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最終部:領主であること
【座談会】裏話/ネタバレ
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世界観が壊れると思う人はこの話は無視してください。壊れるほどの世界観はありませんが。無視しても何も問題ありません。
◆◆◆
ここはどこかの世界にあるどこかの場所。そこに半年ぶりに謎の男女が集まった。
琇慈:そういえば終わってたな。
ミレ:放ったらかしでしたね。消したのかと思っていました。
マル:再開ですかぁ?
琇慈:いや、それはない。俺のパートが終わったというか、息子に継がせたからな。俺が続けてもいいけど、ここからは領地経営がメインになるだけ。内政チートなんて見ても面白くないだろ? 他にもっといい作品があるから、そっちを読めばいいんだ。
ミレ:開き直りがすごいですね。投げっぱなしがこの作品の特徴ですけど。でもこれからどうするんですか?
エコ:シュウさんを奪われた私が仲間と共に旅に出てSランク冒険者になり、戻ってきてミレーヌさんと対峙するという展開になります。
ミレ:そのちょっと昔のなろう系みたいは話は何ですか?
リュ:そういえば初めて見ましたが、シュウジ様の名前を漢字で書くとそのようになるのですね。
輝美:そうなのよ。「玉のように美しい」という意味の「琇」と「愛をもって苦しみを取り除く」って意味の「慈」よ。ピッタリでしょ? 三〇〇くらい候補を挙げてこれに決めたのよねー。この子は生まれた時から美形だったのよ⁉
琇慈:無駄に画数が多くて大変だったけどな。めんどくさくて大切な書類以外は秀二って書いてたから、それを俺の本名だと思っていたやつも多いと思う。ホントに親は子供の苦労を考えて名前を選べよ。親のわがままでキラキラさせてんじゃねえよって思ったわ。
輝美:子供の名前を付けられるのは親の特権だからね。
琇慈:そんなことを言ってるから名前を嫌がって改名するやつが増えるんだぞ。DQNネームとかキラキラネームとか言われてな! ホスト仲間で「空」と書いて「シエル」、ホステスで「輝」と書いて「リュミ」っていたけど、この世界に入るまでは虐められたそうだ。水商売を始めてからは開き直って、逆にそれを売りにしてたけど。
エミ:まあまあ。でもいきなり漢字にしたのはどうしてですか?
シュ:「シュ」では私と被るからではないでしょうか。
エミ:あ、シュザンヌさんがいましたね。
シュ:そうなんです! 二文字だけ取ると私は旦那様と同じ! 旦那様と重なり、そして二人は一つになる! それができるのは私だけ!
アネ:シュザンヌさんってこんな性格でした?
ジゼ:少し浮ついていたことはありましたが、あまり見たことはありませんでした。
ミレ:元々これくらいでしょう。
琇慈:ああ、こんなもんだぞ。頑張って隠してたからな。あのお辞儀を見たら分かるだろ? 九〇度近く腰を曲げるから、俺のベルトのあたりに顔が来る。何をしたいかはすぐに分かるだろ?
シュ:一度夜に試させていただきました。お辞儀をしながらお口でご奉仕もできる素晴らしい姿勢です。しかもお辞儀の姿勢を保つ鍛錬にもなります。メイドたち全員にそう指示したいのは山々ですが、そうすると旦那様に常に下半身を露出していただかなくてはなりません。ですので私だけとなりました。
琇慈:な?
アネ:はい、よく分かりました。
フラ:性格が変わったといえば、ベラさんも途中で変わりませんでした?
ベラ:私がですか?
フラ:ええ、【複体】を身に付けるあたりですわ。
ベラ:私は内面を顔に出さないだけで、元はそれなりに行動的です。対人関係はやや消極的だったのは間違いありませんが。
琇慈:まあベラは父親を連れて押しかけてきたくらいだから、元から行動的だったわけだ。脳筋だったのは意外だけど。
ベラ:脳筋ではありませんが、括約筋の締まりには自信があります。
マル:負けませんよぉ。
タイ:そういえば、みなさんあっという間にシュウジ様に惚れていましたけど、やっぱりステータスが原因ですか?
ミレ:そうですね。あり得る範囲でできる限り高く設定しました。ですのでしばらく話をすれば女性は一目惚れ状態、男性は親友状態になります。
琇慈:だから嫌なやつもニコニコして寄ってくるぞ。どれだけ突き放しても「憎らしいけど恨めない」って電柱の向こうから覗いているような感じになる。この作品にはあまり悪役がいないだろ?
タイ:それはそれで難儀なことですね。
琇慈:恨みだけでは刺されないのがメリットだな。
エコ:一つ質問をよろしいですか?
