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第7章:新春、急展開
第4話:実戦訓練(夜の)
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「仕方なくってわけじゃないぞ」
「わかってますよぉ」
レイはマルタと一緒にベッドの端に座っています。
「でも俺はずっとこの町にいるわけじゃないからな。この家は売ってもいいんだし」
レイは通常よりかなり安い価格でこの家を買いました。だから売ったローランド本人が言ったように、必要なくなれば通常価格で売ればいいんです。売るも貸すもレイの自由です。
「それならレイさんに付いていきますよぉ。私もこの町にずっといなければいけない理由はないんですぅ」
マルタは実家である白鷺亭で看板娘をしていましたが、その立場を妹のビビに譲り、ここしばらくはレイにベッタリとくっついています。
実家はあくまで実家です。白鷺亭は兄のハンプスが継ぎます。ハンプスは春になれば結婚することになっています。おそらくハンプスの妻は店の手伝いをするでしょう。ところが、そんなに給仕ばかり必要ありません。だからマルタは家を出ることにしたのです。そして、荷物を持ってレイの家にやってきました。
マルタの両親は反対していません。むしろ静かにマルタを押し付けようとしていました。シーヴをはじめ、レイの恋人たちも全員マルタを歓迎しました。彼女が滅多にいないようないい子だとわかっているからです。
要するに、外堀を埋められ、内堀もいつの間にか埋まっていて、気がつけば本丸が丸裸になって包囲されていました。援軍の期待がないまま籠城をしても干上がるだけです。だからレイは白旗を掲げることにしました。
「そんなに俺が気に入ったのか?」
「はいぃ。私にピッタリなんですよぉ。理想の旦那様なんですぅ」
そこまで言われれば、レイでも悪い気はしません。日本人時代は鈍感主人公のように無視することもありましたが、この世界ではそんなことをしなくても問題はないんです。ただし、相手が五人から六人になりますので、ますます大変なことになりそうですが。
「その理想というのを聞かせてくれるか?」
「もちろんですぅ。まずは子供をきちんと育ててくれそうだからですぅ」
「いきなり子供の話か?」
「大切ですよぉ」
「大切なのは間違いないけどな」
レイには子供を作った記憶はありません。いずれは作ろうと思っていますが、現実味がないのは事実です。
「それにぃ、身なりがきちんとしていてぇ、礼儀正しくてぇ、それでお金持ちなら一番ですねぇ。そう思っていたところにレイさんが来たんですよぉ」
「最後のを除いて嫌なことじゃないんだけどなあ」
自分が冒険者としては清潔感があって、礼儀もしっかりしていることは理解しています。さらにお金があることも。
「自分はいいんですよぉ。子供をきちんと育ててくれるかが大切なんですぅ」
「あくまで子供のためか」
「はいぃ」
レイには日本の価値観もこちらの価値観もあります。こちらの価値観にも慣れてきましたが、まだ完全には対応できていません。
「子供を産めるのは女性だけですぅ。真面目できちんと子供を育ててくれる相手を探しますぅ。その人が自分の好みのタイプでぇ、さらに自分のことも愛してくれるなら一番ですねぇ。それだけで十分なんですよぉ。子供のために相手を見極めるのが私たちの一番の仕事ですからぁ」
「深いなあ」
「深くはないですよぉ。よ~く見てるだけですぅ」
複数の妻を持つ人は少なくありません。ただし、メリットもあればデメリットもあります。動物の群れにいるボスの話ではありませんが、その資格なしとみなされれば、女性たちからはそっぽを向かれるからです。そうなったら周囲から笑いものになることを覚悟しなければなりません。権利には義務が生じるのです。
サラとシーヴには日本人的な感覚もあるので、結婚を恋愛の延長として考えますが、犬人のラケルや牛人のマルタなどは子供が第一という考えが根底にあります。その上で相手を好きになれるかどうかです。マルタもラケルも、そこにレイがピタリとはまりました。
まずレイは見た目が清潔です。もちろん貴族の息子として生まれ育ったということが関係しています。冒険者はろくに風呂に入らないこともありますが、レイからすると、それは考えられません。毎日必ず【浄化】を使って体をきれいにした上で風呂に入っています。服も毎日着替えます。
次に礼儀正しい。シーヴからは礼儀正しすぎると逆に偉そうな印象を与えると言われたこともあって、レイはややラフな言い方を心がけていますが、レイの礼儀正しさはこの世界の冒険者とは少し違います。貴族の礼儀正しさは慇懃無礼の一歩手前になりがちですが、レイは口調が穏やかなだけなので、まったく偉そうには思えないのです。だから、初対面からマルタはレイに対して好印象を持っていました。
さらに強い。マルタは最初からレイのことを気に入っていましたが、酔っ払いたちに絡まれた時に助けられて完全に堕ちました。彼女は口調が口調なので本気で嫌がっているように聞こえなかったかもしれませんが、心の底から嫌がっていました。そして、男の手を振りほどこうにも、自分は成人前でジョブはなく、男たちは冒険者として活動していました。力の差は歴然でした。男たちが酔っていたとはいえ、レイは一〇秒も経たないうちに二人を倒して自分を助けてくれたのです。
最後に金回りがいい。『行雲流水』の収入は標準的な冒険者の遙か上です。それはいかに稼ぐかを考え、そのためにできる限り効率を上げているからです。
たとえば、グレーターパンダを狩るならラケルが受け止めてケイトが一撃で頭を吹き飛ばします。それをマジックバッグや各人の収納スキルを使ってとりあえず片付けてすぐに次に向かいます。その間にも手の空いているメンバーはその近くで別の魔物を狩ります。
レイは効率厨というわけではありませんが、貧乏性なのか、あまり無駄に時間を使いたくはないと考えているのは間違いありません。やるときはやる、やらないときはやらない。ただし、やらない時間は減らし気味です。
さらに、レイたちは金回りがいいですが、ケチではないことも大きいでしょう。しっかりと稼いだ上できちんと使っています。ただ、レイには贅沢をしたいという欲求がなく、あっても住環境を整えたいとか、美味いものを食べたいとか、ささやかな欲求くらいでしょう。
「子供が大切なだけで、自分はどうでもいいのか?」
「……もちろん私も可愛がってほしいですぅ」
少し言いよどんでからマルタは本心を口にしました。それを聞いてレイも覚悟を決めました。
「俺には子供のことはわからない。ただ、目の前にいるマルタは魅力的だと思うし、今さら他人に渡したくはない。でも、もう何人も恋人がいる俺で本当にいいのか?」
「もちろんですぅ」
レイはマルタの返事を最後まで聞くと、そっと抱きしめて唇を塞ぎます。次第にマルタの体から力が抜けていきました。
◆◆◆
「レイさんも一撃の胸ですぅ」
「その胸は反則だ」
事が終わって最初の一言がこれでした。たしかになかなかお目にかかれないサイズに、レイはあっという間にノックアウトされたのです。自分で思っていた以上に大きな胸が好きだったのでしょう。その胸で顔を包み込まれればひとたまりもありませんでした。
「レイさんただ一人にだけ使う武器ですねぇ」
「他の男に使ったら怒るからな」
「もちろんですよぉ」
わがままなのは自分でもわかっています。それでもレイはそう言いたくなりました。
サラたちも感じているように、レイは少しずつこの世界の常識に慣れ始めています。サラとシーヴは一〇歳になる前に記憶が戻りましたが、レイの場合はまだ一年ほどしか経っていません。これまで日本人としての記憶と常識に引っ張られることが多かったのです。
「そうだ。あれは誰に聞いたんだ?」
「シーヴさんですぅ。男の人はこうすると喜ぶって聞きましたぁ。私の胸ならレイさんは絶対に喜んでくれるだろうってぇ」
そう言いながらマルタはレイの顔に胸を乗せました。
「レイさんはもっと私を好きにな~るぅ、好きにな~るぅ」
マルタは不思議なおまじないを唱えました。
「もう十分好きだぞ」
「それならぁ、レイさんはもっと私を好きにす~るぅ、好きにす~るぅ」
「そこまで言うなら好きにするぞ」
「どんとこいですぅ」
◆◆◆
いつもよりも遅い時間に部屋を出たレイとマルタはラケルにジト目で睨まれました。
「やっぱり胸です?」
「ラケルだって大きくなってるだろ?」
どういう理屈か、ラケルの胸は少しずつ大きくなっています。シャロンもラケルほどではありませんが順調に成長しています。実はサラも。
「それはそうですが、ご主人さまが喜ぶなら大きいほうがいいです」
「やっぱりレイが愛情を込めて揉むのが効いてるんじゃない?」
「昨日もいっぱい吸ったり揉んだりしてもらいましたぁ」
援護射撃が援護射撃にならず、レイは集中砲火を浴びました。
「わかってますよぉ」
レイはマルタと一緒にベッドの端に座っています。
「でも俺はずっとこの町にいるわけじゃないからな。この家は売ってもいいんだし」
レイは通常よりかなり安い価格でこの家を買いました。だから売ったローランド本人が言ったように、必要なくなれば通常価格で売ればいいんです。売るも貸すもレイの自由です。
「それならレイさんに付いていきますよぉ。私もこの町にずっといなければいけない理由はないんですぅ」
マルタは実家である白鷺亭で看板娘をしていましたが、その立場を妹のビビに譲り、ここしばらくはレイにベッタリとくっついています。
実家はあくまで実家です。白鷺亭は兄のハンプスが継ぎます。ハンプスは春になれば結婚することになっています。おそらくハンプスの妻は店の手伝いをするでしょう。ところが、そんなに給仕ばかり必要ありません。だからマルタは家を出ることにしたのです。そして、荷物を持ってレイの家にやってきました。
マルタの両親は反対していません。むしろ静かにマルタを押し付けようとしていました。シーヴをはじめ、レイの恋人たちも全員マルタを歓迎しました。彼女が滅多にいないようないい子だとわかっているからです。
要するに、外堀を埋められ、内堀もいつの間にか埋まっていて、気がつけば本丸が丸裸になって包囲されていました。援軍の期待がないまま籠城をしても干上がるだけです。だからレイは白旗を掲げることにしました。
「そんなに俺が気に入ったのか?」
「はいぃ。私にピッタリなんですよぉ。理想の旦那様なんですぅ」
そこまで言われれば、レイでも悪い気はしません。日本人時代は鈍感主人公のように無視することもありましたが、この世界ではそんなことをしなくても問題はないんです。ただし、相手が五人から六人になりますので、ますます大変なことになりそうですが。
「その理想というのを聞かせてくれるか?」
「もちろんですぅ。まずは子供をきちんと育ててくれそうだからですぅ」
「いきなり子供の話か?」
「大切ですよぉ」
「大切なのは間違いないけどな」
レイには子供を作った記憶はありません。いずれは作ろうと思っていますが、現実味がないのは事実です。
「それにぃ、身なりがきちんとしていてぇ、礼儀正しくてぇ、それでお金持ちなら一番ですねぇ。そう思っていたところにレイさんが来たんですよぉ」
「最後のを除いて嫌なことじゃないんだけどなあ」
自分が冒険者としては清潔感があって、礼儀もしっかりしていることは理解しています。さらにお金があることも。
「自分はいいんですよぉ。子供をきちんと育ててくれるかが大切なんですぅ」
「あくまで子供のためか」
「はいぃ」
レイには日本の価値観もこちらの価値観もあります。こちらの価値観にも慣れてきましたが、まだ完全には対応できていません。
「子供を産めるのは女性だけですぅ。真面目できちんと子供を育ててくれる相手を探しますぅ。その人が自分の好みのタイプでぇ、さらに自分のことも愛してくれるなら一番ですねぇ。それだけで十分なんですよぉ。子供のために相手を見極めるのが私たちの一番の仕事ですからぁ」
「深いなあ」
「深くはないですよぉ。よ~く見てるだけですぅ」
複数の妻を持つ人は少なくありません。ただし、メリットもあればデメリットもあります。動物の群れにいるボスの話ではありませんが、その資格なしとみなされれば、女性たちからはそっぽを向かれるからです。そうなったら周囲から笑いものになることを覚悟しなければなりません。権利には義務が生じるのです。
サラとシーヴには日本人的な感覚もあるので、結婚を恋愛の延長として考えますが、犬人のラケルや牛人のマルタなどは子供が第一という考えが根底にあります。その上で相手を好きになれるかどうかです。マルタもラケルも、そこにレイがピタリとはまりました。
まずレイは見た目が清潔です。もちろん貴族の息子として生まれ育ったということが関係しています。冒険者はろくに風呂に入らないこともありますが、レイからすると、それは考えられません。毎日必ず【浄化】を使って体をきれいにした上で風呂に入っています。服も毎日着替えます。
