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長くなりすぎた初エッチ編
そして僕らは射精した
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「ぁ、ぁ、ぁ……」
パンパンに膨張した鬼塚君の亀頭はスベスベで、ヌルヌルになった僕のアナルを大した抵抗もなくヌプヌプと開いていく。
最初に比べると驚くくらい痛みはない。
先程までのお尻愛撫で解されて、僕自身気づかない内に僕のアナルは立派な性器になってしまっていたらしい。
スパンキングも効果があった。
鬼塚君に太鼓の達人みたいにバチバチ叩かれて、確認するまでもなく僕の小さなお尻はお猿さんみたいに赤くなっている。熱を持ち、鼓動のタイミングでジンジンするむず痒い痛みがある種の麻酔となり、挿入の痛みを和らげているようだった。のみならず、お尻全体に広がるジンジンとした痛みが渦を巻くように僕のアナルに集約されて、性器としての感度を高めている気がする。
……エッチだ。
すごくエッチだ!
わざとではないのだろうけど、鬼塚君のせいで僕の全神経は否応なくアナルに集中して、物凄く敏感になり、淫らな雄マンコになってしまっている。
現在進行形でお尻が性器になっていく感覚に、精神的にも興奮して、僕のおちんちんは狂ったようにピコピコ跳ねて、僕の口からも堪えきれないエッチな声が漏れ出した。
「ぅっ……く……うぐぅ……」
目の前で、鬼塚君が切なそうな表情で必死に歯を食いしばっている。
男の子のおちんちんは興奮する程硬くなり、感度が増す。
パンパンに膨れた鬼塚君のおちんちんは明らかに爆発寸前で、精神的にも肉体的にも射精寸前だ。
でも、ここで出してしまったらお漏らし射精の中でも特に恥ずかしい、挿入寸前のお漏らし射精になってしまうから、歯を食いしばり、拳を握り、必死に耐えているのだろう。
その姿がエロ過ぎて、可愛すぎて、僕は興奮する。
興奮して、お腹の奥がキュンキュンして、おちんちんがピコピコして、射精したくなる。
嬉しい事ではあるけれど、気持ち良い事でもあるのだけれど、困った事でもあった。
僕もまた、油断したらお漏らし射精しそうだった。
必死に我慢しなければ、鬼塚君の挿入に耐え切れず、お尻を広げたガニ股ポーズのまま、触れてもいないのに目の前にある鬼塚君の顔面にぴゅるっとお漏らし顔射してしまう。
……やだやだやだ!
そんなの恥ずかしすぎる!
説明するまでもなく恥ずかしいし、折角のエッチも興ざめになる。
お前、二回も出してまたお漏らしか? って思われる。
人が必死に我慢してるのに、なに一人で勝手にイッってるんだよ! と。
だから僕も必死に我慢する。
この期に及んで僕は鬼塚君の挿入未遂お漏らし射精を期待していたけど、最早そんな余裕はほとんどなくて、自分がお漏らし射精しないようにする事で精一杯――。
「ふにゃあああああ!?」
快感に耐えきれなかったのだろう。
唐突に鬼塚君のおちんちんがビグン! と跳ねて、挿入中のお尻からはじき出され、その勢いで僕の股間を舐めるように擦り、お金玉の裏側をぷるんと撫でた。
全く予想もしなかった一撃に危うく僕は射精しかけ、悲鳴をあげる。
「な、な、な、なにするの!?」
「し、仕方ねぇだろ!? 星野のケツが気持ち良すぎて、チンポ跳ねちまうんだよ!」
お漏らし射精ではないけれど、それに近い恥ずかしさがあったのだろう。
鬼塚君は目を潤ませ、真っ赤になって僕に責任を押し付ける。
その姿が可愛らしく、エッチ過ぎて、僕の感度は上がり続ける。
「ただでさえ射精しそうなのに、エッチな事言わないでよ!」
