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短編
管理者としての大仕事
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僕は国王を辞めてしばらくして準管理者から下級管理者になった。簡単に言うとカローラとヴァウラの代わり。カローラは形としては現場に復帰したけど、今は時短で働いている。でもその働き方が微妙でね。
管理者って辞める時は記憶をなくして生まれ変わることになる。かつては病んで辞めるパターンしかなくて、辛い記憶を残さないようにって配慮だったらしい。でもカローラやヴァウラのように生まれ変わらずに辞めたいってパターンがこれまでなかったから、とりあえず仕事を減らしてるってわけ。カローラは上級管理者、ヴァウラは下級管理者だったけど、二人とも準管理者補佐っていう一番下になっている。リゼッタと同じだね。
精神的に壊れたら管理者を辞めて生まれ変わるって、そろそろ働き方改革をした方がいいんじゃないかなって僕は思う。欲が強い人は管理者になれなくて、自分を捨てて世界のために働ける人だけが集まっているから仕方ないんだけどね。
とりあえずカローラの仕事はコンラートさんが張り切ってやってくれている。僕は下級管理者としてこき使われるんじゃないかと思ったら、カローラと仲良くしてくれるだけでいい、無理は言わない、なんて言われた。コンラートさんにとっては娘みたいなものらしい。
そういうことで、僕はこの世界を含むいくつかの世界でおかしなことが起きないかチェックする日々だね。まあ余程じゃなければそうそうトラブルは起きないからね。国家間のトラブルとかには手は出さないから、文字通り天変地異で危なそうな時にちょっと手を貸したりとかするだけ。
そうやってこの惑星で旅をしつつ仕事をしつつ、気がつけばこの世界に来てから五〇年ほど経った。そして色々な疑問点も出た。その中でもずっと気になったのが、この世界ではあまり人口が増えないこと。
フェリン王国が領土のわりに人口が少なかったのは、町と町が離れすぎていて交流がなかったってのが一番だけど、種族によって寿命が違うってのが一番大きい。
例えばエルフの寿命は一〇〇〇歳くらいあるけど、子供ができるのは一〇〇歳くらいから。人間の寿命が一〇〇歳から一二〇歳くらいだから、それじゃ子供の作りようがない。ドワーフや妖精でも近いものがある。やっぱりどちらも長命種だから。
それでも作りたければ別世界の妊娠薬を元にした『一発必中』や『百発百中』なんてお酒を飲めば文字通り一発でできるけど、あれって高いんだよね。貴族なら買えるけど庶民にはなかなか難しい。それなら異種族間で子供が作りづらい。
僕もそのお酒を使ったけど、あらためて考えると不思議だ。理屈で考えるなら、『一発必中』を飲んで子供ができるなら、僕の体は子供が作れる状態になっているってことになる。でも飲まなければできない。実際にそうだったからね。
この話を突き詰めて考えると、どこかで何らかの制限がかかっているとしか思えない。だから何かないか調べてみたんだけどそれらしいものはなかった。土地のステータスとかも見たんだけどね。
そしてもう一つが、血の問題。父親が人間と犬人、母親が猫人とドワーフ、その間に生まれた男の子はどの種族になるのか。簡単に言えば人間か犬人か猫人かドワーフのいずれか。ハーフとかクオーターってのはこの世界にはいない。
さらにややこしいのが、どの種族になったとしても、自分の血の中には他の三種族の血が混じっている。だからもしその男の子が人間として生まれて人間の女性と結婚したとしても、ドワーフが生まれる可能性がある。実際には世界的に混血がかなり進んでいるから、子供としてどの種族が生まれたとしてもおかしくはないって段階になっている。
寿命が長い種族は一定以上の年齢にならないと普通には子供ができないことと、どの種族の子供が生まれるか分からないってこと、この二つが人口増加にストップをかけていた。だって人間の夫婦の間にエルフが生まれたら、孫を見る前に寿命で死ぬこともあるからね。
この問題は僕たちがいるこの世界だけじゃなく、カローラや僕、ヴァウラ、そしてコンラートさんたちが管理している無数の世界、つまり世界圏で共通している。でもそれがない世界圏もあるわけで、それならその設定がどこかにあるんじゃないかということだった。
僕たちのいるこの世界がAという世界圏にあるとすると、Bという世界圏もある。Bという世界圏にはハーフも生まれる。地球は二つの世界圏が重なった場所にあるからハーフエルフとかの概念があった。
管理者という存在が世界の管理を始めてから何十億年も何百億年も、下手をすれば何千兆年以上も経ってるかもしれないけど、元からそうだったのかは今の管理者たちには分からないらしい。でも最初からそうだったとも思えないから、何人かに頼んで怪しいところを調べてもらった。そしたらあっさりと見つかった。
