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第8章:春、急カーブと思っていたらまさかのクランク
第19話:運命が変わった者たち(良いか悪いかはわからない)
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翌日、アシュトン子爵のクリフトンは、自分で奴隷商に足を運んでいました。
「子爵様、ご指示のとおり、使用人として使えそうな借金奴隷を集めました。全員読み書き計算ができるようになっております」
「五人か」
クリフトンは前に並べられた少女たちに目をやりました。下は八歳、上は一三歳。まだ女性とは呼べない年齢の少女たちばかりです。
「もう少し必要でございますか?」
「いや、これくらいで十分だ」
この五人はすべて口減らしのために売られていた村娘です。口減らしとはいうものの、家が貧しいために売られたというわけではありません。食べていくだけならどうとでもなるからです。
では、どうして売られたのかというと、親が娘の将来を心配したからです。読み書きができるなら、村よりもいい生活が送れる可能性が高いと考えて売られることがあります。もちろん、村に恋人でもいれば話は別ですけどね。
ここにいる五人は、出身の村はバラバラですが、全員が農作業の合間に読み書き計算を学んでいました。炊事洗濯、そして読み書き計算ができますので、奴隷としてはかなり高値で売られることになっていました。
クリフトンは自分が買い取ったことを奴隷たちに伝えました。
「お前たちには、新しくできることになったスペンスリー男爵領に向かってもらう。男爵殿に会えば私の奴隷からは解放だ」
「領主様、到着後はどうすればよろしいのですか?」
五人の中で最年長のマリネッラがそう聞きます。最年長といってもまだ一三歳ですが、それでも一番上だという自覚があるのか、クリフトンに向かってはっきりと問いかけました。
「全員を使用人として雇ってくれるように男爵殿に頼む。そこで働きたくなければ他の町に移ればいい」
「かしこまりました。スペンスリー男爵様に会うまでが領主様との契約期間で、その後は解放されるので、そこから先は自分たちで考えるということですね?」
「うむ。それでやってくれ」
五人は身支度を調えると、それぞれ仕事に出向くことになりました。
◆◆◆
「失礼します。こちらにハリーさんという方はいらっしゃいますか?」
金鶏亭にハリーを訪ねてきた少女がいました。こんなところに訪ねてくるのは子爵の関係者だろうと、連絡を受けたハリーはブレンダを伴って一階に下りました。
「ハリーは私です。あなたは?」
「マリネッラと申します。アシュトン子爵様より、スペンスリー男爵様にお仕えする使用人団のリーダーを命じられました。明後日の朝、仲間たちと一緒にこちらに馬車でまいります。よろしくお願いします」
マリネッラは大きく頭を下げました。
「こちらこそよろしくお願いします。ところで、そちらの人数は全部でどれくらいになりますか?」
「使用人は私を含めて奴隷が五人です」
その言葉を聞いて、ハリーは首をかしげました。マリネッラが奴隷には見えなかったからです。そこにはクリフトンのプライドも関係していました。
単に人手があればいいと考えるのか、読み書き計算ができる奴隷を集めればいいと考えるのか、その奴隷をレイが気に入って使ってくれるのかというところまで考えるか。クリフトンは奴隷たちの年齢と見た目を考え、さらに奴隷にはもったいないような服を与え、恥ずかしくない使用人団を用意したのです。
「マリネッラさんも奴隷なんですか?」
「はい。現在はアシュトン子爵様の奴隷ですが、スペンスリー男爵様にお会いすれば解放されるという契約になっています」
「なるほど。そういう契約もあるんですね」
兄のアーサーと一緒に、ハリーはテニエル男爵のところへ奉公に出ていました。向こうの屋敷では奴隷が使われていましたが、多くは三年や五年など、購入金額分を働けば解放され、その後はそのまま屋敷で使用人として働くということがほとんどでした。
ハリーが話をしたことのある奴隷の中に、シャロンというハーフリングのメイドがいました。男爵の娘であるケイトの奴隷でしたが、あまり奴隷らしくなく、いつも主人であるケイトをからかっていました。仕事は真面目にしていたのを覚えています。そのシャロンは冒険者になったケイトに引きずられるようにして屋敷を出ていってしまいました。
彼はシャロンが気になっているわけではありませんが、あまりにも印象が強かったので、奴隷と聞いた瞬間にシャロンの顔が浮かんだのです。まあ、一度会ったら忘れないでしょうからね。
「他はそれぞれ、買い出しなどに出向いています」
「そうですか。我々のほうも明日のうちに準備を整えておきます。ところで、みなさん以外にも、護衛などは同行しますよね?」
「はい。冒険者パーティーに護衛を頼むことになっています。他には御者と荷運びで何人か。馬車三台の予定です」
「我々も同じく三台です。それだけいて、しかも護衛がいれば大丈夫でしょう」
明後日の打ち合わせを済ませると、マリネッラは戻っていきました。
「ブレンダ、彼女を見てどう思いましたか?」
「おそらくは、子爵様はレイ様に気に入ってもらえるような奴隷を急いで用意されたのかと」
「やはりそう思いますか」
ハリーとブレンダが聞いたところ、クリフトンが購入した奴隷は、読み書き計算ができ、見た目もそれなりの少女ばかり五人ということでした。マリネッラが一番上で一三歳、一番下は八歳だということでした。レイに幼女趣味はありませんが、レイ自身がまだ一六歳ということを考えると、どうしても全体的に若くするしかありません。
この国の貴族は男子優先の長子相続が基本になっています。跡取り息子を産むことが正室にとっては最も重要な仕事になります。「元気な赤ちゃんを産める=若くて健康」という考えが根底にあります。
はい、人権とか男女平等とか、そういうことを言わない。そういう仕様の国です。それが当たり前の世界です。つまり、貴族にとっては、妻は若いのが当然なんです。側室も愛人も若いのです。奴隷に手を出すとしても、自分よりも若い相手がほとんどです。シーヴが正室になることを渋りかけたのにはそういうことも関係しています。
「レイ様が手を出すかどうかですが、ブレンダはどうなると思いますか?」
「九人もお相手がいることを考えると……ゼロとは言えませんね」
「私としては、そのあたりの事情を考えたレイ様なら一人だけ手を出して受け取ったことにするのではないかと」
「それもありそうですね」
当人がいないのをいいことに、二人は好き勝手に話して盛り上がっていました。
「子爵様、ご指示のとおり、使用人として使えそうな借金奴隷を集めました。全員読み書き計算ができるようになっております」
「五人か」
クリフトンは前に並べられた少女たちに目をやりました。下は八歳、上は一三歳。まだ女性とは呼べない年齢の少女たちばかりです。
「もう少し必要でございますか?」
「いや、これくらいで十分だ」
この五人はすべて口減らしのために売られていた村娘です。口減らしとはいうものの、家が貧しいために売られたというわけではありません。食べていくだけならどうとでもなるからです。
では、どうして売られたのかというと、親が娘の将来を心配したからです。読み書きができるなら、村よりもいい生活が送れる可能性が高いと考えて売られることがあります。もちろん、村に恋人でもいれば話は別ですけどね。
ここにいる五人は、出身の村はバラバラですが、全員が農作業の合間に読み書き計算を学んでいました。炊事洗濯、そして読み書き計算ができますので、奴隷としてはかなり高値で売られることになっていました。
クリフトンは自分が買い取ったことを奴隷たちに伝えました。
「お前たちには、新しくできることになったスペンスリー男爵領に向かってもらう。男爵殿に会えば私の奴隷からは解放だ」
「領主様、到着後はどうすればよろしいのですか?」
五人の中で最年長のマリネッラがそう聞きます。最年長といってもまだ一三歳ですが、それでも一番上だという自覚があるのか、クリフトンに向かってはっきりと問いかけました。
「全員を使用人として雇ってくれるように男爵殿に頼む。そこで働きたくなければ他の町に移ればいい」
「かしこまりました。スペンスリー男爵様に会うまでが領主様との契約期間で、その後は解放されるので、そこから先は自分たちで考えるということですね?」
「うむ。それでやってくれ」
五人は身支度を調えると、それぞれ仕事に出向くことになりました。
◆◆◆
「失礼します。こちらにハリーさんという方はいらっしゃいますか?」
