【R18BL】クラスで人気の強面不良少年に一方的に彼女宣言されてドロドロに溺愛される話なんですけど……僕、男です。

斜偲泳(ななしの えい)

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長くなりすぎた初エッチ編

羞恥責めとイチャイチャ

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 鬼塚君の唇が去っていく。

 一抹の寂しさと共に、僕はゆっくりと夢の世界から浮上する。

「あへ……あへぇ……」

 全身を犯す甘い快楽で、僕はおひたしみたいになっていた。

 もうこの瞬間に死んでもいい。

 そう思う程幸せだ。

 ぼんやりとした視界の中で、鬼塚君が不満そうに僕を睨んでいた。

「おい」
「にゃあ!?」

 ぐりっとお股を突き上げられ夢から覚める。

「星野。お前、また漏らしただろ」
「へ? ぁ……」

 その通りだった。

 忘れていたわけではないけれど。

 気付かなかったわけではないけれど。

 鬼塚君とのファーストキスが余りにも素敵過ぎて、ナチュラルに漏らしてしまった。

 我慢する余地もなく、そんな気にもならないくらい、キスされながらお股をグリグリされて、びゅるるとパンツの中に出してしまった。

 ……うわぁぁぁぁぁ!

 バカバカバカ!

 僕のバカ!

 一度ならず二度までも!

 それも今度は我慢もせずに!

 今まさに、これから鬼塚君と初エッチしようというその時に漏らしてしまうなんて!

 恥ずかしすぎる!

 し、死にたい……。

 ていうか殺して!

 恥ずかしさに声も出せなくなり、僕は両手でそっと顔を隠そうとする。

 鬼塚君は呆れたようなジト目で僕を睨んだまま、乱暴に僕の両手を拘束した。

 ……やだ。

 やだやだやだ。

 絶対嫌われた!

 お願いだからそんな目で見ないで!

 泣きそうになる僕を見つめて、鬼塚君は吐き捨てた。

「早漏」

 まったくもってその通りだった。

 一度ならず二度までも。

 直接触れてもいないのにお漏らし射精してしまった。

 そんなの、早漏と言われても仕方ない。

「う、うぅ、うぅぅぅ……。ご、ごめんなさい……。ぐす……」

 僕はバカだ。

 大バカだ。

 あとちょっと我慢すれば鬼塚君とエッチ出来たのに。

 自分本位のお漏らし射精で一人だけ気持ち良くなり嫌われてしまった。

 最悪だ。

 最低だ。

 神様お願い、時間を戻して……。

 戻った所で絶対漏らす自信があるけど……。

 ガチ凹みして半泣きになる僕を見て、鬼塚君はゾクリと震えた。

「エロ過ぎだろ……。どんだけ俺を興奮させれば気が済むんだ?」
「ぇ?」

 もしかして怒ってない?