その時の記録を読んでみると、その当時の管理者たちを悩ませていたのが、多くの世界での人口増加だった。それによって食糧難が起きれば奪い合いが発生し、単なる争いが戦争になる。治安が悪くなって犯罪も増える。自然環境だって悪くなる。それなら人口が増えないようにすればいいんじゃないかって考えたらしい。
たしかに世界を維持するというのが管理者の仕事だから間違いとは言えない。でもそれってある意味では仕事を放棄したことになるんじゃないかって思った。増えたなら増えたなりにそれを調整するために努力するのが管理者じゃないの? その頃の管理者たちはかなり病んでいたんだと思う。そうじゃなきゃ人が増えないような方法を全世界に適応しないでしょ。
地球の人口が増加していたのは、こことは別の世界圏にあったから。重なってたけどね。最初はこっちの世界圏寄りだったけど、少しずつ位置がずれて別の世界圏寄りになり、人口爆発を迎えたらしい。
そういう経緯を知ってしまったから、コンラートさんに頼んで、できる限り多くの管理者が集まる機会を用意してもらった。そしてこの二つの設定を解除してもいいんじゃないかと言った。
◆ ◆ ◆
「ということなんですが、コンラートさんはどう思います?」
「たしかに人口増加で困った世界というのは滅多に聞きませんね。むしろ減って滅亡しかける方が多いくらいで」
「私は人口が減りすぎて技術の継承が行われない現状を見てきました。魔法技術の衰退は目に余るほどです」
「人が増えすぎる問題も、適宜陸地を増やせばいいわけですからね。そのあたりは地殻を操作すればいいでしょう」
「種族の問題も、それほど大きな影響は出ないでしょう。いきなり別の種族が生まれるよりは納得できると思います」
コンラートさんに質問すると、周りの管理者たちからも現状をどうにかした方がいいという意見が出た。
「それなら戻してみてもいいですか? もし問題があるとすればまた制限するのもありだと思います。何かあっても短期的な変動に収めれば大丈夫でしょう」
「ケネス様の好きなようにすればよろしいでしょう。皆はそれに従います」
「……あの、コンラートさん。僕は下級管理者になったばかりなんですが、どうして僕に従うんですか?」
「立場と実力はまた別ですので。ケネス様は経験は浅いですが仕事は的確。さらにその実力は小指の先で誰もが消し飛ぶほどでしょう」
みんなが頷いた。
「今さらですけど、この体はどうなってるんでしょうね?」
「カローラが何かをやらかしたということしか私には分かりません。それに元々ケネス様は我々が管理するこの世界圏と別の世界圏とが重なる場所にある独特な世界の生まれ。我々が知らない力をお持ちだとしても不思議ではないでしょう」
「おかげで意外と大変なんですけどね」
ステータス的にはずっと文字化けしてるからよく分からないんだけど、何をするにもデバフデバフなんだよね。そうしないと危ないから。下手に走ったら地面が割れるよ? でも逆にデバフが負荷をかけるトレーニングになってしまって余計にステータスが上がっている可能性がかなり高い。数値が読めないから分からないけどね。
「それなら僕の責任でこれを解除します。頃合いを見て、神託のような形で地上に伝えてください」
「皆、聞いたな? 各自持ち場に戻って作業の続きを。頃合いを見て信託を下すように」
「「「「はい!」」」」
コンラートさんの指示に従って管理者たちがこの場を立ち去った。
「それにしてもケネス様のおかげですね」
いきなりさすがと言われても意味が分からない。
「何がですか?」
「いえ、以前に比べれば、皆にやる気が出ましたので」
「そうですか? カローラやリゼッタなんかは前からああでしたけど」
「いやいや、あの二人も以前は死んだような目をしていましたよ。管理者というのは基本的には上からの指示に従うだけ。来る日も来る日も単調な仕事。心を病んで辞めていきます」
「そのシステムそのものをどうにかしたいんですけどね」
最近は減ったそうだけど、辞める人はゼロじゃない。どんな組織でも辞める人をゼロにはできないだろうけどね。
「なかなかシステムそのものまではどうにもできないのですよ。でもケネス様が準管理者になってから、地上に降りる管理者が増えました。場合によっては関わりすぎかと思うこともありますが、人と関わり合うことで自分たちの仕事に意義を見いだしたんでしょうね」
「そう思ってくれるのなら死んだ甲斐があるってことですね。リゼッタに感謝かな」
「あの時は首を吊りそうな顔をしていたリゼッタがよく立ち直ったものです」
