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第6章:夏から秋、悠々自適
第5話:部屋のセッティング
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「遅くなりまして、申し訳ございません。しかも、取りにきていただくなど、恐縮の極みにございます」
「いや、作ってもらえればそれで十分だから」
レイの前で頭を下げたのは木工所の代表シャグル。大間違いとは言えないものの、レイの立場をちょっと勘違いしています。
「こちらに用意させていただきます」
次から次へと運ばれてくるものを、レイたちは手分けしてマジックバッグと収納スキルに入れていきます。
「さすがに全部は無理かもしれないな。一度置いてくるか?」
「旦那様、これを使ったらいかがですか?」
「ああ、それもあるか。もう少し入りそうだな」
シャロンは五つの宝箱を取り出しました。これらはダンジョンで見つけたもので、中がマジックバッグのようになっています。一つあたり、八〇センチ✕四〇センチ✕四〇センチほどですが、中身は一辺が三メートルの立方体です。
「それは宝箱ですか?」
「ええ。ダンジョンで見つけたものです」
シーヴが説明すると、職人たちがざわざわし始めました。
「実在したとは……」
「しかも、あんなに……」
彼らは宝箱を見ながら、そんなことを口にします。
「ダンジョンでたまに見つかるって聞いたんだけど?」
職人たちの言葉を聞いたサラが不思議に思ってシャグルに聞くと、彼はなんともいえない表情を作りました。
「たまに見つかると聞いています」
「それなら、なんで?」
サラはますますわからないという様子で、もう一度聞きました。
「我々の聞き及ぶ範囲では、年に一つ見つかればいいほうで、ギルドが高く買い取ってくれるそうです」
「たしかに、ギルドにはあるって聞いたね」
領主の屋敷やギルドには置かれているとレイたちは聞いたことがあります。許可がなければ開けることも動かすこともできませんので、金庫よりも安全です。金庫は持ち逃げされる可能性もありますからね。
「でも、そんなに見つからなかったんだな」
「私もそこまで少ないとは知りませんでした」
ダンジョンでまれに見つかるということですが、マジックバッグに比べても、それほど使い勝手がいいわけではありません。大きい上に重いからです。レイたちのように、マジックバッグや収納スキルがあれば持ち運べますが、そうでなければ木でできた大きな箱です。収納力が同じなら、小さなカバンと大きな箱のどちらを選びますか、ということです。
そのような話をしている間にも、これなら入る、これは入らないと、全員が家具を宝箱に詰めていきます。最後にシャロンが【メイドのヒミツ♡】に宝箱を入れ直して、これで全員のマジックバッグや収納スキルがほぼいっぱいになりました。
「ギリギリか。パンダを売ってきたらよかったな」
レイたちのマジックバッグには、まだ売っていないグレーターパンダがあります。今日のように、狩りに行かない日でも冒険者ギルドに売ることができるようにするためです。
ほとんどレイの思い込みですが、ギルドに持ち込む数を、五〇、〇、五〇、〇、五〇のように、ある日とない日を作るよりも、三〇、三〇、三〇、三〇、三〇と、均等にしたほうがいいのではないかと勝手に思ったのです。さらに、ギルドのランクを上げるためには、できる限り毎日仕事をしたほうがいいと言われているのも影響しているでしょう。
「パンダと口にされたということは、ひょっとすると『パンダキラー』のみなさんですか?」
レイのつぶやきが聞こえたシャグルが確認しました。
「そういう名乗り方はしたことがないけど、そう呼ばれているらしい」
「お会いできて光栄です!」
「なんで握手を?」
なぜかシャグルがレイに握手を求めました。握手くらいならとレイも応じますが、意味がわかりません。
「私は木工ギルドでそれなりの立場を与えられているのですが、領主様から各ギルドに渡される予算が増額されまして」
「そういえば、そんな話もあった気がするな」
グレーターパンダ一頭に対して、レイたちは金貨一枚を受け取ります。それは国から領主に支払われている依頼料の一部です。レイが受け取る以外に、ギルドに渡される分もあるのです。
「おかげさまで、職員たちには臨時ボーナスがありました。うちのような木工所も援助があり、職人たちも助かっています」
自分の知らない場所にもグレーターパンダ狩りの影響が出ていることをレイたちは知りました。
◆◆◆
「こんな感じか」
家に帰ったレイたちは、試しに一つの部屋に家具を並べてみました。
「机の位置は好きな場所でいいかな?」
「そうですね。窓の前でもよし、窓がない場所でもよし。いずれかの壁際でしょう」
仮置きした家具を見て、配置を考えます。マジックバッグなどがありますので、重い家具を持って動かす必要がありません。
「私はご主人さまと同じでいいです」
「場所くらい好きでいいと思うぞ」
そう言いながらも、おそらくラケルは自分と同じにするだろうとレイは考えています。
「わたくしは、朝日が差し込む場所にベッドを置きたいですわ」
「それなら、東向きのどこかだな。先に選んでいいぞ」
