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第7章:新春、急展開
第29話:エルフたちの妊娠
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「もうジンマも三回目か」
「さすがに慣れたでしょ~」
「慣れたね」
レイはまたジンマに向かっています。冒険者ギルドの依頼とは関係なく、彼個人の取り引きのためです。
染め物はジンマで預かった生地だけでは量が少ないので、クラストンの街中で買い集めたものも染めています。場合によっては、既製のシャツやチュニック、ズボン、スカート、さらにはスカーフやなどの小物類も一緒に染めています。最初から染められていたものもありますが、どぎつい染料には敵わないようで、どれもこれもきちんとカラフルに染まりました。
さらには薬もあります。体力がないエルフがしっかりと子作りできるように、体力回復薬と媚薬をセットで作っています。これらはレイ特製なので、どちらも持続性があります。
「もう見慣れた壁だな。あれは……レノファさんか」
門のところには、門衛をしているレノファがいるのが見えました。きっちりしているように見えて、わりと雑なところにレイは好感を持っています。
「大爺様もいるね~。なんで~?」
「エリを待っていたんじゃないですか?」
「エリでなく、ご主人様かもしれませんです」
一行が近づくと、レオンスが駆け寄って、レイの腕を掴みました。
「レイ殿! 褒めてつかわす!」
「大爺様、違います~」
レオンスの言葉の間違いをエリが訂正しました。
「むっ、間違えたか? ええっと、少し待ってくれ。うむ、ありがとう、でいいんだな?」
「何があったんですか?」
いきなりレイに向かってレオンスが頭を下げたので、レイたちは一体何があったのかと驚きました。
「実はな、妻たちが妊娠した」
「それはおめでとうございます!」
レオンスには妻が八人います。その全員が体に違和感を感じたということでした。最初は体調不良だと思いましたが、回復魔法でも治らないのでステータスカードを見たら妊娠だったと。あまりにも久しぶりの妊娠なので、ステータスカードで確認することすら忘れていたのです。
歩きながら情報交換をし、レイたちはいつもの集会所に案内されました。そこで会議室に入り、いつものように商品のやり取りをします。
「妻たちだけでなく、多くの女が妊娠した。来年には新しい命が何人も誕生する。レイ殿のおかげだ」
「いえいえ。お役に立てて嬉しいですよ。妊娠中は食事をとりにくいこともあるでしょうから、体力回復薬を必要に応じて使ってください」
現在、百人単位で妊娠した女性がいるとレオンスは言いました。このままいくと、減ってきた人口が増加に転じるのも遠い話ではありません。
この世界の人間が安全に妊娠と出産ができるのは、一〇歳ごろから四〇歳ごろまでの三〇年間前後です。寿命の三分の一ほどになります。ところが、エルフは若い期間が長いので、その期間が八〇〇年ほどあります。レオンスは六〇〇歳を超えていますが、レイからすると、見た目は四〇歳前後で、まだまだ働き盛りです。
そうはいっても、男女ともに人間と比べて体力のないエルフなので、夜の回数も多くありません。それに加え、ハープーンという名の、男性を強制的に元気にさせて強引に射精させる、伝統的な薬が使われていました。これを使うと、次の日は使いものにならないとレオンスは以前に説明しました。
レイはそのハープーンを使うのをやめるように提案しました。その代わりに、自前の体力回復薬と媚薬のセットを提供することにしたのです。
「それにしても、百人単位ですか」
今さらながら、レイはこの町について、ほとんど知らないことに気づきました。
「レオンス殿、今まで聞いたことがありませんでしたが、この町にはどれくらい住民がいるんですか?」
「昔はよりは減ったが、それでも二万はいるだろうな。ちなみに寿命は長いが、不老でも不死でもないので、毎年それなりの人数が亡くなるのは変わらないはずだ」
このジンマはデューラント王国にあるエルフの町では一番規模が大きいものです。他はせいぜい数十人から数百人程度でしかありません。
「あまり奥まで行ったことはないですが、そう考えると広いんですね」
「広さはどうとでもなる。壁を動かせばいいだけだからな」
人間の町なら、外に新しい城壁を作り、それが完成したら古い城壁を壊すのが基本です。ところが、エルフの場合は、種を蒔いて魔力を込めることで成長した木や蔦が城壁になります。そして、不要になった部分だけ枯らしてしまえばいいのです。
「だが、男が少ないのがな」
「どれくらいですか?」
「一割もいない」
レオンスは眉間にシワを寄せます。
「男が生まれにくく、女のほうが寿命が長い。しかも、ここ一〇年二〇年は女ですら生まれにくくなっていてな。それがいきなりあちこちで妊娠の報告だ。長としてこれほど嬉しいことはない」
人間からすると一〇倍以上の寿命があるエルフですが、不老でも不死でもありません。子供が少なくなっていたので、人口は「つぼ型」になっていました。つまり、少子高齢化です。
「そういえば、ガストンが泣いて感謝をしていたぞ。楽になったと。もちろん彼にも子供ができた」
「あまり無理をさせないであげてくださいよ」
ガストンは最年少の成人男性で、二〇人以上の妻を持たされて子作りをしていました。そのうちの一五人が妊娠したとレイは聞きました。
「それに、あまり男性が少ないと血が濃くなりますね。注意が必要じゃないですか?」
「ふむ、寿命の短い人間ならそうかもしれないが、我々は一〇〇〇歳を超えるからな。たまに惚れた相手が自分の玄孫ということもある」
「大丈夫だということですね?」
「頻繁にあることではないからな。そもそもの話として、我々は肉体を持つという点では人間と同じだが、元々は精霊に近かった。人間や獣人のように、血が濃くなりすぎて問題になるというようなことはない」
現在のエルフに精霊界という場所には近づくことはできません。彼らの先祖は精霊界にいた精霊で、その精霊が地上に現れるようになって妖精となり、それが地上に定着してエルフという種族になっています。根本からして人間とは違っているんです。
「それで、次にクラストンに連れて行ってもらう人数だが……」
「少しくらい多くても大丈夫ですよ。準備はしていますので」
「それなら三〇〇〇くらい——」
「三〇〇にしてください!」
いきなり想像していたよりも一桁多い人数を言われて、レイは思わず声を大きくしてしまいました。
「二万人いるとして、女性が九割で、そのうちの三〇〇〇人って、六分の一じゃないですか」
「うむ。それくらいだな。つまり半年すれば一通りの女が外に出ることになる」
「いやいや、それでいいんですか?」
ドロシーとフィルシーを入れた五二人のうち、ジンマに帰りたいと口にしたのは一人もいません。つまり、ホームステイをさせればさせるほど、ジンマの人口が減っていくことになります。しかも、若いほうから。
「今回の五〇人が誰一人戻りたいと言わないことを考えると、慣れてしまえば人間の町のほうが過ごしやすいことが分かったのだろう」
「楽しそうにしていたのは間違いないですね」
「私個人としては、全員が森から出たらいいと思っている。我々は森から出なさすぎた。いつしか森は我々を守る家ではなく、我々を閉じ込める牢獄となってしまった」
真面目な表情でレオンスは言います。
「森を帰る場所と考えればいい、そう私は思う。時代は変わった。森は隠れる場所ではないはずだ。ということで、三〇〇〇人を連れて行ってくれないか?」
「さすがにクラストンが溢れますよ。町の拡張が終われば少しはマシになると思いますが」
「そうか。それなら三〇〇で頼む」
「三〇〇でも大事ですからね」
三〇〇人と聞いて、レイはあることを思い出した。
「タタミマットはあるんですか? ないとコンクリートの床にマットレスを敷くことになりますよ。板くらいは敷きますけど」
前回、タタミマットの予備枚数から、五〇人が限度となりました。マットそのものはもう少しありましたが、町で消費される分もあります。予備を全部持っていくわけにはいかなかったのです。
「それなら問題ない。クラストンに行きたいと思っている者たちが頑張って作ったからな」
「頑張れば作れると思いますけど、あんまり無理はさせないでくださいね」
「それほど難しくはないから大丈夫だろう」
「たしかに、俺でも作れましたけどね」
麦わらなどを圧縮して畳床を作り、その表面に畳表を巻きます。琉球畳に近いものですが、サイズも素材も違っています。
ジンマで作られているのは、一辺が一メートル、厚さが五センチの正方形で、素材には森で採れる植物や、畑の麦の麦わらが使われています。麦でなくてもいいらしく、レイも作り方を教わって自分で作ってみました。しっかりと乾燥させた麦わらなど三〇センチも四〇センチも積み上げ、それを五センチまで圧縮するのは大変でしたが、それさえできれば作るのは問題なさそうでした。
商品化すれなどうなるかとレイは考えましたが、家の中で靴を脱ぐ習慣のないデューラント王国では難しいかもしれないと思い直したのです。
「さすがに慣れたでしょ~」
「慣れたね」
レイはまたジンマに向かっています。冒険者ギルドの依頼とは関係なく、彼個人の取り引きのためです。
染め物はジンマで預かった生地だけでは量が少ないので、クラストンの街中で買い集めたものも染めています。場合によっては、既製のシャツやチュニック、ズボン、スカート、さらにはスカーフやなどの小物類も一緒に染めています。最初から染められていたものもありますが、どぎつい染料には敵わないようで、どれもこれもきちんとカラフルに染まりました。
さらには薬もあります。体力がないエルフがしっかりと子作りできるように、体力回復薬と媚薬をセットで作っています。これらはレイ特製なので、どちらも持続性があります。
「もう見慣れた壁だな。あれは……レノファさんか」
門のところには、門衛をしているレノファがいるのが見えました。きっちりしているように見えて、わりと雑なところにレイは好感を持っています。
「大爺様もいるね~。なんで~?」
「エリを待っていたんじゃないですか?」
「エリでなく、ご主人様かもしれませんです」
一行が近づくと、レオンスが駆け寄って、レイの腕を掴みました。
「レイ殿! 褒めてつかわす!」
「大爺様、違います~」
レオンスの言葉の間違いをエリが訂正しました。
「むっ、間違えたか? ええっと、少し待ってくれ。うむ、ありがとう、でいいんだな?」
「何があったんですか?」
いきなりレイに向かってレオンスが頭を下げたので、レイたちは一体何があったのかと驚きました。
「実はな、妻たちが妊娠した」
「それはおめでとうございます!」
レオンスには妻が八人います。その全員が体に違和感を感じたということでした。最初は体調不良だと思いましたが、回復魔法でも治らないのでステータスカードを見たら妊娠だったと。あまりにも久しぶりの妊娠なので、ステータスカードで確認することすら忘れていたのです。
歩きながら情報交換をし、レイたちはいつもの集会所に案内されました。そこで会議室に入り、いつものように商品のやり取りをします。
「妻たちだけでなく、多くの女が妊娠した。来年には新しい命が何人も誕生する。レイ殿のおかげだ」
「いえいえ。お役に立てて嬉しいですよ。妊娠中は食事をとりにくいこともあるでしょうから、体力回復薬を必要に応じて使ってください」
現在、百人単位で妊娠した女性がいるとレオンスは言いました。このままいくと、減ってきた人口が増加に転じるのも遠い話ではありません。
この世界の人間が安全に妊娠と出産ができるのは、一〇歳ごろから四〇歳ごろまでの三〇年間前後です。寿命の三分の一ほどになります。ところが、エルフは若い期間が長いので、その期間が八〇〇年ほどあります。レオンスは六〇〇歳を超えていますが、レイからすると、見た目は四〇歳前後で、まだまだ働き盛りです。
そうはいっても、男女ともに人間と比べて体力のないエルフなので、夜の回数も多くありません。それに加え、ハープーンという名の、男性を強制的に元気にさせて強引に射精させる、伝統的な薬が使われていました。これを使うと、次の日は使いものにならないとレオンスは以前に説明しました。
レイはそのハープーンを使うのをやめるように提案しました。その代わりに、自前の体力回復薬と媚薬のセットを提供することにしたのです。
「それにしても、百人単位ですか」
今さらながら、レイはこの町について、ほとんど知らないことに気づきました。
「レオンス殿、今まで聞いたことがありませんでしたが、この町にはどれくらい住民がいるんですか?」
「昔はよりは減ったが、それでも二万はいるだろうな。ちなみに寿命は長いが、不老でも不死でもないので、毎年それなりの人数が亡くなるのは変わらないはずだ」
このジンマはデューラント王国にあるエルフの町では一番規模が大きいものです。他はせいぜい数十人から数百人程度でしかありません。
「あまり奥まで行ったことはないですが、そう考えると広いんですね」
「広さはどうとでもなる。壁を動かせばいいだけだからな」
人間の町なら、外に新しい城壁を作り、それが完成したら古い城壁を壊すのが基本です。ところが、エルフの場合は、種を蒔いて魔力を込めることで成長した木や蔦が城壁になります。そして、不要になった部分だけ枯らしてしまえばいいのです。
「だが、男が少ないのがな」
