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08.ウチ、決闘の場に立つ
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かつて、魔族は人々を蹂躙した。
多くの文献に恐ろしい魔族の存在が記されている。
だがそれは全て噓である。
魔族と呼ばれたのは、普通の人間だった。
黒髪赤眼の彼らは、大陸の東部で穏やかに暮らしていた。しかし、その平穏は突如として崩れ去る。ムッチッチ王国による侵略が始まったのだ。
いつまでも終わらない侵略に疲弊した彼らは海を越えることにした。ちょうど、三代目国王のムチムッチが統治していた時代である。
便宜上、黒髪赤眼の者達を魔族とする。
王国による侵略が起こる度、多くの魔族が捕虜となった。
この国は、捕虜とした魔族によって発展しているようだ。
特に、白の魔力を扱える聖女が現れた時、不自然な程に国が発展する。
「……これが、真実?」
魔族は黒魔法を扱うことができる。
あらゆる魔力をゼロにする強力な魔法である。
そして、黒魔法に唯一対抗できるのは──
「……白魔法」
ノエルは全てを理解した。
聖女の使命とは──要するに、戦争の道具だ。
「……酷過ぎる」
歴史を知る度、魔族が温厚な人々だと分かる。
王国による侵略はあれど、その逆は無いからだ。
その後、ノエルは体調を崩した。
特に白の魔力について学ぶ時、精神的な拒絶反応が出た。
彼女には複数のメイドが付けられている。
ある日、彼女の様子を見かねたメイドが理由を尋ねた。
ノエルは真実を伝えた。
白魔法は、人々を癒すためにあると涙ながらに訴えた。
メイドはノエルの背中を優しく撫でた。
そして──次の日、ノエルの前から姿を消した。
ノエルはメイドの所在を探した。
意外にも、あっさりと見つかることになる。
マタシターガ・ムッチッチ王子がノエルを案内した。
行き先は城の地下、薄暗い牢獄。
変わり果てた姿のメイドが転がっていた。
ノエルは膝から崩れ落ち、嘔吐した。
彼女は頭の回転が速い。だから瞬時に理解した。だけど認めたくなかった。
「この者は、魔族と通じていた」
そんなノエルに向かって、王子は言う。
「どこかの村にも、魔族と通じている者がいるらしい」
聞かなくても分かる。
それは、ノエルが保護されていた村のことだ。
王子は整った顔を歪める。
そしてノエルの肩に手を乗せ、耳元で囁いた。
「分かるだろう?」
「……はい、分かります」
こうしてノエルは王国に従順な聖女となった。
しかし、胸の内に抱いた叛意は消えなかった。
そして数年後。
彼女は、イーロン・バーグと再会する。
(……!?)
白魔法は、あらゆる魔力を増幅する。
これを完璧に制御するためには、魔力を視る才能が必要となる。
ノエルが持つ純白の瞳には、全ての魔力が映る。
だから彼女は、イーロンを一目見た瞬間に理解した。
(……彼なら、きっと!)
