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屈辱
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「……すまない」
心の中で謝罪をする。
「……嬉しかった」
あの二人は、私の目を真っ直ぐに見てくれた。
「だから、巻き込めない」
方法は無数にある。
しかし大前提として、これは私自身の問題である。
彼らを巻き込む理由は無い。
私が一人で解決する以外の選択は有り得ない。
私はクド達と約束した場所には行かず迷宮に潜った。それから他の冒険者が立ち寄らないようなルームを目指した。
足を止める。
少し遅れて、足音が響く。
足音だけではない。
迷宮に入る以前から、ずっと視線を感じていた。
「よぉ~、何のつもりだァ?」
パーティのリーダーであるナクサリスの声。
当然、彼に付き従う二人も後ろに控えている。
「……」
私は振り返って彼らを見た。
相変わらず相手を見下したような表情をしている。
何のつもりだ。彼は言った。
私が誘い込んだことに気が付いているのだろう。
「取引がしたい」
だから私は単刀直入に言った。
「君達の目的は、これなのだろう?」
師匠の形見。
共に戦い続けた唯一の信頼できる仲間。
これを差し出す代わりに、あの二人から手を引いて欲しい。
そのような交渉をした場合、きっと刀を奪われたうえで三人とも殺される。
「一ヵ月だ。一ヵ月だけ待って欲しい」
だから私は時間を求めた。
規格外の才能を持った二人が育つまでの時間が欲しい。
「約束が守られたならば、無条件で渡す」
ナクサリスは不機嫌そうな顔をした。
それからバキバキと首を鳴らして、べぇっと舌を出す。
「やなこった」
瞬間、私は刀を抜き何も無い正面の空間を斬った。
「ひゅぅ~、ムカつくほど良い反応しやがるぜぇ!」
その声と甲高い音が響いたのは、ほぼ同時。
彼はロングソードの刀身に手を当てると、私を押し潰すようにして体重をかけた。
「テメェはほんと学習能力がねぇなァ! 弱い奴との取引なんて成立するわけねぇだろぉ? 殺せば全部手に入るんだからよぉ!」
「……くっ!」
刀の角度を変え、敵の武器を滑らせる。
それから地面を蹴って相手と距離を取った。
「忘れたのかっ、私のスキルを!」
刀を構える。
「一人、必ず道連れにする」
瞬間加速【大】
一回の行動に限り敏捷が大きく向上する。
「いいぜ、試してみろよ」
「……っ」
「どうした。来いよ。ほら」
唇を噛む。
あいつは分かってるんだ。スキルのデメリットを。
私がスキルを発動した後、一秒間の硬直がある。
仮に一人を仕留められたとしても、二人の上層突破者を前にした一秒間はあまりにも大きい。
それに……。
「だよなぁ?」
あいつを仕留められる確証が無い。
彼がどの程度の力を得ているのか検討が付かない。
「テメェは、リスクを取れねぇよなぁ!?」
戦闘が再開する。
「無様だなぁ、ああ無様だ。自信満々で取引とか言っちゃったのになぁ……ぶっ、くふっ」
防ぐのに精一杯で言葉を返す余裕が無い。
それを見抜いた様子で、彼は笑みを深める。
「なぁ、俺が今何を考えてるか分かるか?」
彼は攻撃の手を緩めた。
まるで喋ってみろと言わんばかりの行為だ。
「……随分と、余裕だな!」
「そりゃ余裕だ! お前、弱いからなァ!」
屈辱的だった。
しかし彼の言葉は事実だ。
「殺す……のは、いつでもできる。だが、それじゃあ芸が無い。玩具は壊したら終わりだからなァ」
再び彼は強い力で攻撃をした。
私はそれをギリギリのところで受け止める。
遊ばれている。
前回も感じていたが、明らかに手加減されている。
「さぁて、どうすっかな?」
彼は無造作に蹴りを繰り出した。
それは私の兜を弾き、頭部を露出させた。
「この玩具、どう遊ぶのが一番楽しいだろうなァ?」
「……このっ!」
やはりだ。あいつは私をヒトとして見ていない。
こんな男と一時でも仲間になれたと思ったことが恥ずかしくて仕方ない。
「普通の女ならとりあえず使うんだが……いや、穴さえあれば同じか? ……いやぁ、でもなぁ」
一方的だった。
言葉も戦闘も同じ。私の攻撃はひとつも通らない。
……何が取引だ。
一人は道連れにできる。