ピコピコピコとおちんちんが跳ねる。
恥ずかしくて隠したいけど、お尻を広げているのでそれも出来ない。
男の子のおちんちんは正直だ。
バカみたいに正直で、秘密にしておきたい恥ずかしい感情が全て現れてしまう。
僕もそうだし、鬼塚君もそうだった。
相手のおちんちんの動きを見れば、どれだけ興奮しているか一目瞭然。
その事実が余計に興奮をかきたてる。
「う、うるせぇ! 星野こそエロ過ぎなんだよ! 人の顔の前で子供チンコピコピコさせやがって! 大体なんだよその乳首! エロ過ぎだろ!」
「い、言わないでよ!? 気にしてるんだから!?」
突然の指摘に乳首がピリピリした。
ここだけの話、僕の乳首は大きかった。いや、乳首自体は普通だと思うのだけど。それを囲む乳輪が大きくて、土台のようにぷくっと膨らんでいる。なんでもパフィーニップルとか言うそうだけど。色だって無駄に綺麗な桜色をしているせいで、自己主張が激しく見える。
そのせいでからかわれたり、ジロジロ見られる事があったから、子供の頃からコンプレックスなのだった。
「とにかく! おちんちん跳ねない様に押さえてて! そんなんじゃ入れられないよ!」
「わ、わかってるよ! 命令すんな!」
案外素直に鬼塚君がチートじみた巨大チンコを根元から押さえる。
やはり僕の推理は間違っていなかった。
対面座位で挿入の主導権を握る事で、僕もある程度エッチの主導権を握れている。
これが正常位なら、一から十まで鬼塚君にされるがままだっただろう。
「それじゃあ、もう一度」
「さっさとしろよ! こっちはいい加減待ちくたびれて――ふぐぅううう!?」
「おほおおお!?」
ガニ股スタイルのゆっくり挿入なんかスクワットをしているようなものだ。
ひ弱な僕の太ももは既に限界を迎えていて、力加減を間違えてうっかりズブリ♂と亀頭がすっぽり入ってしまった。
「ほ、ほ、ほ、星野ぉ!?」
目をチカチカさせ、口をパクパクさせながら、鬼塚君が抗議する。
僕も似たような状態だ。
「あ、あじが、しゅ、しゅべっちゃったぁ……」
ビクン、ビクンと僕のおちんちんが怒ったように暴れている。
射精しなかったのは奇跡だった。
肛門をにゅるんと鬼塚君の亀頭が通り抜けたエグイ感覚、その余韻が残像のように焼き付いてお腹がジンジンする。
ていうか今、お腹の中に鬼塚君のおちんちんが入っている!
先端だけ、亀頭だけだけど、ハッキリとその存在を感じている。
息苦しくて窮屈だけど、もどかしくて気持ちいい。
なによりも、鬼塚君と一つになっているという事実が嬉しくて、精神的に興奮した。
「ぢ、ぢぐじょう……。なんだよこれ! なんなんだよこれ! 星野の中、気持ち良すぎだろ!?」
必死に歯を食いしばり、ピンと伸ばした足先をバタバタと暴れさせながら、鬼塚君が挿入の快感に耐えている。
僕の中では鬼塚君の血液でパンパンに膨れ上がった肉厚の亀頭が、鬼塚君の鼓動のリズムに合わせてドクンドクンと脈打ちながら、ビグンビグンと跳ねている。
「ぢょ!? ぞれ、やめで! おぢんぢん跳ねるのやめで!? ビグビグじないで!? 中でぞんなに暴れられだら、僕いっぢゃう! 我慢で出来ずにお漏らじ射精じぢゃう!?」
鬼塚君のおちんちんで内側から男の子の秘密の射精スイッチを乱暴に叩かれているようなものなのだ。
こんなの、射精するなって方が無理だろう。
形としては一応挿入は終わったから、もう射精してもいいのかもしれない。
でもイヤだ。
鬼塚君を置いて一人で射精するのは嫌だ。
せめて同時か、後がいい。
じゃないとお漏らし射精になってしまう。
……?
男の子同士の場合、同時以外は大体お漏らし射精にならない?
バグでしょこれ!