コンラートさんと思い出話をする。管理者ってのは大変な仕事だからストレスも溜まる。溜まればどこかで爆発する。もしくは潰れてしまう。僕としては管理者のバックアップというか、管理者が潰れないようにするためのシステム作りをそろそろ考えた方がいいと思う。新しい人をスカウトするよりも楽だと思うしね。
管理者って辞める時は記憶をなくして生まれ変わることになる。かつては病んで辞めるパターンしかなくて、辛い記憶を残さないようにって配慮だったらしい。でもカローラやヴァウラのように生まれ変わらずに辞めたいってパターンがこれまでなかったから、とりあえず仕事を減らしてるってわけ。カローラは上級管理者、ヴァウラは下級管理者だったけど、二人とも準管理者補佐っていう一番下になっている。リゼッタと同じだね。
精神的に壊れたら管理者を辞めて生まれ変わるって、そろそろ働き方改革をした方がいいんじゃないかなって僕は思う。欲が強い人は管理者になれなくて、自分を捨てて世界のために働ける人だけが集まっているから仕方ないんだけどね。
とりあえずカローラの仕事はコンラートさんが張り切ってやってくれている。僕は下級管理者としてこき使われるんじゃないかと思ったら、カローラと仲良くしてくれるだけでいい、無理は言わない、なんて言われた。コンラートさんにとっては娘みたいなものらしい。
そういうことで、僕はこの世界を含むいくつかの世界でおかしなことが起きないかチェックする日々だね。まあ余程じゃなければそうそうトラブルは起きないからね。国家間のトラブルとかには手は出さないから、文字通り天変地異で危なそうな時にちょっと手を貸したりとかするだけ。
そうやってこの惑星で旅をしつつ仕事をしつつ、気がつけばこの世界に来てから五〇年ほど経った。そして色々な疑問点も出た。その中でもずっと気になったのが、この世界ではあまり人口が増えないこと。
フェリン王国が領土のわりに人口が少なかったのは、町と町が離れすぎていて交流がなかったってのが一番だけど、種族によって寿命が違うってのが一番大きい。
例えばエルフの寿命は一〇〇〇歳くらいあるけど、子供ができるのは一〇〇歳くらいから。人間の寿命が一〇〇歳から一二〇歳くらいだから、それじゃ子供の作りようがない。ドワーフや妖精でも近いものがある。やっぱりどちらも長命種だから。
それでも作りたければ別世界の妊娠薬を元にした『一発必中』や『百発百中』なんてお酒を飲めば文字通り一発でできるけど、あれって高いんだよね。貴族なら買えるけど庶民にはなかなか難しい。それなら異種族間で子供が作りづらい。
僕もそのお酒を使ったけど、あらためて考えると不思議だ。理屈で考えるなら、『一発必中』を飲んで子供ができるなら、僕の体は子供が作れる状態になっているってことになる。でも飲まなければできない。実際にそうだったからね。
この話を突き詰めて考えると、どこかで何らかの制限がかかっているとしか思えない。だから何かないか調べてみたんだけどそれらしいものはなかった。土地のステータスとかも見たんだけどね。
そしてもう一つが、血の問題。父親が人間と犬人、母親が猫人とドワーフ、その間に生まれた男の子はどの種族になるのか。簡単に言えば人間か犬人か猫人かドワーフのいずれか。ハーフとかクオーターってのはこの世界にはいない。
さらにややこしいのが、どの種族になったとしても、自分の血の中には他の三種族の血が混じっている。だからもしその男の子が人間として生まれて人間の女性と結婚したとしても、ドワーフが生まれる可能性がある。実際には世界的に混血がかなり進んでいるから、子供としてどの種族が生まれたとしてもおかしくはないって段階になっている。
寿命が長い種族は一定以上の年齢にならないと普通には子供ができないことと、どの種族の子供が生まれるか分からないってこと、この二つが人口増加にストップをかけていた。だって人間の夫婦の間にエルフが生まれたら、孫を見る前に寿命で死ぬこともあるからね。
この問題は僕たちがいるこの世界だけじゃなく、カローラや僕、ヴァウラ、そしてコンラートさんたちが管理している無数の世界、つまり世界圏で共通している。でもそれがない世界圏もあるわけで、それならその設定がどこかにあるんじゃないかということだった。
僕たちのいるこの世界がAという世界圏にあるとすると、Bという世界圏もある。Bという世界圏にはハーフも生まれる。地球は二つの世界圏が重なった場所にあるからハーフエルフとかの概念があった。
管理者という存在が世界の管理を始めてから何十億年も何百億年も、下手をすれば何千兆年以上も経ってるかもしれないけど、元からそうだったのかは今の管理者たちには分からないらしい。でも最初からそうだったとも思えないから、何人かに頼んで怪しいところを調べてもらった。そしたらあっさりと見つかった。
その時の記録を読んでみると、その当時の管理者たちを悩ませていたのが、多くの世界での人口増加だった。それによって食糧難が起きれば奪い合いが発生し、単なる争いが戦争になる。治安が悪くなって犯罪も増える。自然環境だって悪くなる。それなら人口が増えないようにすればいいんじゃないかって考えたらしい。
