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長くなりすぎた初エッチ編
告白
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「おい星野。今日からお前、俺の女な」
色々とホモい噂の多いこの男子校に入学したその時から、いつかこんな日が来るんじゃないかと思っていた。
でもまさか、本当にそんな台詞を言われる日が来るとは!
言ったのは、クラスメイトの鬼塚玲児だ。
鬼塚君はクラスの不良で、狼みたいな雰囲気を持つ強面のイケメンだ。
見上げる程に背が高く、鍛えた体は筋肉隆々。
制服の上からでもハッキリわかるムッチムチの雄っぱいに、弾丸だって受け止めそうなバッキバキの腹筋と大きなお尻がセクシーなナイスバディーの持ち主でもある。
強くて格好よくてセクシーで、当然男子の人気も高い。
男子はみんな、隙あらば鬼塚君の後ろ姿に熱い眼差しを向けておちんちんを大きくさせているのだけど、彼の持つ覇王の如きイケメンオーラに声をかける事は勿論、近づく事すら出来ずにいる。
そんな彼が、なんで僕みたいなチビの非モテのモブ男子に?
ていうかそもそもの話……。
「えっと……僕……男なんですけど……」
「うるせぇ。文句あんのか」
「い、ぃぇ、ないですけど……」
長い睫毛がバシバシの鬼塚君にギロリと睨まれて、僕はアナコンダに睨まれたアマガエルのようになってしまった。
上級生が束になっても叶わない喧嘩最強の鬼塚君だ。
この学校で彼に逆らえる男子なんか一人もいない。
ましてスクールカースト最底辺の僕なら言わずもがな。
彼が白と言ったら黒も白くなるし、彼が女だと言ったら僕は女になるしかないのだろう。
「それでいい。わかったら携帯よこせ」
「は、はぃ……」
言われるがままに携帯を渡す。
「星野、友達少なすぎだろ。親しか入ってねぇぞ」
「え、えへへ……。ボッチなもので……」
恐怖から、僕はぎこちない愛想笑いを浮かべていた。
どうやら鬼塚君は勝手にラインを開いて連絡先を交換しているらしい。
「これでよし。丁度良いぜ。星野は俺の女になったんだ。他の男の連絡先入れたら殺すからな」
「は、はぃ……」
鬼塚君がニヤリと笑う。
そんな心配しなくても、非モテの僕の連絡先を知りたがるような奇特な男子は他にいないだろう。
どうやら鬼塚君は、男の趣味が悪いらしい。
僕からしたら、宝くじに当たったような気分だけど。
学校のアイドル的存在に唐突に見初められてしまった僕だ。
正直言って現実感なんかまるでない。
今ですら、夢を見ているような気分でいる。
同時にある種の諦めが湧いていた。
これは多分なにかの間違いで、どうせすぐ飽きられるんだろうなぁ……的な。
だって相手はあの鬼塚君だし。
冴えない非モテのチビ助とじゃ、どう考えても釣り合わない。
「で、星野。お前この後暇か」
「ひ、暇ですけど……」
「そりゃいい。まぁ、あった所で諦めさせるだけだがな」
ニヤリと笑うと鬼塚君は言ったのだ。
「一緒に帰るぞ。そんでウチでセックスだ」
色々とホモい噂の多いこの男子校に入学したその時から、いつかこんな日が来るんじゃないかと思っていた。
でもまさか、本当にそんな台詞を言われる日が来るとは!
言ったのは、クラスメイトの鬼塚玲児だ。
鬼塚君はクラスの不良で、狼みたいな雰囲気を持つ強面のイケメンだ。
見上げる程に背が高く、鍛えた体は筋肉隆々。
制服の上からでもハッキリわかるムッチムチの雄っぱいに、弾丸だって受け止めそうなバッキバキの腹筋と大きなお尻がセクシーなナイスバディーの持ち主でもある。
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そんな彼が、なんで僕みたいなチビの非モテのモブ男子に?
ていうかそもそもの話……。
「えっと……僕……男なんですけど……」
「うるせぇ。文句あんのか」
「い、ぃぇ、ないですけど……」
長い睫毛がバシバシの鬼塚君にギロリと睨まれて、僕はアナコンダに睨まれたアマガエルのようになってしまった。
上級生が束になっても叶わない喧嘩最強の鬼塚君だ。
この学校で彼に逆らえる男子なんか一人もいない。
ましてスクールカースト最底辺の僕なら言わずもがな。
彼が白と言ったら黒も白くなるし、彼が女だと言ったら僕は女になるしかないのだろう。
「それでいい。わかったら携帯よこせ」
「は、はぃ……」
言われるがままに携帯を渡す。
「星野、友達少なすぎだろ。親しか入ってねぇぞ」
「え、えへへ……。ボッチなもので……」
恐怖から、僕はぎこちない愛想笑いを浮かべていた。
どうやら鬼塚君は勝手にラインを開いて連絡先を交換しているらしい。
「これでよし。丁度良いぜ。星野は俺の女になったんだ。他の男の連絡先入れたら殺すからな」
「は、はぃ……」
鬼塚君がニヤリと笑う。
そんな心配しなくても、非モテの僕の連絡先を知りたがるような奇特な男子は他にいないだろう。
どうやら鬼塚君は、男の趣味が悪いらしい。
僕からしたら、宝くじに当たったような気分だけど。
学校のアイドル的存在に唐突に見初められてしまった僕だ。
正直言って現実感なんかまるでない。
今ですら、夢を見ているような気分でいる。
同時にある種の諦めが湧いていた。
これは多分なにかの間違いで、どうせすぐ飽きられるんだろうなぁ……的な。
だって相手はあの鬼塚君だし。
冴えない非モテのチビ助とじゃ、どう考えても釣り合わない。
「で、星野。お前この後暇か」
「ひ、暇ですけど……」
「そりゃいい。まぁ、あった所で諦めさせるだけだがな」
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「一緒に帰るぞ。そんでウチでセックスだ」
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