 困惑する僕に、鬼塚君は隠しきれないニヤニヤ笑いで聞いてくる。

「そんなに良かったのかよ。俺とのキス」

 恥ずかしくて、僕はそっと視線を逸らした。

「……ぅん」
「うんじゃねぇ。俺の目を見てはっきり言え」

 ほっぺたを掴まれて無理やり前を向かされる。

 そんな事を目と目を合わせて言わされたら、物凄く恥ずかしい。

 ……でも、言わないわけにはいかない。

「き……気持ち……良かったです……」
「ハッキリって言ってるだろ!」
「ぁん」

 ズンと太ももで突き上げられる。

 まだ温かい出したての精液がぬるりと股間を刺激する。

 思わず僕はエッチな声が出てしまう。

 怒ったような鬼塚君の態度にもドキドキしてエッチな気分になってしまう。

 ……ど、どうしよう。

 もしかして、僕ってちょっとマゾなのかな……。

 なんて事を思いつつ。

「お、鬼塚君とのキス、とっても気持ち良かったです!」

 半泣きになって答える。

 改めて口に出すのは顏から火が出る程恥ずかしい。

 それなのに、背中はゾクゾク、腰はシュワシュワだ。

「具体的に。どう気持ち良かったんだ」

 鬼塚君は物凄く意地悪な目をしていた。

 僕になにを言わせたいのかは明白だ。

 流石にそれは恥ずかしすぎる。

 僕は半泣きになってフルフルと首を振るのだけど。

「言えよ。言えっての!」

 ズンズンとお股を突き上げられて降参した。

「お、お漏らし射精するくらい気持ち良かったですうううう! もう! これでいい!?」

 やけっぱちで僕は叫んだ。

 ここが防音のしっかりした高級タワマンでよかった。

 そうでなかったら恥ずかしすぎて死んでいる。

 ぷるぷる震える僕を見て、鬼塚君は満足そうに身震いした。

「そうだよ。それでいいんだ。変態野郎」
「へ、変態じゃないもん! 早漏なだけ! ていうか、鬼塚君にあんな事されたら、誰だってこうなっちゃうよ!」

 絶対そうだ。

 だから僕が特別変態でもエッチでも早漏でもないはずだ。

「あぁ? 星野以外の相手にこんな事するわけねぇだろ!」

 苛立たし気にズンとお股を突き上げられる。

「おほっ!? それ、やだぁ!?」
「嘘つけ。絶対好きだろ。女みたいにアンアン喘いで気持ちよさそうに俺の脚に股擦りつけてたのはどこの誰だ?」
「あーあーあー! 聞こえない! 聞きたくない! お願いだから言わないで!」

 耳を塞いでイヤイヤしながらふと思う。

「女みたいにって。鬼塚君、女の子とエッチした事あるの?」

 僕の豹変に、鬼塚君はギョッとした。

「ね、ねぇよ! ただの想像だ!」
「ならいいんだけど……」
「いきなり真顔になるなよな! ビビるだろ!」
「ぁん」

 グリっとされて甘い声が出る。

 ……やっぱりこれ、好きかも。

 ってバカ!

 鬼塚君のせいで変な癖ついちゃったじゃん!

「ったく。早漏ちんぽのお漏らし野郎が。俺の許しもなく一人で勝手に二回もイキやがって。いい加減こっちはムラムラしてんだ。早くやらせろ」

 熱っぽい息を荒げながら、鬼塚君が乱暴に僕のズボンを脱がせにかかる。

「や、やだってばぁ!? シャワー! シャワー浴びさせて! すぐ済むから! お股だけ! お股だけでも洗わせて!」

 一度ならず二度までも、パンツの中に射精してしまった。

 グリグリゴシゴシ膝で愛撫されて、パンツの中は地獄絵図。制服のズボンまで染みている。……これ、どうするの? 状態だ。とてもじゃないけど鬼塚君にはお見せ出来ない。

 それなのに!

「うるせぇ! お漏らし野郎に拒否権なんかねぇんだよ、っとぁ!」

 僕の抵抗なんかこれっぽっちも意に介さず、強引にベルトを外すとヌルンっとパンツごとズボンを剥ぎ取った。

「いやー!?」
「へっへっへ。御開帳だな」

 下半身だけ裸にされて、磔みたいな格好で四肢を拘束される。

「やだ、やだぁ!? お願いだから見ないで! 見ないでえええええ!?」

 本気で恥ずかしくて、かなりガチ目の悲鳴をあげる。

 どれだけ暴れても鬼塚君はビクともしない。

 当の鬼塚君は、宝の山を見つけた冒険者みたいな目をしてグチョグチョになった僕のお股を凝視していた。

「……おいおいおい。なんだよこりゃ。エロ過ぎだろ……」

 舐めるように視姦され、剥き出しのおちんちんがピコピコと上下に跳ねる。

 たった今出したばかりにも関わらず、もう僕のおちんちんは勃っていた。

 しょうがないじゃん!

 大好きな鬼塚君にこんな風に言葉責めされ、羞恥責めにされたら、誰だっておちんちんが勃っちゃうよ! だから普通! これは普通! 僕は普通! みんなそうなるの! 

「超ちいせぇ……。しかも皮被ってるし……。その上パイパンとか……。子供チンポにも程があるだろ……」
「言わないでよ!? 気にしてるんだからぁ!?」

 グサッと来た。

 クリティカルだ。

 鬼塚君の言う通り、僕のおちんちんは見た目通り、どこに出しても恥ずかしい、粗末な子供おちんちんだった。

 う、うわあああああん!

 嫌われた!

 絶対嫌われた!

 短小で、包茎で(仮性だもん! 真性じゃないもん!)、パイパンなんて!

 絶対に鬼塚君のタイプのはずがない!

 そう思って絶望したのだけど。

「やべぇ……。想像以上にタイプだわ……」

 言いながらも、辛抱たまらんと言った様子で鬼塚君が服を脱ぐ。

 鬼塚君の鬼塚様はおへそにピッタリくっつく程にバッキバッキのゴリッゴリに勃起しまくっていた。
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