28 / 52
本編
28 朝日と共に
しおりを挟む朝。日がほんの少し差し込む程の時間帯だった。
アルヴィンは微睡みながら股間から上がってくる快感に目を覚ました。
「ん…?は、…ぁ…なんだ…?」
寝ぼけ眼で辺りを見回し、一緒に眠ったはずのレドがいない事に気がついた。
下を見ると不自然に布団が膨らみ、アルヴィンのペニスにヌメヌメとした物が這い、熱い呼吸を感じた。つい腰を動かしてしまう。
その動きでアルヴィンが目覚めた事を察したレドは動きを大胆なものに変えた。
朝勃ちしていたアルヴィンをレドは勝手に咥え、刺激を与えていたのだった。
「あ…くっ…ん…レド…」
ゴソゴソと布団が揺れアルヴィンのペニスに快感が走る。寝起きの頭は理性よりも、とにかく射精したいという本能が勝ちレドの頭を布団の上から抑えて腰を振った。
「はぁ…はぁ…レド…レド……っ!」
何度も腰を揺らし、レドの口が強く吸引した。その刺激で絶頂を迎えたアルヴィンは、射精した。
「……っ…ぅ……!……はぁ…はぁ…」
爽やかな朝の空気に淫靡なアルヴィンの濡れた呼吸が広がった。
布団の膨らみが移動してレドが顔を出す。朝からたっぷりと吐き出したアルヴィンの精液をレドは目の前で喉を動かしゴクリと美味しそうに飲み込んだ。
口腔内や唇を舐め回して余韻を楽しんだレドはニコリと笑った。
「おはようございます。ご主人様。本日の体調はいかがでしょうか?」
「………悪くない」
「あは!良かったです」
悩んだ末にアルヴィンは素直にそう答えた。
美味な朝食を終えたレドは機嫌良く朝の支度を整えるのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる