異世界は流されるままに

椎井瑛弥

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第7章:新春、急展開

第13話:エルフの町での違和感

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「あれがジンマか」
「お~っ、いかにもエルフって感じの城壁だね」

 レイたちが森を抜けると、その先には少し開けた場所があり、さらにその向こうに城壁らしい物体がありました。城壁から外側へ一〇〇メートルほどは何もなく、見通しがきくようになっています。
 城壁は石で作られているわけではなく、木と太い蔦などが組み合わさったものです。一見すると城壁に無数の蔦が絡みついているようにも見えますが、石やコンクリートなどは使われていません。その代わりに太い棘が壁面から生えていて、よじ登るのは不可能に思えます。大型の魔物が突進しても槍のような棘が刺さって死んでしまうでしょう。

「門のところに衛兵がいますね。私が先頭に立ちます」

 ここでシャロンが前に出ました。

「動くな! その場でここに来た目的を伝えよ!」

 誰何すいかの声とともに、一人が槍を構え、一人は弓に矢をつがえました。

「半年に一度の取り引きです。クラストンの冒険者ギルドから荷物を預かっています」

 シャロンの言葉が届くと、女性五人がレイたちの前に並びました。代表の一人が険しい顔をして一歩前に出ます。

「聞いているとは思うが、町に入れるのは二人だけだ。その二人は前に出るように」

 この話は事前に聞いていましたので、レイはシャロンと二人で一歩前に出ます。

「二人はステータスカードをそこの木の幹に当てなさい」

 レイは言われたとおり、木の幹の平らになった部分に当てました。すると木が青く光りました。木自体が魔道具になっていて、これがステータスカードの情報を読み取るようになっているとわかりました。

「悪意はないと判断した。ただし、町の中で勝手なことをされては困るので常に同行者を付ける。それが嫌なら立ち去るように」
「いや、問題ない。残り二人はここで待たせてもらってもいいのか?」
「結界石のある杭が立っている範囲なら大丈夫。そこまでは魔物は来ないので安心していい。ただし、壁に近触れると罠が作動するので、十分気をつけたほうがいい」

 おやっとレイは思いました。衛兵たちは城壁の外のメンバーたちが安全だということを保証してくれました。てっきり「勝手に来たのだからこちらの知ったことではない」などと言われるのではないかと思っていたのです。
 さらによく見ると、五人のエルフが自分たちを見下しているというよりも緊張しているのではないかと思えました。まるで虚勢を張っているかのように。

「わかった。では案内を頼む」

 レイとシャロンが門をくぐると、横から五人の女性が現れました。前に二人、後ろに三人。レイたちは前後を挟まれるようにして町の中央へと進んでいきます。

「まずはいつものように族長のところに向かってもらう」

 レイは目だけを動かしながら、初めて見るエルフの町を観察していました。建物は木造がほとんどで、壁には漆喰が使われているようです。屋根には瓦のようなものが乗っています。純粋な和風建築ではありませんが、どこか見たことのあるような建物が多いように思えました。
 エルフは森から出ません。そうなると建築資材も限られます。岩山があるわけではありませんので石材があまり採れないのです。
 木はあっても、木だけでは難しいでしょう。漆喰などはクラストンと取り引きをして入手しているのだろうとレイは推測しました。実際に、今回の荷物にも漆喰が入っています。

 しばらくすると集会所のような建物に到着しました。引き戸の玄関から入ると中は土間になっていました。そのまま土間を通って進むと一つの部屋がありました。中は宴会ができそうな広間です。ただし、床はコンクリートです。

「これから族長に会ってもらう。失礼のないようにな」

 女性たちはそう言うと扉から出ていきました。扉が完全に閉まったのを確認してからレイとシャロンは顔を見合わせました。

「なるほど。これは怒る人が多そうだ。二度とやりたがらないのも分かるな」

 冒険者は男性が圧倒的に多く、男尊女卑的な部分が少なからず存在します。女性から命令された上に人間だからと下に見られれば、和気藹々わきあいあいと話をしたくなくなるのは当然だと感じたのです。

「そうですね。旦那様は大丈夫なのですか?」
「俺は前世でもいろいろとあったからなあ。シャロンはどう思った?」

 シャロンがエルフたちをどう見たかがレイは気になりました。これまでにエルフと会ったことがあるのはシャロンだけだからです。

「気分はよくありませんね。腹を立てるほどでもありませんが」
「実は城門のところで思ったんだけど、衛兵の女性たちも案内役の女性たちも、俺たちを見下すというよりも緊張してるように見えなかったか?」
「そう言われてみれば……そんな感じもあったでしょうか。たまに顔がこわばっていましたし」

 小声で話をしていると扉が開きました。先ほどの五人の後ろからエルフの男性が現れます。彼は頭にターバンのような布を巻いていました。さらに、男女合わせて一〇人ほどが入ってきました。レイの目には、ターバンを巻いた男性が三〇代、残りは全員一〇代から二〇代に見えました。
 一同がそろったと思ったレイは頭を下げ、自分から挨拶をすることにしました。

「代表して挨拶します。冒険者のレイです。クラストンの冒険者ギルドから荷物を預かってやって来ました。こちらはパーティーメンバーのシャロン。見ての通り、彼女はハーフリングです」
「ここの族長をしているレオンスだ。ハーフリングはともかく、人間からするとすいぶんと居心地が悪いだろう」

 レオンスが苦笑しながらレイとシャロンを見ました。

「いえ、私個人が何かをして恨まれているわけではありませんので、あまり気にはなりません」
「ふむ、面白い考え方だな」

 そう言うとレオンスは顎を一撫でしました。

「私は人間は大切な取り引き相手だと思っている。だが、我々エルフは種族そのものの性格のせいで、どうしてもエルフ以外を見下す傾向にあるようなのだ。私が言ってもそれが変わることはない。それに私自身にも多少はその傾向がある。ふとしたはずみにポロッと口にするかもしれんが、そこは勘弁してほしい」

 その言葉を聞いてレイは違和感を感じました。レオンスの言葉を聞く限り、思った以上に好意的だと思えたからです。レイたちを見下している感じはまったく受けませんでした。

「ひょっとしてレオンス殿は人間の町で暮らしたことがおありでは?」
「うむ。何度か出たことがある。当時は年上の連中から若気の至りだのエルフの矜持きょうじはどうしただの、ずいぶんと小言を言われたものだ。しかし、あれはあれでいい経験になった。この町の住民の多くはここから出ない。一度出てみれば自分たちに足りないものも見えると思うのだが」

 レオンス以外のエルフが微妙に困ったような顔をしています。

「偏見というものは一朝一夕ではなくならないものですからね。ましてや寿命の長いエルフであれば、一〇〇〇年単位で時間が必要というところでしょうか」
「そういうことだ。聞いたところがあるだろうが、私が生まれるより前、ある集落が襲撃され、人間に捕まった同胞の女たちが見世物にされたことがあった。それを聞いて人間を怖がりつつも憎しむようになった、というのが根本にある。その人間たちはとっくの昔に死んでいるだろうし、今ではそのようなことはないと思いたい。しかし、我々にとってはほんの少し前のこと。実際に親や祖父母がそのような目に遭ったという者がいるのだ。ここだけではなく他にもな」

 人が集まれば町が作られ、そして国が興ります。その途中に異種族と出会うこともあります。うまく取り引きができればいいのですが、一方的に襲いかかって捕まえるようなことがあれば、恐れられると同時に恨みを買うのは当然です。それはこの国だけの話ではなく、各地でそのようなことが何度もありました。
 ジンマは昔からこの場所にありました。大きな森の中にあるので逃げ込みやすく、他の集落から逃げてきた同胞たちを取り込み、いつしかこの国で最大のエルフの町になりました。
 人間が人口の多くを占める国では、エルフだけでなくフェアリーやハーフリングもそのような目に遭ったことがあります。これらの種族も一時期は人間を憎んだでしょう。しかし、人間だけでなくどの種族にも悪い者が一定数いて、人間全体が悪いわけではないとわかってからは、人間の町に姿を表すようになりました。

