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第一章:領主一年目
到着
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王都を出ておよそ三週間、陽が傾きかけた頃になってマーロー男爵領の領都エクセンに着いた。この町は山が近いので林業が盛んだ。角材や板材に加工して運ぶこともあれば、丸太を筏のようにして下流へと運ぶこともある。その川はこの国の中心部を通って南西方面へ流れていく。地図によれば、王城の周囲にある湖を満たしている川はその支流の一つだ。
マーロー男爵領の領主はデニス・ゲントナー。優秀な魔法使いだと聞いている。まだ陽は落ちてはいないが、もう陽はかなり傾いている。さすがにこれから訪問するのは失礼なので、とりあえず宿に入って落ち着くことに決めた。広場の手前に『白鳥亭』と書かれたこざっぱりとした宿があった。宿と言うよりも酒場か。
「いらっしゃいませ」
店に入ると声をかけてきたのは恰幅のいい親父さん。いかにも酒場の店主という風貌だ。店の中には他にはまだ客はいない。夕食には少し早いだろう。
「親父さん、部屋は空いてるか?」
「はい、空いていますよ。食事もご一緒に注文されますと少し安くなります」
ここはそれができるのか。客の少ない田舎の宿では珍しい
食事代込みの料金がある場合、基本的な料理は料金の中に含まれていて、それ以外はそれぞれ別で支払うことになる。多くが肉や芋などの料理とスープ、それと他一点くらいだ。パンが付くこともある。この方が別で注文するよりも安くなることが多い。
食事代込みの場合、どれだけ仕込めばいいか、どれだけの食材を朝食用に回せばいいかが分かりやすく、店の方も食材の無駄が減る。このやり方は何十人も泊まるような大都市にある大きな宿屋に多い。
「それでは今日の夕食と明日の朝食も一緒に頼む」
「では全部で銅貨二〇枚になります」
親父さんはちょうど暇をしていたようなので、そのままカウンターでエールを注文して男爵のことを聞くことにした。
「親父さん、領主殿の屋敷の場所を聞きたいのだが」
「店の前の道をまっすぐ町の奥へ向かった左手ですね。すぐに分かると思います。ひょっとすると貴族様ですか?」
「まあ田舎の弱小貴族だから、貴族っぽく見えないだろうが」
「いえいえ、立派な体格をされているので平民とは思えませんよ。ですが貴族様がこの町に来るのは珍しいですね。あ、申し訳ありません。余計なことを言いました」
「いや、大丈夫だ。そのうち誰もが知ることになるから隠すほどでもない。今度うちとこことが近所なるので、まあ顔見せに来ただけだな」
「ご近所ですか?」
「そこの山の向こうだ」
「え?」
俺は山の向こうに男爵領ができることを親父さんに説明する。普通なら信じられない話だろうな。
「あの山の向こうですか……」
「ああ、その件でどうしてもこちらの領主殿と顔を合わせる必要があってな。山の向こうだけでは何もできないだろう」
「あ、それなら娘に手紙を届けさせましょうか? ちょうど今は手が空いているはずです」
「それは助かる。よろしく頼む」
「分かりました。おーい、ザーラ!」
その間に、俺は簡単に手紙をしたためておく。無駄な修辞は省いて要件だけだ。慣れないことをしてもボロが出るに違いない。
しばらくすると一人の少女がやってきた。この子がザーラか。一〇代前半くらいだろうか。孤児院にいるアルマよりも一つか二つくらい下だろうか。癖のある赤毛を後ろで纏めている、活発そうな少女だ。俺ほどではないが、赤い髪は比較的珍しい。
「この方の手紙を領主様のお屋敷へ届けてくれ」
「分かった。お客様、すぐに返事は必要ですか?」
「そうだな……とりあえず『明日伺う予定です』と『連絡は白鳥亭に欲しい』という内容の手紙だと伝えてくれ。細かなところは向こうが判断するだろう」
「分かりました」
そう言い残すとザーラは走って出て行った。
「礼儀正しい娘さんだ」
「客商売ですので、きちんとした言葉を使うようにと教えています。こう言っては何ですが、ここは田舎ですので、気を抜くとどうしても言葉も雑になります」
「俺も田舎育ちな上に軍学校にいたせいで、どうも言葉が雑になってしまう。粗野に聞こえないようにするのがなかなか大変でね」
ザーラがお使いに行っている間、親父さんと雑談をすることにした。
この店は町の中心に近くにあり、宿屋も兼ねた酒場になっているが、ほとんど酒場として使われているそうだ。ここに泊まるのは商人くらいのものだとか。
