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第37話 女神襲来 地下室アップデート
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表面上はシロに杖を渡したら帰ってくる予定だったが結構サキュバスタウンに長居してしまった。
「長かったですね、楽しかったですか?」
ユキさん、真顔やめて下さい。
「ショウはサキュバスに娯楽を提供した、これと言って淫らな行為はしていない。」
いいぞシロ!ナイスだ!
「でも女の子を見てたわよ!見てただけだけど!」
ホノカ!フォローのつもりだろうが喋るな!お前はフォローできるほど頭が良くない!
「まあショウさんですからね、手当たり次第女の子に手を出したりはしないですよね。まず依頼達成お疲れ様でした。」
良かった、なんとかなるもんだ。ヘタレの僕万歳。
「魔法使いでありんす!」
あ、トコヨじゃん、忘れてたよ。
魔力増幅スキルを使えるカメ、現在飼い主募集中。
「シロ、このカメ飼わない?魔力増幅のスキル使えるみたいだよ?」
シロはまじまじとトコヨを見つめる。
「可愛い…しかし飼えない」
え?なんで?喋り方が気に食わないならすぐ戻せるよ?
「私達は危険な依頼がほとんど、危険すぎる」
「確かに無理かもね、危険な場所に行く事も多いから守りきれないかも。」
そうかぁ、確かにこんなだけど勇者だしな、自分の身くらい自分で守れないと付いていく事も難しいか。
「それは勘弁でありんす…もっと平和な感じでお願いでありんす…」
そうでありんすな、別の人を探すでありんす。
勇者パーティーは依頼が立て込んでいるのですぐに出発するらしい。
「じゃあね、ショウ、また今度ね」
「まだ会いましょう!」
どうせすぐに会うよな、冒険者同士だし。
「なんかシロさんと仲良くないですか?なんか雰囲気も変わったような…」
ユキさんがそんな事を言った。
「まあ結構喋りますしね、友達って感じですよ」
「ふーん、まあ良いですけど…」
なにか納得いってない?まあ良いですの感じじゃないよ?
とりあえず今日はゆっくりすると伝え、地下室に戻った。
なんと地下室スキルのランクアップが解放されたのだ。
ランクアップするとスキルポイントはゼロになってしまうのでサキュバスタウンで稼いだポイントと元々あったポイントを足した900ポイントを使わなければ。
さて何に使おうかな…
そして浴室の方から聞き慣れた声が聞こえるんだよな。
そのまま帰ってくれないかな。
浴室の扉が開きあの野郎が現れた。
「いやぁ露天風呂最高ですねー、とりあえずビール貰いますね!」
自称女神のサキエル、とんでもないポンコツの女。
僕をこの世界に転生させたのはコイツ。
「いやぁサキエルの言った通りに最高ね、そのビールというのも楽しみだわ」
「おいおい酒か?じゃあ飲まないワケにはいかねぇな!」
増えてる増えてる、なんですか急に。
「あなたがショウさんですか、確かにサキエルが好きそうな顔してるわ、私は女神のミカエル、宜しくお願いしますね。」
おっとりした黄緑の髪色の人だな、なんでみんな神様なのに天使の名前なの?
「俺はガブリエル!酒が多いんだってな!とことん飲むぜ!」
赤い髪色の女神?ガサツすぎない?
「あの、なんでここに来たんですか?なんとなくこのアホが呼んだとか?」
アホって言いましたね!神罰の対象になりますよ!などと言っているが正直お前が神罰の対象だろ。わきまえろ。
「サキエルが仕事でやらかしてなぁ、俺達に泣きついてきたんだよ、お詫びに楽しい場所に連れていくってんで手伝ったわけだ。俺たちからも上司に説明してとりあえず現状維持になったわけだな。」
「そしたら綺麗なお風呂や楽しそうな施設が密集してるこの地下室に連れて来られたわけですわ、素晴らしいスキルをお持ちなのね。」
なるほど、自分のミスの尻拭いを他人にやらせた挙句にこの地下室を勝手に使わせてた訳か。
度し難い。
「ちなみにこのアホはどんなミスをやらかしたんですか?」
「うーん、それは君にも関係あるんだけど、サキエルが与えたこの地下室スキルって強すぎるのよね。」
いや強いのは分かるよ?でもそんなに乱用してないけど?
