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チクタクチクタクチクタク

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チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、
 
 時計の針がチクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、、チクタクチクタクチクタクと進む

 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、と針が進む
 
 時はただ静かに進む チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、
 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク
 壁にある時計はただ静かに針が進む チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、 チクタクチクタクチクタク、

 チクタクチクタクチクタク、 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、僕は時計と共に生きている
 木製の時計は何十年も壁に設置されている。僕の生まれた時から、僕がサッカー大会で優勝した時も、僕が社会人になった時も、僕が結婚した時も、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、針の音が鳴る。
 僕はこの木製の時計を愛している だって、誰よりも一緒にいたから

 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、と音を立てる 僕がおじさんになっても、おじいさんになっても、僕の目の前にこの木製の時計がそばにいる

 チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、チクタクチクタクチクタク、と時が進む

 腰が曲がった僕は、壁にある時計を触れられない

 いつこの時計が止まるのか、分からない。僕の体内にある時計はもうじき止まるけどね
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