そうでなくとも折角鬼塚君と一つになれたのだ。
もっとエッチしたい。
もっとこうしていたい。
もっと快楽を貪りたい。
もっと鬼塚君のおちんちんを僕のお尻に入れていたい。
まだエッチは始まったばかりなのに、もう終わりなんて嫌だ。
「ほ、星野こそそれやめろ!? ケツ締めんな! 中でぎゅーぎゅーチンコしごくな!? いぐ、いっぢまう!」
そんな事言われても。
「む、無理だよ!? お腹の中とか自由に動かせないし! 鬼塚君のおちんちんが気持ち良すぎて、勝手にそうなっちゃうの!?」
「こっちだって無理だっての!? 星野も男なら分かるだろ!? 気持ち良いと勝手にチンコ跳ねちまうんだよ!?」
「あ、あ、あ!?」
「う、う、う!?」
ガニ股の体勢で鬼塚君のおちんちんの先っちょだけを挿入し、立ち往生する。
鬼塚君のおちんちんが跳ねる度に、僕のお腹は気持ち良くて勝手に収縮し、グニグニと鬼塚君のおちんちんを締め付ける。それで鬼塚君のおちんちんが跳ねまわり、無限快楽編に突入してしまった。
ヤバい。
このままじゃヤバい。
そう遠くない未来、多分十秒以内くらいの内に、僕か鬼塚君のどちらかが射精する。
こんなガニ股で先っちょだけ入れた状態で。
絶対ヤダ!
そんな初エッチマヌケすぎる!
どうせ射精するなら、しっかり根元まで入れて、お互いにギュッと抱き合って、むちゅ~っと大人のキスをしながらがいい!
でも動けない。
「ど、どうじよう……。ぉ、おほぉ!? これ、う、動いたら、でちゃうよぉ……」
限界寸前のガニ股スクワットでプルプルしながら、鬼塚君に助けを求める。
「ぬ、抜け! い、一回抜いて、仕切り直しだ!」
「む、無理だよ!? もう、脚に力入んないよぉ!?」
「いいから抜け! 抜いてくれ! このままじゃ出る! マジで出ちゃう! 入れたばっかなのに、まだ動いてもないのに! 星野の中に漏らしちまう!」
だからエッチな事言わないでよ!
そんな事言われたら余計にムラムラして射精したくなっちゃうでしょ!
とにかく頑張って抜こうとしてみるけれど。
「ううううう! お、ほぉぉぉ!? む、むぅり!?」
「う、動くな!? やっぱなし! 動くのなし!? 100パー出る!?」
今ちょっと抜こうとしただけで分かった。
分からされてしまった。
鬼塚君のおちんちんは、その亀頭は、立派なキノコみたいに傘が広く、端の方は鈎のように反っている。
だから入れるのは勿論、出すのだって一苦労だ。
ちょっと動かしただけで、カリの部分がゴリゴリと僕のお腹の肉壁を抉ってくる、超凶悪おちんちんだ。
そんなの気持ち良すぎだし、鬼塚君にしたって堪らないだろう。
「ち、ちくしょう……。どうなってんだよ星野の中!? あったかくてムチムチで、狭いのにぞりぞりしてて、気持ち良すぎなんだよ!?」
人のお尻をそんなオナホみたいに言わないで欲しんだけど。
「鬼塚君のおちんちんの方がヤバいから!? 大きくてカリ高で、僕のお腹ゴリゴリえぐってるから!?」
「うるせー! どうすんだよこれ! 動けねぇぞ!」
「知らないよ!? おほぉ!? だから、おちんちん跳ねないでってば!?」
「無理だってっつってんだろ!? そっちこそケツ締めるのやめろ! こんな中途半端な態勢のままイキたくねぇよ!?」
「もうこのまま入れちゃお! それしかないよ!?」
「やだよ! もっと星野とエッチしてぇ!」
「一回射精して! それからゆっくりすればいいじゃん!」
「そうだけど、そうだけどおおおお!? ぅ、ぅあぁ、は、初めてのエッチなんだぞ! もっと、もっと、星野と、してぇよ!」
やめてええええ!
嬉しいけど!
嬉しいけど!
