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第三章 第一部
中央街道の開通と新たな領民たち
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家を建てたり、集合住宅を建てたり、人を集めたり、職業訓練学校の開校の準備をしていたらあっという間に今年も二か月近くが過ぎた。忙しいと時間はあっという間に過ぎるなあ。
そうしているうちにユーヴィ市とキヴィオ市の間の街道工事が終わりそうだと連絡があった。
「これはまた、思った以上にすごいですね」
「いやー、俺たちもこんな大事業は初めてでさあ」
「本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。いや、見晴らしがいい」
ゴルジェイさんからここの代表を引き継いだイサイさんが感極まったように声を震わせながら言った。
ユーヴィ市からキヴィオ市の間にある森の中に、文字通りまっすぐ街道を通す。そのためにはまず木を伐採する。細い道では意味がない。主街道にしたい。そのためには仮に木が倒れても道を塞がず、安全のために視界をできるだけ確保できる程度に広くしたい。だから思い切って広めに拓くようにお願いした。
「領主殿が広めにしてくれって言ったのがよかったんでさあ」
「広げたら手間が増えるんじゃないですか?」
「いや、広い方が周りのことを考えずに作業できるってもんで。斧だってあの魔法ノコギリだって、横に人がいれば振り回せやしません。これだけ広くしたから切り倒したら次に切り倒したら次にって進めたんでさあ」
切り倒して回収、根は魔道具で分解、ある程度進んだところでソルディ村の北にある岩山から切り出した石で石畳を敷く。ギルド職員の指示通りに作業を進めてくれて、ここまで二か月弱。当初の予定から作業場所も人員も大幅に増えたというのもあって、五〇日ほどで二〇〇キロほどが繋がった。これでユーヴィ市からキヴィオ市までが半分くらいになる。
「結果として早く終わったからよかったですよ。今後も領内の街道の整備や、家を建てたり森の整備をしたりと、色々お願いすることはあります。とりあえず今日はお祝いです。みんなを集めましょうか。とっておきの酒と料理を出しますよ」
「一時的に町の方に行っているやつらも呼んでもらってもいいですかい?」
「ええ、ゴルジェイさんたちも呼びますよ。イサイさんは適当に人を使って、それぞれの現場から人を集めておいてください」
「分かりやした」
「くかー! 喉がー!」
「ほー! なんじゃこの酒は?」
「漲るぞ、これは!」
作業員たちの叫び声が聞こえる。ここにいるのは大半がドワーフなので、まあ酒飲みが多い。やはり強い酒が好きなようなので蒸留酒をメインに用意している。今日は慰労会を兼ねているので種類も多くしている。
ジャガイモから作ったアクアビット
サトウキビから作ったラム
主に麦から作ったウオッカ
米から作った焼酎
トウモロコシから作ったコーン・ウィスキー
薬草を使ったリキュール
今日のところはアルコール度数が最低で四〇パーセント、最高で七〇パーセントのものを用意している。彼らなら大丈夫だろう。喉が焼けると言いながら喜んで飲んでいる。薬草系は場合によっては危険な成分が入ってしまうこともあるけど、害がないのを確認した上で用意した。
料理の方もオードブル的なものを中心に、歯ごたえがあるものを並べている。セラとキラに言わせると、何よりも歯ごたえだそうだ。味はそこそこでいい。量は多い方がいい。歯応えはあればあるほどいい。それがドワーフの食事。
王都でドワーフの定食屋に入ったことがあったけど、頭くらいの大きさがある硬いパンが出てきた。スープに浸して食べたけど、あれもガリガリと噛んで食べる人はいるらしい。普通にやったら顎がおかしくなりそうだけど、彼らは平気なんだそうだ。
彼らの食事を横目に僕は報告を聞いている。
「はい、増えました。指示の通り、増えたらそのまま雇うようにしていたところ、日に日に増えた感じです」
「初日は一二〇〇人を少し超えていました」
「それからしばらくすると三〇〇人ほどの集団がやってきて、そこから毎日数十人ずつですね」
「そうですね。増えない日はない感じでした。でもみなさん礼儀正しくて、必ず挨拶をしてから開拓に加わっていました」
「領主様に食事の用意をしていただけたのが大きかったのです。そうでなければこの人数の食事を作るのは無理でした」
僕も酒や食事の準備を手伝いつつ、ギルド職員たちから状況を聞く。[ドワーフ✕二八六二]ってなってるから、一六〇〇人以上増えたのか。でも人手が増えるのはありがたい。この中に読み書き計算ができる人がいればギルド職員や兵士として雇いたいね。雇われてくれるか分からないけど。
「イサイさん、ドワーフにとって、ギルド職員や町の兵士として働くことは窮屈に感じるものですか?」
「んー……ほとんどは窮屈に思うでしょうなあ。好き勝手働いて食べて飲んで、というのが普通でさあ。でもどこにでも変わり者はいるもんでしょうが」
「それなら、読み書き計算ができる人をギルド職員や兵士として募集したいので、明日になったら集めてくれますか? 今日は好きに飲んで食べて寝てもらいますから」
「数はどれくらいで?」
「どれだけいても困りません、と言っておきます。人が足りない領地なので。役人以外にも大工や左官はいくらでも必要です」
「了解しやした」
「お願いしますね」
街道ができれば、そこの安全確保にも人が必要になる。魔獣も野獣もいないわけじゃないからね。今のこの町には人手はどれだけいてもいいんだよ。
「集まりましたね……」
「意外と変わり者が多かったということでしょうなあ」
僕の目の前には四〇〇人ほどの作業員たちが集まっている。
「ここに集まってくれたみなさんは読み書き計算ができる、そしてユーヴィ男爵領でギルド職員、あるいは兵士として働いてくれるということでいいですか?」
「「「「はい「はい「はい」」」」
「それなら全員を雇います。みなさんは体力がありますので、まず新人研修を受けたのち、ギルド職員は物資の配送や力が必要な仕事に就いてもらうことになります。兵士は基本的には領内の巡回です。向こうに着いてから詳しいことは担当者に説明します。ではこのドアを通ってください」
ドアを通っていく作業員たちを見て、これなら一町四村に配置するギルド職員をもう少し増やせそうだなと思った。
「これで土木と大工は埋まって、市民生活も大丈夫だ。肉屋や小麦は今のところはなくてもいい。解体の作業員も増えたからな。で、魔法使いギルドはいらんのか?」
「魔道具を作るか、魔法を普及させるかですよね。僕以外に作業ができる人がいればありがたいですが、それでギルドを一つ作るほど必要ではありませんよ」
「それならいいか。で、お前さんのおかげで人手不足はかなり改善した。兵士の方もな」
「ドワーフたちの一部は期間工として引き続き雇います。一町四村へ森林の整備や街道の整備などに向かってもらい、近いうちにユーヴィ市との間に石畳を敷きます。一部は大工や左官として、住宅の改修作業に関わってもらいます」
「ありがたい話だ。しかし、一七〇〇人の町が一時的に三倍近くになるが、住むところなどは大丈夫か?」
「それがねえ、実は問題ありません。彼らに聞いたところ、開拓の時に使った住居をそのまま家として使えればそれでいいと。さすがに防犯を考えて多少手直しはしましたけどね。少し町外れになりますが、並べて置いてドワーフ街のようにしてきました」
家族連れを中心にして家がいいという人たちもいたから、カプセルホテルの近くに家を用意した。見た目としては住宅地の一角に低層のマンションが何棟か建った感じだ。
「しかしドワーフはよく分からんな。自由に働きたいのに住むところは狭いところがいいというのは」
「時間がある時に聞いてみたいですね。あ、そうそう。次の開拓については次の会議で議題に出しますが、レブ市方面に街道を通します。アルメ村あたりから進める感じですね」
「もう次か。その前に領内の街道だろ?」
「もちろんです。だからその次の大事業ですね。今度レブ男爵と直接話をしてきます」
「普通なら役人が先に交渉するものだろうが、うちは領主殿がするのが一番説得力があるからな。よろしく頼む」
そうしているうちにユーヴィ市とキヴィオ市の間の街道工事が終わりそうだと連絡があった。
「これはまた、思った以上にすごいですね」
「いやー、俺たちもこんな大事業は初めてでさあ」
「本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。いや、見晴らしがいい」
ゴルジェイさんからここの代表を引き継いだイサイさんが感極まったように声を震わせながら言った。
ユーヴィ市からキヴィオ市の間にある森の中に、文字通りまっすぐ街道を通す。そのためにはまず木を伐採する。細い道では意味がない。主街道にしたい。そのためには仮に木が倒れても道を塞がず、安全のために視界をできるだけ確保できる程度に広くしたい。だから思い切って広めに拓くようにお願いした。
「領主殿が広めにしてくれって言ったのがよかったんでさあ」
「広げたら手間が増えるんじゃないですか?」
「いや、広い方が周りのことを考えずに作業できるってもんで。斧だってあの魔法ノコギリだって、横に人がいれば振り回せやしません。これだけ広くしたから切り倒したら次に切り倒したら次にって進めたんでさあ」
切り倒して回収、根は魔道具で分解、ある程度進んだところでソルディ村の北にある岩山から切り出した石で石畳を敷く。ギルド職員の指示通りに作業を進めてくれて、ここまで二か月弱。当初の予定から作業場所も人員も大幅に増えたというのもあって、五〇日ほどで二〇〇キロほどが繋がった。これでユーヴィ市からキヴィオ市までが半分くらいになる。
「結果として早く終わったからよかったですよ。今後も領内の街道の整備や、家を建てたり森の整備をしたりと、色々お願いすることはあります。とりあえず今日はお祝いです。みんなを集めましょうか。とっておきの酒と料理を出しますよ」
「一時的に町の方に行っているやつらも呼んでもらってもいいですかい?」
「ええ、ゴルジェイさんたちも呼びますよ。イサイさんは適当に人を使って、それぞれの現場から人を集めておいてください」
「分かりやした」
「くかー! 喉がー!」
「ほー! なんじゃこの酒は?」
「漲るぞ、これは!」
作業員たちの叫び声が聞こえる。ここにいるのは大半がドワーフなので、まあ酒飲みが多い。やはり強い酒が好きなようなので蒸留酒をメインに用意している。今日は慰労会を兼ねているので種類も多くしている。
ジャガイモから作ったアクアビット
サトウキビから作ったラム
主に麦から作ったウオッカ
米から作った焼酎
トウモロコシから作ったコーン・ウィスキー
薬草を使ったリキュール
今日のところはアルコール度数が最低で四〇パーセント、最高で七〇パーセントのものを用意している。彼らなら大丈夫だろう。喉が焼けると言いながら喜んで飲んでいる。薬草系は場合によっては危険な成分が入ってしまうこともあるけど、害がないのを確認した上で用意した。
料理の方もオードブル的なものを中心に、歯ごたえがあるものを並べている。セラとキラに言わせると、何よりも歯ごたえだそうだ。味はそこそこでいい。量は多い方がいい。歯応えはあればあるほどいい。それがドワーフの食事。
王都でドワーフの定食屋に入ったことがあったけど、頭くらいの大きさがある硬いパンが出てきた。スープに浸して食べたけど、あれもガリガリと噛んで食べる人はいるらしい。普通にやったら顎がおかしくなりそうだけど、彼らは平気なんだそうだ。
彼らの食事を横目に僕は報告を聞いている。
「はい、増えました。指示の通り、増えたらそのまま雇うようにしていたところ、日に日に増えた感じです」
「初日は一二〇〇人を少し超えていました」
「それからしばらくすると三〇〇人ほどの集団がやってきて、そこから毎日数十人ずつですね」
「そうですね。増えない日はない感じでした。でもみなさん礼儀正しくて、必ず挨拶をしてから開拓に加わっていました」
「領主様に食事の用意をしていただけたのが大きかったのです。そうでなければこの人数の食事を作るのは無理でした」
僕も酒や食事の準備を手伝いつつ、ギルド職員たちから状況を聞く。[ドワーフ✕二八六二]ってなってるから、一六〇〇人以上増えたのか。でも人手が増えるのはありがたい。この中に読み書き計算ができる人がいればギルド職員や兵士として雇いたいね。雇われてくれるか分からないけど。
「イサイさん、ドワーフにとって、ギルド職員や町の兵士として働くことは窮屈に感じるものですか?」
「んー……ほとんどは窮屈に思うでしょうなあ。好き勝手働いて食べて飲んで、というのが普通でさあ。でもどこにでも変わり者はいるもんでしょうが」
「それなら、読み書き計算ができる人をギルド職員や兵士として募集したいので、明日になったら集めてくれますか? 今日は好きに飲んで食べて寝てもらいますから」
「数はどれくらいで?」
「どれだけいても困りません、と言っておきます。人が足りない領地なので。役人以外にも大工や左官はいくらでも必要です」
「了解しやした」
「お願いしますね」
街道ができれば、そこの安全確保にも人が必要になる。魔獣も野獣もいないわけじゃないからね。今のこの町には人手はどれだけいてもいいんだよ。
「集まりましたね……」
「意外と変わり者が多かったということでしょうなあ」
僕の目の前には四〇〇人ほどの作業員たちが集まっている。
「ここに集まってくれたみなさんは読み書き計算ができる、そしてユーヴィ男爵領でギルド職員、あるいは兵士として働いてくれるということでいいですか?」
「「「「はい「はい「はい」」」」
「それなら全員を雇います。みなさんは体力がありますので、まず新人研修を受けたのち、ギルド職員は物資の配送や力が必要な仕事に就いてもらうことになります。兵士は基本的には領内の巡回です。向こうに着いてから詳しいことは担当者に説明します。ではこのドアを通ってください」
ドアを通っていく作業員たちを見て、これなら一町四村に配置するギルド職員をもう少し増やせそうだなと思った。
「これで土木と大工は埋まって、市民生活も大丈夫だ。肉屋や小麦は今のところはなくてもいい。解体の作業員も増えたからな。で、魔法使いギルドはいらんのか?」
「魔道具を作るか、魔法を普及させるかですよね。僕以外に作業ができる人がいればありがたいですが、それでギルドを一つ作るほど必要ではありませんよ」
「それならいいか。で、お前さんのおかげで人手不足はかなり改善した。兵士の方もな」
「ドワーフたちの一部は期間工として引き続き雇います。一町四村へ森林の整備や街道の整備などに向かってもらい、近いうちにユーヴィ市との間に石畳を敷きます。一部は大工や左官として、住宅の改修作業に関わってもらいます」
「ありがたい話だ。しかし、一七〇〇人の町が一時的に三倍近くになるが、住むところなどは大丈夫か?」
「それがねえ、実は問題ありません。彼らに聞いたところ、開拓の時に使った住居をそのまま家として使えればそれでいいと。さすがに防犯を考えて多少手直しはしましたけどね。少し町外れになりますが、並べて置いてドワーフ街のようにしてきました」
家族連れを中心にして家がいいという人たちもいたから、カプセルホテルの近くに家を用意した。見た目としては住宅地の一角に低層のマンションが何棟か建った感じだ。
「しかしドワーフはよく分からんな。自由に働きたいのに住むところは狭いところがいいというのは」
「時間がある時に聞いてみたいですね。あ、そうそう。次の開拓については次の会議で議題に出しますが、レブ市方面に街道を通します。アルメ村あたりから進める感じですね」
「もう次か。その前に領内の街道だろ?」
「もちろんです。だからその次の大事業ですね。今度レブ男爵と直接話をしてきます」
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