「レオンス殿が人間の町を気に入ったのはどのあたりですか?」
「あえて挙げるなら活気だな。我々は寿命が長いこともあって、今日すべきことを明日へ明後日へと延ばしがちだ。それで困ることは畑の種蒔きくらいしかないからな。結果としてなんとなく暮らしている。そうしたいわけではないがそうなってしまう。ところが、人間や獣人は寿命が短い。男であれ女であれ、その短い寿命が尽きるまでに何かを成し遂げようと努力する姿勢があった。たまに無茶をしすぎる者もいたがな。残念ながら我々にはそれがない。ないからといって困ることもないのが現実というところだ」

 スモールトークというには重い話が一段落すると、レイは空気を変えるために要件を終えることにしました。

「こちらが約束の商品になります」

 レイはマジックバッグごと、レオンスの従者に渡しました。従者は中身を確認しながら自分たちのマジックバッグに移し替えます。それが終わると、彼はレオンスに何かを耳打ちしました。

「間違いなく荷物は受け取った。これがこちらから渡す商品ブツだ」

 レイはマジックバッグを返してもらうと、エルフ側がテーブルに置いた魔道具を確認します。マーシャから渡されたとおりの魔道具が並んでいました。

「たしかに。ではこれが代金です」

 支払いを済ませると、レイは魔道具をマジックバッグに収納しました。

「これで話は終わりだが……レイ殿はこれまでに来た人間とは少し毛色が違うようだな。それなら何か面白い話はないか? 族長という立場上、気軽に外に出ることもできなくて、どうしても退屈してしまってな。何か面白い話の一つや二つくらい持っていないか?」
「面白い話ですか……」

 レイはこの一年を振り返りました。盗賊退治の話はそれほど面白くないだろう。ここ最近はパンダ狩りと並行して、領主のローランドに渡す布を染めている。そういえば、ディオナの話は面白いかもしれない。もしかしたら、あの森の側にあった集落のことを一人くらいは覚えているかもしれない。そう考えたところで、シャロンがレイの袖を引きました。

「旦那様、お店の商品を出してみてはいかがですか? 珍しいものが多いと思いますが」
「薬くらいしかないぞ?」
「あの染物はいかがですか? 他では買えない商品だと思いますが」
「ああ、あれか」

 店をしているとはいえ、普段は開けていません。あくまで工房として使っているだけです。体力回復薬は薬剤師ギルドに卸し、冒険者ギルドには魔物の素材を売却します。そして領主であるローランドに頼まれ、絹の上等な布を染めて渡しています。
 そのついでに、綿や亜麻、麻、羊毛などの布、それから魔物の革を染めていますが、いまだに売ったことはありません。そもそも店を開けていないので売りようがないのです。

「レイ殿は店をしているのか?」
「ええ。ほとんど工房として使っていますので、普段は客を入れることはありません。こういうものを作っています」

 そう言いながらレイが取り出したのは、男女兼用のチュニックやシャツ、そしてダボダボのバギーパンツ。すべてどぎつい染料で染められています。

「そっ、その色はなんだ⁉」
「染めているのか⁉」

 テーブルの上に出された衣類をエルフたちが我先にと争うように手にします。顔を近づけ、一体どのようにできているのかを確認しようとしています。
 エルフたちの着ている服は、どれもこれも淡い色です。物によってはほぼ生成りです。植物を使って染めているのだろうとレイは考えました。デザインに違いはあるものの、素材や染料は人間の町で見かけるものと大きく変わることはないでしょう。肘や膝などに動物や魔物の革を使って補強をしている程度だ。
 この世界にはビビッドカラーやネオンカラーなどと呼ばれる色はありません。自然界で手に入る色鮮やかなものをアクセントとして使う程度です。
 たとえば、この大陸の南方には派手な色の羽を持つ鳥が多く存在し、その羽根は飾りとして重宝されています。それくらいこの世界には濃い色がありません。

「こちらには衣服だけでなくリボンやベルトなどのアクセサリーも用意しています。リボンはこのように髪をまとめるのにもいいですよ。革のブーツも各色あります」

 シャロンは普段は下ろしている長い髪をツーサイドアップにしてリボンで縛りました。しかもわざわざ左右で色を変えて。そしてシックな色のメイド服に合わせるのはおかしいですが、朱色に染めたストールを肩にかけました。
 エルフたちは男女に関係なく、テーブルに出された服やアクセサリーを手にしています。まるでバーゲン会場だなと、レイはその光景を眺めていました。
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