次に礼儀正しい。シーヴからは礼儀正しすぎると逆に偉そうな印象を与えると言われたこともあって、レイはややラフな言い方を心がけていますが、レイの礼儀正しさはこの世界の冒険者とは少し違います。貴族の礼儀正しさは慇懃無礼の一歩手前になりがちですが、レイは口調が穏やかなだけなので、まったく偉そうには思えないのです。だから、初対面からマルタはレイに対して好印象を持っていました。
さらに強い。マルタは最初からレイのことを気に入っていましたが、酔っ払いたちに絡まれた時に助けられて完全に堕ちました。彼女は口調が口調なので本気で嫌がっているように聞こえなかったかもしれませんが、心の底から嫌がっていました。そして、男の手を振りほどこうにも、自分は成人前でジョブはなく、男たちは冒険者として活動していました。力の差は歴然でした。男たちが酔っていたとはいえ、レイは一〇秒も経たないうちに二人を倒して自分を助けてくれたのです。
最後に金回りがいい。『行雲流水』の収入は標準的な冒険者の遙か上です。それはいかに稼ぐかを考え、そのためにできる限り効率を上げているからです。
たとえば、グレーターパンダを狩るならラケルが受け止めてケイトが一撃で頭を吹き飛ばします。それをマジックバッグや各人の収納スキルを使ってとりあえず片付けてすぐに次に向かいます。その間にも手の空いているメンバーはその近くで別の魔物を狩ります。
レイは効率厨というわけではありませんが、貧乏性なのか、あまり無駄に時間を使いたくはないと考えているのは間違いありません。やるときはやる、やらないときはやらない。ただし、やらない時間は減らし気味です。
さらに、レイたちは金回りがいいですが、ケチではないことも大きいでしょう。しっかりと稼いだ上できちんと使っています。ただ、レイには贅沢をしたいという欲求がなく、あっても住環境を整えたいとか、美味いものを食べたいとか、ささやかな欲求くらいでしょう。
「子供が大切なだけで、自分はどうでもいいのか?」
「……もちろん私も可愛がってほしいですぅ」
少し言いよどんでからマルタは本心を口にしました。それを聞いてレイも覚悟を決めました。
「俺には子供のことはわからない。ただ、目の前にいるマルタは魅力的だと思うし、今さら他人に渡したくはない。でも、もう何人も恋人がいる俺で本当にいいのか?」
「もちろんですぅ」
レイはマルタの返事を最後まで聞くと、そっと抱きしめて唇を塞ぎます。次第にマルタの体から力が抜けていきました。
◆◆◆
「レイさんも一撃の胸ですぅ」
「その胸は反則だ」
事が終わって最初の一言がこれでした。たしかになかなかお目にかかれないサイズに、レイはあっという間にノックアウトされたのです。自分で思っていた以上に大きな胸が好きだったのでしょう。その胸で顔を包み込まれればひとたまりもありませんでした。
「レイさんただ一人にだけ使う武器ですねぇ」
「他の男に使ったら怒るからな」
「もちろんですよぉ」
わがままなのは自分でもわかっています。それでもレイはそう言いたくなりました。
サラたちも感じているように、レイは少しずつこの世界の常識に慣れ始めています。サラとシーヴは一〇歳になる前に記憶が戻りましたが、レイの場合はまだ一年ほどしか経っていません。これまで日本人としての記憶と常識に引っ張られることが多かったのです。
「そうだ。あれは誰に聞いたんだ?」
「シーヴさんですぅ。男の人はこうすると喜ぶって聞きましたぁ。私の胸ならレイさんは絶対に喜んでくれるだろうってぇ」
そう言いながらマルタはレイの顔に胸を乗せました。
「レイさんはもっと私を好きにな~るぅ、好きにな~るぅ」
マルタは不思議なおまじないを唱えました。
「もう十分好きだぞ」
「それならぁ、レイさんはもっと私を好きにす~るぅ、好きにす~るぅ」
「そこまで言うなら好きにするぞ」
「どんとこいですぅ」
◆◆◆
いつもよりも遅い時間に部屋を出たレイとマルタはラケルにジト目で睨まれました。
「やっぱり胸です?」
「ラケルだって大きくなってるだろ?」
どういう理屈か、ラケルの胸は少しずつ大きくなっています。シャロンもラケルほどではありませんが順調に成長しています。実はサラも。
「それはそうですが、ご主人さまが喜ぶなら大きいほうがいいです」
「やっぱりレイが愛情を込めて揉むのが効いてるんじゃない?」
「昨日もいっぱい吸ったり揉んだりしてもらいましたぁ」
援護射撃が援護射撃にならず、レイは集中砲火を浴びました。
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