ノエルは勢いに身を任せて行動した。
その熱が消え冷静な思考を取り戻したのは、真夜中のビーチに到着した後のことだった。
(……わたくしは、なんということを)
ノエルは激しく後悔した。
もはや後戻りすることはできない。
どうしよう。
自分は、どうするべきなのだろう。
「君には、本当に申し訳ないことをした」
その言葉は、ノエルの頭を真っ白にした。
「約束する。ボクは、どこにも行かない」
それはまるで、全てを知っているかのような言葉だった。
「……どこにも、行かない?」
ありえない。都合の良い妄想はやめろ。
否定の言葉を思い浮かべる度、彼の真っ直ぐな瞳がそれを打ち消す。
(……まさか、イッくん様は本当に)
彼は全てを知っている。
過去も、現在も、未来のことさえも。
信じられない。
だけど、そうでなければ、今の言葉は出てこない。
目の奥が熱くなった。
全てを知った上で「どこにも行かない」と言ってくれたのならば、それ以上に嬉しい言葉は無い。
「なぜ!?」
彼はわたくしの涙を見て、慌てた様子を見せた。
「ごめんなさい。違うのです」
優しい彼のことだ。
きっと、自分の言葉がわたくしを傷付けてしまったと思ったのだろう。
「……この涙は、違うのです」
だから涙を拭って身体を寄せた。
今だけは、この温もりに身を預けたかった。
──そして翌日。
「長い話になります」
ノエルは、彼に全てを……伝えなかった。
「──こうして、わたくしは今に至るのです」
彼と別れてからのこと。
王都に招かれ、白魔法を磨いたこと。
彼女は今日までの出来事を話した。
しかし、聖女の使命については一言も伝えなかった。
恐ろしくなったのだ。
彼は全てを知っているかもしれない。
そして、きっと全てを変える力がある。
だけど彼は平穏に暮らしている。
あえて伝えることで、その平穏を壊してしまうかもしれない。
「……イッくん様は、生まれた意味を考えたことがありますか?」
悩み抜いた末に口から出たのは、彼女自身にもよく分からない言葉だった。
彼女は何も考えていない。考えることに疲れてしまった。だからこそ、その言葉は紛れもない彼女の本心だった。
「わたくしは、意味など無い方が良いと思います。未来が定められているということは、とても……とても、寂しいことです」
その声は震えていた。
純白の瞳には、悲しい色が浮かんでいた。
「分かるよ」
ノエルは驚いた表情を見せた。
まさか、肯定の言葉があるとは思わなかった。
「ウチも同じだった」
彼は、その悪人面からは想像もできない程に優しい笑みを浮かべた。
「がんばっても報われないのは、すごく悲しくて、寂しいよね」
「……っ!?」
ノエルは唇を強く噛んだ。
大好きだったメイドを巻き込んでしまった日から、ずっと胸の奥に押し込めていた感情が溢れ出そうになった。
「……助けて」
だけど、結局それを我慢することはできなかった。
ノエルは子供みたいに声を震わせ、ただ一人の信頼できる相手に縋りついた。
「……助けてください」
イーロンは彼女を軽く抱き寄せ、親が泣く子をあやすようにして背中を撫でる。
そして、まるでそれが簡単なことであるかのように、落ち着いた声で返事をした。
「王子に勝てば良いんだよね」
* イーロン *
ノエルが急に泣き始めた。
多分、たくさん苦労したのだろう。その日々を思い出して、うっかり涙が出たに違いない。
彼女は、結婚したくないのだと思う。
王子と結婚すれば下剋上に怯える日々が始まるし、名前がノエル・ムッチッチになる。
分かるよ。すごく嫌だ。
そんな運命、避けられるなら避けたいよね。
正直、関わりたくない。
ウチは長生きしたいのだ。
なんで長生きしたいんだっけ。
それは自由に生きる為。やりたいこと、全部やるため。
──何をしても無駄だった。
前世のウチは、そういう星の元に生まれた。
だから、分かってしまうのだ。
どれだけ努力しても報われないことが、どれだけ悲しくて、寂しいことなのか。
(……ウチも、助けて欲しかった)
