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第九部:教えることと教わること
妻の勤め
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「どうしてここに来たんだ?」
シャワーを浴びかけたらベラが入ってきた。シャワー室に鍵なんてかからない。使うのは俺か妻たちくらいで、使用人はまず使わないからだ。
昼間にシャワーを浴びるのは、ミレーヌを抱いたりエミリアを抱いたりリュシエンヌを抱いたりジゼルを抱いたり、まあ事後ばっかりだな。でもたまには別の理由でシャワーを浴びることもある。ホコリだらけになった時などだ。今日は【風の刃】を使って庭の端の方にある木の剪定をしていたら、思った以上に細かな葉っぱを頭から被ってしまった。
「はい。ジゼルさんから勧められましたので」
「そうか。ジゼルは何を言った?」
「はい、『私たちがなすべきことの一つは、旦那様と一緒にシャワー室かベッドに入って全てをさらけ出すことです』と」
「……間違いとは言えないな」
うっかりとベラを妻にすることになったのは俺のミスで、ベラ自身に罪はない。だから責任を取ることにした。責任を取る、つまり妻として迎え入れるということだ。それならするべきことはする。ベラ自身がそれを望んでるのならその通りにしよう。
「ではお背中をお流しします。このマットを使ってもよろしいですか?」
ベラは俺が壁に立てかけていたマットを指した。いわゆるソープマットだ。素材は違うけど、それっぽい作りになっている。
「ああ、ここで寝転ぶ時用のものだ」
ベラはいそいそとマットを敷いた。パッと見て裏と表が理解できたな。
「では閣下、うつ伏せになってください」
「分かった。やってもらおう。でもその前に一つ言いたい」
「はい、何でしょうか?」
ベラは真面目な顔でこちらを見た。
「大したことじゃない。二人きりの時は閣下は使うな。それはあくまで仕事の時の呼び方だ。名前で呼んでくれ。俺はお前をベラと呼んでるだろ? 夫婦になるならそれ用の呼び方があるだろう」
「はい。では……シュウジ様でよろしいですか?」
「ああ、それでいい。それなら洗ってくれ。何をするかは任せる」
「はい。隅から隅までキレイにいたします」
うつ伏せで寝転がると、ベラは石けんを泡立てて俺の背中に塗り、そして……ああ、そんなことも知ってたのか。俺よりも年上だけのことはあるな。
この世界の夜の生活がどれくらいのレベルかは俺にはハッキリとは分からない。俺は好き勝手やってるだけだからな。リュシエンヌのエロ本によると、日本ほどには性に関して積極的じゃなさそうだ。でもこれはあるのか。
ベラは石けんを泡立てて胸に付け、その胸で俺を洗っていた。ソープで泡踊りと呼ばれるやつだ。ボディー洗いという言い方もある。ベラの体温も感じられて気分がいい。
「その洗い方は誰に教わったんだ?」
「母からです。エルフは胸は薄いですが、感度は悪いわけではありません。自分も気分を高めつつ、愛する人に気持ち良くなってもらうのに最高の洗い方だと聞きました」
「ああ、お互いに高められるな」
それにしてもこれを知ってるのか。エルフは好き者が多い? それとも母親のマイリスが好き者なだけか? こういうプレイがそんなに普及してるとも思えないからなあ。ひょっとしたら転生者って可能性もありえるな。でもそれなら俺に接触があってもおかしくないかもしれない。
でもロジエ男爵が連れてきていたのは正室のクレールだった。エルフのマイリスを俺は見ていない。表に出たくないのかもしれない。
しばらくそのまま背中を洗ってもらう。ベラはハーフエルフだからストーーーンというほど胸は薄くない。イネスといい勝負くらいだろうか。でも感度は悪くないようだ。さっきから俺の背中にベラの胸が当たってるけど、その中に少し硬いものが感じられるようになった。
「何か背中に違うものが感じられるなあ。何かが尖ってないか?」
「少し感じてしまいました」
「それならそろそろ上を向いてもいいか?」
「はい。では仰向けになってください」
俺が体を仰向けにするとベラは俺に覆い被さった。自然とお互いの顔が近づく。どちらからともなく唇を求め合った。
すると待ちきれなかったと言わんばかりにベラの舌が俺の口内を舐め回した。俺はそれを受け入れる。しばらくベラの好きにさせよう。俺は軽く舌を突き出すと、そのまま彼女のすることに流されることを決めた。
ふと気づくとベラの顔が俺から離れた。
「し、失礼しました」
「謝らなくてもいいだろう」
しばらくするとキスに夢中になったことに恥ずかしくなったのか、ベラは一つ謝るとまた石けんを泡立てて俺の胸を自分の胸で洗い始めた。そこから腹、そして腰と下がっていく。胸の間に挟むというのはベラのサイズではさすがにできない。それでも間に当てて押し付けるようにして洗えばなかなかの感触だった。
それからアレを手を使って丹念に洗っている。この後で自分の中に入るものだからな。
「一度泡を洗します」
「分かった」
シャワーでお互いの体とマットの泡を流すとまたマットを敷き直した。
「次に使うのはこれです」
ベラは置いてあったローションを手に取った。この使い方も知ってるのか。
「俺はどうしたらいい?」
「私が上になってご奉仕しますので、シュウジ様はもう一度仰向けで寝てください」
ベラはローションを手に取って自分の体と俺の体に万遍なく伸ばすと、頭を俺の下半身に向けて俺に跨がった。
シャワーを浴びかけたらベラが入ってきた。シャワー室に鍵なんてかからない。使うのは俺か妻たちくらいで、使用人はまず使わないからだ。
昼間にシャワーを浴びるのは、ミレーヌを抱いたりエミリアを抱いたりリュシエンヌを抱いたりジゼルを抱いたり、まあ事後ばっかりだな。でもたまには別の理由でシャワーを浴びることもある。ホコリだらけになった時などだ。今日は【風の刃】を使って庭の端の方にある木の剪定をしていたら、思った以上に細かな葉っぱを頭から被ってしまった。
「はい。ジゼルさんから勧められましたので」
「そうか。ジゼルは何を言った?」
「はい、『私たちがなすべきことの一つは、旦那様と一緒にシャワー室かベッドに入って全てをさらけ出すことです』と」
「……間違いとは言えないな」
うっかりとベラを妻にすることになったのは俺のミスで、ベラ自身に罪はない。だから責任を取ることにした。責任を取る、つまり妻として迎え入れるということだ。それならするべきことはする。ベラ自身がそれを望んでるのならその通りにしよう。
「ではお背中をお流しします。このマットを使ってもよろしいですか?」
ベラは俺が壁に立てかけていたマットを指した。いわゆるソープマットだ。素材は違うけど、それっぽい作りになっている。
「ああ、ここで寝転ぶ時用のものだ」
ベラはいそいそとマットを敷いた。パッと見て裏と表が理解できたな。
「では閣下、うつ伏せになってください」
「分かった。やってもらおう。でもその前に一つ言いたい」
「はい、何でしょうか?」
ベラは真面目な顔でこちらを見た。
「大したことじゃない。二人きりの時は閣下は使うな。それはあくまで仕事の時の呼び方だ。名前で呼んでくれ。俺はお前をベラと呼んでるだろ? 夫婦になるならそれ用の呼び方があるだろう」
「はい。では……シュウジ様でよろしいですか?」
「ああ、それでいい。それなら洗ってくれ。何をするかは任せる」
「はい。隅から隅までキレイにいたします」
うつ伏せで寝転がると、ベラは石けんを泡立てて俺の背中に塗り、そして……ああ、そんなことも知ってたのか。俺よりも年上だけのことはあるな。
この世界の夜の生活がどれくらいのレベルかは俺にはハッキリとは分からない。俺は好き勝手やってるだけだからな。リュシエンヌのエロ本によると、日本ほどには性に関して積極的じゃなさそうだ。でもこれはあるのか。
ベラは石けんを泡立てて胸に付け、その胸で俺を洗っていた。ソープで泡踊りと呼ばれるやつだ。ボディー洗いという言い方もある。ベラの体温も感じられて気分がいい。
「その洗い方は誰に教わったんだ?」
「母からです。エルフは胸は薄いですが、感度は悪いわけではありません。自分も気分を高めつつ、愛する人に気持ち良くなってもらうのに最高の洗い方だと聞きました」
「ああ、お互いに高められるな」
それにしてもこれを知ってるのか。エルフは好き者が多い? それとも母親のマイリスが好き者なだけか? こういうプレイがそんなに普及してるとも思えないからなあ。ひょっとしたら転生者って可能性もありえるな。でもそれなら俺に接触があってもおかしくないかもしれない。
でもロジエ男爵が連れてきていたのは正室のクレールだった。エルフのマイリスを俺は見ていない。表に出たくないのかもしれない。
しばらくそのまま背中を洗ってもらう。ベラはハーフエルフだからストーーーンというほど胸は薄くない。イネスといい勝負くらいだろうか。でも感度は悪くないようだ。さっきから俺の背中にベラの胸が当たってるけど、その中に少し硬いものが感じられるようになった。
「何か背中に違うものが感じられるなあ。何かが尖ってないか?」
「少し感じてしまいました」
「それならそろそろ上を向いてもいいか?」
「はい。では仰向けになってください」
俺が体を仰向けにするとベラは俺に覆い被さった。自然とお互いの顔が近づく。どちらからともなく唇を求め合った。
すると待ちきれなかったと言わんばかりにベラの舌が俺の口内を舐め回した。俺はそれを受け入れる。しばらくベラの好きにさせよう。俺は軽く舌を突き出すと、そのまま彼女のすることに流されることを決めた。
ふと気づくとベラの顔が俺から離れた。
「し、失礼しました」
「謝らなくてもいいだろう」
しばらくするとキスに夢中になったことに恥ずかしくなったのか、ベラは一つ謝るとまた石けんを泡立てて俺の胸を自分の胸で洗い始めた。そこから腹、そして腰と下がっていく。胸の間に挟むというのはベラのサイズではさすがにできない。それでも間に当てて押し付けるようにして洗えばなかなかの感触だった。
それからアレを手を使って丹念に洗っている。この後で自分の中に入るものだからな。
「一度泡を洗します」
「分かった」
シャワーでお互いの体とマットの泡を流すとまたマットを敷き直した。
「次に使うのはこれです」
ベラは置いてあったローションを手に取った。この使い方も知ってるのか。
「俺はどうしたらいい?」
「私が上になってご奉仕しますので、シュウジ様はもう一度仰向けで寝てください」
ベラはローションを手に取って自分の体と俺の体に万遍なく伸ばすと、頭を俺の下半身に向けて俺に跨がった。
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