お腹キュンキュンして射精しちゃううううう!
「僕だってしたいけど……。もう無理、脚が、限界……」
「ちょ、ま!? 星野!?」
実を言うと、限界なんかとっくに過ぎていたのだ。
かくんと僕の膝が折れ、そのままズルン! と一気に根元まで鬼塚君のおちんちんを咥え込む。
「お!? お、お、お!? ばか、むり、で、でる、出ちまうぅっ……」
歯を食いしばり、鬼塚君の全身がブルブルと震える。
もう、限界を超えて射精モードに入ったのだろう。
そこから耐える事は無理ではない。
でも、それは精々数秒の事だ。
どれだけ長くとも、十秒も持たないだろう。
鬼塚君は漏らすのだ。
僕の中で、男の子の恥ずかしいお漏らしをしてしまうのだ。
「出していいよ」
僕はギュッと鬼塚君に抱きついた。
もうお尻を広げる必要もないし、さっきから、最初から、ずっとそうしたいと思っていた。
「で、でも、ほじのぉ……」
半泣きになった鬼塚君が目で訴える。
一人ではイキたくない。
一人じゃ嫌だと。
「大丈夫。僕ももうイキそうだから。だから、キスして。ギュッとして。一緒にいこう?」
張り詰めていた鬼塚君の身体から憑き物が落ちたみたいに力が抜けた。
鬼塚君が支えを求めるように強く僕を抱きしめ、貪るようにキスをする。
「いぐ、いぐ、いぐいぐいぐぅ!?」
「おほ!? おぉぉ!? お、ぉぉ、ぉ……」
お腹の中で鬼塚君のおちんちんが爆発した。
マグマのように熱いものが、ビュルンビュルンと、ビュービューと、僕のお腹に叩きつけるように吐き出される。
その感覚にうっとりしながら、僕も鬼塚君の腹筋にぴゅるぴゅると射精した。
二人で一緒に射精しながら、互いに支え合う様に抱き合いながら、貪るようにキスをしながら、僕達は愛し合った。
もう死んでいいや。
夢見心地で僕は思った。
パンパンに膨張した鬼塚君の亀頭はスベスベで、ヌルヌルになった僕のアナルを大した抵抗もなくヌプヌプと開いていく。
最初に比べると驚くくらい痛みはない。
先程までのお尻愛撫で解されて、僕自身気づかない内に僕のアナルは立派な性器になってしまっていたらしい。
スパンキングも効果があった。
鬼塚君に太鼓の達人みたいにバチバチ叩かれて、確認するまでもなく僕の小さなお尻はお猿さんみたいに赤くなっている。熱を持ち、鼓動のタイミングでジンジンするむず痒い痛みがある種の麻酔となり、挿入の痛みを和らげているようだった。のみならず、お尻全体に広がるジンジンとした痛みが渦を巻くように僕のアナルに集約されて、性器としての感度を高めている気がする。
……エッチだ。
すごくエッチだ!
わざとではないのだろうけど、鬼塚君のせいで僕の全神経は否応なくアナルに集中して、物凄く敏感になり、淫らな雄マンコになってしまっている。
現在進行形でお尻が性器になっていく感覚に、精神的にも興奮して、僕のおちんちんは狂ったようにピコピコ跳ねて、僕の口からも堪えきれないエッチな声が漏れ出した。
「ぅっ……く……うぐぅ……」
目の前で、鬼塚君が切なそうな表情で必死に歯を食いしばっている。
男の子のおちんちんは興奮する程硬くなり、感度が増す。
パンパンに膨れた鬼塚君のおちんちんは明らかに爆発寸前で、精神的にも肉体的にも射精寸前だ。
でも、ここで出してしまったらお漏らし射精の中でも特に恥ずかしい、挿入寸前のお漏らし射精になってしまうから、歯を食いしばり、拳を握り、必死に耐えているのだろう。
その姿がエロ過ぎて、可愛すぎて、僕は興奮する。
興奮して、お腹の奥がキュンキュンして、おちんちんがピコピコして、射精したくなる。
嬉しい事ではあるけれど、気持ち良い事でもあるのだけれど、困った事でもあった。
僕もまた、油断したらお漏らし射精しそうだった。
必死に我慢しなければ、鬼塚君の挿入に耐え切れず、お尻を広げたガニ股ポーズのまま、触れてもいないのに目の前にある鬼塚君の顔面にぴゅるっとお漏らし顔射してしまう。
……やだやだやだ!
