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第一章:領主一年目
麦わらと逃亡
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「あまりにも多すぎて、何か他に使い道がないかと考えてはいるのですが」
「普通の何倍も出るからな……」
農民たちから麦わらが多すぎてどうにかならないかと相談を受けた。
まずは馬や牛の餌だろうが、馬も牛も麦わらばかり食べるわけでもないし、サイロばかり増やしても仕方がないのでどうしたらいいのかという相談だった。建物がいくつも増えたと思ったら、あれはサイロか。
俺も忙しくなってきたのでたまには話をしに行くが、農地も牧場もそれぞれ担当者たちに任せっぱなしだ。麦用の倉庫も数が増えていた。すでに四回刈り入れて、今は五回目を育て始めたという報告があった。そろそろ対処しなければ麦わらは増える一方だが、手が足りない。
それ以外の使い道は寝具だ。大きな袋に短く切った麦わらを入れ、一つをマットレスとしてベッドに敷き、もう一つを毛布のように体の上に乗せる。同じように枕としても使う。同じようにクッションを作ることもある。麦わらの代わりに草や木の葉を干して入れることもある。城で使われているものには綿が使われている。
夏の農作業用に麦わらで帽子を作ることもある。ハイデはそこまで暑くなる土地ではなかったが、それでも真夏に外で作業を続ければ頭が熱くなる。だがそんなにたくさんは必要ない。それほど傷むものでもないから新しくするのもそれほど頻繁ではない。
畑の土を良くするために麦わらを細かく切って畑にすき込むこともあるが、すぐに土に還るわけでもなく、それなりに時間がかかる。
森にある腐葉土や麦わら、それに牛や馬の糞、これらをまとめて穴に入れておけば発酵して堆肥ができるが、ここではまだ作っていない。できたとして売るにしても、堆肥は他の町でも手に入るものだ。うちで作ったものが売れるとも限らない。
エサを除けば一番量が使えそうなのが寝具で、余れば堆肥にでも使うしかないが、竜の鱗のせいでほとんど肥料が必要なくなっている。念のために収穫後は追肥をしているそうだが、回を追うごとに量を減らしていると。それでも収穫量に影響しないらしい。もしかしたら肥料は必要ないかもしれないと言われた。
何かこう、まとめて使えて、しかも処分に困らず、毎年新しく作っても問題ないようなものを麦わらで作れないものか。
とりあえず麦わらを少し異空間に入れ、何かに使えないかを聞いて回ることにした。
「なるほど、それで私たちのところに」
「たしかに適役ですね」
「ああ。木ではないが、何か考えがないかと思って相談に来た」
木工職人のアレクと家具職人のホラーツと話をすることにした。麦わらと木は違うが、おがくずを使って何かを作ることもあるそうなので、麦わらでも何かが作れないかと思ったからだ。無理なら無理でかまわないが、何か考えがあれば嬉しい。
「そうですね。私は見たことはありませんが、おがくずに熱と力を加えることで、もう一度板に戻す技法があると聞いたことがあります」
「私もそれっぽい話は聞きました。膠を使って固めるそうです。薄い板で挟めば普通の板のように使えると」
「……なるほど。板と板の間に膠を混ぜた麦わらを挟んで熱と圧力をかける。熱は無理だが圧力はいけるかもしれないな」
「うろ覚えですみません」
「聞きかじった程度でもお役に立てれば」
膠は魔獣や野獣の皮や骨を煮込んで抽出したものだ。接着に使われる。
「もしよろしければ、我々にその研究をさせていただけませんか?」
「いいのか?」
「はい、おがくずや麦わらが使えるのであれば、厚い板でも普通のものよりも軽くなるはずです」
「そうですね。板と板で挟むことである程度の強度は出るはずです」