どの部屋に誰が入るかは決めていません。それも決めなければなりません。決まっているのは、巨大ベッドを置く部屋だけです。
ああだこうだと話し合いながら部屋が決まっていきます。レイの部屋の両側がラケルとシャロンになりました。
「あとは……」
レイは部屋の中を見渡します。
「マットレスやリネンですね」
部屋の割り当てが決まって家具を入れ終わりましたが、それだけではまだ住むことはできません。家具しかないからです。
まずはベッドのマットレスは必要です。それからシーツと毛布、枕など、寝室で使うもの。さらにはタオルも必要です。冒険者として、一部はマジックバッグに入っていますが、それは外で使うのを前提としているものです。家には家用をそろえようとなりました。
ベッドは厳密に規格化されているわけではありませんが、大まかなサイズがあります。シーツが大きすぎれば切ればいいだけですが、手間を増やす必要はありません。だから、ベッドを見てから買えばいいとレイは考えていました。
「それなら行ってくる」
「それでは、お供します」
レイはシャロンと一緒にリネン類を買いに出かけることにしました。
「スーザンさん、こんにちは」
「あら、レイさんとシャロンさん。今日はお二人で?」
「ええ。この町で家を持つことになったので、そろえてるところです」
レイは白鷺亭のすぐ西向かいに家を買ったことを話します。
「景気のいい話ねえ。それならいっぱい買い物してもらわないとね」
「買いますよ。何もありませんからね」
「家具が入っただけですね」
そう言いながら、レイは紙を取り出しました。そこには必要なもののサイズと数が書かれています。
「このサイズでありますか?」
「どれどれ……」
スーザンは紙を見ながら考えます。
「これくらいなら十分あるわ。キャル、運んできてくれる?」
「はいは~い……って多いんだけど」
スーザンの娘のキャルが、渡された紙を見て文句を言います。
「奥まで入ってよかったら、そっちでマジックバッグに入れますけど」
「それ助かる。お願い」
レイは裏の倉庫へと案内されました。ここは問屋もやっていますので、立派な倉庫があります。
「ええっと、マットレスのこのサイズが六枚。そして大きなのが……こんなのはないから、四枚をつなぐ?」
「そうですね。つなぐのは帰ってから私がやります。旦那様、隙間を埋めるのに、綿を買っていただけますか?」
「キャルさん、綿も買います」
マットレス以外に、枕も一人二つ、シーツやタオルなども十分な枚数を買っておきます。
「とりあえず、こんなもんか」
レイはマジックバッグの中を確認します。
「またあったら言ってね」
「たぶん、あると思います」
「あるでしょう」
そう言いながら戻ると、レイは代金を払って家に戻りました。
結局それから連日のように足りないものを買うことになるのでした。
「いや、作ってもらえればそれで十分だから」
レイの前で頭を下げたのは木工所の代表シャグル。大間違いとは言えないものの、レイの立場をちょっと勘違いしています。
「こちらに用意させていただきます」
次から次へと運ばれてくるものを、レイたちは手分けしてマジックバッグと収納スキルに入れていきます。
「さすがに全部は無理かもしれないな。一度置いてくるか?」
「旦那様、これを使ったらいかがですか?」
「ああ、それもあるか。もう少し入りそうだな」
シャロンは五つの宝箱を取り出しました。これらはダンジョンで見つけたもので、中がマジックバッグのようになっています。一つあたり、八〇センチ✕四〇センチ✕四〇センチほどですが、中身は一辺が三メートルの立方体です。
「それは宝箱ですか?」
「ええ。ダンジョンで見つけたものです」
シーヴが説明すると、職人たちがざわざわし始めました。
「実在したとは……」
「しかも、あんなに……」
彼らは宝箱を見ながら、そんなことを口にします。
「ダンジョンでたまに見つかるって聞いたんだけど?」
職人たちの言葉を聞いたサラが不思議に思ってシャグルに聞くと、彼はなんともいえない表情を作りました。
「たまに見つかると聞いています」
「それなら、なんで?」
サラはますますわからないという様子で、もう一度聞きました。
「我々の聞き及ぶ範囲では、年に一つ見つかればいいほうで、ギルドが高く買い取ってくれるそうです」
「たしかに、ギルドにはあるって聞いたね」
領主の屋敷やギルドには置かれているとレイたちは聞いたことがあります。許可がなければ開けることも動かすこともできませんので、金庫よりも安全です。金庫は持ち逃げされる可能性もありますからね。
「でも、そんなに見つからなかったんだな」
「私もそこまで少ないとは知りませんでした」
ダンジョンでまれに見つかるということですが、マジックバッグに比べても、それほど使い勝手がいいわけではありません。大きい上に重いからです。レイたちのように、マジックバッグや収納スキルがあれば持ち運べますが、そうでなければ木でできた大きな箱です。収納力が同じなら、小さなカバンと大きな箱のどちらを選びますか、ということです。
そのような話をしている間にも、これなら入る、これは入らないと、全員が家具を宝箱に詰めていきます。最後にシャロンが【メイドのヒミツ♡】に宝箱を入れ直して、これで全員のマジックバッグや収納スキルがほぼいっぱいになりました。
