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キリト
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「キリト! どうしてここが?」
「だって呼んでくれたから!」
キリトが尾張さんを抱きしめた。
抱き返さない手の動きからして尾張さんは戸惑ってる。
キリトは尾張さんの肩を掴んだまま少し離れて、まっすぐ尾張さんを見つめた。
「呼んだよね?
今ずっと呼んでたよね? 俺のこと」
「呼んだっていうか……うん、呼んでた」
キリトがまたがばっと尾張さんを抱きしめた。
「それだけで凄く力が湧いてきたんだ。もう水族館か海に帰った方がいいなんて思わないで」
数秒はさっきと同じように宙に浮いていた尾張さんの手が、キリトの背中にしっかりと回った。
「うん。ごめん」
なんだか良い空気の間も雨と風の音は凄くて、また雷が近くに落ちた。
「うわあ!」
文美くんの声でキリトが何かを思い出しらしい。尾張さんから離れてリュックをおろした。中から取り出したのは拳くらいのヒスイっぽい石。
「これで野島さんが召喚してくれます。みんなこの石に意識を集中して下さい。
あ、荒井さんは施術院の鍵についている石に意識を集中して下さい」
ポケットから鍵を取り出す。持ち手の石はただの飾りじゃなかったのか。
見ていると石の白い模様が動き始めた。その動きから目が離せないのに瞼が重い。
「うわあ!」
「いて!」
目を開けると地下駐車場みたいな床や壁の10畳くらいの部屋。少し離れた所で文美くんと煌葵が尻もちをついたような姿勢で顔をしかめている。二人の隣ではキリトが両膝を地面についた状態で人さらいのように尾張さんを右肩に担いで、左肩にリュック、左手に石を持っている。
俺は立っている野島さんにお姫様抱っこされていた。あっちの石を見てたらあっちに出られたのか。
「お帰りなさい」
「助かりました。ありがとうございます。ここは?」
「施術院の地下です」
足は下ろさせてくれたけど肩がしっかりと抱かれたままだ。尾張さんだってもうキリトから降りてちゃんと立ってるのに。
「あの、もう危険はなさそうです。キリトくんは関係なくて、最初の日に話した人魚さんに会いたくてやったことだそうです」
野島さんは俺の肩に回している左腕の力をゆるめない。
「本当かどうかも分かりませんし、そんな理由でこんなことをする人に良ちゃんを近づけるわけにはいきません」
良ちゃん!?
良ちゃん!?
なんだろう。親戚はみんなそう呼ぶのに野島さんに呼ばれると変な感じだ。でもこれが初めてじゃないような。モヤモヤする。ザワザワする。
文美くんが勢いよく立ち上がった。
「そんな理由ってなんですか!」
煌葵も立ち上がる。
「そうですよ! 彼女いない歴=歳の数の俺たちにとって、どれだけ大事なことだと思ってるんですか! どんなことをしても会いたいと思うのは当然でしょう!」
野島さんは空気を変えない。
「彼女は何も思い残すことは無いと言って海に」
俺は後で言おうと思ってたことが我慢できなくなった。
俺の怒りを感じたのか、野島さんは言葉を切って俺が煌葵の所へ歩くのも止めない。
俺は握りこぶしを煌葵の頭に置いた。
「医者になるんだろう? 病院を継ぐんだろう?
そうでなくても絶対に許されないことをした。分かってるのか?
キリトくんが遺体で見つかったって言われた時の尾張さんの気持ちも、仕方のない犠牲だって思ってるのか?
文美くんも。君にとっては伯父さんと伯母さんじゃないのか?」
尾張さんのご両親が亡くなったのは、キリトが人魚になる直前じゃなかったとしても1年は経ってないだろう。近しい人の不幸を体験したばかりの人についていい嘘じゃない。
二人は数秒うつむいてから、二人とも尾張さんに向かって深く頭を下げた。
「「ごめんなさい」」
尾張さんは穏やか。
「両親のことは……淡々とした葬儀でした。なぜか水族館のオーナーという肩書が欲しかっただけみたいで、従業員どころか魚たちへの扱いも問題があって。俺を帰国させたのもそろそろ後継者としての勉強をという理由で、すぐに俺には向かないと分かってアメリカへ戻そうとしました。
だからさっきキリトのことを聞いて、『ああ、こう想うべきだったんだな』って不思議な気持ちになりました。一瞬でこんなに? って思うくらいキリトとの何気ない思い出が浮かんできて、そういえば両親もキリトみたいにこんなことしてくれたこともあったなとか思い出したんです。
キリトは海に帰った方が幸せだっただろうっていうのも嘘じゃないけど俺は一緒にいたいんだって気持ちを認めたら、両親も俺にも一緒に水族館をやってほしいっていうのとアメリカでの俺らしい暮らしをさせてあげたいっていうのと両方とも2人なりの愛情だったんだって、やっと、今になってやっと……」
うつむいた尾張さんの足元が濡れた。
