146 / 273
第十一部:家族がいるということ
シュウジの妻であるということ
しおりを挟む
「シュウジさんは【愛の神(下級神見習い)】となっています。すでに愛の神なのに下級神見習いという、少しややこしい立場です。人から見れば神になりますけど、神の中では見習いと見なされます」
「レアケースか?」
「いえ、頻繁ではありませんけど、あることはあります。宿題を残したまま上がってしまった飛び級、と言えば分かりますか?」
「そう言われると分かる気がする」
つまり俺の場合は仕事が決まっているので試験はない。でも二〇〇〇年ほどは見習いの期間がある。二〇〇〇年と聞けば長く思えるけど、人の寿命の二〇倍と思えばそこまで長くはない……ことはないな。とりあえず神として仕事をしつつ、無事に二〇〇〇年が過ぎればめでたく正式な下級神になると。
「そういや外見はどうなるんだ?」
「シュウジさんは年は取りません。取ることもできますけど、その場合は普通に寿命で死んでしまいますよ」
「それなら取らない方がいいのか」
無理に年を取る必要はないよな。神様って年寄りってイメージはあるけど、あれは仙人のイメージなんだろうな。
「ミレーヌ様、それはシュウジ様だけが年を取らないということですよね?」
エミリアが心配そうにそう聞いた。俺とミレーヌだけが若いままで、他は年を取ってしまう。我儘かもしれないけど、それは嫌だ。だからそれはない。
「いえ、ここにいるみなさんには【愛の男神シュウジの妻】が付いていると思います。年を取りませんから寿命で死ぬことはありません」
「「「えっ?」」」
ミレーヌがいきなりの不老宣言。驚いてないのはベラと母さんだけだ。ベラには抱いた直後にすでに話した。元々長命なベラは俺の最後を看取るつもりでいた。でもあの時ステータスを確認させ、【愛の男神シュウジの妻】と【愛の男神シュウジの眷属】の効き目を教えた。
「少し確認してみたところ、シュウジさんが『この女性は手元に置いておきたい』と思った相手にそれが付くようです」
ミレーヌだって全知全能じゃない。そもそも下級神の一人だ。一般的なことは知ってても、恋愛事情や結婚事情にそこまで詳しくないのは仕方がない。しかも男の側の話となると尚更だった。だから少しずつ調べてもらった。
簡単にまとめると、俺が女を抱く。その際に「この女は大切にしたい」と思いながら抱いて中に出すと【愛の男神シュウジの妻】が付くらしい。俺じゃなくても男神が女を抱くとそうなるそうだ。
そして【愛の男神シュウジの眷属】の方は神としての俺の関係者ということで、少しステータスが上がる。特に死ににくくなるそうだ。それと眷属同士は仲良くなるらしい。
ある意味では俺がミレーヌのうなじの汗を舐めて〔神の欠片〕とやらを得たのと理屈は同じらしい。俺が女の中に〔神の欠片〕を注ぎ込むわけだ。
これは母さんにも付いた。俺に抱きついて首筋を舐め回した時に俺の汗でも体に入ったんだろう。本人がステータスを見て俺に聞いてきたから気づいた。
「みなさんは今後は年を取りません。【愛の男神シュウジの妻】の詳細を見てください。そこの一番下を触ると〔不老化〕という項目が出てきます。今はオンになっているはずですが、それをオフにすればその間は年を取ります。各自で見た目は調節してください」
「アタシのこともそう思ってくれたんだ」
ミレーヌが説明するとオリエがデレた。こいつはデレる時は急にデレる。そこが可愛いからついつい弄り倒してしまうけど。
「ただし不老になっても不死ではないので注意してください。【愛の男神シュウジの眷属】が付いていればステータスが上がりますから、死ににくくはなると思いますけど」
◆◆◆
休憩が終わると今度は【愛の神】とは何なのかをワンコから聞くことになった。ここしばらくミレーヌにくっついて色々と聞いていたようだ。
