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第8章:春、急カーブと思っていたらまさかのクランク
第14話:卑屈娘は強引に
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「おめでとう。意外に早かったな」
「シェリル、おめでとう」
「姉様、おめでとうございます」
「お嬢様、おめでとうございます」
ローランド、アイリーン、アーランド、レナードの四人は、レイの腕に絡みついているシェリルを見ながらそう口にしました。レイはシェリルを正式に恋人にし、年内に結婚式を行う予定だとローランドに説明します。
「来年には孫の顔が見られるか」
「お孫さんは何人もいますよね?」
「いるぞ。だが、孫は可愛い。何人いてもいい」
「お父様、頑張ってたくさん産みますね」
シェリルは胸を叩いて宣言します。娘を見ながら、ローランドは柔らかい表情を作りました。
「惚れた相手と子供を作れるというのが一番だ。なかなか貴族の当主と正室で恋愛結婚はないからな。私の場合はアイリーンに一目惚れをしてプロポーズしたわけだが」
「あなたの迫力には鬼気迫るものがありましたね」
「それはそうだ。他の男に奪われないようにな」
「まあ」
雑な言い方をすると、この世界の貴族、特に当主と正室が、恋愛結婚をすることはまれです。大半が政略結婚です。どうすれば貴族の中で力を持てるかを考えると派閥が重要になります。
この国には厳密な寄親や寄子の関係は存在しません。たとえば、レイの父であるモーガンには寄親はいません。強いて挙げるとすれば、アシュトン子爵が寄親でしょう。北部のまとめ役だからです。
モーガンが北部で力を持ちたいと思えば、アシュトン子爵の派閥に入ることになります。そのためには、たとえば子爵の親戚の誰かをアグネスの代わりに正室にするなど、寄親に配慮しなければならなりません。
要するに、どのようなことにでも対価は必要です。だから、正室は後継者を作るためだけに置き、本当に愛情を注ぎたい相手を側室にし、心の渇きを癒そうとするのです。
厄介な点として、この国には「複数の配偶者や愛人がいる場合、全員を平等に扱わなければならない」という決まりがあります。それならどうすべきかというと、正室には高価なアクセサリーや自由に使えるお金を与えておき、愛人には愛情を注いでも金品はあまり与えず、それで平等に扱っていると言い張ることもあります。何を平等だと考えるかは人それぞれですからね。文句を言われたときに言い返せるだけの事実があればいいのです。
「面倒ですね」
「その点ではレイは楽だろう。妻たちの間で合意があり、他の貴族に配慮する必要がないからな」
「正直なところ、助かりました」
貴族の娘を差し置いて平民の女性が正室になるというのは、普通の貴族では考えられません。しかし、柵がほとんどない領地なので、わりと自由にできるのです。
もちろん、シェリルかケイトがシーヴを押しのけて正室になろうとすれば、そこでまた一悶着が起きたでしょう。ただ、二人ともそのようなことは考えませんでした。レイを困らせたくはなかったからです。
もう一つの理由としては、スペンスリー男爵領はこれから自分たちが作っていく領地で、まだ何もない場所です。そんな町の正室と側室にどれほどの違いがあるかと考えると、実際にはほぼありません。気分だけの問題ですね。
「実家への連絡はどうする? 恋人たちの実家にも報告が必要だろう」
「あとで商人ギルドにでも頼もうかと思ったのですが。一人を除いて声をかけるつもりをしています」
「そのあたりは私から言ったほうが早いだろう。しかし、その一人とは?」
「シャロンです。ハーフリングですし、生まれは大陸の西のほうらしいので」
「それは難しいな」
たとえ国王でも魔王でも、ハーフリングの居所を突き止めるのは簡単なことではありません。今日はこの町、明日はあの町。「旅こそが人生」を地でいくのがハーフリングです。定住しているシャロンが特殊なだけです。
結婚式の予定を伝える手紙の書き方など、レイが知っているはずがありません。そのあたりはローランドとレナードに教わって文面を考え、書いた手紙はローランドに送ってもらうことになりました。
◆◆◆
その日、レイはローランドの屋敷に泊まることになりました。そして、シェリルも同じ部屋で寝ることになりました。
「レイさん、よろしくお願いします」
「俺のどこがそんなによかったのやら」
レイはそう思わざるをえません。シェリルに好かれるようなことをした記憶はありません。話を聞くと、彼女は明るい春色のドレスが好きで、レイがローランドに渡した中にピッタリの色がありました。物で釣られた形ですが、レイが冒険者らしくない清潔感のある礼儀正しい男性だというのも大きかったのです。
レイだけでなく、周りの女性たちがきちんとしていたことも大きいでしょう。たとえレイがどれだけ立派でも、恋人たちがどうにもならないほどの悪女なら、さすがにシェリルでもレイに近寄ろうとはしませんでした。
「みなさんほど美人じゃありませんが、捨てないでもらえますか?」
「捨てない捨てない。どうして急に卑屈になるんだ?」
レイは、恋人たちが美人であることを知っています。シェリルも彼女たちと並んで見劣りしないレベルだとわかっています。レイはそうシェリルに言っていますが、それでもこれなんですよね。
「今でも私一人があまりにも格落ち感がありまして」
「そんなに落ちてないと思うけど?」
「そんなにということはそれなりには落ちているということですよね?」
「面倒だな」
「私は面倒臭い女ですか?」
「そうは言ってないって」
ああ言えばこう言うの繰り返しです。
「胸も中途半端な大きさですけど……」
「胸で判断しないから大丈夫だ」
「でも、マルタさんの胸はじっと——ッ!」
レイはシェリルを抱き寄せて唇を塞ぐと、そのままベッドに倒れ込みました。シェリルは驚いて大きく目を見開きましたが、すぐに目を閉じました。
◆◆◆
翌日、レイはベッタリと彼の腕に絡みつくシェリルを連れてグリーンヴィルに戻りました。
「さっぱりした顔になりましたわ」
「そうですか?」
「ええ。女になって自信が出たのでしょう。いい傾向だとわたくしは思いますの」
ケイトがシェリルを褒めます。同じ貴族の娘として、彼女なりに気を遣っていたのです。
「格落ちしてるかなあ?」
サラはシェリルを見ながら首を傾げました。
「レイのアレはちゃんとおっきしたんだよね?」
「はい、しっかりと。そのことをお母様に聞いたところ、レイさんは男性としてはかなりご立派なモノをお持ちだと」
「それなら大丈夫。あとは【避妊】を封印したら絶対にできるよ」
これまでは子供ができないように気をつけていたレイですが、今後は積極的に作らないといけません。そうしないと、再来年くらいにはどこかの貴族から見合い写真ならぬ見合い肖像画が山のように届くでしょう。
「でもさあ、見た目はシーヴが一番として、シェリルもかなり上のほうだよね?」
サラがシェリルを見ながらレイに確認します。シェリルは貴族の令嬢として十分な気品と美しさを持っていると、サラでも思います。特に気品に関してはケイトよりも上でしょう。ケイトはレイの役に立つためなら気品をかなぐり捨てることもあるからです。
シェリルを美人だとサラは言いますが、そのサラも男性人気はかなりあります。
「お前だって世間的には美少女だぞ?」
「うん、まあ、前にもそう言われたからそうかなとは思うけど……」
「サラは綺麗だと思います。私に比べたら全然違います」
「ラケルこそ可愛いと思うけど?」
サラとラケルは二人とも可愛い系の顔立ちですが、表情が違います。サラはいつも周りを盛り上げようとして笑顔が多くなります。ラケルは元々が奴隷で、レイを守るために買われたようなものです。常在戦場とまではいきませんが、普段から真面目な顔をしていることがほとんどです。彼女が笑顔になるのはレイに褒められり撫でられたりしたとき、そしてベッドで可愛がられたときだけです。
「レイさんはどう思いますかぁ?」
「みんな美人だと思う。王都の女性と比べても」
「「「……」」」
レイのストレートな言い方に、女性陣はそろって顔を赤らめました。ただ一人、堂々としていたのはラケルだけです。ご主人さまは常に正しい。ご主人さまがそう言うのならそうなのだろうと。
レイが王都にいたのはそれほど長い期間ではありませんでしたが、見かけた女性の中に恋人たちより美人の女性は多くはありませんでした。もちろん、いるところにはいます。ただ、レイが出会わなかっただけです。
王都には美人が多いと、よく言われます。それがなぜかというと、人口が多いからです。身も蓋もない言い方をすれば、人が多ければ美人も多くなるものです。一〇〇人の中の一〇人と、一〇〇〇人の中の一〇〇人。比率は同じですが、人数が違います。この国最大の町である王都は、純粋に美人が多く集まっているのです。
このように、たまにレイはスケコマシ的な発言をします。それでも敵を作らないのは、一切差別をしないからですね。それは彼が一番嫌いなことですからね。
そんな彼が領主をすることになった領地には、どんどん人が集まってきます。ただ、場所が場所だけに集めにくいのも事実です。この領地が話題になって次々と人が集まるようになるのは、もう少し先のこと。今はまだ森の端に作られた小さな領地なのです。
「シェリル、おめでとう」
「姉様、おめでとうございます」
「お嬢様、おめでとうございます」
ローランド、アイリーン、アーランド、レナードの四人は、レイの腕に絡みついているシェリルを見ながらそう口にしました。レイはシェリルを正式に恋人にし、年内に結婚式を行う予定だとローランドに説明します。
「来年には孫の顔が見られるか」
「お孫さんは何人もいますよね?」
「いるぞ。だが、孫は可愛い。何人いてもいい」
「お父様、頑張ってたくさん産みますね」
シェリルは胸を叩いて宣言します。娘を見ながら、ローランドは柔らかい表情を作りました。
「惚れた相手と子供を作れるというのが一番だ。なかなか貴族の当主と正室で恋愛結婚はないからな。私の場合はアイリーンに一目惚れをしてプロポーズしたわけだが」
「あなたの迫力には鬼気迫るものがありましたね」
「それはそうだ。他の男に奪われないようにな」
「まあ」
雑な言い方をすると、この世界の貴族、特に当主と正室が、恋愛結婚をすることはまれです。大半が政略結婚です。どうすれば貴族の中で力を持てるかを考えると派閥が重要になります。
この国には厳密な寄親や寄子の関係は存在しません。たとえば、レイの父であるモーガンには寄親はいません。強いて挙げるとすれば、アシュトン子爵が寄親でしょう。北部のまとめ役だからです。
モーガンが北部で力を持ちたいと思えば、アシュトン子爵の派閥に入ることになります。そのためには、たとえば子爵の親戚の誰かをアグネスの代わりに正室にするなど、寄親に配慮しなければならなりません。
要するに、どのようなことにでも対価は必要です。だから、正室は後継者を作るためだけに置き、本当に愛情を注ぎたい相手を側室にし、心の渇きを癒そうとするのです。
厄介な点として、この国には「複数の配偶者や愛人がいる場合、全員を平等に扱わなければならない」という決まりがあります。それならどうすべきかというと、正室には高価なアクセサリーや自由に使えるお金を与えておき、愛人には愛情を注いでも金品はあまり与えず、それで平等に扱っていると言い張ることもあります。何を平等だと考えるかは人それぞれですからね。文句を言われたときに言い返せるだけの事実があればいいのです。
「面倒ですね」
「その点ではレイは楽だろう。妻たちの間で合意があり、他の貴族に配慮する必要がないからな」
「正直なところ、助かりました」
貴族の娘を差し置いて平民の女性が正室になるというのは、普通の貴族では考えられません。しかし、柵がほとんどない領地なので、わりと自由にできるのです。
もちろん、シェリルかケイトがシーヴを押しのけて正室になろうとすれば、そこでまた一悶着が起きたでしょう。ただ、二人ともそのようなことは考えませんでした。レイを困らせたくはなかったからです。
もう一つの理由としては、スペンスリー男爵領はこれから自分たちが作っていく領地で、まだ何もない場所です。そんな町の正室と側室にどれほどの違いがあるかと考えると、実際にはほぼありません。気分だけの問題ですね。
「実家への連絡はどうする? 恋人たちの実家にも報告が必要だろう」
「あとで商人ギルドにでも頼もうかと思ったのですが。一人を除いて声をかけるつもりをしています」
「そのあたりは私から言ったほうが早いだろう。しかし、その一人とは?」
「シャロンです。ハーフリングですし、生まれは大陸の西のほうらしいので」
「それは難しいな」
たとえ国王でも魔王でも、ハーフリングの居所を突き止めるのは簡単なことではありません。今日はこの町、明日はあの町。「旅こそが人生」を地でいくのがハーフリングです。定住しているシャロンが特殊なだけです。
結婚式の予定を伝える手紙の書き方など、レイが知っているはずがありません。そのあたりはローランドとレナードに教わって文面を考え、書いた手紙はローランドに送ってもらうことになりました。
◆◆◆
その日、レイはローランドの屋敷に泊まることになりました。そして、シェリルも同じ部屋で寝ることになりました。
「レイさん、よろしくお願いします」
「俺のどこがそんなによかったのやら」
レイはそう思わざるをえません。シェリルに好かれるようなことをした記憶はありません。話を聞くと、彼女は明るい春色のドレスが好きで、レイがローランドに渡した中にピッタリの色がありました。物で釣られた形ですが、レイが冒険者らしくない清潔感のある礼儀正しい男性だというのも大きかったのです。
