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第九部:教えることと教わること
素質
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俺は女の胸も尻も好きだ。脇にも臍にも興奮する。女の全てが愛しいと思う。そんな俺が妻たちを連日連夜可愛がると、いつの間にか【性感マッサージ】というスキルが生えていた。いつ生えたのかは分からない。でも最初になかったのは間違いない。カテゴリ分けした後に出たからだ。
俺の持つスキルは多い上に身に付きやすい。だから最初に見やすく分けたけど、こっちに来てからいくつも増えた。【詭弁】【軽業】【楽器演奏】などはパーティーの時に色々やったからだろう。【軽業】はアクロバティックな体位のせいかもしれない。
どうやら【性感マッサージ】は順番を考えると最近らしい。身に付いた順にステータス画面に現れる。もっと前からあってもおかしくないと思ったけどな。
ミレーヌは俺とイチャイチャするのが好きだ。室内をリゾートホテルのようにして、二人で抱き合ったままお互いの体を触ったり舐め合ったりするのが一番好きなシチュエーションだ。もしかしたらそれが性感マッサージと認識されたんだろうか。最近はローションを積極的に使うからな。
ん? ああ、そうか。【性感マッサージ】が生えた原因はローションか。最近はシャワー室でローションプレイが多いからな。
もっとも俺は風俗に行ったことは実はそんなにはない。俺の仕事時間は彼女たちにとっても仕事時間だったからだ。でも風俗嬢と関係を持ったことはある。
風俗に関わるには様々な理由がある。行き場がなかった、騙されて借金を背負わされた、遊ぶ金が欲しかった、肌を重ねるのが好きだ。そんな中の一人と一時期付き合って、そういうサービスをしてもらったこともある。
ちなみにそいつは男と寝るのが好きだからソープ嬢になって仕事大好きという超ポジティブな女だった。だから俺としても店でやってるような色々なサービスを遠慮なくやってもらった。これはハマると大変だなと思った。あれなら全財産を持ってかれてもおかしくない。だからその礼じゃないけど、わりといい店に連れていくことが多かった。
それ以外に普通に店に行ったこともあるけど、嫌々やってる女はすぐに分かった。表情だけじゃなくて雰囲気にも出る。実際にはそういう女の方が多いんだろうけどな。
俺にはホストやホステスや風俗嬢など、夜の仕事をしてる知り合いが多かった。子供の頃からだ。バイトを始めてからは明け方にレストランでくだを巻くホストや風俗嬢たちをいつも目にした。だから俺は気分を読むのが得意になってしまった。
◆◆◆
目の前には滾滾と湧き出る清水を湛える泉がある。ここは森の奥深く。この森で暮らす生き物たちが水を求めてやって来る。今日からは俺もその一員になろう。
俺は泉から直接水を啜る。絶え間なく湧き続け、枯れることはないのだろう。唇を使い舌を使い、余すところなくこの清浄な湧き水を楽しむ。
少し地震でもあったのか、泉が揺れた気がした。俺は泉の両側にある出っぱりをしっかりと掴むと喉を潤し続けた。
どれだけ時間が経ったのか、水の湧き出る量が増えた。いや、これは泉ではないことに今さら気づいた。これは地下水路だ、カナートだ、カレーズだ。そうでなければ、この水量は説明できない。
どうしてこんなところに地下水路があるのか。もしかしたらすぐ近くに見える不思議な凹みが関係あるのかもしれない。その凹みは中央が窄まっていた。まるで花の蕾のように。
蕾は先ほどから俺の視界の端でヒクヒクと開いたり閉じたりしていた。ほころびかけているのだろう。俺は指の先で蕾の周囲を軽く撫でた。
「⁉ か、閣下⁉ そこは‼」
ベラが驚いて体を跳ねさせた。その瞬間に俺への奉仕の手が止まった。
「二人でいる時は閣下じゃないだろ?」
ローションを塗った人差し指で蕾を刺激しながらゆっくりと奥に差し込むと、すんなりと指先が入った。ベラが背中を仰け反らせ、ブルブルッと体を震わせた。その瞬間に近くでプシュッと小さな音が聞こえた。
「し、失礼しました。で、ですがぁぁシュウジ様ぁぁ、そ、そこはぁぁ不浄のぉぉ……ああっ‼」
ベラの言葉を聞き流して指をグニグニと動かす。ゆっくり抜き差ししたかと思えば急に突き入れる。ベラの腰の震えがどんどん大きくなり、何度もプシュッという音が聞こえる。でも嫌がってるわけじゃない。こうされることを望んでいる動きだ。初めて挿れられた者の反応じゃない。これはなかなか使い込まれたいい窄まりだ。それが分かる程度には俺は後ろを使ってきた。昔から。