こいつは引っ込み思案で大人しい系サブカル好きによくありがちな、「そんなことを覚えてどうするんだ?」ってことに詳しい。でも実際は大人しくはない。動きも話し方もとろくさいから大人しく見えるだけだ。俺も最初は騙された。
「まずぅ、愛の神の愛はぁどちらかというとぉ恋愛じゃなくてぇ愛欲の方ですぅ」
「ドロドロした方だな」
これはミレーヌからも聞いている。だからとりあえず女を抱くのが仕事だと。
「はいぃ。グッチョグチョでエロエロの方ですぅ。ヒンドゥー教にはぁプルシャールタと呼ばれるぅ、人生における四つの目的がありますぅ。道徳や倫理を表すぅダルマとぉ、富や実利を表すぅアルタとぉ、解放を表すぅモークシャとぉ、愛や欲望を表すぅカーマですぅ」
「カーマスートラのカーマか?」
「そうですぅ。カーマスートラはぁ性愛に関するぅ聖典という意味ですねぇ。性典ですねぇ」
俺がカーマと聞いてまず思いつくのがそれだ。
「カーマを司る愛の神がぁカーマデーヴァですぅ。デーヴァはぁサンスクリットでぇ神を表しますぅ。妻のラティはぁ快楽ぅ、プリーティはぁ歓喜を表しますぅ。友人にぃ春を表すぅヴァサンタがいますぅ」
妻も友人もなかなかいい感じだな。
「矢を射ってぇ、射られた人のぉ恋愛感情を引き起こすのがぁお仕事ですぅ。ギリシャ神話ではぁエロスぅ、ローマ神話ではぁクピドに相当しますねぇ。英語読みならぁキューピッドですぅ。釈迦の修行のぉ邪魔をしたマーラはぁカーマの別名でぇ、日本ではぁ悪魔の魔にぃ阿修羅の羅ぁという漢字がぁ充てられますぅ」
「要するにマラだな?」
「はいぃ。イチモツのことですねぇ。日本語でもぉ表現はいっぱいありますけどぉ、英語ではぁソーセージとかぁハードキャンディーとかぁ食べ物に例えることもぉありますねぇ。ちなみにぃ、フル勃起状態はぁハードオンでぇ、フニャチン状態はぁハードオフですぅ」
相変わらずどうでもいいことをよく知ってるな。
「ねえねえ、コワタリ」
「ん? 何だ?」
眉を寄せてオリエが聞いてきた。
「イチコってこんな子だったの?」
「イチコ? ああ」
忘れそうになるけど、イチコは前の名前、ワンコが俺が付けたあだ名、今の名前はマルティーヌだ。
「そうだぞ。昔っからエロエロのデロッデロのグッチョグチョだ。出かける暇があるならヤってほしいって言ってたからな。週末うちに来る時は必ず最低ゴム三箱は持参してたな」
「あ、そうなんだ……って最低三箱?」
「ああ、最低三箱だ。そのうち一箱は後ろに入れてたな」
「一箱後ろ……」
オリエが尻に手をやった。若干引き気味だ。まあオリエは保健室で寝ている俺を起こしにくるワンコしか知らないからな。いつでものほほんとして、うっかりすると俺の横で寝てしまいそうな、かなりとろくさい子だ。
普段が省エネ気味だからかどうか分からないけど夜はよく動く。もう少し昼間頑張れよってくらいよく動く。
「二泊三日の最高記録が六箱と三つだ」
「六箱と三つ……」
「一応一箱が一〇個だぞ」
「分かってるわよ」
普通は一〇個入りか一二個入りだけど二〇個入りもあるし、業務用だと一四四個入りとかある。さすがに一四四個入りを六箱はあり得ない。
「あいつはたまにおかしなことを言い出すからな。『車の中でぇヤってみたかったんですぅ』って免許を取って初ドライブの時に言われた」
「え~~~~?」
まあそういう声が出るよな。
「ダメですかぁ?」
「公然わいせつ罪とか道交法違反とか、色々と問題があるわよ」
「そりゃ大丈夫だ。結局ドライブはドライブでラブホまで行った。そっちはうちのガレージを使ったから」
「う~~~~ん」
オリエは首を傾げている。まあ良くはないよな。
「声と音は漏れたと思うけど、見られることはなかったはずだ。ガレージの前に目隠しは立てたから」
「そのせいでぇちょっとスリルがぁ足りませんでしたねぇ」
「アンタとイチコが仲良くやってたのがようやく分かったわ」
「お前だって俺と保健室で仲良くヤってただろ」