それが交渉材料になると思っていた。
「お前ら」
彼は残る二人に目を向けた。
「押さえろ」
その後は一瞬だった。
「おぃおぃナクサリス、話は聞こえてたけどお前、マジで言ってんのか? これだぜ?」
「モノは試しだ。内側は絶品かもしれねぇだろ」
「理解できねぇわ」
私は両手を拘束された。
力を込めても全く動ける気がしない。
「何をするつもりだ」
正面のナクサリスに問う。
彼は不機嫌そうな顔をして言う。
「黙ってろ」
そして私の鎧に触れた。
「お前ら、これ売れると思うか?」
「ゴミだろ。中層から先、こんな鎧使えねぇよ」
「だよなぁ……じゃあ壊すか」
待て、という言葉を言うよりも早く、彼は動いた。
首元に手を入れ、まるで紙か何か引き裂くかのように、あっさりと鎧を剥ぎ取った。
「やっぱゴミだったな。脆すぎるわ」
「いやぁ、流石にお前が怪力過ぎるっしょ」
「その加護、日常生活キツくない?」
私など存在していないかのような会話。
「あぁ、やっぱ無理だ。だらしねぇ乳と白い肌。腹は」
彼は私の服を掴み、破った。
「筋のひとつも無い。だらしねぇ腹だなァ」
「……さっきから、何のつもりだ!」
「うるせぇ。まずは舌を抜くか? だがそれじゃあ悲鳴が聞けねぇなァ?」
初めて恐怖を感じた。
目が、あまりにも恐ろしい。
これまで悪意のある目は何度も見ていた。
しかし、このような目は見たことがない。
悪意ではない。どちらかと言えば無関心に近い。食事のため動物を解体する時のような目で、私を見ている。
「さて、問題はどうやって勃たせるかだ」
「あたしは手伝わないよ」
「まだ何も言ってねぇだろうが」
……待て、待て。
こいつらは、何を言っている?
「口になら突っ込めるか?」
「おいナクサリス、流石にそれは俺も引くぜ……」
口、突っ込む?
……まさか、まさか。
「やめろ」
子孫を残すこと。それは私の悲願である。
だが、このような形を望んでいたわけではない。
「やめてくれ……」
「おぉ、いいなぁ。良い。その調子だ」
彼は私の頬を掴み、醜悪な笑みを見せる。
「こんな面でも、泣き顔はそそるじゃねぇか」
唇を噛み、思考する。
何か現状を打破する方法……スキルを使って全力で逃げる。いや外までは届かない。そもそも拘束された状態では逃げられない。
「ほらどうした? もっと泣け。叫べ。そのために口を自由にしてやってるんだ」
何も思い付かない。
何も、できる気がしない。
「無様な魔物もどきさんよぉ? せめて遺言を聞かせてくれよ。テメェを壊したら次はあの二人だぜぇ? 何か伝えたいことがあるんじゃねぇか?」
彼を睨むことしかできない。
それが悔しくて仕方がない。
「たとえば謝罪だァ。醜い魔物もどきが近寄ったせいで、人間様に迷惑をかけてしまって申し訳ありませんとかよぉ、あるだろぉ? 色々と」
考えが足りなかった。力も足りなかった。
二人に迷惑をかけまいと勝手なことをして……結果、この有り様。あまりにも無様だ。
……私の人生は、何だったのだろう。
急に力が抜けた。
全身が諦観に包まれた。
「あぁ? なんだよ、もうちょっと抵抗しろよ」
うるさい。もう、どうにでもなれ。
「んー、やっぱこの目は無理だわ。潰すか」
それは、ありがたい。
こんな目を持って生まれなければ、もっと違う人生があったかもしれない。
もっと力があれば、もっと賢ければ。
こんな屈辱を味わうことは無かったのかもしれない。
……ほんの少し、口惜しい。
あと少し時間があれば、きっと変わった。
この薄紫色の瞳を忌避しない人物とやっと出会えたのに、この世界は、どうやら私が嫌いみたいだ。
ぼんやりと目を開ける。
世界がとてもゆっくりに見えた。命の危機を感じて、無意識にスキルを発動させたのだと思う。
時が縮む。
敏捷の大幅な向上と共に、思考速度も上がる。
拳が振り下ろされている。
私の鎧を容易く引き裂ける怪力が、私の目を潰そうとしている。
目だけで済むのだろうか。
そのまま頭蓋骨まで砕かれるのではないだろうか。
……怖い。
子供のように泣き出してしまいそうだった。
だから私を目を閉じた。暗闇の中で、最期を待った。
「跳べ!」
突然、後ろの男が叫んだ。
衝撃と轟音。
空気が揺れ、強い風が頬を叩いた。
手足の拘束が解けている。
何事かと困惑しながら薄らと目を開ける。
「……なぜ」
目に映ったのは、この場に存在するはずのない二人の姿だった。
心の中で謝罪をする。
「……嬉しかった」
あの二人は、私の目を真っ直ぐに見てくれた。
「だから、巻き込めない」
方法は無数にある。
しかし大前提として、これは私自身の問題である。
彼らを巻き込む理由は無い。
私が一人で解決する以外の選択は有り得ない。
私はクド達と約束した場所には行かず迷宮に潜った。それから他の冒険者が立ち寄らないようなルームを目指した。
足を止める。
少し遅れて、足音が響く。
足音だけではない。
迷宮に入る以前から、ずっと視線を感じていた。
「よぉ~、何のつもりだァ?」
パーティのリーダーであるナクサリスの声。
当然、彼に付き従う二人も後ろに控えている。
「……」
私は振り返って彼らを見た。
相変わらず相手を見下したような表情をしている。
何のつもりだ。彼は言った。
私が誘い込んだことに気が付いているのだろう。
「取引がしたい」
だから私は単刀直入に言った。
「君達の目的は、これなのだろう?」
師匠の形見。
共に戦い続けた唯一の信頼できる仲間。
これを差し出す代わりに、あの二人から手を引いて欲しい。
そのような交渉をした場合、きっと刀を奪われたうえで三人とも殺される。
「一ヵ月だ。一ヵ月だけ待って欲しい」
だから私は時間を求めた。
規格外の才能を持った二人が育つまでの時間が欲しい。
「約束が守られたならば、無条件で渡す」
ナクサリスは不機嫌そうな顔をした。
それからバキバキと首を鳴らして、べぇっと舌を出す。
「やなこった」
瞬間、私は刀を抜き何も無い正面の空間を斬った。
「ひゅぅ~、ムカつくほど良い反応しやがるぜぇ!」
その声と甲高い音が響いたのは、ほぼ同時。
彼はロングソードの刀身に手を当てると、私を押し潰すようにして体重をかけた。
「テメェはほんと学習能力がねぇなァ! 弱い奴との取引なんて成立するわけねぇだろぉ? 殺せば全部手に入るんだからよぉ!」
「……くっ!」
刀の角度を変え、敵の武器を滑らせる。
それから地面を蹴って相手と距離を取った。
「忘れたのかっ、私のスキルを!」
刀を構える。
「一人、必ず道連れにする」
瞬間加速【大】
一回の行動に限り敏捷が大きく向上する。
「いいぜ、試してみろよ」
「……っ」
「どうした。来いよ。ほら」
唇を噛む。
あいつは分かってるんだ。スキルのデメリットを。
私がスキルを発動した後、一秒間の硬直がある。
仮に一人を仕留められたとしても、二人の上層突破者を前にした一秒間はあまりにも大きい。
それに……。
「だよなぁ?」
あいつを仕留められる確証が無い。
彼がどの程度の力を得ているのか検討が付かない。
「テメェは、リスクを取れねぇよなぁ!?」
戦闘が再開する。
「無様だなぁ、ああ無様だ。自信満々で取引とか言っちゃったのになぁ……ぶっ、くふっ」
防ぐのに精一杯で言葉を返す余裕が無い。
それを見抜いた様子で、彼は笑みを深める。
「なぁ、俺が今何を考えてるか分かるか?」
彼は攻撃の手を緩めた。
まるで喋ってみろと言わんばかりの行為だ。
「……随分と、余裕だな!」
「そりゃ余裕だ! お前、弱いからなァ!」
屈辱的だった。
しかし彼の言葉は事実だ。
「殺す……のは、いつでもできる。だが、それじゃあ芸が無い。玩具は壊したら終わりだからなァ」
再び彼は強い力で攻撃をした。
私はそれをギリギリのところで受け止める。
遊ばれている。
前回も感じていたが、明らかに手加減されている。
「さぁて、どうすっかな?」
彼は無造作に蹴りを繰り出した。
それは私の兜を弾き、頭部を露出させた。
「この玩具、どう遊ぶのが一番楽しいだろうなァ?」
「……このっ!」
やはりだ。あいつは私をヒトとして見ていない。
こんな男と一時でも仲間になれたと思ったことが恥ずかしくて仕方ない。
「普通の女ならとりあえず使うんだが……いや、穴さえあれば同じか? ……いやぁ、でもなぁ」
一方的だった。
言葉も戦闘も同じ。私の攻撃はひとつも通らない。
……何が取引だ。
一人は道連れにできる。
それが交渉材料になると思っていた。
「お前ら」
彼は残る二人に目を向けた。
「押さえろ」
その後は一瞬だった。
「おぃおぃナクサリス、話は聞こえてたけどお前、マジで言ってんのか? これだぜ?」
「モノは試しだ。内側は絶品かもしれねぇだろ」
「理解できねぇわ」
私は両手を拘束された。
力を込めても全く動ける気がしない。
「何をするつもりだ」
正面のナクサリスに問う。
彼は不機嫌そうな顔をして言う。
「黙ってろ」
そして私の鎧に触れた。
「お前ら、これ売れると思うか?」
「ゴミだろ。中層から先、こんな鎧使えねぇよ」
「だよなぁ……じゃあ壊すか」
待て、という言葉を言うよりも早く、彼は動いた。
首元に手を入れ、まるで紙か何か引き裂くかのように、あっさりと鎧を剥ぎ取った。
「やっぱゴミだったな。脆すぎるわ」
「いやぁ、流石にお前が怪力過ぎるっしょ」
「その加護、日常生活キツくない?」
私など存在していないかのような会話。
「あぁ、やっぱ無理だ。だらしねぇ乳と白い肌。腹は」
彼は私の服を掴み、破った。
「筋のひとつも無い。だらしねぇ腹だなァ」
「……さっきから、何のつもりだ!」
「うるせぇ。まずは舌を抜くか? だがそれじゃあ悲鳴が聞けねぇなァ?」
初めて恐怖を感じた。
目が、あまりにも恐ろしい。
これまで悪意のある目は何度も見ていた。
しかし、このような目は見たことがない。
悪意ではない。どちらかと言えば無関心に近い。食事のため動物を解体する時のような目で、私を見ている。
「さて、問題はどうやって勃たせるかだ」
「あたしは手伝わないよ」
「まだ何も言ってねぇだろうが」
……待て、待て。
こいつらは、何を言っている?
「口になら突っ込めるか?」
「おいナクサリス、流石にそれは俺も引くぜ……」
口、突っ込む?
……まさか、まさか。
「やめろ」
子孫を残すこと。それは私の悲願である。
だが、このような形を望んでいたわけではない。
「やめてくれ……」
「おぉ、いいなぁ。良い。その調子だ」
彼は私の頬を掴み、醜悪な笑みを見せる。
「こんな面でも、泣き顔はそそるじゃねぇか」
唇を噛み、思考する。
何か現状を打破する方法……スキルを使って全力で逃げる。いや外までは届かない。そもそも拘束された状態では逃げられない。
「ほらどうした? もっと泣け。叫べ。そのために口を自由にしてやってるんだ」
何も思い付かない。
何も、できる気がしない。
「無様な魔物もどきさんよぉ? せめて遺言を聞かせてくれよ。テメェを壊したら次はあの二人だぜぇ? 何か伝えたいことがあるんじゃねぇか?」
彼を睨むことしかできない。
それが悔しくて仕方がない。
「たとえば謝罪だァ。醜い魔物もどきが近寄ったせいで、人間様に迷惑をかけてしまって申し訳ありませんとかよぉ、あるだろぉ? 色々と」
考えが足りなかった。力も足りなかった。
二人に迷惑をかけまいと勝手なことをして……結果、この有り様。あまりにも無様だ。
……私の人生は、何だったのだろう。
急に力が抜けた。
全身が諦観に包まれた。
「あぁ? なんだよ、もうちょっと抵抗しろよ」
うるさい。もう、どうにでもなれ。
「んー、やっぱこの目は無理だわ。潰すか」
それは、ありがたい。
こんな目を持って生まれなければ、もっと違う人生があったかもしれない。
もっと力があれば、もっと賢ければ。
こんな屈辱を味わうことは無かったのかもしれない。
……ほんの少し、口惜しい。
あと少し時間があれば、きっと変わった。
この薄紫色の瞳を忌避しない人物とやっと出会えたのに、この世界は、どうやら私が嫌いみたいだ。
ぼんやりと目を開ける。
世界がとてもゆっくりに見えた。命の危機を感じて、無意識にスキルを発動させたのだと思う。
時が縮む。
敏捷の大幅な向上と共に、思考速度も上がる。
拳が振り下ろされている。
私の鎧を容易く引き裂ける怪力が、私の目を潰そうとしている。
目だけで済むのだろうか。
そのまま頭蓋骨まで砕かれるのではないだろうか。
……怖い。
子供のように泣き出してしまいそうだった。
だから私を目を閉じた。暗闇の中で、最期を待った。
「跳べ!」
突然、後ろの男が叫んだ。
衝撃と轟音。
空気が揺れ、強い風が頬を叩いた。
手足の拘束が解けている。
何事かと困惑しながら薄らと目を開ける。
「……なぜ」
目に映ったのは、この場に存在するはずのない二人の姿だった。
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