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第十五部:勇者の活躍
第二ダンジョンの探索
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ダンジョンの手前までトゥーリアに乗せてもらった。タクシーで出勤するみたいな使い方になってきたな。呼び出せたらもっと便利なんだろうけど。でもトゥーリアにいつも異空間に入ってもらうのはさすがに彼女に悪い。
「相変わらず速いな」
《速さには自信がある》
トゥーリアが得意そうな表情をした。
「いつもありがとうな」
感謝しているのは間違いない。頬を撫でながらきちんと礼を言う。
《気にする必要はないぞ。我が好きでやっていることじゃ。ではまた町におる》
いつもの言葉を口にするとトゥーリアは戻っていった。俺は前もって複体をセレンに残しているので、帰りは町の近くまで異空間経由で帰る予定だ。
こうやって移動時間を短縮するようになると【転移】の成長が気になってくる。どの魔法もそこそこ練習しているので成長しているけど、思っていたほど移動できる距離が伸びていない。すでにレベル六だけど、距離的には三〇メートルくらいだろうか。最初からは少し伸びたけど、その程度なら屋敷の敷地から出ることもできない。町の中から外に出るのに使えるくらいだ。
スキルのレベルについてはミレーヌに教えてもらったけど、〇から三が初心者、四から五が中級者、六になると上級者、七以上は宮廷魔術師とか完全な専門家になるので、使える者はほとんどいなくなる。【マジックボックス】がレベル八になった時にパーティーメンバーと共有できるようになったけど、実はそれはほとんど知られていない。これまでレベル八になった術者がいなかったからだ。俺が共有できると知ったのは、普通では見れない部分がちょっとだけ見えるようになったからだった。俺も神の見習いとして成長しているらしい。
魔法を含めたスキルには熟練度があるので、鍛えるためには練習しかない。そのためには体力や魔力が必要になる。スキルで消費した体力や魔力が元に戻るには時間がかかる。回復用のポーションを使えば戻るけど、使いすぎると効き目が落ちてくる。そのまま使うと中毒症状のようになって寝込んでしまう。中毒にならないようなポーションはメチャクチャ高い。時間をかけるか金をかけるか。それで分かると思うけど、金がないならコツコツやるしかない。そうなるとレベルが六や七に上がった時にはそれなりの年齢になっているわけだ。
それじゃあエルフなんかは寿命が長いからみんなレベルが高いんだろうと思うかもしれないけど、寿命が長いせいかあまりガツガツしていないので意外にレベルは上がらないそうだ。それでも五〇〇年も六〇〇年も生きていればレベル六や七にはなるそうだけど、その頃には金も貯まっているから上を目指すよりも後進を育てる方向に進むらしい。
◆◆◆
「ここのダンジョンは水らしい。第一ダンジョンとはかなり違うぞ」
サン=フォアは石壁。セレンの第一ダンジョンは土壁。第二ダンジョンは水だと聞いた。
「マスター、水ってどういうことなんですか?」
「前みたいに迷宮っぽいダンジョンじゃなくて、一階層がそのまま自然風景なんだそうだ。川と海が交互にあるらしい」
ダンジョンの種類は多い。迷宮のようなダンジョンも多いけど、入ったら目の前には自然があるというダンジョンもある。そういうダンジョンの場合はその自然環境に応じた魔物が多く、下への階段が隠されていることが多い。受け売りだけどな。
「ここは普通ですね」
「まあまだダンジョンじゃないんだろうな」
地上階部分は普通の石組みの廊下だ。そして下に向かう階段を降りたところには……大自然があった。川がある平原とでも表現すればいいのだろうか。川があって河原があって森もある。ご丁寧に川には橋も架かっているようだから移動は楽だろうな。いざとなれば【飛翔】で飛べばいい。移動速度は遅いけど浮くことができる。
「マスター、何となくですが馴染みがある景色です」
「こんな感じだったのか」
「もう少し森と山が近かったですが」
しかしこの中のどこかに階段があるわけか。どうやって探すか……。
「デルフィーヌ。【飛翔】を使って上から階段が見えないかチェックしてくれ。ここは階段の位置が頻繁に変わるそうだ」
「分かりました」
デルフィーヌはフワッと浮かぶとそのまま上昇し……
ゴンッ‼
天井で頭をぶつけた。上は空みたいだけど天井があるんだな。
「頭は大丈夫かー?」
デルフィーヌは上空で頭を押さえていた。頭をぶつけた直後は落ちそうになったけど持ち直した。
「……ここから上には行けませーん」
デルフィーヌが叫んだのが聞こえた。空をドンドンと叩いている。どうも三〇メートルくらいのところに透明な天井があるらしい。犬たちも体当たりしてるけど効き目はなさそうだ。見た目だけ空なんだろう。これだけ自然があるのに鳥が飛んでいないからな。
「その高さからでいい。何か見えないかー?」
「えーっと……見えましたー! 石造りの建物ですー。ここからあのひょろっと高い木の少し手前でー、距離は七〇〇くらいですー」
「よし、そちらへ向かう。デルフィーヌ、降りてきてくれ」
俺たちは橋があるところは橋を渡り、ないところは【飛翔】で飛び越えつつ目印になっている木の方へ向かって歩き始めた。
◆◆◆
「ところでぶつけた場所は大丈夫か?」
「少しヒリヒリします。それと首が……」
デルフィーヌが戻ってくると、怪我をしていないか調べてみた。
「ちょっとコブになってるな。首はちょっとひねったか。……ほれ、これでいいだろう」
治療魔法をかける。デルフィーヌは全力で走って頭を壁にぶつけたようなものだから、普通の人間なら頭蓋骨骨折とか脛骨骨折とかの大怪我をしたに違いない。この子たちが頑丈でよかった。俺も指示を出す時には気をつけないとな。
「ありがとうございます。まさか天井があるなんて思わなくて」
「俺にも予想していなかった。悪かったな」
デルフィーヌの頭を撫でる。サラサラの髪が気持ちいい。
「マスター、もしよければぎゅっとしてもらえますか?」
「ぎゅっとか?」
まあ名誉の負傷だからな。正面からぎゅっと抱きしめる。
「マスター……」
デルフィーヌを抱きしめていると、他の四人がこちらを見ていた。
「今後は何かのご褒美として抱きしめよう。でも無理はするなよ」
「「「はい」」」
「相変わらず速いな」
《速さには自信がある》
トゥーリアが得意そうな表情をした。
「いつもありがとうな」
感謝しているのは間違いない。頬を撫でながらきちんと礼を言う。
《気にする必要はないぞ。我が好きでやっていることじゃ。ではまた町におる》
いつもの言葉を口にするとトゥーリアは戻っていった。俺は前もって複体をセレンに残しているので、帰りは町の近くまで異空間経由で帰る予定だ。
こうやって移動時間を短縮するようになると【転移】の成長が気になってくる。どの魔法もそこそこ練習しているので成長しているけど、思っていたほど移動できる距離が伸びていない。すでにレベル六だけど、距離的には三〇メートルくらいだろうか。最初からは少し伸びたけど、その程度なら屋敷の敷地から出ることもできない。町の中から外に出るのに使えるくらいだ。
スキルのレベルについてはミレーヌに教えてもらったけど、〇から三が初心者、四から五が中級者、六になると上級者、七以上は宮廷魔術師とか完全な専門家になるので、使える者はほとんどいなくなる。【マジックボックス】がレベル八になった時にパーティーメンバーと共有できるようになったけど、実はそれはほとんど知られていない。これまでレベル八になった術者がいなかったからだ。俺が共有できると知ったのは、普通では見れない部分がちょっとだけ見えるようになったからだった。俺も神の見習いとして成長しているらしい。
魔法を含めたスキルには熟練度があるので、鍛えるためには練習しかない。そのためには体力や魔力が必要になる。スキルで消費した体力や魔力が元に戻るには時間がかかる。回復用のポーションを使えば戻るけど、使いすぎると効き目が落ちてくる。そのまま使うと中毒症状のようになって寝込んでしまう。中毒にならないようなポーションはメチャクチャ高い。時間をかけるか金をかけるか。それで分かると思うけど、金がないならコツコツやるしかない。そうなるとレベルが六や七に上がった時にはそれなりの年齢になっているわけだ。
それじゃあエルフなんかは寿命が長いからみんなレベルが高いんだろうと思うかもしれないけど、寿命が長いせいかあまりガツガツしていないので意外にレベルは上がらないそうだ。それでも五〇〇年も六〇〇年も生きていればレベル六や七にはなるそうだけど、その頃には金も貯まっているから上を目指すよりも後進を育てる方向に進むらしい。
◆◆◆
「ここのダンジョンは水らしい。第一ダンジョンとはかなり違うぞ」
サン=フォアは石壁。セレンの第一ダンジョンは土壁。第二ダンジョンは水だと聞いた。
「マスター、水ってどういうことなんですか?」
「前みたいに迷宮っぽいダンジョンじゃなくて、一階層がそのまま自然風景なんだそうだ。川と海が交互にあるらしい」
ダンジョンの種類は多い。迷宮のようなダンジョンも多いけど、入ったら目の前には自然があるというダンジョンもある。そういうダンジョンの場合はその自然環境に応じた魔物が多く、下への階段が隠されていることが多い。受け売りだけどな。
「ここは普通ですね」
「まあまだダンジョンじゃないんだろうな」
地上階部分は普通の石組みの廊下だ。そして下に向かう階段を降りたところには……大自然があった。川がある平原とでも表現すればいいのだろうか。川があって河原があって森もある。ご丁寧に川には橋も架かっているようだから移動は楽だろうな。いざとなれば【飛翔】で飛べばいい。移動速度は遅いけど浮くことができる。
「マスター、何となくですが馴染みがある景色です」
「こんな感じだったのか」
「もう少し森と山が近かったですが」
しかしこの中のどこかに階段があるわけか。どうやって探すか……。
「デルフィーヌ。【飛翔】を使って上から階段が見えないかチェックしてくれ。ここは階段の位置が頻繁に変わるそうだ」
「分かりました」
デルフィーヌはフワッと浮かぶとそのまま上昇し……
ゴンッ‼
天井で頭をぶつけた。上は空みたいだけど天井があるんだな。
「頭は大丈夫かー?」
デルフィーヌは上空で頭を押さえていた。頭をぶつけた直後は落ちそうになったけど持ち直した。
「……ここから上には行けませーん」
デルフィーヌが叫んだのが聞こえた。空をドンドンと叩いている。どうも三〇メートルくらいのところに透明な天井があるらしい。犬たちも体当たりしてるけど効き目はなさそうだ。見た目だけ空なんだろう。これだけ自然があるのに鳥が飛んでいないからな。
「その高さからでいい。何か見えないかー?」
「えーっと……見えましたー! 石造りの建物ですー。ここからあのひょろっと高い木の少し手前でー、距離は七〇〇くらいですー」
「よし、そちらへ向かう。デルフィーヌ、降りてきてくれ」
俺たちは橋があるところは橋を渡り、ないところは【飛翔】で飛び越えつつ目印になっている木の方へ向かって歩き始めた。
◆◆◆
「ところでぶつけた場所は大丈夫か?」
「少しヒリヒリします。それと首が……」
デルフィーヌが戻ってくると、怪我をしていないか調べてみた。
「ちょっとコブになってるな。首はちょっとひねったか。……ほれ、これでいいだろう」
治療魔法をかける。デルフィーヌは全力で走って頭を壁にぶつけたようなものだから、普通の人間なら頭蓋骨骨折とか脛骨骨折とかの大怪我をしたに違いない。この子たちが頑丈でよかった。俺も指示を出す時には気をつけないとな。
「ありがとうございます。まさか天井があるなんて思わなくて」
「俺にも予想していなかった。悪かったな」
デルフィーヌの頭を撫でる。サラサラの髪が気持ちいい。
「マスター、もしよければぎゅっとしてもらえますか?」
「ぎゅっとか?」
まあ名誉の負傷だからな。正面からぎゅっと抱きしめる。
「マスター……」
デルフィーヌを抱きしめていると、他の四人がこちらを見ていた。
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「「「はい」」」
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