【R18BL】クラスで人気の強面不良少年に一方的に彼女宣言されてドロドロに溺愛される話なんですけど……僕、男です。

斜偲泳(ななしの えい)

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長くなりすぎた初エッチ編

初めての乳首愛撫と二回戦と事後

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 少し前まで、鬼塚君とエッチするまでは、僕はごく普通のノーマルな男の子だった。

 当然、雄っぱいを弄ってオナニーをした事だってない。

 ムチっとした大きなパフィーニップルにコンプレックスを抱いていた事もあり、そんな所を弄られるのはお尻の穴を触れるよりも恥ずかしい。

 今まで感じた事のない、未知の感覚に身を捩りながら僕は抗議する。

「んー!? んー!? そこ、おっぱい!」
「んな事は分かってる」
「じゃなくて! ンヒッ!? そんな所、あぁん! 触っちゃ、ヤダぁ!」
「なんでだよ。気持ちよさそうにしてるじゃねぇか」
「そ、そんな事……ない……もん……」
「嘘つけ! エロい声で喘ぎやがって! 乳首弄る度にケツの中がキュッと締まって反応しまくりだ! このエロガキめ!」

 ズンっと鬼塚君がおちんちんでお尻を突く。

「んほぉ!? やだやだやだ! 言わないでよぉ!」

 キスの嵐を浴びながら、お尻をおちんちんで突かれながら、雄っぱいを指先で愛撫されながら、僕はイヤイヤと首を振る。

 雄っぱいを弄られるのは初めてだけど、正直普通に気持ち良かった。

 鬼塚君とエッチをして、口やお尻を愛撫され、全身の感度が高まっているせいというのもあろうだろう。

 あるいは、鬼塚君に愛される事で、気持ち的にも肉体的にも、エッチでの立場的にも、僕は急速にメス化しているのかもしれない。

 まるで雄っぱいの中に剥き出しのミニおちんちんが埋め込まれているみたいに敏感で、そこを抓られるとジュワ~っと痛気持ち良い電流が染み出して、おちんちんの根元がシュワシュワする。

「うるせぇ。何度でも言ってやる。男の癖に乳首でヨガるエロガキめ。チンコだってちいせぇし、お前本当は女なんじゃねぇの?」
「ぁ、ぁ、ぁ……しょれ、らめぇ……」

 ソリソリと、鬼塚君の親指が触れるか触れないかのギリギリの距離で僕の乳輪をスクラッチする。僕の雄っぱいは、ピンピンに勃起した小さな乳首とパンパンに充血した乳輪は、神経が剥き出しになったみたいに敏感になり、ごつごつとした鬼塚君の男の子の手の、その親指の、年輪みたいな指紋の凹凸すらもハッキリと感じてしまう。

 指紋の凹凸がソリソリと、ゾリゾリと、柔らかなヤスリかブラシみたいに僕の雄っぱいを刺激して、甘い電流を生み出して僕のお腹を切なくさせる。

 切ない。

 物凄く切ない。

 お尻の愛撫とは全く違う、男の子のおちんちんシュッシュとも全然違う、雄っぱいでしか得られない甘くもどかしい快感に僕の腰がビクビクと震える。

 その動きが小刻みなピストンになってしまい、快感の無限回路が出来てしまう。

 僕は焦った。

 雄っぱいヤバい!

 これ、ヤバい!

 こんなの知らない!

 おちんちんの根元がイーッ! ってなるのに、お腹の奥がキュンキュンするのに、骨盤の辺りがモゾモゾーッ! っとするのに、全然イケる気配がない。

 すごく気持ち良いのに、それだけではイケない、おちんちんだけが仲間外れにされているような、それこそメスの快楽という感じがして恥ずかしい。

 気持ち良いけど。

 凄く気持ち良くて幸せな気持ちになるけれど。

 同時にすごく恥ずかしい。

 だって一応、僕は男の子なのだ。

 たまたま好きな相手が、鬼塚君が男の子だっただけで、今も僕はノーマルな男の子のつもりなのだ。

 それなのに、雄っぱいなんかでこんなに気持ち良くなるなんて、男の子である事を否定されているみたいで恥ずかしい。

 男の子失格と言われているみたいで恥ずかしい。

 そんな所を弄られて気持ちよくなっている姿なんか見られたくないのに、我慢の余地なく気持ちよくなってしまう。

 そんな所を弄られて喘ぎ声なんか出したくないのに、我慢の余地なく喘いでしまう。

 男の子なのに、僕は絶対男の子なのに!

 アンアンと、甘ったるい声で鳴いてしまう。

 そんな自分に興奮して、お尻の穴がヒクヒクしてしまう。

 枯れたはずのおちんちんがキュンキュンして、ムクムクと勃起してしまう。

「ほら、勃ってきた。そんなに乳首が良いのかよ。このエロガキめ」

 勃起した僕の子供おちんちんを見て、嬉しそうに鬼塚君は言う。

 恥ずかしくて、僕は鬼塚君の胸に顔を埋めた。

 切なくて、僕のおちんちんがピコピコとはしゃぎ出す。

 切なくて、僕はこっそり鬼塚君のお腹におちんちんをスリスリしてしまう。

「……いわないでよぉ」
「なんでだよ」
「……恥ずかしいから」
「バカ。それが良いんだろ! 可愛いぜ星野。可愛すぎるぜ!」
「おほ!?」

 溢れる気持ちを表現するように、鬼塚君がズンと突く。

 恥ずかしいけれど、現金な僕は鬼塚君に可愛いと言われて満更でもない。

 鬼塚君に可愛いと言って貰えるのなら、恥ずかしい男の子メスガキでもいいかなと思ってしまう。

「喘ぎ声は汚ねぇけどな」
「ッ!?」

 酷い。

 ショック。

 ガーン。

 もう二度と喘がないと心に決め、僕はムギュッと鬼塚君の雄っぱいに口を押し付ける。

「どうした星野」

 どうしたもこうしたもない。

 恥ずかしくて僕は顔がなくなってしまった。

 可愛いって言ってくれたのに。

 喘ぎ声が汚いなんて言われたら、そんな風に思われていると知ってしまったら、合わせる顔がない。

「なんだよ。拗ねてんのか? バカだな。誉め言葉だろ」

 嘘だ。

 絶対嘘。

 喘ぎ声が汚いが誉め言葉とかないし。

 僕は鬼塚君の雄っぱいに顔を押し付けたまま、フルフルと頭を振る。

「めんどくせぇ」

 ぼそりと言われて僕のガラスのハートが粉砕した。

「う、うぅ、うぅ……」

 めそめそと泣き出すを僕を、鬼塚君が物凄い力で抱きしめる。

「誉め言葉だって。だから泣くなよ。泣いても良いけど。てか、泣いてる星野可愛すぎだろ」

 わけがわからない。

 喘ぎ声が汚いとか、面倒くさいとか、そんな誉め言葉があるだろうか?

 あるのだろう。

 現に鬼塚君のハグからは、その暴力的なまでの力強さからは、抑えきれない僕に対する愛しさを感じてしまう。僕の耳元で囁く声、ぐりぐりと頬ずりをする仕草にもそれを感じる。お腹の中のおちんちんは硬度を増し、ビクビクと跳ねながら、鬼塚君自信ももどかしさに耐えられないといった風に、グリグリとおちんちんを押し付けたり、ドンドンと僕の男の子マンコをノックしている。

 悲しいのに、恥ずかしいのに、惨めなのに、僕は嬉しくなってしまう。

 鬼塚君がそう言うのなら、それも僕のチャームポイントなのかなぁとか、頭お花畑な事を考えてしまう。

「……本当ぅ?」

 上目使いで尋ねると、鬼塚君がゾワリと震えた。

 発情しきった狼のような目がジットリと僕を見つめている。

「本当だからもっと喘げ」
「おほぉ!?」
「もっと汚い声を俺に聞かせろ」
「おほぉ!? ちょ、ま」
「待たねぇ。こっちは散々待ったんだ。こっから先は俺のターン。これまで我慢してた分、たっぷり元を取らせて貰うぜ」

 こてんと僕は転がされ、シームレスに対面座位から正常位へと移行する。

 体位の優位を失って、僕は完全に鬼塚君のされるがままになる。

 眼前に、天蓋のように鬼塚君の大きな身体が広がっている。

 汗まみれで、全身からムンムンと濃厚なフェロモンを放つ、発情しきった飢えた狼がそこにはいる。

 嗜虐的な笑みを浮かべながら、楽し気に僕の乳首をコネコネする。

 僕を楽器に見立て、喘ぎ声をチューニングでもするように、DJでもやっているみたいに、クリクリ、ソリソリ、ツネツネする。

 雄っぱいの快楽に、僕は身悶え、七色の喘ぎ声を出す。

 そんな姿に鬼塚君は興奮し、力強く腰を振る。

 ヌプヌプと、僕を壊さぬように配慮して。

 でも我慢出来ず、時にドコドコと乱暴に。

 僕は小船になり、鬼塚君という嵐に蹂躙される。

「おほ!? おほぉ!? おほぉぉぉ!? それ無理!? お尻壊れる!? 乳首取れちゃう!? ぢぬ!? ぢんぢゃぅ!?」
「死ね! 死んじまえ! 俺のピストンでぶっ殺して、何度でも生き返らせてやる! おらイケ、イケ! イケイケイケ! いっけえええええ!」
「ニョホオオオオオオオ!?」