「まあぶっちゃけ言うとな、お前はこの世界を滅ぼせるんだよ」
「は?いやいや無理でしょ?世界を滅ぼすとか」
大砲と切り裂きしか無いのに?いやまあコツコツやればできなくも無いけど。
「そもそもこの幸せポイントとかいうシステムが異常なのですわ、普通はスキルポイントを得るにはレベルアップするしか無いんです。
1レベルにつき1ポイント、なのでこんな豪華な地下室を作るのはポイント的に不可能ですわ。」
じゃあ大砲のアップデートなんて普通は一生かかってもできないの?もう3段階も上げちゃったよ?
「この調子でランクアップしてしまうと神をも殺せる力を手に入れます。なので攻撃スキルアップデートはもうしてはいけませんわ。それを納得して貰わないと私達まで上司に怒られてしまいます」
「まあ俺たちにケンカ売るってんならやってもいいけどな!正直今ですら五分五分くらいだぞ?」
おい聞いてるかサキエル、何カクテル飲んでるんだそれ捨ててこっちこい。
「まあ僕は理想の地下室でみんなが楽しんでくれたらそれで満足なので、攻撃スキルはできるだけ使わないようにしますよ。」
「お前の生活見てたけど世界とか滅ぼすタイプじゃねぇからあんまり心配はしてないんだけどな、一応だよ、一応の警告」
なんかサキエル以外結構まともじゃない?なんでこんなのが混ざってるの?異物じゃんもはや。
「これでお話は終わりですわ、私ナイトプールに行きたかったのよね、ちょっとお借りします。」
「俺はBARだな!ちょっくら借りるぜ!」
「私も行きますー」
待て待て。僕はBARに行くサキエルを引き止める。
「サキエル君ちょっとこっちに来てくれる?あ、そのお酒はそこに置いて」
「なんですかぁ?エッチなのは駄目ですよぉ」
「お前は僕の手伝いだ、少し働け穀潰し」
「嫌です!」
駄々をこねるポンコツだが僕は逃がさない。
散々の押し問答の末観念したのか僕の横に座った。
「もう…何を手伝うんですか?」
もう…じゃないよお前が来るまで地下室スキルのレベルアップを考えてたんだ。スキルポイントの割り振りで聞きたい事があるからそれに答えろ。文句言うな。
「このスキルの設備はどうやって決まってるんだ?何から何まであるしポイントも適当すぎないか?」
「それはショウさんの記憶と私がショウさんの世界を調べて作ってます。あとはこんなのあったら良いなって改良したりしてますよ。ポイントが適当なのは適当に割り振ってるからです。」
当たり前みたいに言うじゃないか。
「じゃあなんでアップデートでどんなものが出るのか分からないの?お前がバカだから?」
「バカじゃないです!それはランダム要素を取り入れた方がワクワクできるからですよ!好きでしょ?ガチャとか!」
好きじゃねぇよ、そもそも仕事ばっかでそんな事して遊んでるヒマ無かったよ。
まあそういう事か…ランダムならもう出来るだけやっちゃおう。
そういや合成とかも出来るって言ってたっけ、未だに使った事ないけど。
とりあえず今ある設備をおさらいしよう。
【浴室】
今はサウナ付きで豪華な露天風呂もある。
これ以上どうなるんだこれ…今のままで十分だけど…
【ドリンクバー】
数多くのドリンクとソフトクリームまで食べられる優れもの。アップデートでスープバーとかできる?
【キッチン】
一通りの設備は揃ってる。ボタンを押すと鉄板焼きに早変わり。あとは食器洗浄機とか欲しいな。
【BAR】
これはアップデートしておきたい、今はカウンターに5人ほどしか座れないので広くしたいと思っていたんだ。
【体育館】
バスケットボールをアクティブにしたら出来た体育館だ。もっと広くなってもいいな、今はバスケットボールがギリギリできる広さしかない。
【ボウリング】
これも狭くて寂しいのでアップデートして10レーンくらい欲しいところ。
【ナイトプール】
これは是非アップデートしたい、今でも十分だがどんな感じになるのか楽しみだ。
他にはビリヤード、麻雀、オセロと将棋などのボードゲーム類、パンチングマシーンなどだが、アップデートして何か変わるの?
「なぁサキエル、この中でアップデートするならどれが良いんだ?正直ポイントもガバガバで良く分からないんだが」
「ショウさんに分からない事を私が分かるとでも?」
分かるとでも思うだろう?お前が作ったんだから。
やってみるまで分からないか…役に立たなかったな…
まず少し乱雑すぎるので整理していこう。
1時間ほど悩んで配置換えとポイント交換を済ませた。
BARのある部屋のビリヤードは二台に増やし、麻雀卓は三台に、パンチングマシーンもこの部屋の隅に移した。BARは広くなり、ボックス席も増えて20人くらいなら入れる。
遊び心でパンチングマシーンをアップデートしたところ、2台に増えて敵を倒しながら進むストーリーモードも追加、普通に面白そう。雰囲気的に違和感はなさそうだ。たぶん…
そして新たにボードゲームカフェなる部屋を増設、そこにオセロや麻雀、チェスにすごろくなどを配置、明るい部屋で落ち着いて遊べる。
ボウリング場はアップデート、広くなりレーンも6つに増えた。もう大会も開ける。
ナイトプールはアップデートをするとウォータースライダーが設置された。かなり大きく三種類のスライダーがある。あとで遊ぼう…超楽しそう。
おまけにナイトプール用の小型のBARも設置されていた。
体育館もアップデート、学校の体育館ほどの広さになり、バスケットボールをアップデートしたはずなのになぜか跳び箱や大縄などの設備も追加された。
少しポイントが余ったので整理されたリビングのソファやテーブルを大きな物と交換。
地下室スキルのアップデートをするときっと部屋が広くなるのでちょうど良くなるはず。
ついでにトイレと寝室も増設した。
多くて困る事はない。
ここら辺でポイントが尽きた、いやぁ…大変だったけどかなり片付いたな。
僕は念願の地下室スキルのアップデートを行った。
部屋は案の定広くなり、リビングから続く広い廊下が現れた。
今までは全ての施設がリビングから直通だったが、廊下の左右に扉が出現、扉だらけのリビングはスッキリ落ち着いた空間になった。
そして一番嬉しいのは入り口が梯子から階段になった事だ。毎回地味に面倒だったんだよね。
「なんとかポイント使い切ったな…」
「お疲れ様です、もう飲んでもいいですか?」
コイツも一応リビングのソファやテーブルの相談には乗ってもらった。ボードゲームカフェを提案してきたのもコイツだ。
まあお疲れ様、酒でも飲んでゆっくりしてけよ。
今回はなんか充実してたな。
明日は何をしようかな。
「長かったですね、楽しかったですか?」
ユキさん、真顔やめて下さい。
「ショウはサキュバスに娯楽を提供した、これと言って淫らな行為はしていない。」
いいぞシロ!ナイスだ!
「でも女の子を見てたわよ!見てただけだけど!」
ホノカ!フォローのつもりだろうが喋るな!お前はフォローできるほど頭が良くない!
「まあショウさんですからね、手当たり次第女の子に手を出したりはしないですよね。まず依頼達成お疲れ様でした。」
良かった、なんとかなるもんだ。ヘタレの僕万歳。
「魔法使いでありんす!」
あ、トコヨじゃん、忘れてたよ。
魔力増幅スキルを使えるカメ、現在飼い主募集中。
「シロ、このカメ飼わない?魔力増幅のスキル使えるみたいだよ?」
シロはまじまじとトコヨを見つめる。
「可愛い…しかし飼えない」
え?なんで?喋り方が気に食わないならすぐ戻せるよ?
「私達は危険な依頼がほとんど、危険すぎる」
「確かに無理かもね、危険な場所に行く事も多いから守りきれないかも。」
そうかぁ、確かにこんなだけど勇者だしな、自分の身くらい自分で守れないと付いていく事も難しいか。
「それは勘弁でありんす…もっと平和な感じでお願いでありんす…」
そうでありんすな、別の人を探すでありんす。
勇者パーティーは依頼が立て込んでいるのですぐに出発するらしい。
「じゃあね、ショウ、また今度ね」
「まだ会いましょう!」
どうせすぐに会うよな、冒険者同士だし。
「なんかシロさんと仲良くないですか?なんか雰囲気も変わったような…」
ユキさんがそんな事を言った。
「まあ結構喋りますしね、友達って感じですよ」
「ふーん、まあ良いですけど…」
なにか納得いってない?まあ良いですの感じじゃないよ?
とりあえず今日はゆっくりすると伝え、地下室に戻った。
なんと地下室スキルのランクアップが解放されたのだ。
ランクアップするとスキルポイントはゼロになってしまうのでサキュバスタウンで稼いだポイントと元々あったポイントを足した900ポイントを使わなければ。
さて何に使おうかな…
そして浴室の方から聞き慣れた声が聞こえるんだよな。
そのまま帰ってくれないかな。
浴室の扉が開きあの野郎が現れた。
「いやぁ露天風呂最高ですねー、とりあえずビール貰いますね!」
自称女神のサキエル、とんでもないポンコツの女。
僕をこの世界に転生させたのはコイツ。
「いやぁサキエルの言った通りに最高ね、そのビールというのも楽しみだわ」
「おいおい酒か?じゃあ飲まないワケにはいかねぇな!」
増えてる増えてる、なんですか急に。
「あなたがショウさんですか、確かにサキエルが好きそうな顔してるわ、私は女神のミカエル、宜しくお願いしますね。」
おっとりした黄緑の髪色の人だな、なんでみんな神様なのに天使の名前なの?
「俺はガブリエル!酒が多いんだってな!とことん飲むぜ!」
赤い髪色の女神?ガサツすぎない?
「あの、なんでここに来たんですか?なんとなくこのアホが呼んだとか?」
アホって言いましたね!神罰の対象になりますよ!などと言っているが正直お前が神罰の対象だろ。わきまえろ。
「サキエルが仕事でやらかしてなぁ、俺達に泣きついてきたんだよ、お詫びに楽しい場所に連れていくってんで手伝ったわけだ。俺たちからも上司に説明してとりあえず現状維持になったわけだな。」
「そしたら綺麗なお風呂や楽しそうな施設が密集してるこの地下室に連れて来られたわけですわ、素晴らしいスキルをお持ちなのね。」
なるほど、自分のミスの尻拭いを他人にやらせた挙句にこの地下室を勝手に使わせてた訳か。
度し難い。
「ちなみにこのアホはどんなミスをやらかしたんですか?」
「うーん、それは君にも関係あるんだけど、サキエルが与えたこの地下室スキルって強すぎるのよね。」
いや強いのは分かるよ?でもそんなに乱用してないけど?
「まあぶっちゃけ言うとな、お前はこの世界を滅ぼせるんだよ」
「は?いやいや無理でしょ?世界を滅ぼすとか」
大砲と切り裂きしか無いのに?いやまあコツコツやればできなくも無いけど。
「そもそもこの幸せポイントとかいうシステムが異常なのですわ、普通はスキルポイントを得るにはレベルアップするしか無いんです。
1レベルにつき1ポイント、なのでこんな豪華な地下室を作るのはポイント的に不可能ですわ。」
じゃあ大砲のアップデートなんて普通は一生かかってもできないの?もう3段階も上げちゃったよ?
「この調子でランクアップしてしまうと神をも殺せる力を手に入れます。なので攻撃スキルアップデートはもうしてはいけませんわ。それを納得して貰わないと私達まで上司に怒られてしまいます」
「まあ俺たちにケンカ売るってんならやってもいいけどな!正直今ですら五分五分くらいだぞ?」
おい聞いてるかサキエル、何カクテル飲んでるんだそれ捨ててこっちこい。
「まあ僕は理想の地下室でみんなが楽しんでくれたらそれで満足なので、攻撃スキルはできるだけ使わないようにしますよ。」
「お前の生活見てたけど世界とか滅ぼすタイプじゃねぇからあんまり心配はしてないんだけどな、一応だよ、一応の警告」
なんかサキエル以外結構まともじゃない?なんでこんなのが混ざってるの?異物じゃんもはや。
「これでお話は終わりですわ、私ナイトプールに行きたかったのよね、ちょっとお借りします。」
「俺はBARだな!ちょっくら借りるぜ!」
「私も行きますー」
待て待て。僕はBARに行くサキエルを引き止める。
「サキエル君ちょっとこっちに来てくれる?あ、そのお酒はそこに置いて」
「なんですかぁ?エッチなのは駄目ですよぉ」
「お前は僕の手伝いだ、少し働け穀潰し」
「嫌です!」
駄々をこねるポンコツだが僕は逃がさない。
散々の押し問答の末観念したのか僕の横に座った。
「もう…何を手伝うんですか?」
もう…じゃないよお前が来るまで地下室スキルのレベルアップを考えてたんだ。スキルポイントの割り振りで聞きたい事があるからそれに答えろ。文句言うな。
「このスキルの設備はどうやって決まってるんだ?何から何まであるしポイントも適当すぎないか?」
「それはショウさんの記憶と私がショウさんの世界を調べて作ってます。あとはこんなのあったら良いなって改良したりしてますよ。ポイントが適当なのは適当に割り振ってるからです。」
当たり前みたいに言うじゃないか。
「じゃあなんでアップデートでどんなものが出るのか分からないの?お前がバカだから?」
「バカじゃないです!それはランダム要素を取り入れた方がワクワクできるからですよ!好きでしょ?ガチャとか!」
好きじゃねぇよ、そもそも仕事ばっかでそんな事して遊んでるヒマ無かったよ。
まあそういう事か…ランダムならもう出来るだけやっちゃおう。
そういや合成とかも出来るって言ってたっけ、未だに使った事ないけど。
とりあえず今ある設備をおさらいしよう。
【浴室】
今はサウナ付きで豪華な露天風呂もある。
これ以上どうなるんだこれ…今のままで十分だけど…
【ドリンクバー】
数多くのドリンクとソフトクリームまで食べられる優れもの。アップデートでスープバーとかできる?
【キッチン】
一通りの設備は揃ってる。ボタンを押すと鉄板焼きに早変わり。あとは食器洗浄機とか欲しいな。
【BAR】
これはアップデートしておきたい、今はカウンターに5人ほどしか座れないので広くしたいと思っていたんだ。
【体育館】
バスケットボールをアクティブにしたら出来た体育館だ。もっと広くなってもいいな、今はバスケットボールがギリギリできる広さしかない。
【ボウリング】
これも狭くて寂しいのでアップデートして10レーンくらい欲しいところ。
【ナイトプール】
これは是非アップデートしたい、今でも十分だがどんな感じになるのか楽しみだ。
他にはビリヤード、麻雀、オセロと将棋などのボードゲーム類、パンチングマシーンなどだが、アップデートして何か変わるの?
「なぁサキエル、この中でアップデートするならどれが良いんだ?正直ポイントもガバガバで良く分からないんだが」
「ショウさんに分からない事を私が分かるとでも?」
分かるとでも思うだろう?お前が作ったんだから。
やってみるまで分からないか…役に立たなかったな…
まず少し乱雑すぎるので整理していこう。
1時間ほど悩んで配置換えとポイント交換を済ませた。
BARのある部屋のビリヤードは二台に増やし、麻雀卓は三台に、パンチングマシーンもこの部屋の隅に移した。BARは広くなり、ボックス席も増えて20人くらいなら入れる。
遊び心でパンチングマシーンをアップデートしたところ、2台に増えて敵を倒しながら進むストーリーモードも追加、普通に面白そう。雰囲気的に違和感はなさそうだ。たぶん…
そして新たにボードゲームカフェなる部屋を増設、そこにオセロや麻雀、チェスにすごろくなどを配置、明るい部屋で落ち着いて遊べる。
ボウリング場はアップデート、広くなりレーンも6つに増えた。もう大会も開ける。
ナイトプールはアップデートをするとウォータースライダーが設置された。かなり大きく三種類のスライダーがある。あとで遊ぼう…超楽しそう。
おまけにナイトプール用の小型のBARも設置されていた。
体育館もアップデート、学校の体育館ほどの広さになり、バスケットボールをアップデートしたはずなのになぜか跳び箱や大縄などの設備も追加された。
少しポイントが余ったので整理されたリビングのソファやテーブルを大きな物と交換。
地下室スキルのアップデートをするときっと部屋が広くなるのでちょうど良くなるはず。
ついでにトイレと寝室も増設した。
多くて困る事はない。
ここら辺でポイントが尽きた、いやぁ…大変だったけどかなり片付いたな。
僕は念願の地下室スキルのアップデートを行った。
部屋は案の定広くなり、リビングから続く広い廊下が現れた。
今までは全ての施設がリビングから直通だったが、廊下の左右に扉が出現、扉だらけのリビングはスッキリ落ち着いた空間になった。
そして一番嬉しいのは入り口が梯子から階段になった事だ。毎回地味に面倒だったんだよね。
「なんとかポイント使い切ったな…」
「お疲れ様です、もう飲んでもいいですか?」
コイツも一応リビングのソファやテーブルの相談には乗ってもらった。ボードゲームカフェを提案してきたのもコイツだ。
まあお疲れ様、酒でも飲んでゆっくりしてけよ。
今回はなんか充実してたな。
明日は何をしようかな。
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