「それなら……皮や骨はこれを使ってくれ。麦わらは農民たちのところに行けばいくらでもある。時間があるときに少し調べてくれ。無理はしなくてもいい」
「分かりました」
「いい報告ができるように頑張ります」
板を作ってどれだけ麦わらが消費できるか分からないが、ただ焼いたりするよりも有効に使えるだろう。馬や牛などのエサに使うのも限度があるからな。
農民たちに伝えて、彼らにも何か使い道を考えてもらって、少しずつでも減らせばいいか。いっそのことエサ用に固めてしまってそのまま販売でもいいかもしれないが。
ん? あれはアメリアか。この前は織機をなどを渡して、そこで過去のことを聞いてしまったが、あれからどのような結論を出したのかは俺にはわからない。
「アメリ——」
「!」
一瞬こっちを見たと思ったら、後ろを向いて歩くと走るの間くらいの早さで立ち去った。やはりあのとき余計なことを聞いてしまったか……。もう少し待って落ち着いたら謝るか。今から追いかけてもいいことはないだろう。
◆ ◆ ◆
アメリアの件はどうしようもないので頭を切り替えることにする。とりあえず麦わらの話だ。
牧場の方に顔を出して、ホルガー、カイ、ニックに話を聞く。
「私としては、それ以外の考えというのは出ませんね」
「そっすね。山のように積んで寝っ転がると気持ちいいっすけどね。チクチクするけど」
「それは分かる。田舎ではやったなあ」
「それは俺も草を刈ってやったことがあったな。枯れていないと青臭いだけだが」
枯れ草や麦わらは、どこか懐かしい匂いがある。別に何がどうというわけではないが、やはり子供時代を思い出すのだろうか。
「屋外で寝転ぶ場所として用意しても、それほど使わないだろうな」
「無理してそこに寝転ぶ必要もないでしょうね」
家に帰って寝ればいいし、ここなら刈り取った牧草の上でもいいからな。
「旦那様、ちょっと聞きたいんすが、何かに使わなければいけないんすか?」
「いや、無理をしてまで使わなければいけないわけじゃないない。ただ多すぎて置いておくのも邪魔だが、燃やして処分するのももったいない気がするので、何か使えないかとついさっき農民たちから相談されてな。それでアレクとホラーツにも相談して、そっちはそっちで新しい材料のようなものが作れないかと調べてもらうことになっている」
「ふと思ったんすが、森の掃除屋のエサになりませんか?」
「あいつらか……。ここにも何匹かいたな」
見渡すと端のところに森の掃除屋が一匹いた。試しに聞いてみるか。
少し聞くが、お前たちは麦わらは食べるか? 食べられると。これはどうだ? 美味い? 普通の草とは違う? まあ麦わらは草じゃないぞ。麦という穀物の茎の部分だ。ん、違う? 魔力が多い? ああ、たしかに竜の鱗の粉末を畑に撒いているから魔力が豊富かもしれないな。
なるほど、これも十分な栄養源になると。それならある程度食べてくれるか? ああ、どれくらいかは分からないが、ありすぎて困っているらしい。全部食べられると困ると思うが、食べていい分を農民たち集めるように言っておこう。囲いでも作って、その中のものは好きに食べてもいいようにしてもらう。ああ、決まればまた伝えよう。
「食べるそうだ。魔力が多くて美味いそうだぞ」
「魔力が多いんすか?」
「麦畑の土には竜の鱗を粉末にして混ぜているから、たぶんそれが原因だろう。とりあえず一部はこいつらに食べてもらえそうだ」
「言ってみるもんすね」
「いや、カイ、助かった」
それからまた麦畑の方に行くと、森の掃除屋が麦わらを食べることを伝えた。農地の端あたりに軽くすり鉢状の穴を掘って周りに柵を作り、その中に麦わらを放り込んだ。
「食べていますね」
「ああ、とりあえずこの中の麦わらは食べてもいいことを伝えた。それ以外に農作物で不要なものとかを入れても食べるから、ごみを減らすと思ってここを使ってくれ」
「分かりました」
どれくらいが集まってきてどれくらい食べるのか分からないが。まあ燃やして町中が煙くなるよりはいいだろう。
「普通の何倍も出るからな……」
農民たちから麦わらが多すぎてどうにかならないかと相談を受けた。
まずは馬や牛の餌だろうが、馬も牛も麦わらばかり食べるわけでもないし、サイロばかり増やしても仕方がないのでどうしたらいいのかという相談だった。建物がいくつも増えたと思ったら、あれはサイロか。
俺も忙しくなってきたのでたまには話をしに行くが、農地も牧場もそれぞれ担当者たちに任せっぱなしだ。麦用の倉庫も数が増えていた。すでに四回刈り入れて、今は五回目を育て始めたという報告があった。そろそろ対処しなければ麦わらは増える一方だが、手が足りない。
それ以外の使い道は寝具だ。大きな袋に短く切った麦わらを入れ、一つをマットレスとしてベッドに敷き、もう一つを毛布のように体の上に乗せる。同じように枕としても使う。同じようにクッションを作ることもある。麦わらの代わりに草や木の葉を干して入れることもある。城で使われているものには綿が使われている。
夏の農作業用に麦わらで帽子を作ることもある。ハイデはそこまで暑くなる土地ではなかったが、それでも真夏に外で作業を続ければ頭が熱くなる。だがそんなにたくさんは必要ない。それほど傷むものでもないから新しくするのもそれほど頻繁ではない。
畑の土を良くするために麦わらを細かく切って畑にすき込むこともあるが、すぐに土に還るわけでもなく、それなりに時間がかかる。
森にある腐葉土や麦わら、それに牛や馬の糞、これらをまとめて穴に入れておけば発酵して堆肥ができるが、ここではまだ作っていない。できたとして売るにしても、堆肥は他の町でも手に入るものだ。うちで作ったものが売れるとも限らない。
エサを除けば一番量が使えそうなのが寝具で、余れば堆肥にでも使うしかないが、竜の鱗のせいでほとんど肥料が必要なくなっている。念のために収穫後は追肥をしているそうだが、回を追うごとに量を減らしていると。それでも収穫量に影響しないらしい。もしかしたら肥料は必要ないかもしれないと言われた。
何かこう、まとめて使えて、しかも処分に困らず、毎年新しく作っても問題ないようなものを麦わらで作れないものか。
とりあえず麦わらを少し異空間に入れ、何かに使えないかを聞いて回ることにした。
「なるほど、それで私たちのところに」
「たしかに適役ですね」
「ああ。木ではないが、何か考えがないかと思って相談に来た」
木工職人のアレクと家具職人のホラーツと話をすることにした。麦わらと木は違うが、おがくずを使って何かを作ることもあるそうなので、麦わらでも何かが作れないかと思ったからだ。無理なら無理でかまわないが、何か考えがあれば嬉しい。
「そうですね。私は見たことはありませんが、おがくずに熱と力を加えることで、もう一度板に戻す技法があると聞いたことがあります」
「私もそれっぽい話は聞きました。膠を使って固めるそうです。薄い板で挟めば普通の板のように使えると」
「……なるほど。板と板の間に膠を混ぜた麦わらを挟んで熱と圧力をかける。熱は無理だが圧力はいけるかもしれないな」
「うろ覚えですみません」
「聞きかじった程度でもお役に立てれば」
膠は魔獣や野獣の皮や骨を煮込んで抽出したものだ。接着に使われる。
「もしよろしければ、我々にその研究をさせていただけませんか?」
「いいのか?」
「はい、おがくずや麦わらが使えるのであれば、厚い板でも普通のものよりも軽くなるはずです」
「そうですね。板と板で挟むことである程度の強度は出るはずです」
「それなら……皮や骨はこれを使ってくれ。麦わらは農民たちのところに行けばいくらでもある。時間があるときに少し調べてくれ。無理はしなくてもいい」
「分かりました」
「いい報告ができるように頑張ります」
板を作ってどれだけ麦わらが消費できるか分からないが、ただ焼いたりするよりも有効に使えるだろう。馬や牛などのエサに使うのも限度があるからな。
農民たちに伝えて、彼らにも何か使い道を考えてもらって、少しずつでも減らせばいいか。いっそのことエサ用に固めてしまってそのまま販売でもいいかもしれないが。
ん? あれはアメリアか。この前は織機をなどを渡して、そこで過去のことを聞いてしまったが、あれからどのような結論を出したのかは俺にはわからない。
「アメリ——」
「!」
一瞬こっちを見たと思ったら、後ろを向いて歩くと走るの間くらいの早さで立ち去った。やはりあのとき余計なことを聞いてしまったか……。もう少し待って落ち着いたら謝るか。今から追いかけてもいいことはないだろう。
◆ ◆ ◆
アメリアの件はどうしようもないので頭を切り替えることにする。とりあえず麦わらの話だ。
牧場の方に顔を出して、ホルガー、カイ、ニックに話を聞く。
「私としては、それ以外の考えというのは出ませんね」
「そっすね。山のように積んで寝っ転がると気持ちいいっすけどね。チクチクするけど」
「それは分かる。田舎ではやったなあ」
「それは俺も草を刈ってやったことがあったな。枯れていないと青臭いだけだが」
枯れ草や麦わらは、どこか懐かしい匂いがある。別に何がどうというわけではないが、やはり子供時代を思い出すのだろうか。
「屋外で寝転ぶ場所として用意しても、それほど使わないだろうな」
「無理してそこに寝転ぶ必要もないでしょうね」
家に帰って寝ればいいし、ここなら刈り取った牧草の上でもいいからな。
「旦那様、ちょっと聞きたいんすが、何かに使わなければいけないんすか?」
「いや、無理をしてまで使わなければいけないわけじゃないない。ただ多すぎて置いておくのも邪魔だが、燃やして処分するのももったいない気がするので、何か使えないかとついさっき農民たちから相談されてな。それでアレクとホラーツにも相談して、そっちはそっちで新しい材料のようなものが作れないかと調べてもらうことになっている」
「ふと思ったんすが、森の掃除屋のエサになりませんか?」
「あいつらか……。ここにも何匹かいたな」
見渡すと端のところに森の掃除屋が一匹いた。試しに聞いてみるか。
少し聞くが、お前たちは麦わらは食べるか? 食べられると。これはどうだ? 美味い? 普通の草とは違う? まあ麦わらは草じゃないぞ。麦という穀物の茎の部分だ。ん、違う? 魔力が多い? ああ、たしかに竜の鱗の粉末を畑に撒いているから魔力が豊富かもしれないな。
なるほど、これも十分な栄養源になると。それならある程度食べてくれるか? ああ、どれくらいかは分からないが、ありすぎて困っているらしい。全部食べられると困ると思うが、食べていい分を農民たち集めるように言っておこう。囲いでも作って、その中のものは好きに食べてもいいようにしてもらう。ああ、決まればまた伝えよう。
「食べるそうだ。魔力が多くて美味いそうだぞ」
「魔力が多いんすか?」
「麦畑の土には竜の鱗を粉末にして混ぜているから、たぶんそれが原因だろう。とりあえず一部はこいつらに食べてもらえそうだ」
「言ってみるもんすね」
「いや、カイ、助かった」
それからまた麦畑の方に行くと、森の掃除屋が麦わらを食べることを伝えた。農地の端あたりに軽くすり鉢状の穴を掘って周りに柵を作り、その中に麦わらを放り込んだ。
「食べていますね」
「ああ、とりあえずこの中の麦わらは食べてもいいことを伝えた。それ以外に農作物で不要なものとかを入れても食べるから、ごみを減らすと思ってここを使ってくれ」
「分かりました」
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