そんなの恥ずかしすぎる!
説明するまでもなく恥ずかしいし、折角のエッチも興ざめになる。
お前、二回も出してまたお漏らしか? って思われる。
人が必死に我慢してるのに、なに一人で勝手にイッってるんだよ! と。
だから僕も必死に我慢する。
この期に及んで僕は鬼塚君の挿入未遂お漏らし射精を期待していたけど、最早そんな余裕はほとんどなくて、自分がお漏らし射精しないようにする事で精一杯――。
「ふにゃあああああ!?」
快感に耐えきれなかったのだろう。
唐突に鬼塚君のおちんちんがビグン! と跳ねて、挿入中のお尻からはじき出され、その勢いで僕の股間を舐めるように擦り、お金玉の裏側をぷるんと撫でた。
全く予想もしなかった一撃に危うく僕は射精しかけ、悲鳴をあげる。
「な、な、な、なにするの!?」
「し、仕方ねぇだろ!? 星野のケツが気持ち良すぎて、チンポ跳ねちまうんだよ!」
お漏らし射精ではないけれど、それに近い恥ずかしさがあったのだろう。
鬼塚君は目を潤ませ、真っ赤になって僕に責任を押し付ける。
その姿が可愛らしく、エッチ過ぎて、僕の感度は上がり続ける。
「ただでさえ射精しそうなのに、エッチな事言わないでよ!」
ピコピコピコとおちんちんが跳ねる。
恥ずかしくて隠したいけど、お尻を広げているのでそれも出来ない。
男の子のおちんちんは正直だ。
バカみたいに正直で、秘密にしておきたい恥ずかしい感情が全て現れてしまう。
僕もそうだし、鬼塚君もそうだった。
相手のおちんちんの動きを見れば、どれだけ興奮しているか一目瞭然。
その事実が余計に興奮をかきたてる。
「う、うるせぇ! 星野こそエロ過ぎなんだよ! 人の顔の前で子供チンコピコピコさせやがって! 大体なんだよその乳首! エロ過ぎだろ!」
「い、言わないでよ!? 気にしてるんだから!?」
突然の指摘に乳首がピリピリした。
ここだけの話、僕の乳首は大きかった。いや、乳首自体は普通だと思うのだけど。それを囲む乳輪が大きくて、土台のようにぷくっと膨らんでいる。なんでもパフィーニップルとか言うそうだけど。色だって無駄に綺麗な桜色をしているせいで、自己主張が激しく見える。
そのせいでからかわれたり、ジロジロ見られる事があったから、子供の頃からコンプレックスなのだった。
「とにかく! おちんちん跳ねない様に押さえてて! そんなんじゃ入れられないよ!」
「わ、わかってるよ! 命令すんな!」
案外素直に鬼塚君がチートじみた巨大チンコを根元から押さえる。
やはり僕の推理は間違っていなかった。
対面座位で挿入の主導権を握る事で、僕もある程度エッチの主導権を握れている。
これが正常位なら、一から十まで鬼塚君にされるがままだっただろう。
「それじゃあ、もう一度」
「さっさとしろよ! こっちはいい加減待ちくたびれて――ふぐぅううう!?」
「おほおおお!?」
ガニ股スタイルのゆっくり挿入なんかスクワットをしているようなものだ。
ひ弱な僕の太ももは既に限界を迎えていて、力加減を間違えてうっかりズブリ♂と亀頭がすっぽり入ってしまった。
「ほ、ほ、ほ、星野ぉ!?」
目をチカチカさせ、口をパクパクさせながら、鬼塚君が抗議する。
僕も似たような状態だ。
「あ、あじが、しゅ、しゅべっちゃったぁ……」
ビクン、ビクンと僕のおちんちんが怒ったように暴れている。
射精しなかったのは奇跡だった。
肛門をにゅるんと鬼塚君の亀頭が通り抜けたエグイ感覚、その余韻が残像のように焼き付いてお腹がジンジンする。
ていうか今、お腹の中に鬼塚君のおちんちんが入っている!