親父さん——マルクという名前らしい——が店長だが、料理は長男と二人で作っているそうだ。長女はすでに嫁いでいて、少し年の離れた次女のザーラが店の手伝いをしている。
子供と言えば、どの土地にも子供の度胸試しのようなものがある。ハイデにもあった。この町では数日かけて北の山を登って魔獣を見るのだそうだ。親父さんも登ったことがあり、ずっと向こうに竜や魔獣がいるのを見たことがあるらしい。
そんな話をしていると、ザーラが息を切らせながら走って戻ってきた。
「はあ、はあ、はあ…………返事を、聞いて、きました。明日の朝にうちの前まで迎えに来るそうです」
「ああ、お使いありがとう」
銅貨を一枚、ザーラにお駄賃として渡して頭を撫でる。
「ありがとうございます」
親父さんは下ごしらえのために厨房に戻っていき、今度は手が空いているザーラと話をすることになった。年下の女の子の相手はハイデでもよくやっていたのでそれほど苦手ではない。だからと言って好かれるとは限らないのがつらいところだ。
孤児院でも子供の相手をしたことはあるんだが、背が高いと好かれるか怖がられるかが完全に分かれる。男の子は懐いてくれることが多いが、女の子には怖がられることが多い。
ザーラは食器を下げたり洗ったりするのが仕事らしい。食事を運ぶのは母親だそうだ。さすがに重いジョッキをいくつも運ぶような腕力はまだない。
彼女は俺が貴族だと聞いて驚いていたが、ここの領主殿と比べているのかもしれない。マーロー男爵は魔法使い、俺は魔法は使うが基本は軍人。見た目も性格も話し方も全然違うだろう。
「ここの領主殿は魔法使いだから、たぶん物腰が柔らかいだろう。俺みたいな軍人とは違うだろ?」
「いえ、領主様と話をしたことはありません」
「そうなのか? 穏やかで優しい人だと聞いているぞ」
「外で貴族様に話しかけるのは不敬だと聞いています。遠くから見たことがあるだけです」
「そうか。俺は細かいことは気にしないから、見かけたら気軽に話しかけてくれ」
「ありがとうございます」
ザーラが仕事をしに戻ったので、エールを片手にマーロー男爵のことなどを考える。マーロー男爵は人当たりがいいと聞いているが、だからと言って必ずしも領民と親しく話すわけでもないか。うちが特殊だったのかもしれない。うちの場合は父も俺も、領民たちと一緒に汗水垂らして開拓と開墾をしていた。領主と領民の関係なのは間違いないんだが、マーロー男爵領よりも領民との距離が近いんだろう。うちはどちらかと言うと仕事仲間に近かったのかもしれないな。
そのまま夕食が取れる時間になったので手短に食事を済ませると、部屋に戻って明日話す内容について簡単にまとめておくことにした。
マーロー男爵領の領主はデニス・ゲントナー。優秀な魔法使いだと聞いている。まだ陽は落ちてはいないが、もう陽はかなり傾いている。さすがにこれから訪問するのは失礼なので、とりあえず宿に入って落ち着くことに決めた。広場の手前に『白鳥亭』と書かれたこざっぱりとした宿があった。宿と言うよりも酒場か。
「いらっしゃいませ」
店に入ると声をかけてきたのは恰幅のいい親父さん。いかにも酒場の店主という風貌だ。店の中には他にはまだ客はいない。夕食には少し早いだろう。
「親父さん、部屋は空いてるか?」
「はい、空いていますよ。食事もご一緒に注文されますと少し安くなります」
ここはそれができるのか。客の少ない田舎の宿では珍しい
食事代込みの料金がある場合、基本的な料理は料金の中に含まれていて、それ以外はそれぞれ別で支払うことになる。多くが肉や芋などの料理とスープ、それと他一点くらいだ。パンが付くこともある。この方が別で注文するよりも安くなることが多い。
食事代込みの場合、どれだけ仕込めばいいか、どれだけの食材を朝食用に回せばいいかが分かりやすく、店の方も食材の無駄が減る。このやり方は何十人も泊まるような大都市にある大きな宿屋に多い。
「それでは今日の夕食と明日の朝食も一緒に頼む」
「では全部で銅貨二〇枚になります」
親父さんはちょうど暇をしていたようなので、そのままカウンターでエールを注文して男爵のことを聞くことにした。
「親父さん、領主殿の屋敷の場所を聞きたいのだが」
「店の前の道をまっすぐ町の奥へ向かった左手ですね。すぐに分かると思います。ひょっとすると貴族様ですか?」
「まあ田舎の弱小貴族だから、貴族っぽく見えないだろうが」
「いえいえ、立派な体格をされているので平民とは思えませんよ。ですが貴族様がこの町に来るのは珍しいですね。あ、申し訳ありません。余計なことを言いました」
「いや、大丈夫だ。そのうち誰もが知ることになるから隠すほどでもない。今度うちとこことが近所なるので、まあ顔見せに来ただけだな」
「ご近所ですか?」
「そこの山の向こうだ」
「え?」
俺は山の向こうに男爵領ができることを親父さんに説明する。普通なら信じられない話だろうな。
「あの山の向こうですか……」
「ああ、その件でどうしてもこちらの領主殿と顔を合わせる必要があってな。山の向こうだけでは何もできないだろう」
「あ、それなら娘に手紙を届けさせましょうか? ちょうど今は手が空いているはずです」
「それは助かる。よろしく頼む」
「分かりました。おーい、ザーラ!」
その間に、俺は簡単に手紙をしたためておく。無駄な修辞は省いて要件だけだ。慣れないことをしてもボロが出るに違いない。
しばらくすると一人の少女がやってきた。この子がザーラか。一〇代前半くらいだろうか。孤児院にいるアルマよりも一つか二つくらい下だろうか。癖のある赤毛を後ろで纏めている、活発そうな少女だ。俺ほどではないが、赤い髪は比較的珍しい。
「この方の手紙を領主様のお屋敷へ届けてくれ」
「分かった。お客様、すぐに返事は必要ですか?」
「そうだな……とりあえず『明日伺う予定です』と『連絡は白鳥亭に欲しい』という内容の手紙だと伝えてくれ。細かなところは向こうが判断するだろう」
「分かりました」
そう言い残すとザーラは走って出て行った。
「礼儀正しい娘さんだ」
「客商売ですので、きちんとした言葉を使うようにと教えています。こう言っては何ですが、ここは田舎ですので、気を抜くとどうしても言葉も雑になります」
「俺も田舎育ちな上に軍学校にいたせいで、どうも言葉が雑になってしまう。粗野に聞こえないようにするのがなかなか大変でね」
ザーラがお使いに行っている間、親父さんと雑談をすることにした。
この店は町の中心に近くにあり、宿屋も兼ねた酒場になっているが、ほとんど酒場として使われているそうだ。ここに泊まるのは商人くらいのものだとか。
親父さん——マルクという名前らしい——が店長だが、料理は長男と二人で作っているそうだ。長女はすでに嫁いでいて、少し年の離れた次女のザーラが店の手伝いをしている。
子供と言えば、どの土地にも子供の度胸試しのようなものがある。ハイデにもあった。この町では数日かけて北の山を登って魔獣を見るのだそうだ。親父さんも登ったことがあり、ずっと向こうに竜や魔獣がいるのを見たことがあるらしい。
そんな話をしていると、ザーラが息を切らせながら走って戻ってきた。
「はあ、はあ、はあ…………返事を、聞いて、きました。明日の朝にうちの前まで迎えに来るそうです」
「ああ、お使いありがとう」
銅貨を一枚、ザーラにお駄賃として渡して頭を撫でる。
「ありがとうございます」
親父さんは下ごしらえのために厨房に戻っていき、今度は手が空いているザーラと話をすることになった。年下の女の子の相手はハイデでもよくやっていたのでそれほど苦手ではない。だからと言って好かれるとは限らないのがつらいところだ。
孤児院でも子供の相手をしたことはあるんだが、背が高いと好かれるか怖がられるかが完全に分かれる。男の子は懐いてくれることが多いが、女の子には怖がられることが多い。
ザーラは食器を下げたり洗ったりするのが仕事らしい。食事を運ぶのは母親だそうだ。さすがに重いジョッキをいくつも運ぶような腕力はまだない。
彼女は俺が貴族だと聞いて驚いていたが、ここの領主殿と比べているのかもしれない。マーロー男爵は魔法使い、俺は魔法は使うが基本は軍人。見た目も性格も話し方も全然違うだろう。
「ここの領主殿は魔法使いだから、たぶん物腰が柔らかいだろう。俺みたいな軍人とは違うだろ?」
「いえ、領主様と話をしたことはありません」
「そうなのか? 穏やかで優しい人だと聞いているぞ」
「外で貴族様に話しかけるのは不敬だと聞いています。遠くから見たことがあるだけです」
「そうか。俺は細かいことは気にしないから、見かけたら気軽に話しかけてくれ」
「ありがとうございます」
ザーラが仕事をしに戻ったので、エールを片手にマーロー男爵のことなどを考える。マーロー男爵は人当たりがいいと聞いているが、だからと言って必ずしも領民と親しく話すわけでもないか。うちが特殊だったのかもしれない。うちの場合は父も俺も、領民たちと一緒に汗水垂らして開拓と開墾をしていた。領主と領民の関係なのは間違いないんだが、マーロー男爵領よりも領民との距離が近いんだろう。うちはどちらかと言うと仕事仲間に近かったのかもしれないな。
そのまま夕食が取れる時間になったので手短に食事を済ませると、部屋に戻って明日話す内容について簡単にまとめておくことにした。
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