「それでもやっぱり、キリトに自由でいてほしい、その上で俺を選んでほしいなんて」
キリトが尾張さんを抱きしめた。
「俺は最初からそう言ってるのに!」
キリトの背中に手を回した尾張さん。もう少しこの空気を静かに祝福したかったのに。
「ちなみに人魚さんなら海に帰りましたよ。元々奔放な方で、今もクリスマスの前と変わらずとっかえひっかえ楽しんでいるようです。陸はもういいやって言っていました」
文美くんは崩れ落ちて両手を床についた。
煌葵が肩に手を置いても動かなくて、しばらくしてからなんとか立ち上がった。
「いいんだ……どこかであの笑顔のままいてくれるだけでも……それでいいんだ……」
それから尾張さんにもう一度頭を下げた。
「本当にごめんなさい。今もしもリエさんが泡になったって言われていたら、あとから嘘だよって言われても許せなかった」
煌葵も遅れて頭を下げた。
「自分からそう思ってくれたならもういいよ」
野島さんが俺の背中をそっと押してドアへと促す。
「一件落着したのなら帰ってほしいんですが、この天気では仕方ありません。明るくなるか雨が止んだら教えますね」
「俺たちだけ上に?」
「部外者に見られてはいけない物もありますから。
毛布と温かい飲み物くらいは直接持っていきますよ。手伝って下さい」
野島さんに手を引かれて階段を上がる。頭の片隅で再生され始めたのはたぶん俺の記憶。小さい頃にもこんな雨で避難したことがある気がする。
『寒い』
『お腹空いた』
みんなの言葉に合わせて突然現れる毛布やカンパン。どう見てもお兄ちゃんが出してるみたいに、お兄ちゃんが両手を広げている所に表れる。お兄ちゃんを見るみんなの目が今までと違うものになっていく。
俺はやめてよって思うのに動けない。公園で遊ぶみんなのお兄ちゃん的存在だったヒロくんは、お兄ちゃんとみんなの間にお兄ちゃんを庇うように立った。お兄ちゃんって言ってもまだ10歳くらいだったのに。
再生される記憶と並行して今の思考も働く。あれは25年前の富士さんだ。あの時すでに10歳くらいってことは、富士さんはノンキャリアで警部補になったのか。あと富士さんの名前はタイヨウじゃなくてヒロアキだったってこと? 手帳を見せてもらった時、顔ばっかり見てないで名前の下のローマ字まで眼鏡かけてちゃんと見れば良かった。
富士さんはあの頃からかっこよかった。
『なんだよ! よく分かんないけど、みんなのためにやってくれたことだろ!』
冷たい目のみんなに向かっていくことが俺はできずに、何も言えないままお兄ちゃんに抱き着いた。
何があっても、誰に何を言われても俺はお兄ちゃんと一緒にいる。そう思ったのに、なんで今まで忘れていたんだろう?
「だって呼んでくれたから!」
キリトが尾張さんを抱きしめた。
抱き返さない手の動きからして尾張さんは戸惑ってる。
キリトは尾張さんの肩を掴んだまま少し離れて、まっすぐ尾張さんを見つめた。
「呼んだよね?
今ずっと呼んでたよね? 俺のこと」
「呼んだっていうか……うん、呼んでた」
キリトがまたがばっと尾張さんを抱きしめた。
「それだけで凄く力が湧いてきたんだ。もう水族館か海に帰った方がいいなんて思わないで」
数秒はさっきと同じように宙に浮いていた尾張さんの手が、キリトの背中にしっかりと回った。
「うん。ごめん」
なんだか良い空気の間も雨と風の音は凄くて、また雷が近くに落ちた。
「うわあ!」
文美くんの声でキリトが何かを思い出しらしい。尾張さんから離れてリュックをおろした。中から取り出したのは拳くらいのヒスイっぽい石。
「これで野島さんが召喚してくれます。みんなこの石に意識を集中して下さい。
あ、荒井さんは施術院の鍵についている石に意識を集中して下さい」
ポケットから鍵を取り出す。持ち手の石はただの飾りじゃなかったのか。
見ていると石の白い模様が動き始めた。その動きから目が離せないのに瞼が重い。
「うわあ!」
「いて!」
目を開けると地下駐車場みたいな床や壁の10畳くらいの部屋。少し離れた所で文美くんと煌葵が尻もちをついたような姿勢で顔をしかめている。二人の隣ではキリトが両膝を地面についた状態で人さらいのように尾張さんを右肩に担いで、左肩にリュック、左手に石を持っている。
俺は立っている野島さんにお姫様抱っこされていた。あっちの石を見てたらあっちに出られたのか。
「お帰りなさい」
「助かりました。ありがとうございます。ここは?」
「施術院の地下です」
足は下ろさせてくれたけど肩がしっかりと抱かれたままだ。尾張さんだってもうキリトから降りてちゃんと立ってるのに。
「あの、もう危険はなさそうです。キリトくんは関係なくて、最初の日に話した人魚さんに会いたくてやったことだそうです」
野島さんは俺の肩に回している左腕の力をゆるめない。
「本当かどうかも分かりませんし、そんな理由でこんなことをする人に良ちゃんを近づけるわけにはいきません」
良ちゃん!?
良ちゃん!?
