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第五部:勉強と試験
家庭教師と勉強(真面目に不真面目)
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歓迎会を兼ねた食事が終わった。リュシエンヌの微妙な発言が何度も出たけど、何かが起きたわけじゃない。ウィットに富んだジョークというか微妙な下ネタが多かったけど、歓迎会は無難に終わった。
食事が終われば居間に移動。そこで話をしたり日報紙を読んだりして寛いでいると、三人は風呂に向かった。向かったと思ったらリュシエンヌだけが戻ってきた。手には本を持っている。
「公爵様、こちらをご覧ください」
「それは艶本か?」
艶本、つまりエロ本だ。見た目だけじゃエロ小説かエロ漫画かヌード写真集かは分からない。分からないからこそ持ち歩いてもバレない。
「はい。お気に入りでございます」
「お気に入りか……」
お気に入りのエロ本がどんな内容なのかが気になる。彼女が俺に興味があるのもなんとなく分かる。接点はあのパーティーでの一言だけなんだけどな。
小説の内容としては……貴族とその屋敷に仕えるメイドが、日々屋敷に中で行っているドロドロしたあれやこれやを妙にサッパリとした文章で書いた官能小説だった。官能小説って世界が変わっても表現は似ているのか。言語が違うから言葉は違っても、頭の中で翻訳された言葉はお馴染みのものだった。〔抽送〕って他のジャンルでは聞かないよな?
ミレーヌとエミリアはもう風呂から上がっただろう。
「リュシエンヌ。先に風呂に入ってくれていいぞ」
「いえ、私は後で結構でございます」
「そうか?」
「はい」
俺はそこまで長風呂じゃない。烏の行水ほどじゃないけど。だからさっさと入ってリュシエンヌに入ってもらえばいいだろう。
「それじゃ先に風呂に入ってくる」
「公爵様、私も一緒によろしいですか?」
「ん? 一緒って、風呂は一つしかないぞ?」
「構いません」
さっき「後で結構」って言ったよな? 俺はいいけどな。
「リュシエンヌがいいと言うなら問題ない。案内しよう」
「よろしくお願いします」
着替えが必要ないというのは楽でいい。脱いだ服は自分のカゴに放り込み、出る時はバスローブを着て部屋に向かうだけ。脱いだ服は洗濯され、また部屋に戻してもらえる。
脱衣場に入ると、もうリュシエンヌのカゴも用意されていた。そのリュシエンヌは俺の横で服を脱いでいる。この感覚は何だろうな。銭湯に行ったら父親と一緒に来た、やたら発育のいい少女が男湯の脱衣場で裸になった感じか。いや、そこまで若くはないな。小柄なだけで。もう男湯に入る年齢じゃない。
リュシエンヌは小柄だけあって肉付きはそれほど良くない。痩せているわけではなく、ミレーヌとエミリアが出るところが出すぎているだけだろう。
洗い場で軽く体を洗って湯船に浸かっていると、体を洗い終えたリュシエンヌが俺の前にやって来た。髪が濡れないようにアップにしてタオルを巻いているけど、体をタオルで隠したりしていない。そして俺の横にでも座るのかと思えば、俺の前で立ったままだった。さっきの小説にこんなシチュエーションがあったな。あれはメイドと主人だったけど。
なるほど、リュシエンヌは薄いのか。顔を上げて彼女の顔見ると、何かを期待しているように顔が赤い。少し顔を近づけると、石鹸で体を洗い終えたばかりなのに女の匂いがした。ほほう、まだ若いのに女なんだな。
「この体勢で俺は何をしたらいいんだ?」
「勉強です」
「とてもそうは思えないんだが」
「夜には夜の勉強が必要です」
「そうか。だが勉強は部屋でじっくりとするものだろう。それならこれは予習か?」
「そうですね。しっかり予習をなさってください」
しっかりした勉強は戻ってからだ。まずは軽めの予習から。どんなことでも準備はしっかりしなければならない。
俺の目の前には夜露に濡れた黒い絹糸がある。おそらくこれは賢者の石を見つけるための目印に違いない。賢者の石は不老不死の霊薬を生み出すと言われている。男ならそれを探し求めるしかないだろう。
ああ、これが賢者の石か。そらならそこから湧き出るこの液体が霊薬に違いない。俺は一心不乱に啜り続ける。なにやら頭の上の方から微かに聞こえる声は、俺を賢者の石に導いた天女の声だろうか。
しばらくするとリュシエンヌの膝が折れて湯船の中に倒れそうになったので抱き止めて座らせ、それから抱きしめた。
「はっ、はっ、はあっ……。こ、公爵様、予習は……満点でございます♡」
リュシアンヌは荒い息をしている。合格点を貰えたようだ。
「よし、ここを出たら勉強だ。最後までしっかりと付き合ってくれよ」
「もちろんでございます。最後までお付き合いいたします。最後の最後まで」
俺はリュシエンヌを抱き上げで脱衣所に向かった。そこでバスローブに着替えると、やや足早にリュシエンヌの部屋に向かった。
……。
…………。
俺は大きな勘違いをしていた。
ミレーヌは至高でエミリアは究極。でも人は常に最高のものだけを経験することはできない。日常があるからこそ非日常が際立つ。ここしばらくは非日常、つまり至高と究極ばかりを味わっていたから、日常が非常に新鮮に感じた。
ただリュシエンヌの名誉のために言えば、彼女は非常に美しく、その見た目を言葉で表せば清純や無垢が一番よく当てはまるだろう。見た目だけは。
体の凹凸はやや控えめでも、頭が小さいからかバランスが素晴らしい。全体的に小柄と言えばいいのか。そしてふとベッドで横たわるリュシエンヌを見た時、俺の頭にはあるイメージが頭に浮かんだ。
彼女の体は石庭かもしれない。禅の思想だ。無駄を省き、虚飾を取り去り、そこにあるものをあるがままに受け入れる。
もしかしたら仙厓義梵の『○△□図』なのかもしれない。最も解釈が難解な禅画の一つとして知られる、ただ○と△と□があるだけのもの。大宇宙を小宇宙に収めようとしたとも言われている。
そう、リュシエンヌにミレーヌの胸やエミリアの尻を付けても美しくは思えない。リュシエンヌは今のリュシエンヌで十分だ。ではそのリュシエンヌを何と呼ぶべきか。無窮か至極あたりだろうか。
その無窮に獣欲を叩きつけるのは野蛮人のすることだ。俺はできる限り優しくリュシエンヌを愛でた。
「公爵様、今宵の本番の勉強はいかがでしたか?」
「予習もあったから最後までしっかりと結果が出せたようだ」
「それはよろしゅうございました。私も大変勉強になりました。まさかあのような方法があろうとは」
リュシエンヌが笑いながら答える。真面目な顔もいいけど、こういう笑顔も見たかった。美少女は笑顔が一番だ。
もちろんお互いに冗談で言っていることは分かっている。でも彼女がここに来たのは俺の家庭教師をするためなので、俺と彼女は勉強をしなければならない。そこに○△□はない。でも凸と凹は存在する。
「だが復習もしっかりと行わないと終わったことにはならないだろう」
「そうでございますね。かなり遅くなりましたが、お続けになりますか?」
「お前の方は大丈夫か? 俺はまだまだいくらでも復習をするつもりだが」
「私もまだまだ教えたりない部分があると思っております。もう二時間ほどは必要になりましょう」
「二時間で足りるかどうか分からないぞ」
「望むところです。公爵様が勉強好きな方で私は大満足でございます」
食事が終われば居間に移動。そこで話をしたり日報紙を読んだりして寛いでいると、三人は風呂に向かった。向かったと思ったらリュシエンヌだけが戻ってきた。手には本を持っている。
「公爵様、こちらをご覧ください」
「それは艶本か?」
艶本、つまりエロ本だ。見た目だけじゃエロ小説かエロ漫画かヌード写真集かは分からない。分からないからこそ持ち歩いてもバレない。
「はい。お気に入りでございます」
「お気に入りか……」
お気に入りのエロ本がどんな内容なのかが気になる。彼女が俺に興味があるのもなんとなく分かる。接点はあのパーティーでの一言だけなんだけどな。
小説の内容としては……貴族とその屋敷に仕えるメイドが、日々屋敷に中で行っているドロドロしたあれやこれやを妙にサッパリとした文章で書いた官能小説だった。官能小説って世界が変わっても表現は似ているのか。言語が違うから言葉は違っても、頭の中で翻訳された言葉はお馴染みのものだった。〔抽送〕って他のジャンルでは聞かないよな?
ミレーヌとエミリアはもう風呂から上がっただろう。
「リュシエンヌ。先に風呂に入ってくれていいぞ」
「いえ、私は後で結構でございます」
「そうか?」
「はい」
俺はそこまで長風呂じゃない。烏の行水ほどじゃないけど。だからさっさと入ってリュシエンヌに入ってもらえばいいだろう。
「それじゃ先に風呂に入ってくる」
「公爵様、私も一緒によろしいですか?」
「ん? 一緒って、風呂は一つしかないぞ?」
「構いません」
さっき「後で結構」って言ったよな? 俺はいいけどな。
「リュシエンヌがいいと言うなら問題ない。案内しよう」
「よろしくお願いします」
着替えが必要ないというのは楽でいい。脱いだ服は自分のカゴに放り込み、出る時はバスローブを着て部屋に向かうだけ。脱いだ服は洗濯され、また部屋に戻してもらえる。
脱衣場に入ると、もうリュシエンヌのカゴも用意されていた。そのリュシエンヌは俺の横で服を脱いでいる。この感覚は何だろうな。銭湯に行ったら父親と一緒に来た、やたら発育のいい少女が男湯の脱衣場で裸になった感じか。いや、そこまで若くはないな。小柄なだけで。もう男湯に入る年齢じゃない。
リュシエンヌは小柄だけあって肉付きはそれほど良くない。痩せているわけではなく、ミレーヌとエミリアが出るところが出すぎているだけだろう。
洗い場で軽く体を洗って湯船に浸かっていると、体を洗い終えたリュシエンヌが俺の前にやって来た。髪が濡れないようにアップにしてタオルを巻いているけど、体をタオルで隠したりしていない。そして俺の横にでも座るのかと思えば、俺の前で立ったままだった。さっきの小説にこんなシチュエーションがあったな。あれはメイドと主人だったけど。
なるほど、リュシエンヌは薄いのか。顔を上げて彼女の顔見ると、何かを期待しているように顔が赤い。少し顔を近づけると、石鹸で体を洗い終えたばかりなのに女の匂いがした。ほほう、まだ若いのに女なんだな。
「この体勢で俺は何をしたらいいんだ?」
「勉強です」
「とてもそうは思えないんだが」
「夜には夜の勉強が必要です」
「そうか。だが勉強は部屋でじっくりとするものだろう。それならこれは予習か?」
「そうですね。しっかり予習をなさってください」
しっかりした勉強は戻ってからだ。まずは軽めの予習から。どんなことでも準備はしっかりしなければならない。
俺の目の前には夜露に濡れた黒い絹糸がある。おそらくこれは賢者の石を見つけるための目印に違いない。賢者の石は不老不死の霊薬を生み出すと言われている。男ならそれを探し求めるしかないだろう。
ああ、これが賢者の石か。そらならそこから湧き出るこの液体が霊薬に違いない。俺は一心不乱に啜り続ける。なにやら頭の上の方から微かに聞こえる声は、俺を賢者の石に導いた天女の声だろうか。
しばらくするとリュシエンヌの膝が折れて湯船の中に倒れそうになったので抱き止めて座らせ、それから抱きしめた。
「はっ、はっ、はあっ……。こ、公爵様、予習は……満点でございます♡」
リュシアンヌは荒い息をしている。合格点を貰えたようだ。
「よし、ここを出たら勉強だ。最後までしっかりと付き合ってくれよ」
「もちろんでございます。最後までお付き合いいたします。最後の最後まで」
俺はリュシエンヌを抱き上げで脱衣所に向かった。そこでバスローブに着替えると、やや足早にリュシエンヌの部屋に向かった。
……。
…………。
俺は大きな勘違いをしていた。
ミレーヌは至高でエミリアは究極。でも人は常に最高のものだけを経験することはできない。日常があるからこそ非日常が際立つ。ここしばらくは非日常、つまり至高と究極ばかりを味わっていたから、日常が非常に新鮮に感じた。
ただリュシエンヌの名誉のために言えば、彼女は非常に美しく、その見た目を言葉で表せば清純や無垢が一番よく当てはまるだろう。見た目だけは。
体の凹凸はやや控えめでも、頭が小さいからかバランスが素晴らしい。全体的に小柄と言えばいいのか。そしてふとベッドで横たわるリュシエンヌを見た時、俺の頭にはあるイメージが頭に浮かんだ。
彼女の体は石庭かもしれない。禅の思想だ。無駄を省き、虚飾を取り去り、そこにあるものをあるがままに受け入れる。
もしかしたら仙厓義梵の『○△□図』なのかもしれない。最も解釈が難解な禅画の一つとして知られる、ただ○と△と□があるだけのもの。大宇宙を小宇宙に収めようとしたとも言われている。
そう、リュシエンヌにミレーヌの胸やエミリアの尻を付けても美しくは思えない。リュシエンヌは今のリュシエンヌで十分だ。ではそのリュシエンヌを何と呼ぶべきか。無窮か至極あたりだろうか。
その無窮に獣欲を叩きつけるのは野蛮人のすることだ。俺はできる限り優しくリュシエンヌを愛でた。
「公爵様、今宵の本番の勉強はいかがでしたか?」
「予習もあったから最後までしっかりと結果が出せたようだ」
「それはよろしゅうございました。私も大変勉強になりました。まさかあのような方法があろうとは」
リュシエンヌが笑いながら答える。真面目な顔もいいけど、こういう笑顔も見たかった。美少女は笑顔が一番だ。
もちろんお互いに冗談で言っていることは分かっている。でも彼女がここに来たのは俺の家庭教師をするためなので、俺と彼女は勉強をしなければならない。そこに○△□はない。でも凸と凹は存在する。
「だが復習もしっかりと行わないと終わったことにはならないだろう」
「そうでございますね。かなり遅くなりましたが、お続けになりますか?」
「お前の方は大丈夫か? 俺はまだまだいくらでも復習をするつもりだが」
「私もまだまだ教えたりない部分があると思っております。もう二時間ほどは必要になりましょう」
「二時間で足りるかどうか分からないぞ」
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