261 / 278
第四章 第三部
海へ
しおりを挟む
「パパ、かなり微妙」
「大人になったらこの楽しみ方が分かるのかもしれません」
「地味で落ち着く風合いです」
「正直に言ってもいいよ」
「「「面白くない」」」
「だろうね」
今はグラスボートで運河の中を移動している。
日本でグラスボートと呼ばれていたのは、正式にはグラス・ボトム・ボート、つまりガラス底になっているボートのこと。ガラス底ボートやグラス底ボートって呼ばれることもある。
でもせっかくだから全部ガラスにした。これぞ本当のグラスボート。ボートよりは潜水艦かな。潜りっぱなしだから。
移動はあちこちに取り付けたスラスターで行う。一応水中でも無理をすれば時速四〇キロくらいは出るけど、運河の中でおかしな流れができそうだから、そこまでは速度を出さないように気をつけよう。
万が一に備えて[強化]をかけてガッチガチにして、猪が突っ込んで来ても問題ないくらいに固めておく。これがもし壊されるなら、とんでもない力の持ち主がいるということで、むしろ見てみたい気もする。
気密の関係で出入り口は作らず、異空間の家にある転移ドアから移動する。ドアを閉じたら小型転移ドアできちんと換気をする。
「運河の中だからね。これが海ならもっと面白いと思うけど。今度は海に潜りに行こうか」
「できれば早いうちがいい」
「そうだね。明日は無理だけど、今週中に行こうか」
◆ ◆ ◆
そのようなことがあってから数日、休みを取って海へ出かけることにした。
「これは旦那様が遠足と呼ぶものですか?」
「形としてはそうなるかな?」
遠くへ出かけることが遠足なら、これは遠足だね。歩いてはいないけど。ここにいるのは僕、ミシェル、カリン、リーセのちびっ子三人、他に妻に子供に使用人たち、さらにはアシルさんとフランシスさんも来ている。
試運転はクルディ王国の運河で済ませた。いや、本来は運河の中を進むために作ったんだけど、それが大失敗だったから海に来ている。運河は陸地を一直線に掘っただけの川なので、そこで船に乗っても眺めがそれほど変わるわけじゃない。だから飽きてきた。主に僕が。
そんな時にカリンが運河の中を進むのはどうかと言った。それでグラスボートという名前のガラスの潜水艦を作ったんだけど、これが失敗だった。眺めって大切だね。
それなりに広い運河だからもしかしたら面白いかもしれないと思ったけど、結局は川底と岸壁と船の底しか見えなかった。魚はいたことはいたけど、風景が風景だからね。ちびっ子たちも微妙な顔をしたので、口直しにみんなで海にやって来た感じだ。
「パパ、あれがコンブ?」
「そう。ユーヴィ市で作っているのは養殖だけど、あれは天然だね」
「あなた、あれがあのタコですか?」
「そうだよ」
「あのように泳ぐのですねぇ。あ、スミが」
マノンがタコを見つけたけど、その瞬間にスミを吐いて逃げられた。
「町の外にある水族館もいいですけど、海の底もいいですね」
「あれは生け簀のようなものだからね」
マイカはインドア派だから日本時代も水族館にはそれほど行かなかった。でも「存在するけど行かない」のと「存在しないから行けない」のは全く違うということを記憶が戻ってから嫌というほど思い知ったそうだ。娯楽関係なんてみんなそうだね。
例えば遊園地でも水族館でも映画館でも複合商業施設でも、行かない人は全然行かない。でも行かなくても話は聞くし、もしかしたら今後行くかもしれない。でもそれらの楽しいことが全部なくなって、しかもなくなったことに気づいてしまったらどうするか。
最初からなければ全然問題ない。例えば一九世紀後半までは映画は存在しなかった。だからそれ以前の人たちが残念がったかというとそんなことはない。知らなかったわけだから。
マイカはたくさんある娯楽の中から少女漫画というものを自分で選んでそれを趣味にした。もし少女漫画が存在しなければ、また別のものにのめり込んだ可能性はある。でも死んでこの世界で生まれ変わり、ある時に記憶が戻った。そして少女漫画どころが漫画そのもの、それ以前にほとんど娯楽がないことにショックを受けた。
娯楽がないなら自分で生み出せばいい、と言えるほど自由な立場ではなかった。伯爵家の令嬢というのはどこへ行くにしても大事になるので、視察という名目で領内の色々な場所を巡っては情報を集めていた。数年すれば僕が来ると分かっていたから。
ここにいるほとんどは初めて海の底を見る。この世界で生まれた人はそれが普通。でもマイカにとっては知っていたものが奪われ、そしてまた手元に戻った感覚なんだそうだ。マイカのためだけというわけではないけど、少しずつ娯楽を増やしたいと思っている。
◆ ◆ ◆
「はーい、旦那様、食事の用意ができました。温かいうちに私と一緒にお召し上がりください」