なんだろう。親戚はみんなそう呼ぶのに野島さんに呼ばれると変な感じだ。でもこれが初めてじゃないような。モヤモヤする。ザワザワする。
文美くんが勢いよく立ち上がった。
「そんな理由ってなんですか!」
煌葵も立ち上がる。
「そうですよ! 彼女いない歴=歳の数の俺たちにとって、どれだけ大事なことだと思ってるんですか! どんなことをしても会いたいと思うのは当然でしょう!」
野島さんは空気を変えない。
「彼女は何も思い残すことは無いと言って海に」
俺は後で言おうと思ってたことが我慢できなくなった。
俺の怒りを感じたのか、野島さんは言葉を切って俺が煌葵の所へ歩くのも止めない。
俺は握りこぶしを煌葵の頭に置いた。
「医者になるんだろう? 病院を継ぐんだろう?
そうでなくても絶対に許されないことをした。分かってるのか?
キリトくんが遺体で見つかったって言われた時の尾張さんの気持ちも、仕方のない犠牲だって思ってるのか?
文美くんも。君にとっては伯父さんと伯母さんじゃないのか?」
尾張さんのご両親が亡くなったのは、キリトが人魚になる直前じゃなかったとしても1年は経ってないだろう。近しい人の不幸を体験したばかりの人についていい嘘じゃない。
二人は数秒うつむいてから、二人とも尾張さんに向かって深く頭を下げた。
「「ごめんなさい」」
尾張さんは穏やか。
「両親のことは……淡々とした葬儀でした。なぜか水族館のオーナーという肩書が欲しかっただけみたいで、従業員どころか魚たちへの扱いも問題があって。俺を帰国させたのもそろそろ後継者としての勉強をという理由で、すぐに俺には向かないと分かってアメリカへ戻そうとしました。
だからさっきキリトのことを聞いて、『ああ、こう想うべきだったんだな』って不思議な気持ちになりました。一瞬でこんなに? って思うくらいキリトとの何気ない思い出が浮かんできて、そういえば両親もキリトみたいにこんなことしてくれたこともあったなとか思い出したんです。
キリトは海に帰った方が幸せだっただろうっていうのも嘘じゃないけど俺は一緒にいたいんだって気持ちを認めたら、両親も俺にも一緒に水族館をやってほしいっていうのとアメリカでの俺らしい暮らしをさせてあげたいっていうのと両方とも2人なりの愛情だったんだって、やっと、今になってやっと……」
うつむいた尾張さんの足元が濡れた。
「それでもやっぱり、キリトに自由でいてほしい、その上で俺を選んでほしいなんて」
キリトが尾張さんを抱きしめた。
「俺は最初からそう言ってるのに!」
キリトの背中に手を回した尾張さん。もう少しこの空気を静かに祝福したかったのに。
「ちなみに人魚さんなら海に帰りましたよ。元々奔放な方で、今もクリスマスの前と変わらずとっかえひっかえ楽しんでいるようです。陸はもういいやって言っていました」
文美くんは崩れ落ちて両手を床についた。
煌葵が肩に手を置いても動かなくて、しばらくしてからなんとか立ち上がった。
「いいんだ……どこかであの笑顔のままいてくれるだけでも……それでいいんだ……」
それから尾張さんにもう一度頭を下げた。
「本当にごめんなさい。今もしもリエさんが泡になったって言われていたら、あとから嘘だよって言われても許せなかった」
煌葵も遅れて頭を下げた。
「自分からそう思ってくれたならもういいよ」
野島さんが俺の背中をそっと押してドアへと促す。
「一件落着したのなら帰ってほしいんですが、この天気では仕方ありません。明るくなるか雨が止んだら教えますね」
「俺たちだけ上に?」
「部外者に見られてはいけない物もありますから。
毛布と温かい飲み物くらいは直接持っていきますよ。手伝って下さい」
野島さんに手を引かれて階段を上がる。頭の片隅で再生され始めたのはたぶん俺の記憶。小さい頃にもこんな雨で避難したことがある気がする。
『寒い』
『お腹空いた』
みんなの言葉に合わせて突然現れる毛布やカンパン。どう見てもお兄ちゃんが出してるみたいに、お兄ちゃんが両手を広げている所に表れる。お兄ちゃんを見るみんなの目が今までと違うものになっていく。
俺はやめてよって思うのに動けない。公園で遊ぶみんなのお兄ちゃん的存在だったヒロくんは、お兄ちゃんとみんなの間にお兄ちゃんを庇うように立った。お兄ちゃんって言ってもまだ10歳くらいだったのに。
再生される記憶と並行して今の思考も働く。あれは25年前の富士さんだ。あの時すでに10歳くらいってことは、富士さんはノンキャリアで警部補になったのか。あと富士さんの名前はタイヨウじゃなくてヒロアキだったってこと? 手帳を見せてもらった時、顔ばっかり見てないで名前の下のローマ字まで眼鏡かけてちゃんと見れば良かった。
富士さんはあの頃からかっこよかった。
『なんだよ! よく分かんないけど、みんなのためにやってくれたことだろ!』
冷たい目のみんなに向かっていくことが俺はできずに、何も言えないままお兄ちゃんに抱き着いた。
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