たしかに世界を維持するというのが管理者の仕事だから間違いとは言えない。でもそれってある意味では仕事を放棄したことになるんじゃないかって思った。増えたなら増えたなりにそれを調整するために努力するのが管理者じゃないの? その頃の管理者たちはかなり病んでいたんだと思う。そうじゃなきゃ人が増えないような方法を全世界に適応しないでしょ。
地球の人口が増加していたのは、こことは別の世界圏にあったから。重なってたけどね。最初はこっちの世界圏寄りだったけど、少しずつ位置がずれて別の世界圏寄りになり、人口爆発を迎えたらしい。
そういう経緯を知ってしまったから、コンラートさんに頼んで、できる限り多くの管理者が集まる機会を用意してもらった。そしてこの二つの設定を解除してもいいんじゃないかと言った。
◆ ◆ ◆
「ということなんですが、コンラートさんはどう思います?」
「たしかに人口増加で困った世界というのは滅多に聞きませんね。むしろ減って滅亡しかける方が多いくらいで」
「私は人口が減りすぎて技術の継承が行われない現状を見てきました。魔法技術の衰退は目に余るほどです」
「人が増えすぎる問題も、適宜陸地を増やせばいいわけですからね。そのあたりは地殻を操作すればいいでしょう」
「種族の問題も、それほど大きな影響は出ないでしょう。いきなり別の種族が生まれるよりは納得できると思います」
コンラートさんに質問すると、周りの管理者たちからも現状をどうにかした方がいいという意見が出た。
「それなら戻してみてもいいですか? もし問題があるとすればまた制限するのもありだと思います。何かあっても短期的な変動に収めれば大丈夫でしょう」
「ケネス様の好きなようにすればよろしいでしょう。皆はそれに従います」
「……あの、コンラートさん。僕は下級管理者になったばかりなんですが、どうして僕に従うんですか?」
「立場と実力はまた別ですので。ケネス様は経験は浅いですが仕事は的確。さらにその実力は小指の先で誰もが消し飛ぶほどでしょう」
みんなが頷いた。
「今さらですけど、この体はどうなってるんでしょうね?」
「カローラが何かをやらかしたということしか私には分かりません。それに元々ケネス様は我々が管理するこの世界圏と別の世界圏とが重なる場所にある独特な世界の生まれ。我々が知らない力をお持ちだとしても不思議ではないでしょう」
「おかげで意外と大変なんですけどね」
ステータス的にはずっと文字化けしてるからよく分からないんだけど、何をするにもデバフデバフなんだよね。そうしないと危ないから。下手に走ったら地面が割れるよ? でも逆にデバフが負荷をかけるトレーニングになってしまって余計にステータスが上がっている可能性がかなり高い。数値が読めないから分からないけどね。
「それなら僕の責任でこれを解除します。頃合いを見て、神託のような形で地上に伝えてください」
「皆、聞いたな? 各自持ち場に戻って作業の続きを。頃合いを見て信託を下すように」
「「「「はい!」」」」
コンラートさんの指示に従って管理者たちがこの場を立ち去った。
「それにしてもケネス様のおかげですね」
いきなりさすがと言われても意味が分からない。
「何がですか?」
「いえ、以前に比べれば、皆にやる気が出ましたので」
「そうですか? カローラやリゼッタなんかは前からああでしたけど」
「いやいや、あの二人も以前は死んだような目をしていましたよ。管理者というのは基本的には上からの指示に従うだけ。来る日も来る日も単調な仕事。心を病んで辞めていきます」
「そのシステムそのものをどうにかしたいんですけどね」
最近は減ったそうだけど、辞める人はゼロじゃない。どんな組織でも辞める人をゼロにはできないだろうけどね。
「なかなかシステムそのものまではどうにもできないのですよ。でもケネス様が準管理者になってから、地上に降りる管理者が増えました。場合によっては関わりすぎかと思うこともありますが、人と関わり合うことで自分たちの仕事に意義を見いだしたんでしょうね」
「そう思ってくれるのなら死んだ甲斐があるってことですね。リゼッタに感謝かな」
「あの時は首を吊りそうな顔をしていたリゼッタがよく立ち直ったものです」
コンラートさんと思い出話をする。管理者ってのは大変な仕事だからストレスも溜まる。溜まればどこかで爆発する。もしくは潰れてしまう。僕としては管理者のバックアップというか、管理者が潰れないようにするためのシステム作りをそろそろ考えた方がいいと思う。新しい人をスカウトするよりも楽だと思うしね。
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