レイだけでなく、周りの女性たちがきちんとしていたことも大きいでしょう。たとえレイがどれだけ立派でも、恋人たちがどうにもならないほどの悪女なら、さすがにシェリルでもレイに近寄ろうとはしませんでした。
「みなさんほど美人じゃありませんが、捨てないでもらえますか?」
「捨てない捨てない。どうして急に卑屈になるんだ?」
レイは、恋人たちが美人であることを知っています。シェリルも彼女たちと並んで見劣りしないレベルだとわかっています。レイはそうシェリルに言っていますが、それでもこれなんですよね。
「今でも私一人があまりにも格落ち感がありまして」
「そんなに落ちてないと思うけど?」
「そんなにということはそれなりには落ちているということですよね?」
「面倒だな」
「私は面倒臭い女ですか?」
「そうは言ってないって」
ああ言えばこう言うの繰り返しです。
「胸も中途半端な大きさですけど……」
「胸で判断しないから大丈夫だ」
「でも、マルタさんの胸はじっと——ッ!」
レイはシェリルを抱き寄せて唇を塞ぐと、そのままベッドに倒れ込みました。シェリルは驚いて大きく目を見開きましたが、すぐに目を閉じました。
◆◆◆
翌日、レイはベッタリと彼の腕に絡みつくシェリルを連れてグリーンヴィルに戻りました。
「さっぱりした顔になりましたわ」
「そうですか?」
「ええ。女になって自信が出たのでしょう。いい傾向だとわたくしは思いますの」
ケイトがシェリルを褒めます。同じ貴族の娘として、彼女なりに気を遣っていたのです。
「格落ちしてるかなあ?」
サラはシェリルを見ながら首を傾げました。
「レイのアレはちゃんとおっきしたんだよね?」
「はい、しっかりと。そのことをお母様に聞いたところ、レイさんは男性としてはかなりご立派なモノをお持ちだと」
「それなら大丈夫。あとは【避妊】を封印したら絶対にできるよ」
これまでは子供ができないように気をつけていたレイですが、今後は積極的に作らないといけません。そうしないと、再来年くらいにはどこかの貴族から見合い写真ならぬ見合い肖像画が山のように届くでしょう。
「でもさあ、見た目はシーヴが一番として、シェリルもかなり上のほうだよね?」
サラがシェリルを見ながらレイに確認します。シェリルは貴族の令嬢として十分な気品と美しさを持っていると、サラでも思います。特に気品に関してはケイトよりも上でしょう。ケイトはレイの役に立つためなら気品をかなぐり捨てることもあるからです。
シェリルを美人だとサラは言いますが、そのサラも男性人気はかなりあります。
「お前だって世間的には美少女だぞ?」
「うん、まあ、前にもそう言われたからそうかなとは思うけど……」
「サラは綺麗だと思います。私に比べたら全然違います」
「ラケルこそ可愛いと思うけど?」
サラとラケルは二人とも可愛い系の顔立ちですが、表情が違います。サラはいつも周りを盛り上げようとして笑顔が多くなります。ラケルは元々が奴隷で、レイを守るために買われたようなものです。常在戦場とまではいきませんが、普段から真面目な顔をしていることがほとんどです。彼女が笑顔になるのはレイに褒められり撫でられたりしたとき、そしてベッドで可愛がられたときだけです。
「レイさんはどう思いますかぁ?」
「みんな美人だと思う。王都の女性と比べても」
「「「……」」」
レイのストレートな言い方に、女性陣はそろって顔を赤らめました。ただ一人、堂々としていたのはラケルだけです。ご主人さまは常に正しい。ご主人さまがそう言うのならそうなのだろうと。
レイが王都にいたのはそれほど長い期間ではありませんでしたが、見かけた女性の中に恋人たちより美人の女性は多くはありませんでした。もちろん、いるところにはいます。ただ、レイが出会わなかっただけです。
王都には美人が多いと、よく言われます。それがなぜかというと、人口が多いからです。身も蓋もない言い方をすれば、人が多ければ美人も多くなるものです。一〇〇人の中の一〇人と、一〇〇〇人の中の一〇〇人。比率は同じですが、人数が違います。この国最大の町である王都は、純粋に美人が多く集まっているのです。
このように、たまにレイはスケコマシ的な発言をします。それでも敵を作らないのは、一切差別をしないからですね。それは彼が一番嫌いなことですからね。
そんな彼が領主をすることになった領地には、どんどん人が集まってきます。ただ、場所が場所だけに集めにくいのも事実です。この領地が話題になって次々と人が集まるようになるのは、もう少し先のこと。今はまだ森の端に作られた小さな領地なのです。
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