先端だけ、亀頭だけだけど、ハッキリとその存在を感じている。
息苦しくて窮屈だけど、もどかしくて気持ちいい。
なによりも、鬼塚君と一つになっているという事実が嬉しくて、精神的に興奮した。
「ぢ、ぢぐじょう……。なんだよこれ! なんなんだよこれ! 星野の中、気持ち良すぎだろ!?」
必死に歯を食いしばり、ピンと伸ばした足先をバタバタと暴れさせながら、鬼塚君が挿入の快感に耐えている。
僕の中では鬼塚君の血液でパンパンに膨れ上がった肉厚の亀頭が、鬼塚君の鼓動のリズムに合わせてドクンドクンと脈打ちながら、ビグンビグンと跳ねている。
「ぢょ!? ぞれ、やめで! おぢんぢん跳ねるのやめで!? ビグビグじないで!? 中でぞんなに暴れられだら、僕いっぢゃう! 我慢で出来ずにお漏らじ射精じぢゃう!?」
鬼塚君のおちんちんで内側から男の子の秘密の射精スイッチを乱暴に叩かれているようなものなのだ。
こんなの、射精するなって方が無理だろう。
形としては一応挿入は終わったから、もう射精してもいいのかもしれない。
でもイヤだ。
鬼塚君を置いて一人で射精するのは嫌だ。
せめて同時か、後がいい。
じゃないとお漏らし射精になってしまう。
……?
男の子同士の場合、同時以外は大体お漏らし射精にならない?
バグでしょこれ!
そうでなくとも折角鬼塚君と一つになれたのだ。
もっとエッチしたい。
もっとこうしていたい。
もっと快楽を貪りたい。
もっと鬼塚君のおちんちんを僕のお尻に入れていたい。
まだエッチは始まったばかりなのに、もう終わりなんて嫌だ。
「ほ、星野こそそれやめろ!? ケツ締めんな! 中でぎゅーぎゅーチンコしごくな!? いぐ、いっぢまう!」
そんな事言われても。
「む、無理だよ!? お腹の中とか自由に動かせないし! 鬼塚君のおちんちんが気持ち良すぎて、勝手にそうなっちゃうの!?」
「こっちだって無理だっての!? 星野も男なら分かるだろ!? 気持ち良いと勝手にチンコ跳ねちまうんだよ!?」
「あ、あ、あ!?」
「う、う、う!?」
ガニ股の体勢で鬼塚君のおちんちんの先っちょだけを挿入し、立ち往生する。
鬼塚君のおちんちんが跳ねる度に、僕のお腹は気持ち良くて勝手に収縮し、グニグニと鬼塚君のおちんちんを締め付ける。それで鬼塚君のおちんちんが跳ねまわり、無限快楽編に突入してしまった。
ヤバい。
このままじゃヤバい。
そう遠くない未来、多分十秒以内くらいの内に、僕か鬼塚君のどちらかが射精する。
こんなガニ股で先っちょだけ入れた状態で。
絶対ヤダ!
そんな初エッチマヌケすぎる!
どうせ射精するなら、しっかり根元まで入れて、お互いにギュッと抱き合って、むちゅ~っと大人のキスをしながらがいい!
でも動けない。
「ど、どうじよう……。ぉ、おほぉ!? これ、う、動いたら、でちゃうよぉ……」
限界寸前のガニ股スクワットでプルプルしながら、鬼塚君に助けを求める。
「ぬ、抜け! い、一回抜いて、仕切り直しだ!」
「む、無理だよ!? もう、脚に力入んないよぉ!?」
「いいから抜け! 抜いてくれ! このままじゃ出る! マジで出ちゃう! 入れたばっかなのに、まだ動いてもないのに! 星野の中に漏らしちまう!」
だからエッチな事言わないでよ!