「そっちじゃないわよ!」
オリエが吠える。もちろん分かってて言っただけだ。
「レアケースか?」
「いえ、頻繁ではありませんけど、あることはあります。宿題を残したまま上がってしまった飛び級、と言えば分かりますか?」
「そう言われると分かる気がする」
つまり俺の場合は仕事が決まっているので試験はない。でも二〇〇〇年ほどは見習いの期間がある。二〇〇〇年と聞けば長く思えるけど、人の寿命の二〇倍と思えばそこまで長くはない……ことはないな。とりあえず神として仕事をしつつ、無事に二〇〇〇年が過ぎればめでたく正式な下級神になると。
「そういや外見はどうなるんだ?」
「シュウジさんは年は取りません。取ることもできますけど、その場合は普通に寿命で死んでしまいますよ」
「それなら取らない方がいいのか」
無理に年を取る必要はないよな。神様って年寄りってイメージはあるけど、あれは仙人のイメージなんだろうな。
「ミレーヌ様、それはシュウジ様だけが年を取らないということですよね?」
エミリアが心配そうにそう聞いた。俺とミレーヌだけが若いままで、他は年を取ってしまう。我儘かもしれないけど、それは嫌だ。だからそれはない。
「いえ、ここにいるみなさんには【愛の男神シュウジの妻】が付いていると思います。年を取りませんから寿命で死ぬことはありません」
「「「えっ?」」」
ミレーヌがいきなりの不老宣言。驚いてないのはベラと母さんだけだ。ベラには抱いた直後にすでに話した。元々長命なベラは俺の最後を看取るつもりでいた。でもあの時ステータスを確認させ、【愛の男神シュウジの妻】と【愛の男神シュウジの眷属】の効き目を教えた。
「少し確認してみたところ、シュウジさんが『この女性は手元に置いておきたい』と思った相手にそれが付くようです」
ミレーヌだって全知全能じゃない。そもそも下級神の一人だ。一般的なことは知ってても、恋愛事情や結婚事情にそこまで詳しくないのは仕方がない。しかも男の側の話となると尚更だった。だから少しずつ調べてもらった。
簡単にまとめると、俺が女を抱く。その際に「この女は大切にしたい」と思いながら抱いて中に出すと【愛の男神シュウジの妻】が付くらしい。俺じゃなくても男神が女を抱くとそうなるそうだ。
そして【愛の男神シュウジの眷属】の方は神としての俺の関係者ということで、少しステータスが上がる。特に死ににくくなるそうだ。それと眷属同士は仲良くなるらしい。
ある意味では俺がミレーヌのうなじの汗を舐めて〔神の欠片〕とやらを得たのと理屈は同じらしい。俺が女の中に〔神の欠片〕を注ぎ込むわけだ。
これは母さんにも付いた。俺に抱きついて首筋を舐め回した時に俺の汗でも体に入ったんだろう。本人がステータスを見て俺に聞いてきたから気づいた。
「みなさんは今後は年を取りません。【愛の男神シュウジの妻】の詳細を見てください。そこの一番下を触ると〔不老化〕という項目が出てきます。今はオンになっているはずですが、それをオフにすればその間は年を取ります。各自で見た目は調節してください」
「アタシのこともそう思ってくれたんだ」
ミレーヌが説明するとオリエがデレた。こいつはデレる時は急にデレる。そこが可愛いからついつい弄り倒してしまうけど。
「ただし不老になっても不死ではないので注意してください。【愛の男神シュウジの眷属】が付いていればステータスが上がりますから、死ににくくはなると思いますけど」
◆◆◆
休憩が終わると今度は【愛の神】とは何なのかをワンコから聞くことになった。ここしばらくミレーヌにくっついて色々と聞いていたようだ。
こいつは引っ込み思案で大人しい系サブカル好きによくありがちな、「そんなことを覚えてどうするんだ?」ってことに詳しい。でも実際は大人しくはない。動きも話し方もとろくさいから大人しく見えるだけだ。俺も最初は騙された。
「まずぅ、愛の神の愛はぁどちらかというとぉ恋愛じゃなくてぇ愛欲の方ですぅ」
「ドロドロした方だな」
これはミレーヌからも聞いている。だからとりあえず女を抱くのが仕事だと。
「はいぃ。グッチョグチョでエロエロの方ですぅ。ヒンドゥー教にはぁプルシャールタと呼ばれるぅ、人生における四つの目的がありますぅ。道徳や倫理を表すぅダルマとぉ、富や実利を表すぅアルタとぉ、解放を表すぅモークシャとぉ、愛や欲望を表すぅカーマですぅ」
「カーマスートラのカーマか?」
「そうですぅ。カーマスートラはぁ性愛に関するぅ聖典という意味ですねぇ。性典ですねぇ」
俺がカーマと聞いてまず思いつくのがそれだ。
「カーマを司る愛の神がぁカーマデーヴァですぅ。デーヴァはぁサンスクリットでぇ神を表しますぅ。妻のラティはぁ快楽ぅ、プリーティはぁ歓喜を表しますぅ。友人にぃ春を表すぅヴァサンタがいますぅ」
妻も友人もなかなかいい感じだな。
「矢を射ってぇ、射られた人のぉ恋愛感情を引き起こすのがぁお仕事ですぅ。ギリシャ神話ではぁエロスぅ、ローマ神話ではぁクピドに相当しますねぇ。英語読みならぁキューピッドですぅ。釈迦の修行のぉ邪魔をしたマーラはぁカーマの別名でぇ、日本ではぁ悪魔の魔にぃ阿修羅の羅ぁという漢字がぁ充てられますぅ」
「要するにマラだな?」
「はいぃ。イチモツのことですねぇ。日本語でもぉ表現はいっぱいありますけどぉ、英語ではぁソーセージとかぁハードキャンディーとかぁ食べ物に例えることもぉありますねぇ。ちなみにぃ、フル勃起状態はぁハードオンでぇ、フニャチン状態はぁハードオフですぅ」
相変わらずどうでもいいことをよく知ってるな。
「ねえねえ、コワタリ」
「ん? 何だ?」
眉を寄せてオリエが聞いてきた。
「イチコってこんな子だったの?」
「イチコ? ああ」
忘れそうになるけど、イチコは前の名前、ワンコが俺が付けたあだ名、今の名前はマルティーヌだ。
「そうだぞ。昔っからエロエロのデロッデロのグッチョグチョだ。出かける暇があるならヤってほしいって言ってたからな。週末うちに来る時は必ず最低ゴム三箱は持参してたな」
「あ、そうなんだ……って最低三箱?」
「ああ、最低三箱だ。そのうち一箱は後ろに入れてたな」
「一箱後ろ……」
オリエが尻に手をやった。若干引き気味だ。まあオリエは保健室で寝ている俺を起こしにくるワンコしか知らないからな。いつでものほほんとして、うっかりすると俺の横で寝てしまいそうな、かなりとろくさい子だ。
普段が省エネ気味だからかどうか分からないけど夜はよく動く。もう少し昼間頑張れよってくらいよく動く。
「二泊三日の最高記録が六箱と三つだ」
「六箱と三つ……」
「一応一箱が一〇個だぞ」
「分かってるわよ」
普通は一〇個入りか一二個入りだけど二〇個入りもあるし、業務用だと一四四個入りとかある。さすがに一四四個入りを六箱はあり得ない。
「あいつはたまにおかしなことを言い出すからな。『車の中でぇヤってみたかったんですぅ』って免許を取って初ドライブの時に言われた」
「え~~~~?」
まあそういう声が出るよな。
「ダメですかぁ?」
「公然わいせつ罪とか道交法違反とか、色々と問題があるわよ」
「そりゃ大丈夫だ。結局ドライブはドライブでラブホまで行った。そっちはうちのガレージを使ったから」
「う~~~~ん」
オリエは首を傾げている。まあ良くはないよな。
「声と音は漏れたと思うけど、見られることはなかったはずだ。ガレージの前に目隠しは立てたから」
「そのせいでぇちょっとスリルがぁ足りませんでしたねぇ」
「アンタとイチコが仲良くやってたのがようやく分かったわ」
「お前だって俺と保健室で仲良くヤってただろ」
「そっちじゃないわよ!」
オリエが吠える。もちろん分かってて言っただけだ。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる