戦巫女姫は戦場で咲き誇る

東の国で将軍家の娘として育った朱美は神官から巫女として

指名されるが彼女は自由奔放な娘だった。

本来巫女は王族の姫から選ばれる慣例だったのに将軍家から

というのは異例の事だった。

将軍である父も良い顔はしなかったが、王には逆らえずに

朱美は神殿にて巫女として仕えるように命令される。

名誉な事だと言われるがそうは思わない朱美は自由をもと

めて神殿を抜け出し旅に出る事を決意する。

小さな船に乗り込み西を目指すが遭難してしまう。

西の国は幾つかの国が覇権を争っているがその中

でも大国の一つ明蘭の海岸に漂着してしまう。

衰弱した朱美を助けたのは剣隆という若者だった。


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