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本編

30 もっと深く繋がりたい

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「………レド、舌をだせ……」
「ご、ご主人様ぁ……仰せのままに…」

 レドは恐る恐る舌を伸ばすと、同じく慣れておらず不器用な主人の舌に触れた。
 2人の身体に痺れる物が走り、すぐに夢中になった。
 アルヴィンは舌を絡め大きく口を開けてレドを自らの内側に引き込んだ。
 恐れ多くも主人の中に入りたい、と願った事をアルヴィンが受け入れてくれたと気がついたレドは歓喜を覚えた。
 喜び、快感、そして主人の体液の美味しさにレドは至上の喜びを感じた。

「んっ…ふっ…んむ…あ…んっ…」
「んっ……ごひゅ…じ…んっ…しゃま…」

 主人の唾液を啜り、中の感触を楽しんだ。激しい口付けに溢れた唾液がアルヴィンの顎を伝っていく。
 レドはそのヌメリを指ですくい取り、再び主人の肉穴に指を伸ばした。

「!?…んっ…んっ…んっ」

 唾液のヌメリを纏った指は今度こそ硬い肛門の中に侵入した。ぬゅぐ…とこじ開けた指は奥へ奥へと進むが、拒絶され止まると何度か抜き差しを行い慣れてきた所で再び侵攻を開始した。
 そうしてじっくりと慣らしながらついにレドの指は根元まで入り込んだ。
 アルヴィンが違和感に眉を寄せ、震えると、口付けが解かれた。
 2人の口の間を離れ難そうに大量の粘液が繋がった。レドの舌も名残惜しそうに主人の口腔内から引き上げていく。
 そのままレドは主人の下半身へ頭を移動させ、天を向くペニスをぬるる…と飲み込んだ。

「!?は!あっ!…レドっ」

 熱いレドの口の中の気持ち良さにアルヴィンは後ろの不快感を忘れた。
 甘露を得ようとレドは頭を上下させながら、主人の体内を探る。
 熱く、キツく、柔らかい感触にレドは夢中だった。
 気持ち良さと不快感が同時に襲いアルヴィンは惑乱した。しかし不快感はやがて快感に飲まれていく。
 レドが夢中で抜き差ししているとある場所でアルヴィンの身体がビクリッと揺れた。その場所を特定したレドは重点的にそこをいじる。

「っ~……!?んぅっ…はぁっ!?」

 前立腺を押される快感にアルヴィンはガクガクと震えながらレドの口の中に射精した。レドは美味しそうにそれを飲み込み主人のペニスを綺麗に舐めた。
 
 強い倦怠感に手足を投げ出し、レドにされるがままに貪られる。

 アルヴィンは青空を見上げながら爛れた自らの生活に少し反省の念が湧いたが、中に入ったままの指と柔らかくなったペニスをまた勃たせようとしゃぶる快感に直ぐに掻き消えてしまった。
 
「っ…レド…こら…」
「んっ…ふっ…もっとのみたいです…ご主人様…」
「あっ…は、…れど…」

 どんどんと深みに嵌まっていく。
 抜け出せない、深みに。
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