「俺はこっちも好きなんだ」
「ですが……⁉ あああっ……あっ‼」
ベラはいじめ甲斐がある。リュシエンヌに近いか? いや、違うな。リュシエンヌは完全なMだけど、シチュエーションを楽しむためにMであり続けている気がする。Mのプロだ。ベラは快感を感じることを純粋に恥ずかしがっていて、それがまた俺のSっ気を刺激するというか。まあ恥ずかしがらせたい感じさせたいと思わせる要素が満載だ。これだけ敏感ならな。
しばらく弄ると上半身が倒れ、「あうあう」としか聞こえなくなった。この感じやすさは後ろだからなのか、それとも前もそうなのか、それは先に進まないと分からない。
「ベラ、そろそろ先に進もうと思うけど、どうだ?」
先ほどから腰が右へ左へと大きく揺れていた。
「ひゃいっ。そろそろおねがいひまふ。おねがいひまふ」
後ろだけで感じすぎてこのまま気を失うんじゃないかというベラは表情で俺に懇願する。クールな秘書の面影はどこにもなかった。このギャップがいい。
さて、俺は鬼じゃない。俺に可能なことなら何だって頼みは聞く。
「前と後ろ、どっちに欲しい?」
「りょ、りょうほうおねがいしまふ! どちらかられもかまいまへん!」
俺がその願いを聞き届けたのは当然だろう。
◆◆◆
ハーフエルフは寿命が長い。ベラは見た目は若いけど三七歳。初めてだったけど、中はすでに熟れた女の体になっていた。見た目が若いからギャップが凄かった。エミリアでもまだまだこの域には達していない。
ミレーヌは別格だな。そもそも人じゃないからなあ。それに俺の体はミレーヌ謹製で、彼女の体とピッタリ合うように作られている。
ああ、ベラの話だ。これがベラだけの話なのか、それともエルフやハーフエルフという種族が関係するのか、そのあたりはさすがに分からない。片っ端からハーフエルフを抱くわけにもいかない。そもそもエルフもハーフエルフも滅多に見かけないからなあ。商業区にはいなくはないけどな。
でも抱くためだけに近づくのは俺のポリシーに反する。結果として抱くこともあるだけだ。でももっと年上とかどうなるんだろうな?
エルフもハーフエルフも成人すると見た目はあまり変わらないそうだ。寿命はエルフで八〇〇歳から一〇〇〇歳くらい、ハーフエルフでその半分くらいで、それくらいの年齢になるとさすがに目の周りや耳に衰えが出るようだ。でも五〇〇歳や六〇〇歳のエルフの具合ってどうなんだろうな?
俺の持つスキルは多い上に身に付きやすい。だから最初に見やすく分けたけど、こっちに来てからいくつも増えた。【詭弁】【軽業】【楽器演奏】などはパーティーの時に色々やったからだろう。【軽業】はアクロバティックな体位のせいかもしれない。
どうやら【性感マッサージ】は順番を考えると最近らしい。身に付いた順にステータス画面に現れる。もっと前からあってもおかしくないと思ったけどな。
ミレーヌは俺とイチャイチャするのが好きだ。室内をリゾートホテルのようにして、二人で抱き合ったままお互いの体を触ったり舐め合ったりするのが一番好きなシチュエーションだ。もしかしたらそれが性感マッサージと認識されたんだろうか。最近はローションを積極的に使うからな。
ん? ああ、そうか。【性感マッサージ】が生えた原因はローションか。最近はシャワー室でローションプレイが多いからな。
もっとも俺は風俗に行ったことは実はそんなにはない。俺の仕事時間は彼女たちにとっても仕事時間だったからだ。でも風俗嬢と関係を持ったことはある。
風俗に関わるには様々な理由がある。行き場がなかった、騙されて借金を背負わされた、遊ぶ金が欲しかった、肌を重ねるのが好きだ。そんな中の一人と一時期付き合って、そういうサービスをしてもらったこともある。
ちなみにそいつは男と寝るのが好きだからソープ嬢になって仕事大好きという超ポジティブな女だった。だから俺としても店でやってるような色々なサービスを遠慮なくやってもらった。これはハマると大変だなと思った。あれなら全財産を持ってかれてもおかしくない。だからその礼じゃないけど、わりといい店に連れていくことが多かった。
それ以外に普通に店に行ったこともあるけど、嫌々やってる女はすぐに分かった。表情だけじゃなくて雰囲気にも出る。実際にはそういう女の方が多いんだろうけどな。
俺にはホストやホステスや風俗嬢など、夜の仕事をしてる知り合いが多かった。子供の頃からだ。バイトを始めてからは明け方にレストランでくだを巻くホストや風俗嬢たちをいつも目にした。だから俺は気分を読むのが得意になってしまった。