そう言って元気に入ってきたのはシルッカ。今日の昼食はサンドイッチとホットドッグらしい。
「昼食だけでいいよ」
「いけずー」
最近では屋台でサンドイッチとホットドッグが普通に売られるようになった。それと一緒にコーラも販売されている。これを推進したのはもちろんアシルさん。アシルさん用に丸いパンを使ったハンバーガーも用意されている。
「やっぱりバーガーにはコークだねー」
「そのハンバーガーは牛肉じゃないけど、バーガーでいいんですか?」
「そこは仕方ないかな。牛肉はないからねー」
アメリカ人のアシルさんにとっては、ハンバーガーは牛挽肉を使ったものだけど、残念ながら牛肉は流通していない。牛はいるけど牛肉じゃなくて牛乳のために飼育しているから、潰して食べることは今のところはない。その代わりとして、魔獣の猪、熊、鳥、蛇が多い。たまに虎や獅子もある。
アメリカ人のアシルさんには悪いけど、日本人の僕にはハンバーガーにそこまでこだわりはない。だってフィッシュバーガーとかチキンバーガーとかあったから。あれはアメリカ人的にはフィッシュ・サンドイッチ、チキン・サンドイッチになる。
そうは言っても牛肉は売っていないし、ここはアメリカじゃないから、パンの間に具を挟んだり乗せたりしたものをサンドイッチ、細長いパンに切れ目を入れてソーセージを挟んだものをホットドッグと呼んでいる。
最近では角型食パンやフランスパンも作られているので、サンドイッチにはそれらが使われている。フランスパンを使ったバインミーっぽいもの、食パンを使ったBLTサンドやカツサンドを見かける。
「カツサンドは私が推したんよー。あのソースがあるなら作らんとねー」
「とんかつソースはなかなか他ではないですからね」
元日本人のフランシスさんにはとんかつソースが刺さったようだ。
ウスターソース、中濃ソース、そして特濃ソースがある。それぞれ風味を変えて数種類ずつ出して、色々使えるようにしている。
町中を見ると玉焼き屋の隣にサンドイッチ屋、その隣にクレープ屋があったりする。そのクレープ屋はクレープだけじゃなくてお好み焼きや焼きそばを焼いたりしている。まあ鉄板は同じだから焼くことはできるけど、かなりカオス。
「お前様が来てから変わったのう」
「マリアンは変わったね。外へ出るようになったし」
「そうよのう。何と言ったらいいのか分からぬが、強き者に導かれると人は変わるものじゃな。ワシは人ではないが」
「急にどうしたの?」
「いやまあ、ワシも腹が大きくなってきて色々と考えることも多くなったが、以前ならこんなところまで来ようとは思わんかった」
「でも普通はそうじゃない? 大森林の西まで来ようと普通は思わないからね。マリアンなら来ようと思えば来られたけど」
マリアンはシムーナ市の北にある山の上でずっと寝て暮らしていた。たまに起きては町に出かけて人と会い、色々な刺激を吸収していた。そこで出会ったのが生まれ変わる前のマリー。
カローラも保証しているけど、おそらくこの地上最強で、僕の知っている限り勝てそうなのは、僕とカローラとカロリッタくらい。リゼッタはいい勝負だけどどうかなというところ。ヴァウラさんの実力は分からないけど、戦闘向きではないような気がする。
「うむ。来ようと思えば来られた。じゃが来ようと思わんかった。来ようと思わせてくれたお前様には感謝しかない」
「僕はこういう性格だからね。色々なところに行って、色々な人と会って、そして色々な経験をする。人生ってそういうものだと思っているから、まあ色々と落ち着いたらおそらくまた出かけると思う」
「その時はワシも連れていってくれるか? 他の大陸にも行ってみようかと最近思うようになった」
みんな変わったと思うけど、マリアンはかなり変わったかな。そのあたりはマイカとエリーの影響も大きいけど。
「いいね。何かしたいこととかある?」
「うむ。これまではドレスを作って満足しておったが、それを着てみんなでお茶会というのもいいものじゃと思うようになった。お茶会と言えばお菓子。つまりワシはお前様が作るお菓子を世界中に広めたい」
「色々と作ってきたからね」
甘いものに目がないと言うほどではないけど、ミシェルも喜ぶし、甘いもののレパートリーは増えている。一部はレシピを公開しているので、町中でも売られるようになった。
「特にあの、アーモンドをスライスした、何とかという名前の……」
「フロランタン?」
「そう、それじゃ。あれはまさに至高。ワシはお前様に付いていきながら、行く先々でフロランタンを広めたい」
「まあほどほどにね」
何となく、しばらくは家でお菓子ばかり作るような気がするね。
「大人になったらこの楽しみ方が分かるのかもしれません」