「どれくらいですか?」
「一割もいない」
レオンスは眉間にシワを寄せます。
「男が生まれにくく、女のほうが寿命が長い。しかも、ここ一〇年二〇年は女ですら生まれにくくなっていてな。それがいきなりあちこちで妊娠の報告だ。長としてこれほど嬉しいことはない」
人間からすると一〇倍以上の寿命があるエルフですが、不老でも不死でもありません。子供が少なくなっていたので、人口は「つぼ型」になっていました。つまり、少子高齢化です。
「そういえば、ガストンが泣いて感謝をしていたぞ。楽になったと。もちろん彼にも子供ができた」
「あまり無理をさせないであげてくださいよ」
ガストンは最年少の成人男性で、二〇人以上の妻を持たされて子作りをしていました。そのうちの一五人が妊娠したとレイは聞きました。
「それに、あまり男性が少ないと血が濃くなりますね。注意が必要じゃないですか?」
「ふむ、寿命の短い人間ならそうかもしれないが、我々は一〇〇〇歳を超えるからな。たまに惚れた相手が自分の玄孫ということもある」
「大丈夫だということですね?」
「頻繁にあることではないからな。そもそもの話として、我々は肉体を持つという点では人間と同じだが、元々は精霊に近かった。人間や獣人のように、血が濃くなりすぎて問題になるというようなことはない」
現在のエルフに精霊界という場所には近づくことはできません。彼らの先祖は精霊界にいた精霊で、その精霊が地上に現れるようになって妖精となり、それが地上に定着してエルフという種族になっています。根本からして人間とは違っているんです。
「それで、次にクラストンに連れて行ってもらう人数だが……」
「少しくらい多くても大丈夫ですよ。準備はしていますので」
「それなら三〇〇〇くらい——」
「三〇〇にしてください!」
いきなり想像していたよりも一桁多い人数を言われて、レイは思わず声を大きくしてしまいました。
「二万人いるとして、女性が九割で、そのうちの三〇〇〇人って、六分の一じゃないですか」
「うむ。それくらいだな。つまり半年すれば一通りの女が外に出ることになる」
「いやいや、それでいいんですか?」
ドロシーとフィルシーを入れた五二人のうち、ジンマに帰りたいと口にしたのは一人もいません。つまり、ホームステイをさせればさせるほど、ジンマの人口が減っていくことになります。しかも、若いほうから。
「今回の五〇人が誰一人戻りたいと言わないことを考えると、慣れてしまえば人間の町のほうが過ごしやすいことが分かったのだろう」
「楽しそうにしていたのは間違いないですね」
「私個人としては、全員が森から出たらいいと思っている。我々は森から出なさすぎた。いつしか森は我々を守る家ではなく、我々を閉じ込める牢獄となってしまった」
真面目な表情でレオンスは言います。
「森を帰る場所と考えればいい、そう私は思う。時代は変わった。森は隠れる場所ではないはずだ。ということで、三〇〇〇人を連れて行ってくれないか?」
「さすがにクラストンが溢れますよ。町の拡張が終われば少しはマシになると思いますが」
「そうか。それなら三〇〇で頼む」
「三〇〇でも大事ですからね」
三〇〇人と聞いて、レイはあることを思い出した。
「タタミマットはあるんですか? ないとコンクリートの床にマットレスを敷くことになりますよ。板くらいは敷きますけど」
前回、タタミマットの予備枚数から、五〇人が限度となりました。マットそのものはもう少しありましたが、町で消費される分もあります。予備を全部持っていくわけにはいかなかったのです。
「それなら問題ない。クラストンに行きたいと思っている者たちが頑張って作ったからな」
「頑張れば作れると思いますけど、あんまり無理はさせないでくださいね」
「それほど難しくはないから大丈夫だろう」
「たしかに、俺でも作れましたけどね」
麦わらなどを圧縮して畳床を作り、その表面に畳表を巻きます。琉球畳に近いものですが、サイズも素材も違っています。
ジンマで作られているのは、一辺が一メートル、厚さが五センチの正方形で、素材には森で採れる植物や、畑の麦の麦わらが使われています。麦でなくてもいいらしく、レイも作り方を教わって自分で作ってみました。しっかりと乾燥させた麦わらなど三〇センチも四〇センチも積み上げ、それを五センチまで圧縮するのは大変でしたが、それさえできれば作るのは問題なさそうでした。
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