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序章と果てしない回想
ろくでもない初陣(一)
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王都の軍学校で三年ほど学び、その間に兵の動かし方や領地の経営の仕方、人脈の作り方などを学んだ。一番最後のものは上手くできたかどうか微妙なところだが、殿下とは信頼関係は築けたはずだ。身分が同じくらいなら親友と呼べたとは思うが、さすがに殿下を呼び捨てにするような勇気はなかった。
他の貴族の子女たちとは、まあ微妙だ。最初から俺を嫌っていたやつらは嫌いっぱなしのはずだが、気の弱い文官志望のやつらとはそれなりに仲良くやれたと思う。あいつらは元気だろうか。
俺は軍学校を卒業するとすぐに故郷に戻った。そしていずれ領主となるべく父の下で領地経営の勉強を続けていたが、ある日その父が亡くなった。
前日まで特に変わった様子はなかった。父が不摂生をしていたとは思わない。ただ、俺が子供の頃から常に開拓と開墾の先頭に立ち、休んでいる姿を見た覚えがなかった。亡くなる前の日はいつものように起き、いつものように食事をし、いつものように働き、いつものように風呂に入り、そしていつものように寝室に向かったが、その日はいつものようには起きてこなかった。
ベッドに入ってそのまま息を引き取ったようだった。死に顔には苦しそうな表情は見えず、むしろ笑みが浮かんでいた。もしかしたらこれから行く先には、先に亡くなった妻が待っていると思ったからかもしれない。
父の執務室には遺書らしいものが残っていた。らしいと言うのは、正式な遺書としては作られておらず、日記や雑記に近いものだったからだ。その最後のページには、『俺の墓石は妻のすぐ隣に立ててほしい』と一言だけ、いつもよりも丁寧な字で書かれていた。
葬儀が終わると、領民たちに対しては今後は俺が領主の代行を務めることを説明したが、それについては特に反対はなかった。それしかやりようがないからだ。俺は子供の頃から開墾の現場で土を掘り起こしていたのから領民の顔もよく知っていた。領民たちの方はそれでいい。次は国に対しての説明だ。
準男爵は一代限り。そうは言っても実際には跡取りに継がれるのが普通だ。国に領主が亡くなったことを報告し、あらためて嫡男に準男爵位が与えられる。それが普通だ。
俺は父が亡くなったことと俺が代行を務めることを国に報告したが、それ以降は国からは一切の連絡がなかった。それでも特に困ったことはなかったから領主代行のまま過ごしていたが、その状況が大きく変わったのは、ゴール王国との戦争に従軍したことがきっかけだった。わざわざ王都からやって来たのはレオナルト殿下の急使で、『出征することになりそうなので親衛隊長を頼みたいと』いう殿下の依頼が伝えられた。急使にその場で了承を伝えたのは当然で、支度が済み次第王都へ向かった。
◆ ◆ ◆
「エルマー、久しぶりだ。三年ぶりだな」
「殿下もお変わりなく」
王都に着くと配属されたのは聞いていた通りに殿下の親衛隊。近くの騎士たちからは「どうして僻地の貧乏貴族が」や「あんな若造が」などの陰口も聞こえたが、気にしても仕方がない。僻地なのは事実だからだ。貧乏と言われも納得できる。若いのも事実だ。無能と言われれば殴り倒すが。
親衛隊は隊長である俺の下に騎兵が一〇〇〇と歩兵が一〇〇〇。それを一〇人の百騎長と一〇人の百人隊長が率いる。いくら隊長だとしても、普通ならこんな若造の命令には従いたくはないだろう。だから今回は殿下のご威光を最大限に利用させてもらうことにした。
俺の命令に逆うことは王家に剣を向けることと同じだと。厳しいことは言わなかったが、やんわりとそのような内容をみんなに伝えた。不承不承という感じだったが、まあ堂々と命令違反をしなければそれでいい。そもそも殿下がわざわざ俺を呼んだということは何かが起こる気配があるということだ。
「今回は急な頼みで申し訳ない。急に将の一人として参加することが決まってしまってな」
「殿下が望まれたのではないのですか?」
「いや、どうやら叔父が動いているらしい」
「叔父というと、プレボルン大公ですか?」
「ああ、私が邪魔だろうからな。そろそろ対外戦争に参加して箔を付ける時期になった、という建前だ」
殿下の叔父、つまりカミル陛下の弟。この国では継承順位は男性が上位。殿下には妹が三人だか四人だかいるそうだが、弟はいない。殿下に息子が生まれるまでは殿下の次がプレボルン大公だ。大公にとっては殿下が邪魔なんだろう。その前に陛下がもっと頑張ればいいんだろうが、そう考えるのは不敬になるんだろうか。
軍学校時代に招待してもらった殿下の誕生パーティーで、殿下は大公やその派閥の娘たちを婚約者を押し付けられそうになっていた。そのとき「王太子として功績を上げるまで」婚約者は作らないと言ったのを大公は持ち出してきたようだ。対外戦争で活躍すれば十分な功績になると。
殿下が軍学校の卒業後に国政に関わり始めると、大公からの嫌がらせ、あるいは妨害、もっと言えば危害が加えられるようになったそうだ。城内では護衛が付き従っているが、城を離れればどうなるか分からないと。今回の出征はかなり危険になるだろう。
そしてこれは残酷な話だが、政治力では国王陛下より大公の方が一枚も二枚も上手なんだそうだ。才能ではなく生まれで継承順位が決まってしまうことについては可哀想な部分もある。だからと言って殿下に危害を加えるようなことがあれば、俺としては遠慮なく大公を叩き潰す。
大公自身は今回の出征には参陣しないらしいが、最高指揮官は子飼いの伯爵で、ヒキガエルを潰したような下品な顔の男だ。顔が下品なのは本人に責任はないかもしれないが、性格まで下品だからどうしようもない。そんな男が上にいて何も起こらないと考える方がおかしい。これだけ言っておいてもし本当に何もなければ、俺は首から『俺は無能です』という札を下げて裸で王都を一周してもいい。
「親衛隊はどのようにして集めたのですか?」
「そちらは信用できる筋に頼んだ。もっとも多少は余計な者が紛れ込んでいるだろうが。それと、お前に対してあれこれと言う者もいると思うが、それはできるだけ我慢してくれ」
「それは仕方ありません。今さらそんなことで怒りはしませんよ。ところで、百騎長か百人隊長を務める者の中で、殿下が信頼できる者はいますか?」
「そうだな。ロルフは年が近く、真面目で話しやすい。ハインツは口数が少ないが頼りになる。二人とも百騎長だ」
「分かりました。その二人には特に殿下の身辺に気を配るように伝えておきます。それから、その二人が信用できると言った百騎長や百人隊長を中心にして編成します」
「すまない。叔父は必ず何かを仕掛けてくるだろう。迷惑をかけるが頼む」
「私でよろしければ、いくらでもお守りいたします」
殿下は聡明だ。知り合った頃にいた明らかにおかしな取り巻きはそのうち見なくなった。あれは大公の手の者だったのだろう。殿下は昔から人を見る目があったようだ。それに三年前よりもかなりしっかりされたように見える。それに殿下は自分にできないことがよく分かっている。これは殿下を馬鹿にして言っているわけではない。自分が苦手なことを得意だと言い切って失敗するのが一番の馬鹿だ。自分だけではなく周りも巻き込む一番迷惑なタイプだな。
苦手なことは苦手でいい。何が得意か、何が苦手か、それをはっきりさせることが失敗しないための一番の方法だ。剣の腕に自信がないなら、いくらでも俺を頼ってくれればいい。もちろん一流の騎士から見れば俺の剣技なんてまだまだひよっこだろうが、腕力と頑丈さになら自信がある。動く盾とでも思ってくれればいい。
さて、俺が役に立つとすれば——そもそも俺の出番なんてないに越したことはないだろうが——主に戦いが始まってからだ。乱戦になればどこから何が飛んでくるか分からない。後ろから矢が飛んでくるのもあり得そうだ。
そのときはそう思っていたが、実際に戦場に辿り着くまでにも俺の出番は多かった。親衛隊で腹を壊す者が続出したからだ。すぐに[解毒]を使ったり薬を飲ませたりしたから大事には至らなかったが、開戦の直前にこのような状態になれば冗談では済まない。
「殿下、水にはご注意ください。一部の樽に毒が入れられています」
「水だけか? 糧食の方は問題ないか?」
「そちらは大丈夫なようです。毒が入っていた水は別にしました。指定の樽以外の水は使わないように伝えてあります」
水の中に入っていた毒は比較的ありふれたものだったからなんとかなった。[分析]は自分が知っている物質しか分からないし、[解毒]は自分で知っている毒にしか効果がない。毒が入っていた樽は証拠としてそのまま[収納]で異空間に入れておく。糧食の方も調べてみたが、そちらは問題なさそうだった。そもそも干し肉や堅パンに毒を入れるのは難しいし、見た目ですぐに分かる。毒を入れるとすれば水の方だろう。
この戦争が終わるまではこんな状況が続くのだろうかと思い、ここにいない大公を思いっきり殴りつけたくなった。
他の貴族の子女たちとは、まあ微妙だ。最初から俺を嫌っていたやつらは嫌いっぱなしのはずだが、気の弱い文官志望のやつらとはそれなりに仲良くやれたと思う。あいつらは元気だろうか。
俺は軍学校を卒業するとすぐに故郷に戻った。そしていずれ領主となるべく父の下で領地経営の勉強を続けていたが、ある日その父が亡くなった。
前日まで特に変わった様子はなかった。父が不摂生をしていたとは思わない。ただ、俺が子供の頃から常に開拓と開墾の先頭に立ち、休んでいる姿を見た覚えがなかった。亡くなる前の日はいつものように起き、いつものように食事をし、いつものように働き、いつものように風呂に入り、そしていつものように寝室に向かったが、その日はいつものようには起きてこなかった。
ベッドに入ってそのまま息を引き取ったようだった。死に顔には苦しそうな表情は見えず、むしろ笑みが浮かんでいた。もしかしたらこれから行く先には、先に亡くなった妻が待っていると思ったからかもしれない。
父の執務室には遺書らしいものが残っていた。らしいと言うのは、正式な遺書としては作られておらず、日記や雑記に近いものだったからだ。その最後のページには、『俺の墓石は妻のすぐ隣に立ててほしい』と一言だけ、いつもよりも丁寧な字で書かれていた。
葬儀が終わると、領民たちに対しては今後は俺が領主の代行を務めることを説明したが、それについては特に反対はなかった。それしかやりようがないからだ。俺は子供の頃から開墾の現場で土を掘り起こしていたのから領民の顔もよく知っていた。領民たちの方はそれでいい。次は国に対しての説明だ。
準男爵は一代限り。そうは言っても実際には跡取りに継がれるのが普通だ。国に領主が亡くなったことを報告し、あらためて嫡男に準男爵位が与えられる。それが普通だ。
俺は父が亡くなったことと俺が代行を務めることを国に報告したが、それ以降は国からは一切の連絡がなかった。それでも特に困ったことはなかったから領主代行のまま過ごしていたが、その状況が大きく変わったのは、ゴール王国との戦争に従軍したことがきっかけだった。わざわざ王都からやって来たのはレオナルト殿下の急使で、『出征することになりそうなので親衛隊長を頼みたいと』いう殿下の依頼が伝えられた。急使にその場で了承を伝えたのは当然で、支度が済み次第王都へ向かった。
◆ ◆ ◆
「エルマー、久しぶりだ。三年ぶりだな」
「殿下もお変わりなく」
王都に着くと配属されたのは聞いていた通りに殿下の親衛隊。近くの騎士たちからは「どうして僻地の貧乏貴族が」や「あんな若造が」などの陰口も聞こえたが、気にしても仕方がない。僻地なのは事実だからだ。貧乏と言われも納得できる。若いのも事実だ。無能と言われれば殴り倒すが。
親衛隊は隊長である俺の下に騎兵が一〇〇〇と歩兵が一〇〇〇。それを一〇人の百騎長と一〇人の百人隊長が率いる。いくら隊長だとしても、普通ならこんな若造の命令には従いたくはないだろう。だから今回は殿下のご威光を最大限に利用させてもらうことにした。
俺の命令に逆うことは王家に剣を向けることと同じだと。厳しいことは言わなかったが、やんわりとそのような内容をみんなに伝えた。不承不承という感じだったが、まあ堂々と命令違反をしなければそれでいい。そもそも殿下がわざわざ俺を呼んだということは何かが起こる気配があるということだ。
「今回は急な頼みで申し訳ない。急に将の一人として参加することが決まってしまってな」
「殿下が望まれたのではないのですか?」
「いや、どうやら叔父が動いているらしい」
「叔父というと、プレボルン大公ですか?」
「ああ、私が邪魔だろうからな。そろそろ対外戦争に参加して箔を付ける時期になった、という建前だ」
殿下の叔父、つまりカミル陛下の弟。この国では継承順位は男性が上位。殿下には妹が三人だか四人だかいるそうだが、弟はいない。殿下に息子が生まれるまでは殿下の次がプレボルン大公だ。大公にとっては殿下が邪魔なんだろう。その前に陛下がもっと頑張ればいいんだろうが、そう考えるのは不敬になるんだろうか。
軍学校時代に招待してもらった殿下の誕生パーティーで、殿下は大公やその派閥の娘たちを婚約者を押し付けられそうになっていた。そのとき「王太子として功績を上げるまで」婚約者は作らないと言ったのを大公は持ち出してきたようだ。対外戦争で活躍すれば十分な功績になると。
殿下が軍学校の卒業後に国政に関わり始めると、大公からの嫌がらせ、あるいは妨害、もっと言えば危害が加えられるようになったそうだ。城内では護衛が付き従っているが、城を離れればどうなるか分からないと。今回の出征はかなり危険になるだろう。
そしてこれは残酷な話だが、政治力では国王陛下より大公の方が一枚も二枚も上手なんだそうだ。才能ではなく生まれで継承順位が決まってしまうことについては可哀想な部分もある。だからと言って殿下に危害を加えるようなことがあれば、俺としては遠慮なく大公を叩き潰す。
大公自身は今回の出征には参陣しないらしいが、最高指揮官は子飼いの伯爵で、ヒキガエルを潰したような下品な顔の男だ。顔が下品なのは本人に責任はないかもしれないが、性格まで下品だからどうしようもない。そんな男が上にいて何も起こらないと考える方がおかしい。これだけ言っておいてもし本当に何もなければ、俺は首から『俺は無能です』という札を下げて裸で王都を一周してもいい。
「親衛隊はどのようにして集めたのですか?」
「そちらは信用できる筋に頼んだ。もっとも多少は余計な者が紛れ込んでいるだろうが。それと、お前に対してあれこれと言う者もいると思うが、それはできるだけ我慢してくれ」
「それは仕方ありません。今さらそんなことで怒りはしませんよ。ところで、百騎長か百人隊長を務める者の中で、殿下が信頼できる者はいますか?」
「そうだな。ロルフは年が近く、真面目で話しやすい。ハインツは口数が少ないが頼りになる。二人とも百騎長だ」
「分かりました。その二人には特に殿下の身辺に気を配るように伝えておきます。それから、その二人が信用できると言った百騎長や百人隊長を中心にして編成します」
「すまない。叔父は必ず何かを仕掛けてくるだろう。迷惑をかけるが頼む」
「私でよろしければ、いくらでもお守りいたします」
殿下は聡明だ。知り合った頃にいた明らかにおかしな取り巻きはそのうち見なくなった。あれは大公の手の者だったのだろう。殿下は昔から人を見る目があったようだ。それに三年前よりもかなりしっかりされたように見える。それに殿下は自分にできないことがよく分かっている。これは殿下を馬鹿にして言っているわけではない。自分が苦手なことを得意だと言い切って失敗するのが一番の馬鹿だ。自分だけではなく周りも巻き込む一番迷惑なタイプだな。
苦手なことは苦手でいい。何が得意か、何が苦手か、それをはっきりさせることが失敗しないための一番の方法だ。剣の腕に自信がないなら、いくらでも俺を頼ってくれればいい。もちろん一流の騎士から見れば俺の剣技なんてまだまだひよっこだろうが、腕力と頑丈さになら自信がある。動く盾とでも思ってくれればいい。
さて、俺が役に立つとすれば——そもそも俺の出番なんてないに越したことはないだろうが——主に戦いが始まってからだ。乱戦になればどこから何が飛んでくるか分からない。後ろから矢が飛んでくるのもあり得そうだ。
そのときはそう思っていたが、実際に戦場に辿り着くまでにも俺の出番は多かった。親衛隊で腹を壊す者が続出したからだ。すぐに[解毒]を使ったり薬を飲ませたりしたから大事には至らなかったが、開戦の直前にこのような状態になれば冗談では済まない。
「殿下、水にはご注意ください。一部の樽に毒が入れられています」
「水だけか? 糧食の方は問題ないか?」
「そちらは大丈夫なようです。毒が入っていた水は別にしました。指定の樽以外の水は使わないように伝えてあります」
水の中に入っていた毒は比較的ありふれたものだったからなんとかなった。[分析]は自分が知っている物質しか分からないし、[解毒]は自分で知っている毒にしか効果がない。毒が入っていた樽は証拠としてそのまま[収納]で異空間に入れておく。糧食の方も調べてみたが、そちらは問題なさそうだった。そもそも干し肉や堅パンに毒を入れるのは難しいし、見た目ですぐに分かる。毒を入れるとすれば水の方だろう。
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