「地味で落ち着く風合いです」
「正直に言ってもいいよ」
「「「面白くない」」」
「だろうね」
今はグラスボートで運河の中を移動している。
日本でグラスボートと呼ばれていたのは、正式にはグラス・ボトム・ボート、つまりガラス底になっているボートのこと。ガラス底ボートやグラス底ボートって呼ばれることもある。
でもせっかくだから全部ガラスにした。これぞ本当のグラスボート。ボートよりは潜水艦かな。潜りっぱなしだから。
移動はあちこちに取り付けたスラスターで行う。一応水中でも無理をすれば時速四〇キロくらいは出るけど、運河の中でおかしな流れができそうだから、そこまでは速度を出さないように気をつけよう。
万が一に備えて[強化]をかけてガッチガチにして、猪が突っ込んで来ても問題ないくらいに固めておく。これがもし壊されるなら、とんでもない力の持ち主がいるということで、むしろ見てみたい気もする。
気密の関係で出入り口は作らず、異空間の家にある転移ドアから移動する。ドアを閉じたら小型転移ドアできちんと換気をする。
「運河の中だからね。これが海ならもっと面白いと思うけど。今度は海に潜りに行こうか」
「できれば早いうちがいい」
「そうだね。明日は無理だけど、今週中に行こうか」
◆ ◆ ◆
そのようなことがあってから数日、休みを取って海へ出かけることにした。
「これは旦那様が遠足と呼ぶものですか?」
「形としてはそうなるかな?」
遠くへ出かけることが遠足なら、これは遠足だね。歩いてはいないけど。ここにいるのは僕、ミシェル、カリン、リーセのちびっ子三人、他に妻に子供に使用人たち、さらにはアシルさんとフランシスさんも来ている。
試運転はクルディ王国の運河で済ませた。いや、本来は運河の中を進むために作ったんだけど、それが大失敗だったから海に来ている。運河は陸地を一直線に掘っただけの川なので、そこで船に乗っても眺めがそれほど変わるわけじゃない。だから飽きてきた。主に僕が。
そんな時にカリンが運河の中を進むのはどうかと言った。それでグラスボートという名前のガラスの潜水艦を作ったんだけど、これが失敗だった。眺めって大切だね。
それなりに広い運河だからもしかしたら面白いかもしれないと思ったけど、結局は川底と岸壁と船の底しか見えなかった。魚はいたことはいたけど、風景が風景だからね。ちびっ子たちも微妙な顔をしたので、口直しにみんなで海にやって来た感じだ。
「パパ、あれがコンブ?」
「そう。ユーヴィ市で作っているのは養殖だけど、あれは天然だね」
「あなた、あれがあのタコですか?」
「そうだよ」
「あのように泳ぐのですねぇ。あ、スミが」
マノンがタコを見つけたけど、その瞬間にスミを吐いて逃げられた。
「町の外にある水族館もいいですけど、海の底もいいですね」
「あれは生け簀のようなものだからね」
マイカはインドア派だから日本時代も水族館にはそれほど行かなかった。でも「存在するけど行かない」のと「存在しないから行けない」のは全く違うということを記憶が戻ってから嫌というほど思い知ったそうだ。娯楽関係なんてみんなそうだね。
例えば遊園地でも水族館でも映画館でも複合商業施設でも、行かない人は全然行かない。でも行かなくても話は聞くし、もしかしたら今後行くかもしれない。でもそれらの楽しいことが全部なくなって、しかもなくなったことに気づいてしまったらどうするか。
最初からなければ全然問題ない。例えば一九世紀後半までは映画は存在しなかった。だからそれ以前の人たちが残念がったかというとそんなことはない。知らなかったわけだから。
マイカはたくさんある娯楽の中から少女漫画というものを自分で選んでそれを趣味にした。もし少女漫画が存在しなければ、また別のものにのめり込んだ可能性はある。でも死んでこの世界で生まれ変わり、ある時に記憶が戻った。そして少女漫画どころが漫画そのもの、それ以前にほとんど娯楽がないことにショックを受けた。
娯楽がないなら自分で生み出せばいい、と言えるほど自由な立場ではなかった。伯爵家の令嬢というのはどこへ行くにしても大事になるので、視察という名目で領内の色々な場所を巡っては情報を集めていた。数年すれば僕が来ると分かっていたから。
ここにいるほとんどは初めて海の底を見る。この世界で生まれた人はそれが普通。でもマイカにとっては知っていたものが奪われ、そしてまた手元に戻った感覚なんだそうだ。マイカのためだけというわけではないけど、少しずつ娯楽を増やしたいと思っている。
◆ ◆ ◆
「はーい、旦那様、食事の用意ができました。温かいうちに私と一緒にお召し上がりください」
そう言って元気に入ってきたのはシルッカ。今日の昼食はサンドイッチとホットドッグらしい。