だから、立ち向かうことにした。
もちろん嫌だ。怖い。最善は逃げることだ。
でも、ここで彼女を見捨てたら、自分自身を見捨てることにもなるような気がした。そんなの絶対に嫌だ。その感情が恐怖を上回った。
だからウチは──
坂東いろはは、何も知らないまま聖女ノエルを助けることに決めた。
* 決闘当日 *
決闘は学園内にある闘技場で行われることになった。
屋根の無い円形の施設。乾いた土で作られた舞台を囲むようにして客席がある。
パンフレットによると一万席もあるらしい。
これは学生の数よりも遥かに多い。普段、満席になることは滅多に無い。
しかし今日は満席だった。
舞台にウチと王子が現れた瞬間から、絶えず歓声が響いている。
「まさか逃げないとは思わなかった」
頭がクラクラするような大歓声の中、王子の声はしっかりとウチの耳に届いた。
(……ウチもビックリだよ)
未だに自分の行動が信じられない。
でもこの場所に立ったのは自分の意志だ。
だからウチは、彼に一言だけ返事をした。
「戦う理由ができた」
「……実に愚かだ」
王子が哀れむような目をして嗤った。
その直後、拡声器を使ったアナウンスが鳴り響いた。
多くの文献に恐ろしい魔族の存在が記されている。
だがそれは全て噓である。
魔族と呼ばれたのは、普通の人間だった。
黒髪赤眼の彼らは、大陸の東部で穏やかに暮らしていた。しかし、その平穏は突如として崩れ去る。ムッチッチ王国による侵略が始まったのだ。
いつまでも終わらない侵略に疲弊した彼らは海を越えることにした。ちょうど、三代目国王のムチムッチが統治していた時代である。
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特に、白の魔力を扱える聖女が現れた時、不自然な程に国が発展する。
「……これが、真実?」
魔族は黒魔法を扱うことができる。
あらゆる魔力をゼロにする強力な魔法である。
そして、黒魔法に唯一対抗できるのは──
「……白魔法」
ノエルは全てを理解した。
聖女の使命とは──要するに、戦争の道具だ。
「……酷過ぎる」
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王国による侵略はあれど、その逆は無いからだ。
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特に白の魔力について学ぶ時、精神的な拒絶反応が出た。
彼女には複数のメイドが付けられている。
ある日、彼女の様子を見かねたメイドが理由を尋ねた。
ノエルは真実を伝えた。
白魔法は、人々を癒すためにあると涙ながらに訴えた。
メイドはノエルの背中を優しく撫でた。
そして──次の日、ノエルの前から姿を消した。
ノエルはメイドの所在を探した。
意外にも、あっさりと見つかることになる。
マタシターガ・ムッチッチ王子がノエルを案内した。
行き先は城の地下、薄暗い牢獄。
変わり果てた姿のメイドが転がっていた。
ノエルは膝から崩れ落ち、嘔吐した。
彼女は頭の回転が速い。だから瞬時に理解した。だけど認めたくなかった。
「この者は、魔族と通じていた」
そんなノエルに向かって、王子は言う。
「どこかの村にも、魔族と通じている者がいるらしい」
聞かなくても分かる。
それは、ノエルが保護されていた村のことだ。
王子は整った顔を歪める。
そしてノエルの肩に手を乗せ、耳元で囁いた。
「分かるだろう?」
「……はい、分かります」
こうしてノエルは王国に従順な聖女となった。
しかし、胸の内に抱いた叛意は消えなかった。
そして数年後。
彼女は、イーロン・バーグと再会する。
(……!?)
白魔法は、あらゆる魔力を増幅する。
これを完璧に制御するためには、魔力を視る才能が必要となる。
ノエルが持つ純白の瞳には、全ての魔力が映る。
だから彼女は、イーロンを一目見た瞬間に理解した。
(……彼なら、きっと!)
ノエルは勢いに身を任せて行動した。
その熱が消え冷静な思考を取り戻したのは、真夜中のビーチに到着した後のことだった。
(……わたくしは、なんということを)
ノエルは激しく後悔した。
もはや後戻りすることはできない。
どうしよう。
自分は、どうするべきなのだろう。
「君には、本当に申し訳ないことをした」
その言葉は、ノエルの頭を真っ白にした。
「約束する。ボクは、どこにも行かない」
それはまるで、全てを知っているかのような言葉だった。
「……どこにも、行かない?」
ありえない。都合の良い妄想はやめろ。
否定の言葉を思い浮かべる度、彼の真っ直ぐな瞳がそれを打ち消す。
(……まさか、イッくん様は本当に)
彼は全てを知っている。
過去も、現在も、未来のことさえも。
信じられない。
だけど、そうでなければ、今の言葉は出てこない。
目の奥が熱くなった。
全てを知った上で「どこにも行かない」と言ってくれたのならば、それ以上に嬉しい言葉は無い。
「なぜ!?」
彼はわたくしの涙を見て、慌てた様子を見せた。
「ごめんなさい。違うのです」
優しい彼のことだ。
きっと、自分の言葉がわたくしを傷付けてしまったと思ったのだろう。
「……この涙は、違うのです」
だから涙を拭って身体を寄せた。
今だけは、この温もりに身を預けたかった。
──そして翌日。
「長い話になります」
ノエルは、彼に全てを……伝えなかった。
「──こうして、わたくしは今に至るのです」
彼と別れてからのこと。
王都に招かれ、白魔法を磨いたこと。
彼女は今日までの出来事を話した。
しかし、聖女の使命については一言も伝えなかった。
恐ろしくなったのだ。
彼は全てを知っているかもしれない。
そして、きっと全てを変える力がある。
だけど彼は平穏に暮らしている。
あえて伝えることで、その平穏を壊してしまうかもしれない。
「……イッくん様は、生まれた意味を考えたことがありますか?」
悩み抜いた末に口から出たのは、彼女自身にもよく分からない言葉だった。
彼女は何も考えていない。考えることに疲れてしまった。だからこそ、その言葉は紛れもない彼女の本心だった。
「わたくしは、意味など無い方が良いと思います。未来が定められているということは、とても……とても、寂しいことです」
その声は震えていた。
純白の瞳には、悲しい色が浮かんでいた。
「分かるよ」
ノエルは驚いた表情を見せた。
まさか、肯定の言葉があるとは思わなかった。
「ウチも同じだった」
彼は、その悪人面からは想像もできない程に優しい笑みを浮かべた。
「がんばっても報われないのは、すごく悲しくて、寂しいよね」
「……っ!?」
ノエルは唇を強く噛んだ。
大好きだったメイドを巻き込んでしまった日から、ずっと胸の奥に押し込めていた感情が溢れ出そうになった。
「……助けて」
だけど、結局それを我慢することはできなかった。
ノエルは子供みたいに声を震わせ、ただ一人の信頼できる相手に縋りついた。
「……助けてください」
イーロンは彼女を軽く抱き寄せ、親が泣く子をあやすようにして背中を撫でる。
そして、まるでそれが簡単なことであるかのように、落ち着いた声で返事をした。
「王子に勝てば良いんだよね」
* イーロン *
ノエルが急に泣き始めた。
多分、たくさん苦労したのだろう。その日々を思い出して、うっかり涙が出たに違いない。
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分かるよ。すごく嫌だ。
そんな運命、避けられるなら避けたいよね。
正直、関わりたくない。
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なんで長生きしたいんだっけ。
それは自由に生きる為。やりたいこと、全部やるため。
──何をしても無駄だった。
前世のウチは、そういう星の元に生まれた。
だから、分かってしまうのだ。
どれだけ努力しても報われないことが、どれだけ悲しくて、寂しいことなのか。
(……ウチも、助けて欲しかった)
だから、立ち向かうことにした。
もちろん嫌だ。怖い。最善は逃げることだ。
でも、ここで彼女を見捨てたら、自分自身を見捨てることにもなるような気がした。そんなの絶対に嫌だ。その感情が恐怖を上回った。
だからウチは──
坂東いろはは、何も知らないまま聖女ノエルを助けることに決めた。
* 決闘当日 *
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しかし今日は満席だった。
舞台にウチと王子が現れた瞬間から、絶えず歓声が響いている。
「まさか逃げないとは思わなかった」
頭がクラクラするような大歓声の中、王子の声はしっかりとウチの耳に届いた。
(……ウチもビックリだよ)
未だに自分の行動が信じられない。
でもこの場所に立ったのは自分の意志だ。
だからウチは、彼に一言だけ返事をした。
「戦う理由ができた」
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