琇慈:わざわざ断らなくてもいいぞ。
エコ:そこはマナーということで。スキュラたちの名前が思った以上に立派なのは何か理由があるのですか?
アル:それは私たちも気になりました。
ブラ:語感を揃えてくれたのは分かります。
クレ:いつも五感でマスターを感じています。
タイ:私は嗅覚と味覚が一番だと主張します。
デル:聴覚も重要ですよ。マスターがイク時の声だけでイッちゃいます。
エグ:私は触覚でしょうか。最後に抱きしめてもらうのが最高です。
琇慈:タイス、ちゃっかり混ざるなよ。まあ冗談抜きで言うと、結局語感を揃えるとそこそこの長さになってしまう。ちなみにスキュラたちの名前は実際にあるフランス人の名前のはずだ。
アリ:それでは私たちの名前は違うのですか?
琇慈:どんなものにも限度があってな。アラクネたちとセイレーンたちの一部はぽい名前を作った。
オリ:名前で思い出したんだけど、この国の言葉ってフランス語なの?
琇慈:いや、設定上はごちゃ混ぜだな。文法は英語に近くて、語彙はフランス語とか英語とか日本語とかが混ざってるから、適当に喋っても通じるぞ。ちなみにオリエの日本人名はオリエンヌから逆に作ったけど、元はオリアンヌというフランス人の名前だ。
オリ:昔は嫌だったのよね。おばあちゃんみたいで。
琇慈:だろうな。漢字で書くと織江だ。
オリ:やめて、それは。
エミ:ところで、この話にも余話的なものは足すのですか?
琇慈:これも余話だろ? まあ、他にも書こうと思った話があったらしいんだけど、つながり的に無理だったり、そこまで盛り上げられなさそうだったりして、それで消えた話もある、らしい。
イネ:たとえばどんなのですか?
琇慈:俺が領内に白いストッキングやタイツを流行らせるとか。
イネ:……どういうことですか?
琇慈:いや、この領地って蚊が多いって話があるだろ? それが原因の熱病で亡くなる領民が多いから、農作業のときに白タイツを穿かせれば死者が減らせるかなと思ってな。
イネ:どうしてやめたのですか?
琇慈:蚊取り線香を作ってもらったからな。
エス:煙が出て目が回るやつです。
琇慈:じっと見るものじゃないからな、あれは。
琇慈:そんなわけで、ぶった切ったように終わった今作。誤字脱字くらいは直すそうだけど、期待しないようにということだ。
◆◆◆
ここはどこかの世界にあるどこかの場所。そこに半年ぶりに謎の男女が集まった。
琇慈:そういえば終わってたな。
ミレ:放ったらかしでしたね。消したのかと思っていました。
マル:再開ですかぁ?
琇慈:いや、それはない。俺のパートが終わったというか、息子に継がせたからな。俺が続けてもいいけど、ここからは領地経営がメインになるだけ。内政チートなんて見ても面白くないだろ? 他にもっといい作品があるから、そっちを読めばいいんだ。
ミレ:開き直りがすごいですね。投げっぱなしがこの作品の特徴ですけど。でもこれからどうするんですか?
エコ:シュウさんを奪われた私が仲間と共に旅に出てSランク冒険者になり、戻ってきてミレーヌさんと対峙するという展開になります。
ミレ:そのちょっと昔のなろう系みたいは話は何ですか?
リュ:そういえば初めて見ましたが、シュウジ様の名前を漢字で書くとそのようになるのですね。
輝美:そうなのよ。「玉のように美しい」という意味の「琇」と「愛をもって苦しみを取り除く」って意味の「慈」よ。ピッタリでしょ? 三〇〇くらい候補を挙げてこれに決めたのよねー。この子は生まれた時から美形だったのよ⁉
琇慈:無駄に画数が多くて大変だったけどな。めんどくさくて大切な書類以外は秀二って書いてたから、それを俺の本名だと思っていたやつも多いと思う。ホントに親は子供の苦労を考えて名前を選べよ。親のわがままでキラキラさせてんじゃねえよって思ったわ。
輝美:子供の名前を付けられるのは親の特権だからね。
琇慈:そんなことを言ってるから名前を嫌がって改名するやつが増えるんだぞ。DQNネームとかキラキラネームとか言われてな! ホスト仲間で「空」と書いて「シエル」、ホステスで「輝」と書いて「リュミ」っていたけど、この世界に入るまでは虐められたそうだ。水商売を始めてからは開き直って、逆にそれを売りにしてたけど。
エミ:まあまあ。でもいきなり漢字にしたのはどうしてですか?
シュ:「シュ」では私と被るからではないでしょうか。
エミ:あ、シュザンヌさんがいましたね。
シュ:そうなんです! 二文字だけ取ると私は旦那様と同じ! 旦那様と重なり、そして二人は一つになる! それができるのは私だけ!
アネ:シュザンヌさんってこんな性格でした?
ジゼ:少し浮ついていたことはありましたが、あまり見たことはありませんでした。
ミレ:元々これくらいでしょう。
琇慈:ああ、こんなもんだぞ。頑張って隠してたからな。あのお辞儀を見たら分かるだろ? 九〇度近く腰を曲げるから、俺のベルトのあたりに顔が来る。何をしたいかはすぐに分かるだろ?
シュ:一度夜に試させていただきました。お辞儀をしながらお口でご奉仕もできる素晴らしい姿勢です。しかもお辞儀の姿勢を保つ鍛錬にもなります。メイドたち全員にそう指示したいのは山々ですが、そうすると旦那様に常に下半身を露出していただかなくてはなりません。ですので私だけとなりました。
琇慈:な?
アネ:はい、よく分かりました。
フラ:性格が変わったといえば、ベラさんも途中で変わりませんでした?
ベラ:私がですか?
フラ:ええ、【複体】を身に付けるあたりですわ。
ベラ:私は内面を顔に出さないだけで、元はそれなりに行動的です。対人関係はやや消極的だったのは間違いありませんが。
琇慈:まあベラは父親を連れて押しかけてきたくらいだから、元から行動的だったわけだ。脳筋だったのは意外だけど。
ベラ:脳筋ではありませんが、括約筋の締まりには自信があります。
マル:負けませんよぉ。
タイ:そういえば、みなさんあっという間にシュウジ様に惚れていましたけど、やっぱりステータスが原因ですか?
ミレ:そうですね。あり得る範囲でできる限り高く設定しました。ですのでしばらく話をすれば女性は一目惚れ状態、男性は親友状態になります。
琇慈:だから嫌なやつもニコニコして寄ってくるぞ。どれだけ突き放しても「憎らしいけど恨めない」って電柱の向こうから覗いているような感じになる。この作品にはあまり悪役がいないだろ?
タイ:それはそれで難儀なことですね。
琇慈:恨みだけでは刺されないのがメリットだな。
エコ:一つ質問をよろしいですか?
琇慈:わざわざ断らなくてもいいぞ。
エコ:そこはマナーということで。スキュラたちの名前が思った以上に立派なのは何か理由があるのですか?
アル:それは私たちも気になりました。
ブラ:語感を揃えてくれたのは分かります。
クレ:いつも五感でマスターを感じています。
タイ:私は嗅覚と味覚が一番だと主張します。
デル:聴覚も重要ですよ。マスターがイク時の声だけでイッちゃいます。
エグ:私は触覚でしょうか。最後に抱きしめてもらうのが最高です。
琇慈:タイス、ちゃっかり混ざるなよ。まあ冗談抜きで言うと、結局語感を揃えるとそこそこの長さになってしまう。ちなみにスキュラたちの名前は実際にあるフランス人の名前のはずだ。
アリ:それでは私たちの名前は違うのですか?
琇慈:どんなものにも限度があってな。アラクネたちとセイレーンたちの一部はぽい名前を作った。
オリ:名前で思い出したんだけど、この国の言葉ってフランス語なの?
琇慈:いや、設定上はごちゃ混ぜだな。文法は英語に近くて、語彙はフランス語とか英語とか日本語とかが混ざってるから、適当に喋っても通じるぞ。ちなみにオリエの日本人名はオリエンヌから逆に作ったけど、元はオリアンヌというフランス人の名前だ。
オリ:昔は嫌だったのよね。おばあちゃんみたいで。
琇慈:だろうな。漢字で書くと織江だ。
オリ:やめて、それは。
エミ:ところで、この話にも余話的なものは足すのですか?
琇慈:これも余話だろ? まあ、他にも書こうと思った話があったらしいんだけど、つながり的に無理だったり、そこまで盛り上げられなさそうだったりして、それで消えた話もある、らしい。
イネ:たとえばどんなのですか?
琇慈:俺が領内に白いストッキングやタイツを流行らせるとか。
イネ:……どういうことですか?
琇慈:いや、この領地って蚊が多いって話があるだろ? それが原因の熱病で亡くなる領民が多いから、農作業のときに白タイツを穿かせれば死者が減らせるかなと思ってな。
イネ:どうしてやめたのですか?
琇慈:蚊取り線香を作ってもらったからな。
エス:煙が出て目が回るやつです。
琇慈:じっと見るものじゃないからな、あれは。
琇慈:そんなわけで、ぶった切ったように終わった今作。誤字脱字くらいは直すそうだけど、期待しないようにということだ。
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