「昼食だけでいいよ」
「いけずー」
最近では屋台でサンドイッチとホットドッグが普通に売られるようになった。それと一緒にコーラも販売されている。これを推進したのはもちろんアシルさん。アシルさん用に丸いパンを使ったハンバーガーも用意されている。
「やっぱりバーガーにはコークだねー」
「そのハンバーガーは牛肉じゃないけど、バーガーでいいんですか?」
「そこは仕方ないかな。牛肉はないからねー」
アメリカ人のアシルさんにとっては、ハンバーガーは牛挽肉を使ったものだけど、残念ながら牛肉は流通していない。牛はいるけど牛肉じゃなくて牛乳のために飼育しているから、潰して食べることは今のところはない。その代わりとして、魔獣の猪、熊、鳥、蛇が多い。たまに虎や獅子もある。
アメリカ人のアシルさんには悪いけど、日本人の僕にはハンバーガーにそこまでこだわりはない。だってフィッシュバーガーとかチキンバーガーとかあったから。あれはアメリカ人的にはフィッシュ・サンドイッチ、チキン・サンドイッチになる。
そうは言っても牛肉は売っていないし、ここはアメリカじゃないから、パンの間に具を挟んだり乗せたりしたものをサンドイッチ、細長いパンに切れ目を入れてソーセージを挟んだものをホットドッグと呼んでいる。
最近では角型食パンやフランスパンも作られているので、サンドイッチにはそれらが使われている。フランスパンを使ったバインミーっぽいもの、食パンを使ったBLTサンドやカツサンドを見かける。
「カツサンドは私が推したんよー。あのソースがあるなら作らんとねー」
「とんかつソースはなかなか他ではないですからね」
元日本人のフランシスさんにはとんかつソースが刺さったようだ。
ウスターソース、中濃ソース、そして特濃ソースがある。それぞれ風味を変えて数種類ずつ出して、色々使えるようにしている。
町中を見ると玉焼き屋の隣にサンドイッチ屋、その隣にクレープ屋があったりする。そのクレープ屋はクレープだけじゃなくてお好み焼きや焼きそばを焼いたりしている。まあ鉄板は同じだから焼くことはできるけど、かなりカオス。
「お前様が来てから変わったのう」
「マリアンは変わったね。外へ出るようになったし」
「そうよのう。何と言ったらいいのか分からぬが、強き者に導かれると人は変わるものじゃな。ワシは人ではないが」
「急にどうしたの?」
「いやまあ、ワシも腹が大きくなってきて色々と考えることも多くなったが、以前ならこんなところまで来ようとは思わんかった」
「でも普通はそうじゃない? 大森林の西まで来ようと普通は思わないからね。マリアンなら来ようと思えば来られたけど」
マリアンはシムーナ市の北にある山の上でずっと寝て暮らしていた。たまに起きては町に出かけて人と会い、色々な刺激を吸収していた。そこで出会ったのが生まれ変わる前のマリー。
カローラも保証しているけど、おそらくこの地上最強で、僕の知っている限り勝てそうなのは、僕とカローラとカロリッタくらい。リゼッタはいい勝負だけどどうかなというところ。ヴァウラさんの実力は分からないけど、戦闘向きではないような気がする。
「うむ。来ようと思えば来られた。じゃが来ようと思わんかった。来ようと思わせてくれたお前様には感謝しかない」
「僕はこういう性格だからね。色々なところに行って、色々な人と会って、そして色々な経験をする。人生ってそういうものだと思っているから、まあ色々と落ち着いたらおそらくまた出かけると思う」
「その時はワシも連れていってくれるか? 他の大陸にも行ってみようかと最近思うようになった」
みんな変わったと思うけど、マリアンはかなり変わったかな。そのあたりはマイカとエリーの影響も大きいけど。
「いいね。何かしたいこととかある?」
「うむ。これまではドレスを作って満足しておったが、それを着てみんなでお茶会というのもいいものじゃと思うようになった。お茶会と言えばお菓子。つまりワシはお前様が作るお菓子を世界中に広めたい」
「色々と作ってきたからね」
甘いものに目がないと言うほどではないけど、ミシェルも喜ぶし、甘いもののレパートリーは増えている。一部はレシピを公開しているので、町中でも売られるようになった。
「特にあの、アーモンドをスライスした、何とかという名前の……」
「フロランタン?」
「そう、それじゃ。あれはまさに至高。ワシはお前様に付いていきながら、行く先々でフロランタンを広めたい」
「まあほどほどにね」
何となく、しばらくは家でお菓子ばかり作るような気がするね。
1
お気に入りに追加
222
あなたにおすすめの小説
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる