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•̫͡• •̫͡•好き好き♡愛してる♡ •̫͡• •̫͡•
♡
しおりを挟むポタリ…と口から滴った液体が顎を伝い床の上を跳ねる。
ふっ…と輝の目の焦点があった。
(……は…。なんだっけ…?)
意識が混濁したままぼんやりとする輝に、ぬるると触手が近づいて頬に触れた。
ビクリッと身体が揺れて首をすくめ、何故だか輝の顔はじわじわ赤く染まった。
「??…な、なんだよ…、急に優しくして……。さ、触んなし」
ドキドキと高鳴る鼓動を誤魔化すように輝は視線を揺らす。言葉とは裏腹に色々な体液に塗れた顔面をたどり頬をグニッと歪ませる触手を振り払うことは無かった。
寧ろ触られることに喜びさえ感じていた。
「????」
なんだかおかしい、輝はそう自覚しつつも何がおかしいのか微塵も見当がつかない。
照れるように逸らした視線の先に、テラテラと魅惑的に輝きしなやかに柔軟に動く触手が目に入り、あまりに性的でドギマギし慌てて正面を向いた。
「…あ」
肉塊の複数の眼が規則的に明滅し輝の姿を映している。
「っ…、そんなに…見んなっ!」
羞恥心と興奮で熱くなった顔を両腕で隠す。
輝の性器は勃起し、全身は汗ばみ火照り、触手からの愛撫を待ち望んでいた。
(な、なんで、こんな…。気持ち悪い筈なのに…)
甘く熟れた濃厚な果実の香りが輝の鼻腔をくすぐる。あまりの芳しい香りに頭がクラクラした。
複数の触手が湿った音を立てながら伸びてきて、輝の全身を弄った。
「……あっ」
顔を隠す両腕にも触手が絡み、グイー…とこじ開けられる。輝は再び肉塊と目が会うと今度はそらす事が出来なくなった。とろりと蕩けた瞳で見つめる。
頭の中で触手が蠢きク҉チ҉ュ҉ク҉チ҉ュ҉と湿った音が鼓膜に響いた。
(???……縺九▲縺溘?……̶…っ……♡)
全身が痙攣しクルクルと眼球が回った。だらしなく開いた口から唾液がゆっくりと糸を引く。
内側から、外側から攻められて輝は訳が分からなくなった。
滑り気を帯びた熱い肉碗が肌を撫でるたびに輝の中で多幸感が溢れた。愛҈̧̭̪̊̃͡し̸̘҇̐͜い̴̢̛͐̾ͅとグロテスクな肉塊に対しての気持ちが湧いた。
「はぁ…♡」
「……ん…あっ……♡」
「…ッ♡」
触手が唇をたどるとぬらぬらと濡れ輝いた。何度も擦られポッテリとした唇から、輝は恥ずかしそうに少しだけ舌を出して自ら触手を舐めた。
「…れ、…ちゅ…ぅ♡」
じっくり味わったヌルヌルの液体がとても美味しく感じ輝はもっと味わいたい、と口を開いて口腔内に触手を迎え入れる。
「ん、あー…♡…んぐっ…♡」
舌と触手が結ばって、深い口付けを交わした。表面から滲み出る液体を舌で舐め取り吸い付いた。
「はっはっ♡ちゅっ♡んぇ♡」
そんな輝の舌の動きを止めるように触手は巻きついたりざらざらした表面やツルツルの裏側を撫でた。
そうやって濃厚に絡み合った触手はぬくりと奥に進み口蓋垂をプルプルと遊んだ後に上顎をたどり喉奥を擦りながら食道を進んでいく。
その際、咽頭を押された事による嘔吐感が募った。しかしそれは脳内で快楽に変換され、そのあまりの気持ち良さに輝は軽く嘔吐きながらも全身を震わせた。
「…ッ♡♡♡」
「うぇ…っ♡」
触手が往復する度に喉が膨らんだ。吐き気なのか快楽なのか混乱しながら喉は触手を締めつけた。
食道まで犯し引き戻る度に、唾液と粘液が混ざり合った粘度の高い液体が口からボタボタとこぼれて大量に床を濡らしていった。
「んぐぇっ…んぇっ…、あ…ぇ…♡」
ある程度犯すと、糸を引きながら触手がズルル…と口内から抜かれていった。輝は気持ち良さに震えてはぁはぁ熱い息を吐く。
腹の中に残された触手が内側で蠢いた。
「ん!?…ひっ♡」
軽いイタズラをする様に腸壁をくすぐられ輝はビクビクと身体を揺らした。
「だ…めっ…♡…なか、ダメだって……はっはっ♡」
ぐゅ…と膨らみ蠢く腹を手で押さえつける。しかし逆に押し付ける形になってしまい、余計に存在感が増すのだった。
「…♡」
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