◆◆◆
目の前には滾滾と湧き出る清水を湛える泉がある。ここは森の奥深く。この森で暮らす生き物たちが水を求めてやって来る。今日からは俺もその一員になろう。
俺は泉から直接水を啜る。絶え間なく湧き続け、枯れることはないのだろう。唇を使い舌を使い、余すところなくこの清浄な湧き水を楽しむ。
少し地震でもあったのか、泉が揺れた気がした。俺は泉の両側にある出っぱりをしっかりと掴むと喉を潤し続けた。
どれだけ時間が経ったのか、水の湧き出る量が増えた。いや、これは泉ではないことに今さら気づいた。これは地下水路だ、カナートだ、カレーズだ。そうでなければ、この水量は説明できない。
どうしてこんなところに地下水路があるのか。もしかしたらすぐ近くに見える不思議な凹みが関係あるのかもしれない。その凹みは中央が窄まっていた。まるで花の蕾のように。
蕾は先ほどから俺の視界の端でヒクヒクと開いたり閉じたりしていた。ほころびかけているのだろう。俺は指の先で蕾の周囲を軽く撫でた。
「⁉ か、閣下⁉ そこは‼」
ベラが驚いて体を跳ねさせた。その瞬間に俺への奉仕の手が止まった。
「二人でいる時は閣下じゃないだろ?」
ローションを塗った人差し指で蕾を刺激しながらゆっくりと奥に差し込むと、すんなりと指先が入った。ベラが背中を仰け反らせ、ブルブルッと体を震わせた。その瞬間に近くでプシュッと小さな音が聞こえた。
「し、失礼しました。で、ですがぁぁシュウジ様ぁぁ、そ、そこはぁぁ不浄のぉぉ……ああっ‼」
ベラの言葉を聞き流して指をグニグニと動かす。ゆっくり抜き差ししたかと思えば急に突き入れる。ベラの腰の震えがどんどん大きくなり、何度もプシュッという音が聞こえる。でも嫌がってるわけじゃない。こうされることを望んでいる動きだ。初めて挿れられた者の反応じゃない。これはなかなか使い込まれたいい窄まりだ。それが分かる程度には俺は後ろを使ってきた。昔から。
「俺はこっちも好きなんだ」
「ですが……⁉ あああっ……あっ‼」
ベラはいじめ甲斐がある。リュシエンヌに近いか? いや、違うな。リュシエンヌは完全なMだけど、シチュエーションを楽しむためにMであり続けている気がする。Mのプロだ。ベラは快感を感じることを純粋に恥ずかしがっていて、それがまた俺のSっ気を刺激するというか。まあ恥ずかしがらせたい感じさせたいと思わせる要素が満載だ。これだけ敏感ならな。
しばらく弄ると上半身が倒れ、「あうあう」としか聞こえなくなった。この感じやすさは後ろだからなのか、それとも前もそうなのか、それは先に進まないと分からない。
「ベラ、そろそろ先に進もうと思うけど、どうだ?」
先ほどから腰が右へ左へと大きく揺れていた。
「ひゃいっ。そろそろおねがいひまふ。おねがいひまふ」
後ろだけで感じすぎてこのまま気を失うんじゃないかというベラは表情で俺に懇願する。クールな秘書の面影はどこにもなかった。このギャップがいい。
さて、俺は鬼じゃない。俺に可能なことなら何だって頼みは聞く。
「前と後ろ、どっちに欲しい?」
「りょ、りょうほうおねがいしまふ! どちらかられもかまいまへん!」
俺がその願いを聞き届けたのは当然だろう。
◆◆◆
ハーフエルフは寿命が長い。ベラは見た目は若いけど三七歳。初めてだったけど、中はすでに熟れた女の体になっていた。見た目が若いからギャップが凄かった。エミリアでもまだまだこの域には達していない。
ミレーヌは別格だな。そもそも人じゃないからなあ。それに俺の体はミレーヌ謹製で、彼女の体とピッタリ合うように作られている。
ああ、ベラの話だ。これがベラだけの話なのか、それともエルフやハーフエルフという種族が関係するのか、そのあたりはさすがに分からない。片っ端からハーフエルフを抱くわけにもいかない。そもそもエルフもハーフエルフも滅多に見かけないからなあ。商業区にはいなくはないけどな。
でも抱くためだけに近づくのは俺のポリシーに反する。結果として抱くこともあるだけだ。でももっと年上とかどうなるんだろうな?
エルフもハーフエルフも成人すると見た目はあまり変わらないそうだ。寿命はエルフで八〇〇歳から一〇〇〇歳くらい、ハーフエルフでその半分くらいで、それくらいの年齢になるとさすがに目の周りや耳に衰えが出るようだ。でも五〇〇歳や六〇〇歳のエルフの具合ってどうなんだろうな?
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