「ギリギリか。パンダを売ってきたらよかったな」
レイたちのマジックバッグには、まだ売っていないグレーターパンダがあります。今日のように、狩りに行かない日でも冒険者ギルドに売ることができるようにするためです。
ほとんどレイの思い込みですが、ギルドに持ち込む数を、五〇、〇、五〇、〇、五〇のように、ある日とない日を作るよりも、三〇、三〇、三〇、三〇、三〇と、均等にしたほうがいいのではないかと勝手に思ったのです。さらに、ギルドのランクを上げるためには、できる限り毎日仕事をしたほうがいいと言われているのも影響しているでしょう。
「パンダと口にされたということは、ひょっとすると『パンダキラー』のみなさんですか?」
レイのつぶやきが聞こえたシャグルが確認しました。
「そういう名乗り方はしたことがないけど、そう呼ばれているらしい」
「お会いできて光栄です!」
「なんで握手を?」
なぜかシャグルがレイに握手を求めました。握手くらいならとレイも応じますが、意味がわかりません。
「私は木工ギルドでそれなりの立場を与えられているのですが、領主様から各ギルドに渡される予算が増額されまして」
「そういえば、そんな話もあった気がするな」
グレーターパンダ一頭に対して、レイたちは金貨一枚を受け取ります。それは国から領主に支払われている依頼料の一部です。レイが受け取る以外に、ギルドに渡される分もあるのです。
「おかげさまで、職員たちには臨時ボーナスがありました。うちのような木工所も援助があり、職人たちも助かっています」
自分の知らない場所にもグレーターパンダ狩りの影響が出ていることをレイたちは知りました。
◆◆◆
「こんな感じか」
家に帰ったレイたちは、試しに一つの部屋に家具を並べてみました。
「机の位置は好きな場所でいいかな?」
「そうですね。窓の前でもよし、窓がない場所でもよし。いずれかの壁際でしょう」
仮置きした家具を見て、配置を考えます。マジックバッグなどがありますので、重い家具を持って動かす必要がありません。
「私はご主人さまと同じでいいです」
「場所くらい好きでいいと思うぞ」
そう言いながらも、おそらくラケルは自分と同じにするだろうとレイは考えています。
「わたくしは、朝日が差し込む場所にベッドを置きたいですわ」
「それなら、東向きのどこかだな。先に選んでいいぞ」
どの部屋に誰が入るかは決めていません。それも決めなければなりません。決まっているのは、巨大ベッドを置く部屋だけです。
ああだこうだと話し合いながら部屋が決まっていきます。レイの部屋の両側がラケルとシャロンになりました。
「あとは……」
レイは部屋の中を見渡します。
「マットレスやリネンですね」
部屋の割り当てが決まって家具を入れ終わりましたが、それだけではまだ住むことはできません。家具しかないからです。
まずはベッドのマットレスは必要です。それからシーツと毛布、枕など、寝室で使うもの。さらにはタオルも必要です。冒険者として、一部はマジックバッグに入っていますが、それは外で使うのを前提としているものです。家には家用をそろえようとなりました。
ベッドは厳密に規格化されているわけではありませんが、大まかなサイズがあります。シーツが大きすぎれば切ればいいだけですが、手間を増やす必要はありません。だから、ベッドを見てから買えばいいとレイは考えていました。
「それなら行ってくる」
「それでは、お供します」
レイはシャロンと一緒にリネン類を買いに出かけることにしました。
「スーザンさん、こんにちは」
「あら、レイさんとシャロンさん。今日はお二人で?」
「ええ。この町で家を持つことになったので、そろえてるところです」
レイは白鷺亭のすぐ西向かいに家を買ったことを話します。
「景気のいい話ねえ。それならいっぱい買い物してもらわないとね」
「買いますよ。何もありませんからね」
「家具が入っただけですね」
そう言いながら、レイは紙を取り出しました。そこには必要なもののサイズと数が書かれています。
「このサイズでありますか?」
「どれどれ……」
スーザンは紙を見ながら考えます。
「これくらいなら十分あるわ。キャル、運んできてくれる?」
「はいは~い……って多いんだけど」
スーザンの娘のキャルが、渡された紙を見て文句を言います。
「奥まで入ってよかったら、そっちでマジックバッグに入れますけど」
「それ助かる。お願い」
レイは裏の倉庫へと案内されました。ここは問屋もやっていますので、立派な倉庫があります。
「ええっと、マットレスのこのサイズが六枚。そして大きなのが……こんなのはないから、四枚をつなぐ?」
「そうですね。つなぐのは帰ってから私がやります。旦那様、隙間を埋めるのに、綿を買っていただけますか?」
「キャルさん、綿も買います」
マットレス以外に、枕も一人二つ、シーツやタオルなども十分な枚数を買っておきます。
「とりあえず、こんなもんか」
レイはマジックバッグの中を確認します。
「またあったら言ってね」
「たぶん、あると思います」
「あるでしょう」
そう言いながら戻ると、レイは代金を払って家に戻りました。
結局それから連日のように足りないものを買うことになるのでした。
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