ないよ?」と、相も変わらず、嫌がるカレンを追いかけ回していた。
(ほんっと、最低……!)
幾重にもカレンを束縛している赤い糸も目障りだった。まるで、執念深い男のようだった。けれども、その赤い糸も消える時が来た。
――ぶちぶちと千切れる赤い糸。
これで男との縁は消える。
カレンはこの時、そう思い込んでいた。
不意に、激しい頭痛がカレンを襲った。
カレンは、あまりの痛さに、のたうち回った。
ああ、これが天罰か――
直感で、そう感じた
天が与えた縁を、神様の贈り物を、自ら望んで捨てたのだから、何かしらの罰があったのだろう。
カレンは、男が味わった痛みが、まさか吐くぐらいの痛みだとは思わなかった。
学校に通うどころではなくなり、幸いにも母親から了承が出たので、カレンは退寮し、家に戻って治療を受けることになった。
治療系の魔法は得意だったし、薬学にも長けていた。頭痛には波がある。体調の良い時に、過去の同じような症例の文献を読んで、調合・治癒魔法の修行を行なった。
けれども、効果はなかった。
もっとやりたいことがあるのに、体調が悪くて出来ない苛立ちが募って、自分の髪の毛を抜いてたら、毛髪が乏しくなり、母親に泣かれてしまった。
髪の毛を抜くのはやめて、手をつねったり、自傷行為を繰り返した結果、カレンの体は生傷が絶えなかった。
いずれ呪おうと思って集めた男の髪の毛を触れると、頭痛は嘘なぐらい収まったが、持続性はなかった。
母親は付き合っていた職場の男性と、再婚した。悩みなどを相談しているうちに、恋愛関係に発展したらしい。
父親となった人は、とても良い人だった。血縁関係のないカレンを、まるで我が子のように扱ってくれた。頭痛に苦しむカレンを心配して、親身になって寄り添ってくれた。
母親は、そんな優しい父親を、心の底から愛しているようだった。
勉強を頑張って、お金をいっぱい稼ぎ、母親を助けたいという夢は、もはや必要がなくなってしまった。母親が結婚することで、食べるものにも事欠くような生活は抜け出すことが出来たけれど、居場所がなくなってしまった気がした。
「そんなことしなくても大丈夫だよ。君は私の娘だ。頼ってくれてもいいんだよ、私がカレンの分まで稼ぐから」
「いえ、私が食べる分だけでも払わせて下さい。母は妊娠しているのでしょう? 産まれてくる子のために、いくらあっても良いはずです」
新しい父親に頼り切りというのも肩身が狭かったので、生活資金を得るために、近くの山で採取した薬草でポーションを作った。
それらは良い値段で飛ぶように売れた。
毎月の食費分を父親に渡し、余ったお金を貯めて、カレンは親の住む家の近くで一人暮らしを始めることにした。
数年が経ち、暁の魔女と呼ばれる女と、コネクションを得ることが出来た。
最初はただのお茶友達だったのだが、何度か呼ばれる内に親密な関係になっていった。魔王だと暴露された時には驚いた。
病弱だという魔王の手助けして欲しいと言われて、カレンは考えた。
学生時代の友人が結婚し、子を授かるほどの年月が経ったというのに、あの執念深い男は結婚もせず、カレンを探し回っているらしい。
そのため、カレンは男に見つからないように家を転々とするようになっていた。母親や父親、そして2人の間に出来た幼い子供達とも、逢う機会は減っていった。
男は頭は悪くなかった。
魔王城なら、あの男だって容易には見つける事は出来ないだろう。
そう思い、魔王の手助けをする代わりに、魔王城の片隅を間借りして、住まわせてもらうことになった。
そうして魔王城に腰を据えて数年が経過した。
頭痛の薬は何種類か完成したが、完全に頭痛を癒すものは作れなかった。けれど、そのような薬があるというだけで、カレンみたいに学校に通えなくなることはなくなるだろうし、生活が破綻することもなくなる。きっとそれは救いになるはずだった。
こっそり人間界にも流通させ、カレンと同じように頭痛に悩んでいるであろう仲間に届くように、格安で薬の作り方をギルドに売った。
ふと、あの男も、この薬があればカレンに執着することもなかったのかなと思った。よくあの男は、体を触ってきた。触られた時は、本当に嫌だったけど、あれは頻繁に襲ってくる頭痛を和らげるためだったのかもしれない。
平民とほぼ変わらない、没落貴族の末裔であったカレンに「頭痛がするから、触らせてくれないか」とお願いするのも、伯爵家の長男という、高いプライドが邪魔して出来なかったのかもしれない。
平穏な日々は過ぎた。だが、その生活は一変した。
魔王アグネス――親友は目の前で滅びた。
助けられなかった。
敵との力の差が、あまりにもあった。
親友だった黒い消しくずを抱きかかえ、私は涙を流した。
魔王の癖に平和主義者で、寂しがり屋だった少女。
(私なんかより……、ずっと生きる資格があったのに)
カレンを助けようとして、彼女は死んでしまった。
すぐに、同じところに行こうと、カレンは思い立った。幸いにも、この世に未練はなかった。
カレンは涙を拭いて、手提げバックから毒瓶を取り出した。
それは即効性があり、苦しむことなくあの世に行くことが出来る物だった。
本来は死を望む末期の患者に与えるものだ。
それを飲みほし、カレンの世界は反転した。
「――!!!」
何か、叫び声が聞こえた気がした。
もう2度と、聴きたくないと思った、あの男の声が。
運命の双子が死んだら、あの男の双子も、もう1度生まれるのだろうか?
(そうだとしたら、かなりの年齢差になりそうだなあ……)
もしそんなことになったら、その子に申し訳ないなと思いながら、カレンは意識を閉ざしていったのだった。
その日――カレンは大嫌いな幼馴染の男に「彼氏居ないなら、俺と付き合ってよ」と付き纏われ、うんざりしていた。
カレンが、その男に告白されたのは3か月も前になる。
断っても断っても「きっと俺たちは運命の双子だ」と、男は諦めてくれなくて、身に危険を感じるようになった。
(あんなやつ、学校に居なければ良かったのに……!)
カレンは男が現れないかどうかビクビクと怯えて、大好きだった勉強にも集中出来ず、支障が出始めていた。転校することが出来たら良かったけど、カレンの家は父親が若くして亡くなったため貧しく、働きに出ている母親に心配をかけるわけにもいかなかった。
そのため、それがきらきらとカレンの目の前に現れた時、それが何かを知っていたカレンは狂喜した。
(本当に運命の双子だったとは思いもしなかったけど、これで、あの男に復讐が出来る……!)
この世界では、運命の双子――魂に根差した絆があると言われている。それは、結婚相手となる相手と繋がっており、両者は無意識に惹かれ合うのだと言う。確かに男の顔はカレン好みではあったが、自己中心的な性格が嫌だった。
結婚を申し込まれてもお断りするだろう。それほどカレンは男を嫌っていた。
(あんな男、大っ嫌いよ!)
赤い糸は成人した女のみが見ることが出来る上、会話が出来るほど至近距離でないと見ることが出来ない。カレンが実際に見たのは初めてだったが、確かにカレンと男は赤い糸で結ばれていた。
その赤い糸を、この広大な世界で見つける事が出来るのは、ほんの僅かな幸運な者たちだけであり、亡くなった父親は「神様の贈り物」だと教えてくれた。
カレンは、赤い糸が見えた瞬間、たしかに神様の贈り物だと感じた。殺したくて殺したくて、たまらない男に罰を与える事の出来るのだ。
男が幼い頃から、運命の双子を探しているのは知っていた。ずっと本人に、そう言われていたからだ。どうやら、運命の双子に触れていないと、頻繁に頭痛がするらしい。
「君に触るとね、頭痛いのが治るんだ!」
稀に、そのような病を発症する人間がいるらしいが、その男がそうで、運命の双子であるカレンだけが癒す事が出来るらしい。
カレンが5歳の時に、親との繋がりで、初めてその男と逢ったのだが、きっと頭痛が癒えたことで魂の双子であることを確信したのだろう。
「カレンと結婚する!」と宣言して、周囲の大人を驚かせたらしい。
幸いにも男には赤い糸が見えていない。
カレンだけに見える赤い糸。頭痛が癒えることで本人は運命の双子だと信じているけど、その相手とは結婚できないのだ、一生。
カレンは、知っていた。赤い糸は切ることが出来るということを。切ることさえ出来れば、カレンは男の頭痛を癒せなくなるだろう。
そうすれば、男はカレンに付き纏うこともなくなるはずだ。
カレンは男に復讐をするために、準備を始めた。
その間も、男は「なんで俺を避けるの? 俺以上に君を愛している男なんて居ないよ?」と、相も変わらず、嫌がるカレンを追いかけ回していた。
(ほんっと、最低……!)
幾重にもカレンを束縛している赤い糸も目障りだった。まるで、執念深い男のようだった。けれども、その赤い糸も消える時が来た。
――ぶちぶちと千切れる赤い糸。
これで男との縁は消える。
カレンはこの時、そう思い込んでいた。
不意に、激しい頭痛がカレンを襲った。
カレンは、あまりの痛さに、のたうち回った。
ああ、これが天罰か――
直感で、そう感じた
天が与えた縁を、神様の贈り物を、自ら望んで捨てたのだから、何かしらの罰があったのだろう。
カレンは、男が味わった痛みが、まさか吐くぐらいの痛みだとは思わなかった。
学校に通うどころではなくなり、幸いにも母親から了承が出たので、カレンは退寮し、家に戻って治療を受けることになった。
治療系の魔法は得意だったし、薬学にも長けていた。頭痛には波がある。体調の良い時に、過去の同じような症例の文献を読んで、調合・治癒魔法の修行を行なった。
けれども、効果はなかった。
もっとやりたいことがあるのに、体調が悪くて出来ない苛立ちが募って、自分の髪の毛を抜いてたら、毛髪が乏しくなり、母親に泣かれてしまった。
髪の毛を抜くのはやめて、手をつねったり、自傷行為を繰り返した結果、カレンの体は生傷が絶えなかった。
いずれ呪おうと思って集めた男の髪の毛を触れると、頭痛は嘘なぐらい収まったが、持続性はなかった。
母親は付き合っていた職場の男性と、再婚した。悩みなどを相談しているうちに、恋愛関係に発展したらしい。
父親となった人は、とても良い人だった。血縁関係のないカレンを、まるで我が子のように扱ってくれた。頭痛に苦しむカレンを心配して、親身になって寄り添ってくれた。
母親は、そんな優しい父親を、心の底から愛しているようだった。
勉強を頑張って、お金をいっぱい稼ぎ、母親を助けたいという夢は、もはや必要がなくなってしまった。母親が結婚することで、食べるものにも事欠くような生活は抜け出すことが出来たけれど、居場所がなくなってしまった気がした。
「そんなことしなくても大丈夫だよ。君は私の娘だ。頼ってくれてもいいんだよ、私がカレンの分まで稼ぐから」
「いえ、私が食べる分だけでも払わせて下さい。母は妊娠しているのでしょう? 産まれてくる子のために、いくらあっても良いはずです」
新しい父親に頼り切りというのも肩身が狭かったので、生活資金を得るために、近くの山で採取した薬草でポーションを作った。
それらは良い値段で飛ぶように売れた。
毎月の食費分を父親に渡し、余ったお金を貯めて、カレンは親の住む家の近くで一人暮らしを始めることにした。
数年が経ち、暁の魔女と呼ばれる女と、コネクションを得ることが出来た。
最初はただのお茶友達だったのだが、何度か呼ばれる内に親密な関係になっていった。魔王だと暴露された時には驚いた。
病弱だという魔王の手助けして欲しいと言われて、カレンは考えた。
学生時代の友人が結婚し、子を授かるほどの年月が経ったというのに、あの執念深い男は結婚もせず、カレンを探し回っているらしい。
そのため、カレンは男に見つからないように家を転々とするようになっていた。母親や父親、そして2人の間に出来た幼い子供達とも、逢う機会は減っていった。
男は頭は悪くなかった。
魔王城なら、あの男だって容易には見つける事は出来ないだろう。
そう思い、魔王の手助けをする代わりに、魔王城の片隅を間借りして、住まわせてもらうことになった。
そうして魔王城に腰を据えて数年が経過した。
頭痛の薬は何種類か完成したが、完全に頭痛を癒すものは作れなかった。けれど、そのような薬があるというだけで、カレンみたいに学校に通えなくなることはなくなるだろうし、生活が破綻することもなくなる。きっとそれは救いになるはずだった。
こっそり人間界にも流通させ、カレンと同じように頭痛に悩んでいるであろう仲間に届くように、格安で薬の作り方をギルドに売った。
ふと、あの男も、この薬があればカレンに執着することもなかったのかなと思った。よくあの男は、体を触ってきた。触られた時は、本当に嫌だったけど、あれは頻繁に襲ってくる頭痛を和らげるためだったのかもしれない。
平民とほぼ変わらない、没落貴族の末裔であったカレンに「頭痛がするから、触らせてくれないか」とお願いするのも、伯爵家の長男という、高いプライドが邪魔して出来なかったのかもしれない。
平穏な日々は過ぎた。だが、その生活は一変した。
魔王アグネス――親友は目の前で滅びた。
助けられなかった。
敵との力の差が、あまりにもあった。
親友だった黒い消しくずを抱きかかえ、私は涙を流した。
魔王の癖に平和主義者で、寂しがり屋だった少女。
(私なんかより……、ずっと生きる資格があったのに)
カレンを助けようとして、彼女は死んでしまった。
すぐに、同じところに行こうと、カレンは思い立った。幸いにも、この世に未練はなかった。
カレンは涙を拭いて、手提げバックから毒瓶を取り出した。
それは即効性があり、苦しむことなくあの世に行くことが出来る物だった。
本来は死を望む末期の患者に与えるものだ。
それを飲みほし、カレンの世界は反転した。
「――!!!」
何か、叫び声が聞こえた気がした。
もう2度と、聴きたくないと思った、あの男の声が。
運命の双子が死んだら、あの男の双子も、もう1度生まれるのだろうか?
(そうだとしたら、かなりの年齢差になりそうだなあ……)
もしそんなことになったら、その子に申し訳ないなと思いながら、カレンは意識を閉ざしていったのだった。
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