そんな事言われたら余計にムラムラして射精したくなっちゃうでしょ!
とにかく頑張って抜こうとしてみるけれど。
「ううううう! お、ほぉぉぉ!? む、むぅり!?」
「う、動くな!? やっぱなし! 動くのなし!? 100パー出る!?」
今ちょっと抜こうとしただけで分かった。
分からされてしまった。
鬼塚君のおちんちんは、その亀頭は、立派なキノコみたいに傘が広く、端の方は鈎のように反っている。
だから入れるのは勿論、出すのだって一苦労だ。
ちょっと動かしただけで、カリの部分がゴリゴリと僕のお腹の肉壁を抉ってくる、超凶悪おちんちんだ。
そんなの気持ち良すぎだし、鬼塚君にしたって堪らないだろう。
「ち、ちくしょう……。どうなってんだよ星野の中!? あったかくてムチムチで、狭いのにぞりぞりしてて、気持ち良すぎなんだよ!?」
人のお尻をそんなオナホみたいに言わないで欲しんだけど。
「鬼塚君のおちんちんの方がヤバいから!? 大きくてカリ高で、僕のお腹ゴリゴリえぐってるから!?」
「うるせー! どうすんだよこれ! 動けねぇぞ!」
「知らないよ!? おほぉ!? だから、おちんちん跳ねないでってば!?」
「無理だってっつってんだろ!? そっちこそケツ締めるのやめろ! こんな中途半端な態勢のままイキたくねぇよ!?」
「もうこのまま入れちゃお! それしかないよ!?」
「やだよ! もっと星野とエッチしてぇ!」
「一回射精して! それからゆっくりすればいいじゃん!」
「そうだけど、そうだけどおおおお!? ぅ、ぅあぁ、は、初めてのエッチなんだぞ! もっと、もっと、星野と、してぇよ!」
やめてええええ!
嬉しいけど!
嬉しいけど!
お腹キュンキュンして射精しちゃううううう!
「僕だってしたいけど……。もう無理、脚が、限界……」
「ちょ、ま!? 星野!?」
実を言うと、限界なんかとっくに過ぎていたのだ。
かくんと僕の膝が折れ、そのままズルン! と一気に根元まで鬼塚君のおちんちんを咥え込む。
「お!? お、お、お!? ばか、むり、で、でる、出ちまうぅっ……」
歯を食いしばり、鬼塚君の全身がブルブルと震える。
もう、限界を超えて射精モードに入ったのだろう。
そこから耐える事は無理ではない。
でも、それは精々数秒の事だ。
どれだけ長くとも、十秒も持たないだろう。
鬼塚君は漏らすのだ。
僕の中で、男の子の恥ずかしいお漏らしをしてしまうのだ。
「出していいよ」
僕はギュッと鬼塚君に抱きついた。
もうお尻を広げる必要もないし、さっきから、最初から、ずっとそうしたいと思っていた。
「で、でも、ほじのぉ……」
半泣きになった鬼塚君が目で訴える。
一人ではイキたくない。
一人じゃ嫌だと。
「大丈夫。僕ももうイキそうだから。だから、キスして。ギュッとして。一緒にいこう?」
張り詰めていた鬼塚君の身体から憑き物が落ちたみたいに力が抜けた。
鬼塚君が支えを求めるように強く僕を抱きしめ、貪るようにキスをする。
「いぐ、いぐ、いぐいぐいぐぅ!?」
「おほ!? おぉぉ!? お、ぉぉ、ぉ……」
お腹の中で鬼塚君のおちんちんが爆発した。
マグマのように熱いものが、ビュルンビュルンと、ビュービューと、僕のお腹に叩きつけるように吐き出される。
その感覚にうっとりしながら、僕も鬼塚君の腹筋にぴゅるぴゅると射精した。
二人で一緒に射精しながら、互いに支え合う様に抱き合いながら、貪るようにキスをしながら、僕達は愛し合った。
もう死んでいいや。
夢見心地で僕は思った。
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