金鶏亭にハリーを訪ねてきた少女がいました。こんなところに訪ねてくるのは子爵の関係者だろうと、連絡を受けたハリーはブレンダを伴って一階に下りました。
「ハリーは私です。あなたは?」
「マリネッラと申します。アシュトン子爵様より、スペンスリー男爵様にお仕えする使用人団のリーダーを命じられました。明後日の朝、仲間たちと一緒にこちらに馬車でまいります。よろしくお願いします」
マリネッラは大きく頭を下げました。
「こちらこそよろしくお願いします。ところで、そちらの人数は全部でどれくらいになりますか?」
「使用人は私を含めて奴隷が五人です」
その言葉を聞いて、ハリーは首をかしげました。マリネッラが奴隷には見えなかったからです。そこにはクリフトンのプライドも関係していました。
単に人手があればいいと考えるのか、読み書き計算ができる奴隷を集めればいいと考えるのか、その奴隷をレイが気に入って使ってくれるのかというところまで考えるか。クリフトンは奴隷たちの年齢と見た目を考え、さらに奴隷にはもったいないような服を与え、恥ずかしくない使用人団を用意したのです。
「マリネッラさんも奴隷なんですか?」
「はい。現在はアシュトン子爵様の奴隷ですが、スペンスリー男爵様にお会いすれば解放されるという契約になっています」
「なるほど。そういう契約もあるんですね」
兄のアーサーと一緒に、ハリーはテニエル男爵のところへ奉公に出ていました。向こうの屋敷では奴隷が使われていましたが、多くは三年や五年など、購入金額分を働けば解放され、その後はそのまま屋敷で使用人として働くということがほとんどでした。
ハリーが話をしたことのある奴隷の中に、シャロンというハーフリングのメイドがいました。男爵の娘であるケイトの奴隷でしたが、あまり奴隷らしくなく、いつも主人であるケイトをからかっていました。仕事は真面目にしていたのを覚えています。そのシャロンは冒険者になったケイトに引きずられるようにして屋敷を出ていってしまいました。
彼はシャロンが気になっているわけではありませんが、あまりにも印象が強かったので、奴隷と聞いた瞬間にシャロンの顔が浮かんだのです。まあ、一度会ったら忘れないでしょうからね。
「他はそれぞれ、買い出しなどに出向いています」
「そうですか。我々のほうも明日のうちに準備を整えておきます。ところで、みなさん以外にも、護衛などは同行しますよね?」
「はい。冒険者パーティーに護衛を頼むことになっています。他には御者と荷運びで何人か。馬車三台の予定です」
「我々も同じく三台です。それだけいて、しかも護衛がいれば大丈夫でしょう」
明後日の打ち合わせを済ませると、マリネッラは戻っていきました。
「ブレンダ、彼女を見てどう思いましたか?」
「おそらくは、子爵様はレイ様に気に入ってもらえるような奴隷を急いで用意されたのかと」
「やはりそう思いますか」
ハリーとブレンダが聞いたところ、クリフトンが購入した奴隷は、読み書き計算ができ、見た目もそれなりの少女ばかり五人ということでした。マリネッラが一番上で一三歳、一番下は八歳だということでした。レイに幼女趣味はありませんが、レイ自身がまだ一六歳ということを考えると、どうしても全体的に若くするしかありません。
この国の貴族は男子優先の長子相続が基本になっています。跡取り息子を産むことが正室にとっては最も重要な仕事になります。「元気な赤ちゃんを産める=若くて健康」という考えが根底にあります。
はい、人権とか男女平等とか、そういうことを言わない。そういう仕様の国です。それが当たり前の世界です。つまり、貴族にとっては、妻は若いのが当然なんです。側室も愛人も若いのです。奴隷に手を出すとしても、自分よりも若い相手がほとんどです。シーヴが正室になることを渋りかけたのにはそういうことも関係しています。
「レイ様が手を出すかどうかですが、ブレンダはどうなると思いますか?」
「九人もお相手がいることを考えると……ゼロとは言えませんね」
「私としては、そのあたりの事情を考えたレイ様なら一人だけ手を出して受け取ったことにするのではないかと」
「それもありそうですね」
当人がいないのをいいことに、二人は好き勝手に話して盛り上がっていました。
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