 鬼塚君が僕の雄っぱいをグリリリッ! とつまみながら、お尻から口まで貫くような激しいピストンを行う。

 僕の身体は弓なりになり、ビグビグビグと痙攣しながら噴水みたいに射精する。

 ほとんど同時に、お腹の中にビュッ! ビュビュビュッ! ビュー、ビュー、ビューと熱い物が広がった。

「……フーッ……フーッ……フーッ……」

 長い射精を噛み締めると、鬼塚君は壊れたマリオネットみたいに四肢を投げ出す僕に覆い被さった。

 射精の余韻を楽しむように僕の口を貪って、愛おしそうにキスの雨を降らせると、半ば白目を剥いてピクピクしている僕に聞く。

「おい星野。生きてるか?」
「……わ、わがん…にゃい……」
「……わりぃ。ちっとやり過ぎたか」

 賢者モードで冷静になったのだろう。

 鬼塚君がバツが悪そうな顔をする。

 いやだ。

 僕とエッチして、そんな顔をして欲しくない。

 僕はなけなしの力で鬼塚君の腰に絡めた足をギュッと閉じる。

「……死ぬほどよかったよ」
「ならいいけどよ……」

 ホッとしたように笑うと、鬼塚君が僕の頭を優しく撫でる。

 気持ちいい……。

 鬼塚君とエッチして分かった事が一つある。

 いや、一つどころではない色々な事が分ったのだけれど。

 エッチより、事後の方が気持ちいい。

 勿論エッチはすごく気持ち良いのだけど。

 エッチが気持ちいい程、その後の時間はより素晴らしくなる。

 おちんちんの呪縛から解放され、まっさらな気持ちになって、物凄く純粋な気持ちでお互いを愛し合える。

 肉体の動的なエッチの後に訪れる、精神の静的性交とでも言うべきか。

 なんだっていい。

 とにかく最高の気分だ。

 さっきのエッチも最高だったのに、もう最高を更新してしまった。

 それで僕は、どうしても言いたくなった。

「……鬼塚君」
「なんだよ星野」
「……大好き」

 言った途端に恥ずかしくなって後悔したけど。

 鬼塚君はキョトンとして、恥ずかしそうに視線を逸らすと、満更でもなさそうな顔で僕の鼻をピンと弾いた。

「俺の方が大好きに決まってんだろ」

 嬉しくて、僕の頬は蕩けてしまう。

「えへへ……。僕だって。鬼塚君の事大好きだもん……」

 ぐったりして、力なく笑う僕を見て、鬼塚君が切なそうな顔をする。

「この野郎……。可愛すぎなんだよ!」

 そしてまた、ぐりぐりと僕の顔に頬ずりする。

「ねぇ、鬼塚君」
「なんだよ星野」
「一個だけ、お願いしていい?」
「いいけど。なんだよ」
「……トイレ、連れてってぇ……」

 二度もお尻に中だしされたからだろう。

 唐突に、猛烈に、漏れそうな程お腹がグルグルしてきた。

 大好きな鬼塚君にこんな事を頼むのは死ぬほど恥ずかしいけど、遠慮している余裕はない。

 激しすぎる連続エッチで身体に力が全く入らないし。

 このままでは、笑えない方のお漏らしをしてしまう。

 鬼塚君も察してくれたのだろう。

「わ、わかった!?」

 チュポンと鬼塚君がお尻からおちんちんを抜くのだけど。

「らめぇ……。今抜かれたら、れちゃうよぉ……」

 危機的状況なのだけれど、ヘロヘロで呂律が回らない。

 ……ヤバい。

 ……これ、マジで漏らすかも。

「ま、待て星野! すぐ連れてくから、ちょっとだけ我慢しろ!?」

 僕を抱えると、鬼塚君はダッシュでトイレに駆け込んだ。
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